猫又公司


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人災派遣TRPGリプレイ『幽かなる竜胆』 03

★3日目 (第2R)

一同:こんばんは~。
紗綾:風邪で死にそうです……。
秀史:大丈夫ですか?
GM:毎回誰かが風邪にやられてる感じですねえ。
カヤカ:ご無理はなさらず……。
GM:では再開と参りましょう。幻の蝶を求めて山に向かった君達は、そこでライバルとなるハロルド財団と、彼らに雇われたシグマのエージェントと遭遇。後を追って、まずは山頂、神社での調査を終えたのであった。
秀史:リンドウアゲハ自体が怪しいって話もありましたよねえ。
カヤカ:でもカメラには映ったんだよな?
柳沢:「人の眼には映らないものが、カメラに映るってことはよくあることさ。心霊写真とかね」
カヤカ:「でも、学者さん達も見間違えるくらいには蝶に見えたんだよなあ」
GM:というところで第2ラウンドの開始となります。まずは準備フェイズ、『高速移動』したい人はどうぞ。
一同:ういーす。


map02day.png


★第2R:準備フェイズ

 ライバルであるシグマのエージェントがすでに山に入っている事を受け、一同は今回もコストを払って『高速移動』を選択する。
 前のラウンドに道の駅で聞き込みを柳沢と秀史は、とどまっていた鈴木隊の車に同乗して『高速移動』。山頂エリアの調査はすでに完了しているため、山の南エリアに向かった。


柳沢:「よろしく頼むよ~。 この歳になると山登りはキツいんでね~」
秀史:「おっさん、もっと体鍛えなよ」
チシャ猫:「たまには歩いたほうが体にもいいんだにゃ?」
カヤカ:「完全インドア派がなんかいってるぞ」
GM:ここからは『荒れ地』となるので、途中から車を降りることになります。
柳沢:「やれやれどっこいしょ。あたた、腰が」

 紗綾は山頂から、当初の予定通り山田隊と一緒に南エリアに。こちらも車を乗り捨て、柳沢、秀史と合流する。

紗綾:南の奥にあるイノシシ沼が気になりますねえ。『封鎖』されていますが、入れるんでしょうか。
GM:たくさんPPを払えば移動自体は可能だ。
紗綾:なにか封鎖が解かれるトリガーがあるといいんですけど。

 カヤカもここで紗綾と別れ、当初の予定通り北エリアを目指す。
 すでに山頂エリアの調査を終えた真山教授隊が同行することとなった。

GM:こちらも荒れ地になりますので、移動後に降車ですね。
カヤカ:了解。グロムは登山道の入り口辺り、ちょっと奥まったところで隠しておきましょう。
GM:こうして、カヤカくんは取り残されてしまったのであった。
カヤカ:怖い!すっごい怖いけど!

GM:では皆さんが速やかに社務所を後にしたところで、「あれー、みなさんお茶のお代わりをもってきたんですけど」と、神主さんの声が響き渡るのであった。
カヤカ:それはもういいです!(笑)
GM:「便秘とか胃のもたれにも降下抜群なんですが~」
カヤカ:降下の字が違いますよねソレ!?(笑)

★第2R:フェイズ チシャ猫

チシャ猫:「にゃははは、ホント酷い味なんだにゃ? くわばらくわばら」
GM:ということで、引き続きトップバッターはチシャ猫さんだ。
チシャ猫:前回決めたとおり、『兄弟からドローンの情報を買い取ったのは誰だ?』をハッカーで調査!
紗綾:「がんばってくださいですぅ」
チシャ猫:PPを1消費し、『ダイブイン』を使用しダイスを底上げします。
柳沢:電脳特化頼りになり過ぎるなあ!
カヤカ:ハッカーには良く泣かされています(笑)。
 
 カヤカのプレイヤーはこの人災派遣RPGで何度もオンラインセッションを開催して頂いているベテランGMなのである。……大変お世話になっております。

チシャ猫:5D+12と言って判定……(ころころ)31。ダイス目が悪かったにゃあ。
カヤカ:まったく十分な気がしますが(笑)。でもたしかに、あと5あれば達成値2でクリアですねコレ。
チシャ猫:ここは振りたそう。
秀史:がんばれ~!
柳沢:LP7あるよこの人!
カヤカ:ルーキーの特権ですね……!
チシャ猫:(ころころ)+2。あふん、もう1点振り足し!(コロコロ)クリティカルして+7!
GM:この振り足しシステムほんとひどいよなあ(苦笑)。
カヤカ:二回目でクリティカルが出てるあたりお約束ですね(汗)。
柳沢:さて、判定成功。結果が気になるけど。
GM:ちなみに、チシャ猫さんはハッキングの時はノートPCを使う派でしょうか。あるいはデスクトップとかタブレットとか。
チシャ猫:タブレットです。PCは調達が足りなかった(笑)。
GM:……では、君がハッキングをしているとですね、画面に、なにやら、文字が。
チシャ猫:ん、ん~?

 いずこの街か、あるいはそもそも日本なのかも判然としないどこかの部屋。
 己のアジトで『チシャ猫』はタブレットに指先を走らせる。
 稀代のハッカーがその指を振るうたび、電脳世界に散らばった情報が紡ぎ上げられ、隠蔽のベールが剥がされてゆくのだ。
 だが、その指がぴたりと止まる。
 むき出しのコマンドプロンプトに踊る、予期せぬ文字列。

 >UNDER THE ROSE!
 >UNDER THE ROSE!UNDER THE ROSE!
 >UNDER THE ROSE!UNDER THE ROSE!UNDER THE ROSE!
 >UNDER THE ROSE!UNDER THE ROSE!UNDER THE ROSE!UNDER THE ROSE!UNDER THE ROSE!UNDER THE ROSE!UNDER THE ROSE!UNDER...

 ――未だチシャ猫の支配下にない情報群からの、警告文だ。

チシャ猫:「にゃにゃっ、生意気なんだにゃ」
柳沢:「おやおや。UNDER THE ROSE。『ナイショ』を意味する英語だねぇ」
秀史:やめてくれ、その文字は俺に効く(汗)。
柳沢:余談だけど、バースコミックス、船戸明里『UNDER THE ROSE』という漫画がオススメでね(笑)。
紗綾:それはメモしておきましょう(笑)。
GM:ハッカーとしての君はすぐに事態に気がつく。……君のハッキングに呼応して、何かのプログラムが起動。君のIPアドレス、つまりは身元を割り出そうと逆探知をしてきたのだ!
秀史:クラッキング対決!実際サイバーパンクめいている。
GM:では『ハッカー』判定、目標値20を二回行ってみよう。失敗するたびにSPとEP(露出値)に大ダメージを受けてしまう。
カヤカ:シグマかハロルドか。
秀史:連中に後方支援できるメンバーもいると言うことかな?
チシャ猫:20なら普通に判定します。1回目、(ころころ)21……危ない(苦笑)。2回目(ころころ)回って30。どちらも成功です。
秀史:ワザマエ!
カヤカ:流石猫だぜ!

 構築されたシステムに食らいついたワームが急速に膨張し、侵食を開始する。
 数秒と待たず構築した防壁は食い破られ、そのIPアドレスは悉く暴かれ、ヘマをやらかした愚かなクラッカーへの警告と嘲笑と共に、ネット上にぶちまけられるだろう。
 ――相手が『チシャ猫』でなければ。

 「ボクを逆探知とか超生意気なんだにゃー」

 タブレット上で指先を振るう。防壁は瞬時にしなやかな網へとその姿を変え、膨張するワームをはじき返すのではなく、絡め取る。
 増殖の勢いを殺してしまえばそれはただのいちプログラムにすぎない。『チシャ猫』は圧縮・捕獲された攻性プログラムの本体ファイルのアイコンをつまみあげると、冷笑と共に『ゴミ箱』にドロップした。

チシャ猫:「久しぶりにちょっと遊べるトラップだったにゃー」
柳沢:「やや、猫さん随分楽しそうじゃないか」
GM:探りを入れてきた者を迎撃するBOTプログラムだったようです。正直なところかなり危険なトラップだったのですが、チシャ猫さんは華麗に回避しデリートしました。
チシャ猫:「まーボクにかかればちょちょいのちょいなんだけどにゃー、にゃはっはー」判定成功したから調子に乗る乗る(笑)。
紗綾:「頼もしいですぅ」
カヤカ:「なんか猫が静かだと思ったら……」
秀史:「BOTにしてはかなり高性能だな。C.U.B.Eでも探りを入れてきたか?」
GM:そんなこんなで調査結果が出ましたよ、と。

★6 『兄弟からドローンの情報を買い取ったのは誰だ?』 結果
 兄弟からドローンの情報を手に入れた何者かは、香港からアクセスをしていたようだ。
 香港には金や犯罪も厭わぬ狂信的な蝶マニアがいて、いち早くリンドウアゲハの情報をかぎつけたらしい!

カヤカ:香港。……香港っ!?
チシャ猫:「にゃ、なーんかよくわかんないけど、香港からアクセスされてるみたいなんだにゃー」
紗綾:ほんこーん。
柳沢:「やれやれ、大人気だねえ。蝶一匹に物騒なことだよ」
カヤカ:「シグマとハロルド財団と、えーと……香港っつーと、中華系?」
チシャ猫:「そこまではよくわからないんだにゃ?」
秀史:「ここにきてまさかの第三勢力とはな。MNBでも海鋼馬でもなさそうなやり口だが」
GM:残念ながら、今、君が追えるのはここまでだ。香港のネットに潜って依頼主を突き止めることも不可能ではないだろうが、聞き込みなどアナログな手段が必要になり、一日以上かかってしまうと思われる。
チシャ猫:「結構変な匂いがしているから皆も気をつけるんだにゃ?横からズドンで漁夫の利とかやられるとムカつくんだにゃー」
紗綾:「本当に大人気のチョウチョさんですねぇ」
カヤカ:「あー、とにかく現地で蝶見つけるのが一番手っ取り早いみたいだな」
秀史:「道の駅で部隊に囲まれて強奪されなければ、だがな」
カヤカ:「一匹ってことはないんじゃねえかな。向こうがその気なら、最悪こっちから仕掛けて強奪って手もある」
柳沢:「さてさて。現時点ではそもそも人の手に負えるものかどうかも怪しいしね。香港の件は頭の片隅に置いといて、今はとにかく調査を続けようじゃないの」
チシャ猫:「真正面からの戦闘は心配してないんだにゃ。君ら荒事は優秀にゃんでしょ?」

★第2R:フェイズ カヤカ

GM:で、次、なのですが、皆様が良ければカヤカさんからでもよいでしょうか。
秀史:なにやら嫌な予感がしてきましたな。
柳沢:おやおや、面倒事かな~?
カヤカ:カヤカとしては大歓迎です。よっしゃ来い!
GM:ありがとうございます。カヤカ君と真山教授隊は山の北側に向かった。舗装道路が途絶え、君達は徒歩で獣道に入り込んでゆく。
カヤカ:山育ちとして一行を先導しながら、「ケッコーな山ですけど、教授さんは大丈夫ですか?」とか声をかけてみる。『サーヴァント』持ちとして!(笑)
GM:「いやあ、楽しいもんですよ」と教授。「やっぱり研究はフィールドワークに限りますね!」などと言いながらカクシャクとした様で山を登ってゆく。心なしか、街中に居るときよりも元気なくらいだ。
柳沢:トレッキングが日課っぽいしね、このセンセイ。
カヤカ:「タフですね。では、自分も負けません!」と一番最初は譲らない!(笑)
GM:「せ、先生~」「まってくださいよ~」などと学生達(笑)。

 一行は北エリアの奥深くに入り込んだ。他のエリアと比べ、北エリアはとくに水が豊富で、渓流や沢といった地形があちこちに見られる。

カヤカ:「……蝶の生息に、水場っていうのは必要な条件だったりするんですか?」
GM:「蝶にもよりますが、水辺を好む種は多いですね。リンドウアゲハが名前の通りアゲハチョウの一種であれば、水辺に寄りつく可能性は高いでしょう」
カヤカ:「それならこっちのエリアは期待できそうですね」
GM:「じゃあみなさん、ここらへんで予定通り調査を……」というところで。
カヤカ:……あれ?

 「ヒュー♪」
 下品な口笛を吹きならし、森の奥から体格の良い男達が姿を現す。
 知らぬ顔ではない。今朝ほど麓で見知った連中だ。
 挑発的な笑みを浮かべ、大げさな身振りで両手を広げてみせる。
 たとえ言葉がわからなかったとしても、幼児でも容易に理解できるであろう、「通せんぼ」のジェスチャーだった。

GM:「すまねえなあ坊や、ここは通行止めなんだ。カタギに手を出すつもりはねえが、しばらく通すなってのが『隊長』の命令でな」
柳沢:あらら、そっちに出てきちゃったか。
カヤカ:「……出やがったな、脳筋ヤローども」拳を手のひらに打ち付けて、威嚇。インカムを通じて皆に状況を中継します。
紗綾:『ちいぃ、戦はそっちじゃったか!』
GM:ということでイベント『シグマチームの妨害』が発生。彼らを排除するまではこのエリアで調査を行うことは出来ない。

★緊急判定:シグマチームの妨害
  北エリアにはシグマチームが立ちはだかっている。彼らを排除しない限り調査は出来ない。
  判定:『命中』でたたきのめす、もしくは「回避」で山の中に引きずり込む。

柳沢:「多勢に無勢だし、次の手番を待つかい?」
チシャ猫:「相手も蝶は見つけてない感じだけどにゃー」
GM:カヤカ君には、妨害している連中の向こうで、ハロルド財団のメンバーが調査を始めつつある光景が見える。
柳沢:(条件を確認)なるほど、ガチ戦闘じゃないのか。「ま、大した連中じゃなさそうだし、カヤカ君一人でも大丈夫でしょ」
秀史:出遅れてもつまらないし、判定で排除できるなら。
カヤカ:「みてーだな。……よし、ノそう」……『回避』で森の中に引きずり込む方が得意だけど、数が居るなら寝ててもらった方がよさそうだ。
GM:ちなみに、妨害メンバーは屈強な男達が十人程度。君らが出会った『隊長』や『大男』の姿はない。
カヤカ:「よっしゃ、全員アタマ揺らして悪夢みせたらぁ!名乗りもしてやんねーからなァ!?」『命中』判定で妨害を排除!
柳沢:あ、猫さんここは一応『アドヴァイス』で支援を、
カヤカ:4D+4(ころころ)…12!あっ、ひくいっ!?(笑)
チシャ猫:(間に合わなかった感)
カヤカ:ご、ごめんなさいーっ!?
柳沢:うーん、期待値が元々18だからねえ。
カヤカ:くっ、LPを使って振り直します!(ころころ)20!ぃよっし!
秀史:お見事!

「ハッハー!坊や、おれ達とやろうってのかい!?」
「CCCの連中なら加減は必要ねえなあ!!」
 屈強な大男達が散開し、一斉に間合いを詰めてくる。
 つかみかかってくるその太い左腕を――かわそうとして木の根に足を取られた。
 胸元を捕まれた。飛んでくる右の拳。
 莫迦、浮足立つな。
 ようやくにしてスイッチが入った。慣れない仕事に浮かれていたルーキーから、退魔の武闘家たるその本来の性能へと。
 動きは最小限。左の掌で飛んできた拳を捌き、右の拳で男のこめかみを軽く小突く。それで決着だった。物理的な衝撃ではない。
 カヤカの拳に込められた霊力が、男の精神を砕いたのだ。
 「ちいっ!やるじゃねえかこのガキ!」
 「慌てるな、包囲しているのはこちらだ!」
 囲まれても動じる必要はない。彼らの心はむき出しで、次にどう動くかが手に取るようにわかるのだから。
 心を読み、心を砕く武術。――それこそが『魂砕き』居垣佳夜迦の異能であった。
  
GM:君は大男達の攻撃をひらりひらりといなし、的確に急所を小突いて無力化していく。
カヤカ:テレパス武術ッ!っていうと凄い怪しいですね(笑)。
柳沢:本当に『先読み』したり後の先とったりしたりするわけだ。
GM:途中ちょっと危ないところもあったが、速やかに制圧は完了した。
カヤカ:「あーいむうぃなーッ!!」倒れ伏した男の上に立って拳を振り上げて!
一同:「…………」
チシャ猫:「……あんまり目立たないほうがいいと思うんだにゃ?」
カヤカ:「あ゛」
柳沢:「若いねえ」(にっこり)
カヤカ:「しまった、教授サン居たんだ……」
GM:「これがCCCさんですか……噂には聞いていましたが、いやはや……」
秀史:勝ち名乗りはギリギリアウトじゃないかなあ(笑)。
GM:「すげーな」「あれどうやってんだろう」「トリック?」「カンフーとか」ざわざわざわ。
カヤカ:「とりあえず、調査の妨害があっても大丈夫です!自分が何とかしますから!」(わたわた)
GM:「う、うん。そうだ、君たち。彼が頑張ってくれたんだ、調査をはじめよう!」「は、はーい!」
柳沢:ちなみに今の勝ち名乗り、EP溜まるの?(笑)
GM:ほしければ上げるけど。
カヤカ:いらないッス(笑)。

 シグマチームの妨害を速やかに排除したカヤカは、そのまま調査判定に挑戦する。

カヤカ:ではマニピュレータ(精密動作)で教授隊のお手伝いを。目標値24……び、微妙?
柳沢:うーん、平目じゃ無理だろうねえ(苦笑)。
チシャ猫:『アドヴァイス』ポポーイ。+1Dなんだにゃ。
カヤカ:さんきゅー猫!教授の支援も入れて、5D+6!(ころころ)23!かはっ。
秀史:ああ、ここにも妖怪イチタリナイが……。
カヤカ:EP3点をLP1点に換算して振り足し!(ころころ)当たり前ですが成功!……このEPはさっきの勝ち名乗りの分って事で(笑)。
チシャ猫:『アドヴァイス』のPP消費を『偽情報』で軽減。口座が一瞬減ってすぐ戻ったにゃー。
紗綾:それは偽情報というより改竄では(笑)
柳沢:便利なスキルだなあ(笑)。
チシャ猫:ごまかす数字には限度があるんだにゃー。
柳沢:いずれにしてもよくやってくれた。これで北エリアの調査は完了だね。
カヤカ:さて、見つかるか……?
GM:では君は『サーヴァント』の本領を発揮し、調査隊の手伝いとして山や沢を駆け巡った。……その結果。
カヤカ:霊山に潜らされたことも幾度か……おお?
GM:君は、沢の淵で、羽をみつけた。
紗綾:おお!
GM:すでに千切れた羽の一部。泥と水でぼろぼろになっているが、細工模様を思わせるその美しい模様は、確かに事前情報で聞いていたリンドウアゲハのものに間違いない!
柳沢&秀史:……ほほう。
カヤカ:ん、叫んだらシグマに見つかりそうなので、インカムで報告します。「こちらカヤカ。……えっと、なんか羽根、みつけたんだけど」
柳沢:千切れてるってのはねえ。
秀史:誰、もしくは何にやられたのだろう?
GM:「こ、これは!まさしくリンドウアゲハの!!」教授も興奮気味だ。
カヤカ:「ホンモノなんですね。でも、千切れてるのは……」
GM:すると調査を終えた学生達が次々とデータを持ってくる。「教授、これを」「ふーむ」「こちらにも「ふーむ、やはりか」
カヤカ:「やはり、って教授。何か予想が当たったん、でしょうか?」
GM:「うむ、詳しくはこちらのメモを見てくれたまえ」
一同:メタいメタい!(笑)

★1 調査隊と同行し北エリアの調査 結果
 朽ちた羽を見つけた!!!

 水辺でリンドウアゲハのものと思われる羽をみつけた。
 この山にリンドウアゲハが居たのは確からしい。
 どうやら水辺に惹かれて産卵のためにどこからかやってきたようだ。
 今でもいるのか?どこから来たのか?
 
 ここ最近の温暖化と例年の豪雨の影響で館神山の地下水位が増加。
 生態系にも大きな影響を与えているようだ……。

 湧水を見つけた:このエリアにいる全員がSPorHPを10回復

GM:「この蝶はおそらく、産卵場所を求めてここまで来たところで力尽き、森の虫たちに土に返されてしまったのだろう」
カヤカ:卵はあったんですか?
GM:残念ながらこのエリアで卵を見つけることは出来なかった。
カヤカ:「産卵、成程。それで水辺を好むのですねーーって、水位の増加?」
GM:「ここ最近の温暖化で、何年も雨量が多い年が続いてるんだ。おそらく山の地下水脈も水位が増しているのだろう」
チシャ猫:「統計を調べてみたけど、確かに雨量は上がってるみたいだにゃ」
カヤカ:「んんー?おじさーん。おじさーん、四百年前って、実際に災害起こったんだっけ?」
柳沢:「え? ちょっと待って、過去ログを読み返してみるよ」
紗綾:メタいメタい(笑)。
カヤカ:「この蝶が現れると災害が発生する、だから不吉な蝶と呼ばれるようになったとか!」
秀史:「つまり、この山は近いうちに氾濫を起こす可能性が高い?」
カヤカ:「猫!おっさん!裏付け取れる!?」
柳沢:ざっと読み返したけど、実際に災害が起きたかどうかの言及はなかったね。
GM:君の疑問に教授が答える。「いえ、氾濫の心配はとりあえずないと思います」
カヤカ:「って、……え?大丈夫なんです?」
GM:「館神山からは幾筋もの川が流れ、関東平野に流れ込んでいます。確かに雨量の増加はありますが、関東平野からしてみれば十分に吸収できる量かと」
カヤカ:「なる、ほど……?じゃあ、館神山の災害ではない、のですね」
柳沢:確かに、山の水位が上がったとしても、氾濫するのは下流域だしね。
カヤカ:四百年前に大きな災害が起きてたら言及されてもおかしくないですもんね。「ありがとうございます。……あちゃー、早とちりした~……」がっくし。
柳沢:「気を落としなさんな。、夢でも幻でもなく実体のある蝶だ、と解っただけでも大収穫だしね」
カヤカ:「とりあえず一歩前進!以上!」とインカムの通信を乱暴に切ります(笑)。……うわ~やらかした~(ごろんごろん)。
GM:ということで、カヤカ君のチームは蝶の羽の欠片を手に入れた。学術的には大きな一歩だが、成体を確保するというミッションはまだ完了していない。
柳沢:「どうにも、北に現れた蝶は迷い込んだ奴って感じがするね。生息地がもっと別なところにあるはずだ」
秀史:「となると、我々の居る南側の方が目はあると考えるべきか」
カヤカ:うーん、北側は空振り情報だったのかなあ。
GM:(さてどうだろう)
チシャ猫:「チシャも興味出てきたんだにゃ?幻の蝶、見てみたいにゃね」


★第2R:フェイズ 柳沢


GM:さて、南エリアの調査に向かった三人の方は、鈴木隊、山田隊とともに南エリアにやってきた。なかなかの大所帯だね。
柳沢:ほいほい。紗綾君たちとも無事合流したよ。
紗綾:「こっちにいっぱいいると良いですねぇ」
GM:そんな君たちは、南エリアに入ったあたりで二十人ほどの一団と遭遇する。
柳沢:うへえ、いっぱいいる(笑)。
カヤカ:「シグマの連中がまだ居るのか?」
チシャ猫:「質はともかく、動員数がすごいんだにゃ?」
秀史:「片っ端から捜索をかけてるってことか?金かけてるな」
柳沢:「……やれやれ、まったく観光客が多いねえ、この山は!」
GM:まさに、その通りです。「あらあら、学生さん達がたくさん。学校の授業かしら?」と声をかけてきたのは、山登りの格好をしたおばあさんだ。
柳沢:あっれー?本当に観光客だったのか(笑)。
紗綾:不審者は我々のほう、というオチでしたか(笑)。

 二十人ほどの団体の招待は、館神山にハイキングにやってきた隣県の老人会の一団だった。とめどない世間話をしながらのんびりと山頂を目指すご老人がたに道を譲りつつ、挨拶をかわす一同。

柳沢:やましい調査ではないし、ここは「学生のフィールドワークの引率ですよー」と回答しておこう。
GM:「そうかいそうかい、大学のお勉強かい、えらいねえ」
チシャ猫:「やましい能力で調査してるだけなんだにゃ」(笑)
GM:こちらの一行は服を着せた子犬を抱えていたり、記念撮影を撮りまくっていたり、休憩して座り込んでお茶を飲んでいたりとのんびりしたものだ。
カヤカ:こっちのエリアはほのぼのだなあ。
柳沢:世間話を交わしつつ、変な情報が紛れてないか耳をそばだてる。
GM:「おーそこのぼっちゃんと嬢ちゃん、みかん食べるかい?」
紗綾:「わーい、いただきますぅ」
秀史:「ありがたく頂戴します」
紗綾:「何か面白い写真撮れましたかぁ?」
GM:「おお見るかい見るかい」とやたら気合の入った一眼レフのデジカメを見せてくれる(笑)。
柳沢:それはチェックしておきたい。蝶の影とか、屈強な外国人の姿とか。
GM:じーちゃんばーちゃんの自撮りやら集合写真やらが映っている。……君は素早く目を走らせるが、怪しいものは特に見当たらなかった。
柳沢:収穫なしか。「いやあ、矍鑠(かくしゃく)としたものですなあ。私もみなさんみたいに元気に歳をとりたいもんです」適当に持ち上げておく(笑)。
GM:「アンタもなあ、もう少し勤めればアガリだから、もうちょっとがんばんなさいよ!」
柳沢:「なかなか引退させてくれないんですよねぇ」
GM:「あと嫁にはやさしくしてやんなよ!あそこのじいさんなあ、会社定年になったその日にかみさんが家を出て行ってなあ」
秀史:「大人の会話だな。定年後に嫁さんが出ていくのは勘弁だが」(笑)
柳沢:「むしろおじさん、定年前に出ていかれちゃったんだけどねえ」(笑)
カヤカ:「ちまちま世知辛さが滲みますね……」
秀史:「超能力者や魔法使いでも、離婚の危機からは逃れられないのだなあ」
紗綾:『大名だろうが華族だろうが、離婚するときはするものよ』
柳沢:「……うん、まあ、なんだ。辛い話はやめよう?」
一同:うむ。
GM:などと君らが会話しているうちに、ご老人達は再び歩き始める。
「さ、みなさん、そろそろ行きますよ」「は~い」
秀史:「オタッシャデー」
柳沢:「猫さん。一応、荒事になったときに彼らを巻き込まないよう、GPSかなんかで彼らの位置情報をトレースしておいてもらえるかい?」
チシャ猫:「にゃにゃーん、めんどーだけど仕方がないんだにゃ?」
秀史:「彼らは携帯やスマホ持っていないのでは?」
チシャ猫:「にっしっし、心配しなくても年寄りは首輪付きにゃよ~」
柳沢:「さすがは猫さんだね」
チシャ猫:「お年寄りの携帯は迷子防止のGPS標準装備にゃ」
カヤカ:「ああ、徘徊防止とかか……」

 老人会の一行を見送った一同は、南エリアの調査を開始する。

GM:山田女史が「では、調査を始めましょうか」と言えば、「ういーす。みんなスタンバイ」と鈴木君。ということで、調査の判定どうぞ。
柳沢:敵もいないし、ここは私が最初に判定をしよう。『スカラー』判定、PPも3点使って4D+6(ころころ)……回って21。
紗綾:これは一発クリアですね。
カヤカ:「おお、おじさん流石!」
柳沢:「やれやれ、事前に真山先生の本を読んどいて良かったよ」
GM:それでは、判定の結果なのですが。
柳沢:ふむふむ。
GM:君は採集されたデータを分析したが、――残念ながら、このエリアではリンドウアゲハのものと思われる痕跡は見つからなかった。
柳沢:「ということで、見つからなかった事がわかったよ」(笑)
カヤカ:「……あれ?そっちが本命だとばかり思ってたけどなあ」
秀史:「となると、イノシシ沼か?」
紗綾:北エリアから沼まで隠し水路があったりして(笑)。

 各エリアの調査を終えたが、決定的な手がかりがなく困惑する一同。しかし……。
 
GM:「いやーっ!!豆ちゃんがーっ!!!誰か!誰かー!!」
紗綾:「豆ちゃん?」
GM:声の方角は、君たちが元来た道の方だ。
柳沢:「あちゃあ、おじいちゃん達に何かあったかな?」
カヤカ:豆ちゃん。連れていた犬のことかな?
チシャ猫:「位置情報送るにゃ!」
紗綾:「はわわ、助けないと!」
柳沢:ところが私の手番はここで終了なんだね。
秀史:「はいはい、俺の出番だな」


★第2R:フェイズ 秀史


 悲鳴を聞きつけ山道を引き返した一同。
 そこには戸惑ったように立ちすくむ老人会の面々と、その中心で、豆柴を抱いて泣き叫ぶ血相を変えた老婦人がいた。

GM:子犬は口から泡を吹いて痙攣しており、かなりよろしくない状況とわかる。
秀史:「荒事かと思って来てみたが……獣医は専門外だぞ」
GM:「きゅ、急に豆ちゃんが泡を吹いて倒れたの!」
紗綾:「何か良くないモノを拾い食いしちゃったのでしょうか?」
カヤカ:「ええ?害獣駆除に毒餌なんて使わないよな?農薬?」
柳沢:「山の中では考えにくいねえ。キノコでも口にしたかな?」
紗綾:GM、ミスティックで判定できません?確か心霊治療の要素も含んでいたはずですが。
GM:それではここで判定を。みなさんチェックよろしく。

★調査項目ex:犬を救え!
  急に泡を吹いて倒れた犬を助け出せ。
  成功条件:ドクターで判定、もしくは「道の駅エリア」にある動物病院に犬を連れて行く。

カヤカ:ダメっぽい!科学的なアレっぽいですね!(笑)
柳沢:『ドクター』持ちが誰もいない(笑)!
チシャ猫:お客様の中にドクターの方いらっしゃいますか~?
秀史:そんな技能は取ってません(笑)。
紗綾:『犬は専門外じゃい』
GM:『ドクター』のスキルが取り損にならんよう作ってみました。
カヤカ:『ドクター』は中々伸びないんですよねぇ(苦笑)。
柳沢:3手番もあれば、なんとかクリア出来るかな。
秀史:いくら何でも3手番消費はまずい。ここは『道の駅エリアへの搬送』を行います。俺なら単独行動がデメリットにならないし。
柳沢:言われてみれば。ではここはシタナガ君にお任せしよう。
秀史:――それに、『道の駅エリア』からなら沼以外の全エリアに攻撃が届く。
カヤカ:大陸間弾道スリケン!
チシャ猫:カッコイイ!
GM:「お、お願いします、どうか……!」涙ながらの老婦人
秀史:「お任せを」犬を小脇に抱え、獣道を下ります。手番を消費しての『標準移動』扱いで良いですか?
GM:はいな。5PPでOKですよ。
柳沢:「苦労かけるねえ。よろしくー」
GM:坂道を駆け下りつつどんどんと加速。――危険なスピードに達しながらも、迷いなく木々の隙間を縫って走り抜けるその様は、まさしくニンジャのそれだ。
秀史:「緊急事態だ。チェシャ猫、CCCから車を回せ!」
チシャ猫:「猫遣いが荒いんだにゃ。近くのタクシーの方が早そうなんで回しといたんだにゃ」
柳沢:出来る猫さんだなあ。
秀史:「助かる!ついでに近くの動物病院に連絡も」
チシャ猫:「動物病院にゃねーOKにゃよー、住所そっちに送るにゃー」
GM:君が山道をつっきって国道に出ると、狙い澄ましたようにタクシーがやってくる。「あのー、なんか、ここでお客さんを拾うようにって、無線で指示があったんだけんども」
秀史:「急いでこの住所の動物クリニックに向かってくれ!」
カヤカ:優秀……っ!
チシャ猫:「しかし、他人様のお犬様のために頑張り過ぎじゃないかにゃー?」

 連携による電撃的な搬送で、秀史は『道の駅』エリアに移動。
 豆柴を動物病院に届けることに成功した。
 迎えに出てきた獣医は、豆柴の様子を見るなり手慣れた様子で処置を始める。

GM:「あーこりゃ何かよくないもの口にしちゃいましたねー」と薬剤を薄めた液を含ませる。しばらくすると、豆ちゃんはげぽっとお腹の中のものを吐き出した。
カヤカ:「よくないもの?」
GM:吐いたものを見ると……そこには、羽っぽいものが。
柳沢:「おっと、意外なところから手がかりが」
秀史:「蝶を食ったのか……。悪食にもほどがあるぞ豆ちゃん」
GM:ではそこで、インカムで情報を共有していた教授が説明する。「たまに、子犬や猫が蝶を食べてしまってこうなることがあるのです」
カヤカ:「ふむふむ」
GM:「蝶類の中には、幼虫の頃に毒草を食べて育つことで、成虫になっても体内に毒を持つものがいるんです。そうして毒をもった自分が食べられることで、敵に自分たちを食べないよう警告し、群れ全体を守るんですね」
秀史:「種族としての防衛策というやつか」
チシャ猫:「なるほどにゃんだにゃー」
GM:「こういう蝶は、たいていその毒草を好んで卵を産み付けるのです」
カヤカ:「毒草。……毒草かあ。段々生態もわかってきたなー」
柳沢:「水辺で産卵をし、毒草に卵を産み付ける。生息場所はだいたい絞れてきたんじゃないかな?」
GM:治療が一段落したところで、君の元に電話がかかってくる。「豆ちゃんは、豆ちゃんは大丈夫ですか!?」
秀史:「大丈夫ですよ。病院の住所をお伝えします」
GM:「ああ、ありがとうございました、本当にありがとうございました……!」心からのお礼の言葉に、ちょっと君のテンションはあがってLPが+1となる。
カヤカ:いいことをすると気分いいですしね。

★2 調査隊と共に南エリアを調査:結果

南エリアでは蝶は見つからなかったが、
たまたま助けた犬の胃の中から蝶の羽の欠片が発見された。
これはリンドウアゲハの羽だ!
どうやらリンドウアゲハが存在するのは間違いないらしい。
リンドウアゲハは毒を持っており、口にした犬が中毒を起こしたようだ。

飼い主から涙ながらの感謝。ちょっといい気分 LP+1


柳沢:LP追加いいなあ(笑)。
GM:てか、カヤカ君もSPとHP回復あったんですけどね(笑)。
カヤカ:消費してないから(苦笑)。
柳沢:シタナガ君は設定こそ突拍子も無かったが、実は我々の中で一番良識ある人かも知らん(笑)。
紗綾:みんなだんだんキャラが固まってきましたね。
カヤカ:あいむうぃなーしてしまったから良識を語れないっ!(笑)
柳沢:せやねえ(笑)。
チシャ猫:紗綾さんは良識ありそうなんだけど。
秀史:刀が……。
柳沢:刀がねえ……。
カヤカ:じーさんがな……。
紗綾:『このりょーしき人たるワシを捕まえて何という言いぐさじゃ』「大おじいちゃんは、良識ないと思いますですぅ」
チシャ猫:「ボクのほうがまだ良識があるんだにゃ?」
秀史:(笑)常識人が誰かは置いておいて、「先生、その羽と吐いたものはもらってもよろしいか?」
GM:「え?まあ、ばっちくなければ……。この症状だと、アルカロイド系だと思われます。人間の体内に入っても下痢や嘔吐をしますから、取り扱いには気をつけてくださいね」
秀史:「実家で爺さんに教わったな。野草やキノコは場所によって微妙に成分が変わるから、毒があるかないか判別するのはプロでも難しいと」
GM:「ま、逆に言えば、うまくすれば便秘解消とか胃もたれの薬になったりもするんですけどね」
秀史:……。
紗綾:……。
柳沢:……。
カヤカ:「……ちょっと待って、その薬効、聞いた覚えがあるぞ」(笑)
チシャ猫:「毒草茶だったんだにゃー」(笑)
柳沢:嫌だなあ、またあのダメ神主のとこいくのかあ。面識ないけど(笑)。
カヤカ:絶対悪ノリだと思っててすいませんっした!
チシャ猫:まさかの伏線でしたね(笑)。
GM:いやーヒントがわざとらしくならないよう、神主のキャラをわざとらしくしたのですが、悪ノリと取って頂けてよかったっす(笑)。
紗綾:いつもの悪ノリモブキャラとばかり思ってた(笑)。
カヤカ:「ええっと、状況よくわかんねぇけど、またあのマッズいお茶………だったか漢方だったか飲みに行くのか?」
秀史:「いや、神主さんにお茶の材料のある場所を聞く」
カヤカ:「そっか、その薬草っての探せばいいんだな?おっけ、わかった!」
GM:「神主さんとなら電話がつながりますよ」と教授。会話だけなら手番を消費せずに可能です。
秀史:俺の番はここまでですね。あとは神主と面識がある紗綾さんにお任せします。


★第2R:フェイズ 紗綾


柳沢:プレイヤーの風邪は大丈夫そうですか?
紗綾:中の人は意識飛びそうですが、がんばりますDeath。
チシャ猫:ご無理はなさらずー。
紗綾:お気遣いありがとうです。では携帯をお借りして神主さんに電話を。「先ほど頂いたお茶の原料ってどこで取ってこられたんですか?おいしかったんで是非お父さんにも飲ませてあげたいんですぅ」『それは止めた方が良いと思うぞい』
秀史:お父さんがかわいそう(笑)。
チシャ猫:「美味しかったんでとは大きな嘘が出たんだにゃ?」
紗綾:「え?おいしかったですよ?」
チシャ猫:「にゃ。……まぁボクは飲んでないからにゃんも言えないんだにゃ?」
柳沢:「おじさんも同じ」(笑)。
紗綾:『うちの子孫は代々毒には強い体質じゃからのー。戦場では生死を分けるもんじゃ』
GM:「えっ!!いやーそれはうれしい。うちの神社もこれで特産品として売り出せるってもんですよ!!やっぱり時代は健康だなあ。通販でもとりあえず体重が落ちる(※個人の感想です)とか肌がきれいになります(※個人の感想です)とかつけておけば倍の値段設定しても売れるからなあ!
チシャ猫:「なかなか俗い神主様なんだにゃ」
GM:「よし次は製剤してサプリとして売りだそう。霊験あらたか館神丸とか名付けて。うんさっそくページを作ろう」
チシャ猫:「ページはご依頼頂いたら悪い方に破格の値段で請け負うのにゃー、いいページつくるにゃよー」
GM:「それはありがたいですね、ぜひあとで相談を……」
チシャ猫:「悪い方に破格なんだけどにゃー」
柳沢:都合の良いところしか聞いてないタイプの人じゃないかなあ。
紗綾:「で、どんな草なんですか?」
GM:「あれはツリガネスズクサと言いまして。もともとイノシシ沼に自生する野草なんです。うちの神社の文献によると、毒を持っていますが少量だと薬になるとのことで、昔はそれを採ってきて丸薬にしてたんだそうです。これを使わない手はないと、うちの神社の特産品にすべく去年頑張って山奥まで行って採ってきました!いやあ大変でした」
柳沢:やっぱりイノシシ沼か。
カヤカ:エリア的に一番怪しかったですけど、直球でしたね。
紗綾:「ここからイノシシ沼に行く道はあるんですか?」
GM:「あ、うん。山の南からさらに南に行くと行けるよ。木が茂っていて、沼までたどり着くのはめちゃくちゃ大変だけど」……つまるところ『侵入移動』してねってことです。
カヤカ:PPガー!!
柳沢:払いたくないでござる……ッ!移動でPP払いたくないでござる……ッ!
チシャ猫:おじさん、余裕がないにゃよ!
紗綾:もう少し情報が欲しい感じはしますね。具体的にはPPを消費せずにすむ隠し通路など!
GM:「うーん、僕もケガだらけになってようやくたどりついたからなあー」
カヤカ:北側にはもう何もなさそうだし、移動してそっちに合流するとして………うう、遠い。
紗綾:洞窟で北エリアと沼が繋がっていたりして。
秀史:残りのシグマが南エリアに来られないよう足止めするって選択もあるな。
カヤカ:隊長と大男の行方も不明なんですよねえ。
チシャ猫:情報を流してシグマに侵入させて、蝶を捕まえさせて横取りするとか……。

 己のPPや戦闘力、マップを確認しながら相談するプレイヤー達。ここらへんがエリア移動の要素のある人災派遣RPGの特徴であるが、GMは基本プレイヤーの結論待ちなのでちょっとさみしかったりする。

紗綾:整理すると、結局、やれることはイノシシ沼に直行することだけ?
秀史:今ある情報からすると、それくらいですね。
柳沢:あとは、この手番のうちに行くか、一回パスしてみんなで一緒に行くか。
紗綾:悩んでいても埒があかないのでとりあえず先陣を切ってしまいましょう。ええっと、消費PPは……。
GM:ああ、PPのカウントはしなくていい。君が「イノシシ沼への移動を宣言する」ことでイベントが発生する。
柳沢:おやあ?
GM:君がイノシシ沼に向かうべく、館神山の南を進んでいると――同じくイノシシ沼に向かおうとしている人影とばったり出くわす。
紗綾:お相手はどなた?
GM:「HEY、誰かと思えばお嬢ちゃん……そういえば、さっき麓で会ったな?」身長2メートルくらいある大男だ。
カヤカ:ああ、見たことがあるな。
紗綾:『隊長』ではないのですね。
GM:うむ。『隊長』に頭を下げてた、態度が悪かった方だ。
紗綾:「こんにちはですぅ。こんなところで何しているんですか?」
柳沢:ブレないなあ(笑)。
GM:「そうさなあ、ちょっとした土木工事ってとこかな」
紗綾:周囲を見てみよう。何か分かります?
GM:どうやら、彼の周囲と、今まで通ってきたルートの木々がことごとく切り倒されているようだね。
カヤカ:……と、通りやすくなったな!(笑)
チシャ猫:「アホだにゃ、アホのしごとだにゃ!」
紗綾:イノシシ沼への高速道路を鋭意工事中って感じですか。
GM:本来道を邪魔している枝葉や幹がばさばさ切られて、通行可能となりつつある。
紗綾:「いいんですか?もしチョウチョさんがいたら逃げちゃいますよ?」
GM:「さあ?俺の知ったことじゃあないね。俺が言われたのは、この先にある沼までの道を切り開けってことだけさ」
柳沢:「ったく、アメリカさんのやることはいつもコレだよ」
秀史:自然は大事にしろよ(笑)。
紗綾:完全下請け分業制、上の考えには口を挟まない(苦笑)。
カヤカ:「捕まえるのは仕事じゃない、のか?」
GM:「そりゃあ、財団の連中が俺が作った通路を通っていってやるだろう。んで、たった今俺がもらったコマンドは……」……男の腕が突如、ぎゅいーんと鳴り出し、ジャケットを突き破ってチェーンソーが飛び出す!
柳沢:サーヤ は バラバラになった!
秀史:わあいサイボーグだ!
カヤカ:『機械化』かあ!
GM:「お前らを通すなってことさ!」ちゅいーん!ちゅいーん!(笑)
柳沢:ですよねー。
GM:「HAHAHAHAHAHAHA!俺はシグマの『伐採屋』(ランバージャック)!お前らもエゾマツの幹みたいにぶった斬ってやるぜぇーっ!」
紗綾:『ひゃひゃひゃ!貴様こそワシの錆にしてくれるわ!戦じゃ戦じゃ!』「いやー、大おじいちゃん興奮しないでっ~!」
カヤカ:エリアの正反対でお祭りはじまっちゃったーっ!?
GM:この手番では遭遇戦のため、互いに一回ずつ攻防する形になります。本格的な戦闘は次のラウンドからですね。

秀史:「……ちょっと待て、シグマチームはいつ沼に蝶がいると気づいたんだ?」
カヤカ:「確かに。こちらが神社の文献とかも漁って、ようやく見つかったばかりなのになあ」
柳沢:「全うに考えれば人海戦術で調べあげた、ということになるが」
紗綾:「エリアごとに、手当たり次第ひとを派遣しているとかです?」
秀史:「その場合、この大男の単独行動とうのが不自然に感じる」
柳沢:「……我々の調査を盗み見してた可能性もある?」
チシャ猫:「じょ、情報は渡してないにゃ!まだ渡してないにゃ!」
カヤカ:「信じといてやるから後でメシ奢りな猫」
チシャ猫:「上等なカリカリを用意しといてやるにゃ」
カヤカ:「猫じゃねえよ俺は!」
秀史:「そもそも沼に蝶がいると確信がなければ大男を派遣しない。かといって確信しているならここで全部隊を送り込むはず」
チシャ猫:「確かに、カン任せで森を伐採するのはリスクが高すぎるんだにゃ」
秀史:「つまり沼にいるという情報をつかんだのは俺たちとほぼ同時。そのうえで、念のため遊撃として置いておいた大男を先行させた?」
GM:さて、シグマチームはどうやって君らの調査に追いついたんでしょう?そして蝶は本当に沼にいるのか?というあたりで時間も来ましたのでここで一度お開きです。次回はまるまる戦闘のクライマックスです!
一同:お疲れさまでした~!
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|コメント(-) |トラックバック(-) | 2017年01月22日 (日)17時34分

人災派遣TRPGリプレイ『幽かなる竜胆』 02

★2日目 (第1R)

GM:こんばんは~。
一同:こんばんは~。
GM:今年の風邪はめっちゃきついですね……。インフルかと思いました。
秀史:大丈夫なんですかそれ?
GM:金土日をもってかれました。
秀史:Oh……。
GM:何はともあれ復帰いたしましたので、早速再開と参りましょうか。
柳沢:とりあえず、車を手放してその分装備を色々変更しました。
紗綾:ロケット装備して、ちょっと家族持ちぽくなりましたね(笑)。
柳沢:『梟雄』設定のガツガツした娘なので生暖かく見守っていきます(苦笑)。
GM:ルールブックにも明記されていますが、『敵に通信妨害されている』などの条件が明確に設定されてない限り、皆さんリアルタイムで情報は共有されてますので、他の人の活躍してるシーンにもどんどんつっこんでください。
チシャ猫:猫が繋いでおきましょうかね。
柳沢:無駄なLINEとか送ってあげましょう。
カヤカ:スタンプ連打してくるやつだ(笑)。
紗綾:いかにも若い子に合わせてスタンプ選びました的なヤツ。
カヤカ:田舎育ちなのでそう言うのに疎くて硬い文章を返します(笑)。
チシャ猫:「皆コレを耳につけておいてくにゃー。コレがあればリアルタイムで複数人同時通話が可能なんだにゃー」と、誰かが喋るたびにブーンブーンと振動する猫耳を。
カヤカ:「普通のインカム用意できなかったのか!?」
チシャ猫:「ではこの普通の、耳から入れると細い針が出て脳内のシナプスに電気信号で干渉し、思考だけで通話ができる普通のインカムをどうぞなんだにゃー」
秀史:アバッアバババーッ!
柳沢:おじさん、歳が歳だから地味なヤツにしとくよ(にっこり)。
カヤカ:猫耳おじさんも中の人的にはそれはそれで、ですが(笑)。
GM:まあ「現代科学でリアルに再現可能な超高級量産機」あたりがCCCのロマン装備なので、『耳の後ろに引っかける、ほとんど前からは目立たない骨伝導ブルートゥースインカム』あたりが支給される感じです。
カヤカ:うおお、逆に「手が届きそう」なあたりがいい……!
GM:さて、幻の蝶を見つけるために山へ向かうことになった皆さんですが、ここからはラウンド制となりますので、まずはイニシアティブを振ってくださいまし。
一同:了解~。

 『人災派遣RPG』では、移動や調査やNPCとの交渉も戦闘と同じ『ラウンド』制で、一人ずつ順番に行動していく。これにより、「他のPCが戦闘で時間を稼いでいる間にハッカーがパスワードを解除する」、「遠くのエリアで発生した戦闘に参加するため手番を消費して急行する」、といった事態が起こりうるのだ。

柳沢:(ころころ)11、低い!
秀史:(ころころ) クリティカル、13。
カヤカ:(ころころ)7。出目が低いっ!?
チシャ猫:(ころころ)回りました、18。
紗綾:(ころころ)13。結構早いほうですかね。
GM:では、当面はチシャ猫さん、秀史さん、紗綾さん、カヤカさん、おじさんの順番で行動をしていきます。
紗綾:これはずっと固定なんでしょうか?
GM:いえ、戦闘が開始したときはラウンドごとに振り直して手番を決め直します。本当は調査パートでも毎ラウンド決め直すのですが、煩雑なのでオンセではしばらくの順番で。
カヤカ:了解です。

★第1R:準備フェイズ

map01day.png



GM:ではまず、メインフェイズ前の準備ターン。皆さん何かやりたいことありますか?
柳沢:あ、GM、準備フェイズのうちに『高速移動』で道の駅まで調査隊と一緒に移動できないかな。
カヤカ:ちょ、調査隊に『高速移動』のコストを払わせるっ!?
チシャ猫:「考え方があくどいんだにゃ」
柳沢:「到着までのPPは向こう持ちと言ってたしね」
秀史:「なんたる阿漕な」(笑)
チシャ猫:「そこは年の功っていい直してあげるんだにゃー」

 『移動』は、本来自分の手番(メインフェイズ)を消費しなければならないが、『高速移動』を選択すれば準備フェイズのうちに移動し、自分のメインフェイズ手番に調査や戦闘をすぐに行うことが出来る。非常に便利だが、通常の移動より多くのコスト(PP)を消費しなければならない。

GM:「……了解しました。予算は正直厳しいところですが、ハロルド財団が先行して動いているのであれば、なんとか都合をつけます」
カヤカ:くっ、学者は貧乏じゃないのかッ!(笑)一人だけマイ原チャリだから自腹なんですよね!
秀史:「ありがたく載せて頂く」
紗綾:「お世話になりまーす」
カヤカ:うーん。ここは一緒に『高速移動』します!2PP消費。まさか道の駅でシグマとばったりなんてことはあるまいし、うん。
GM:(ですねー)では、シグマが動くとの情報を得た君たちは警戒し、早朝まだ日も昇りきらぬうち、高速道路を飛ばして現地に向かったのでありました。

★第1R:フェイズ チシャ猫

GM:では、イニシアで一番高いチシャ猫さん、アクションをどうぞ。
チシャ猫:調査項目の『投稿者の素性を調べる』でいいのかな?
柳沢:ハッカーが推奨職能だからお任せします。
カヤカ:GM、調査職能によって内容が変わるようですがコレ、何かゲーム的に違いがあったり?
GM:いいえ、ロールプレイする際の目安です(笑)。
カヤカ:了解です!『騙して悪いが』されるのかとっ(疑心暗鬼)。
GM:僕は依頼人のフリをしてPCを嵌めるような外道なミッションはやったことないです!!!!
柳沢&カヤカ&秀史:え?
紗綾:は?
GM:(前科持ちはつらいところである)おほん、それではチシャ猫さん判定お願いします。
チシャ猫:では特に技能は使わず。ハッカー判定、『投稿者の素性をつきとめる』。基本の4D+12!(ころり)2個クリティカルで37。
カヤカ:うひゃー!
秀史:6がいっぱいだぁ。
カヤカ:目標値が8ですから、達成値にして4個分?スゲェ!
紗綾:特化型の本領発揮ですね!
柳沢:「おー、仕事の早い猫さんだね~」
チシャ猫:「まぁ専門分野で遅れを取るわけにゃーいかないのにゃ」
GM:君の手にかかれば、YouPipeに作られた一般アカウントの特定など朝飯前。たやすく投稿者の素性を割り出すことに成功する。
チシャ猫:「フヒヒ、朝飯前なんだにゃー。さーてどんな子かにゃ?可愛い男の子か女の子がいいんだにゃー」

★調査項目4『投稿者の素性を調べる』 結果
 
 投稿者は地元に住む中学生の兄弟だ。
 「道の駅たてがみ」近くに住んでいることがわかった。

GM:投稿者はごく普通の中学生の兄弟だね。館神山のふもと、ちょうど「道の駅たてがみ」の近所に住んでおり、土日に兄弟で動画を撮影して遊んでいるらしい。
チシャ猫:「中学生!(くわっ)第一段階はよし」
カヤカ:「なんの第一段階だよ」
チシャ猫:「それを聞くのはヤボってものよ?ボウヤ」
カヤカ:「ヘイヘイ。って、中学生でドローンなんて持ってんのかよ」
GM:どうもお父さんがハイテクおもちゃマニアで、それに影響されて動画撮影をはじめたらしい。父親の機材を借りて撮影しつつ、自分で色々パワーアップさせているらしい。動画リストを見ると、「お小遣いでカメラを買いました」「レンズをもっといいのに変えたいです」なんて投稿者コメントがついている。
柳沢:「ドローンとかすごく高そうなイメージだけどねえ」
チシャ猫:「安い簡易型なら9千円ぐらいなんだにゃ。普通にいいの買おうと思ったら10万円コースだけどにゃー」
秀史:「9千円ならお手頃だな。動く的として買ってみるか」
柳沢:「的にするにはちょっと高い気がするね」
カヤカ:「中学生じゃ9千円でもたけーよ。小遣い月に3千円だったぜ俺……」
紗綾:「私はお小遣いありません……」
カヤカ:刀真さんにこう、無言で気遣うような視線を送っておきます(笑)。
紗綾:「うう、びんぼーがわるいんですぅ」(刀をぶんぶん)
柳沢:「(ばきっ)はははー、痛いじゃないかさーやくん」
秀史:「ちょっ、車内で刀振り回すんじゃない!」
柳沢:「シタナガ君は屋上で狙撃の修行していた割には意外と常識人なんだねえ?」
カヤカ:心の底からいま自分の脚で良かったって思ってる!(笑)
チシャ猫:「……その煩い刀売っぱらったらどうかにゃ?」
GM:そんなわけで、調査項目『投稿者から手がかりを聞き出せ』が追加になりましたとさ。ちなみに、気になる点があればGMに質問も可能。
チシャ猫:「投稿者はそのへんに住んでるみたいなんだにゃ?」と皆に報告。
カヤカ:(調査項目を確認)成程。直に顔を合わせて話すとプラス補正が入るんだ。
柳沢:ふむ、しかし思ったより達成値が高いね?
チシャ猫:「行ってみるのもいいかもにゃあ」……あ、そうだ、可能なら近所の防犯カメラとかをクラックして中学生兄弟の写真を入手しておきたいです。趣味のため。
カヤカ:趣味。
秀史:趣味か。
柳沢:趣味とな。
紗綾:趣味ですか。
GM:では入手できる。コ○コ○コミックに出てきそうな中学生兄弟だ。肘とか膝に傷があって、山で虫取り、川で魚釣り、庭でベイ○レードって感じ。
チシャ猫:「……!」
カヤカ:よっし、話が合いそうだ!
柳沢:兄貴が理論派で弟は行動派に違いない(笑)。
カヤカ:眉毛が太いんですね(笑)。
チシャ猫:「交渉の時は猫のぬいぐるみ持って画像を送ってくれるのが条件だにゃ!?頼んだんだにゃ!」
柳沢:これ若い子置いてけぼりなんじゃないかねえ(苦笑)。
カヤカ:いやいや、最近の新しいベイブ○ードめっちゃ楽しいんですよ!
紗綾:兄はすっくと大地に立って~弟マシンで宙に舞う~。
柳沢:ますます古くなったじゃないか!(笑)

★第1R:遭遇

GM:さて、他の四人は調査隊とともに『高速移動』を行い、朝も早くに『道の駅たてがみ』に到着した。駐車場でいったん休憩するが、まだ店もあまり開いていない。
カヤカ:くっ、自腹で走ってきました。グロムで高速に乗って!
GM:いや、125ccではギリギリだめです(笑)。
カヤカ:では下道をエージェント的に爆走しました、ハイ(笑)。
GM:そして君たちは気づく。駐車場には大きなトラックと数台のワゴン。そしてその周りにたむろする、日本人には見えない屈強なあんちゃん達に。
カヤカ:……鉢合わせだー!
秀史:そりゃ駐車場なんて一つしかないだろうし鉢合わせるよなあ。
カヤカ:別移動だったし、ちょっと物陰に隠れて様子を伺います。眠気覚ましに珈琲を買ってたってことで。いつでも仕掛けられるように。
秀史:アイサツをせずに攻撃を仕掛けるのはタイヘン・シツレイ。俺はその場で待機します。
GM:了解です。ちなみに、キャラ的に英語話せる人は?
秀史&紗綾:「……」(悲しげな瞳で己のスカラーの値を指さす)(笑)
チシャ猫:キャラ的に読み書きは出来るけど話せなさそう。「ぎぶみーちょこれーとなんだにゃー」
カヤカ:おじさん!(期待のまなざし)
柳沢:はいはい、実はおじさん欧州系の魔術師なので話せちゃいますよ~。スカラー高めだしね!
秀史:おじさん流石!
GM:では彼らの会話を聞き取れる。「こないだ飲み屋にいったらよー、そこのねーちゃんがアレでさー!」「ばっかじゃねーのおめー!」「そりゃジョーイの野郎がアスホールだぜ!」「ちげぇねえ!HAHAHA!」などなど。
柳沢:やだねぇ、米国英語は品がなくて。
紗綾:『進駐軍よりガラが悪いのう。斬っておくか』
秀史:「ご老体は進駐軍のジープに砂糖入れたことがあるのか?」
柳沢:あぶない悪戯はやめなさい(笑)。
紗綾:『おー、近所の悪ガキがやっていたの。わしゃそんな面倒なことをせずにエンジンをさくっと斬ってやったわ、かっかっかっ』「ああもう、大おじいちゃんは黙ってて!」と、物陰に隠れます。……ふと思ったのですが、私はどうやって大おじいちゃんを持っているのでしょう(笑)。
カヤカ:成績悪いので、「???」って顔をしていよう。
紗綾:「英語は分からないですが、何となく言っていることは分かる気がしますぅ」
GM:「オーウ、隊長はまだかー?」などと言いながら禁煙エリアでタバコを吹かし、コーヒーやレッドブルの空き缶が散らかった路上に吸い殻をぐしぐし。やたら声がでかかったり、手をバシバシ打ち鳴らしたりとかなり近所迷惑っぽい。
秀史:「マナー悪し」
紗綾:『やはり斬っておくかの?』
チシャ猫:「やっちゃうんだにゃ!」
カヤカ:露出が、……あ、早朝だから人居ないや(笑)。
秀史:「方針変更、こちらもアンブッシュの準備は完了だ」
柳沢:こらこら君たち(笑)。ここはコンタクトをとっておくべきかね。
チシャ猫:コンタクト。ああ、フルコンタクト的な意味ですね?
柳沢:こらこらこら(笑)。挨拶くらいはしておこう。「Good morning,guys――ハロルド財団の方とお見受けするが?」
GM:「あー?」「なんだこのオッサン?」
柳沢:社章とか見える?ハロルド財団とシグマ、どちらに所属しているかで会話の内容も変えたいものだが。
GM:一見すると登山客っぽい服装だが、雰囲気はそんな長閑ではない。君は彼らのシャツやブーツに、シグマの支給品がチラホラ混じっていることに気がつく。
柳沢:では……。「私はCCCのテンジ・ヤギサワ。ま、大体そちらと同じ内容で依頼を受けておりましてな。これからいろいろやりあうことになるでしょうが、まずはご挨拶までに」(にっこり)
GM:君の言葉を聞くと、今までゲラゲラ笑っていた男達はぴたりと騒ぐのをやめる。そして男達の中から、二メートル以上ある屈強な巨漢がぬうっと立ち上がる。
柳沢:身長二メートルもある大男~♪
紗綾:『斬るか?斬って良いか?』「あんまり物騒なことはしてはいけないと思いますぅ~」
GM:「HAHAHA、あー、アナタたち、私たちの商売敵、そういうことですか」
柳沢:「敵、という言い方は正確ではありませんなあ。せいぜい競合他社というところです」(にっこり)
チシャ猫:「通りすがりのぬいぐるみとぬいぐるみ愛好家のおじさんなんだにゃあ」
GM:「これから色々、なんてめんどくさいことする必要ないじゃないですか?今ここで、五分もかからずケリがつく。シンプルイズベスト。OK?」
カヤカ:わーシグマっぽい!
柳沢:ちょ、まずいなそれ。『梟雄』だからむっちゃ挑発に乗っちゃう(苦笑)。
秀史:「待て、依頼人を危険に晒すな……!」
カヤカ:自販機のところから缶珈琲放り出して駆けだす!
柳沢:(カヤカと秀史を手で制して)「やめておきましょ。こんなところで騒ぎを起こしたら、『本命』の捜索に支障が出るでしょ?」
チシャ猫:「そうそう、獲物を見つけないと意味なんだにゃ。骨折り損のくたびれ儲けは勿体無いんだにゃ~?」
GM:「HEY、猫がしゃべってるぜ?」『ジャパニーズマシーンキャット、ノブヨ・オーヤマ?」
チシャ猫:「ちゃらららっちゃらーん!たけとんぼ~~、ってやらすなにゃん!」
カヤカ:「インカム使ってくだらねえことしてんじゃねえよ!」(小声)
紗綾:残念、ジバニャ(略)。
柳沢:「そちらさんも見つからなかったら任務は失敗、報酬はゼロ。ゴキゲンにちらかした弾丸代も持ち出しだ。そんなお粗末なお仕事をやらかしたら、一時は気分が良くても後の評価がつらいよ?」
GM:……君の十分に説得力のある意見にも、大男は耳を傾ける様子はない。「ファースト。ユー達を排除する。セカンド、邪魔されずにモノを見つける。これが最短ルートだ」
柳沢:「うーん、お兄さん達、ちょっとしつけが必要かなあ?」……戦闘に入っちゃっていいならやるけど。
秀史:脳筋シグマっぽい流れではある。
チシャ猫:あ、ボクは戦えないから皆頑張るんだにゃ?
一同:おい!(笑)
GM:そんな一触即発の雰囲気の中、声がかかる。「――お前達、何をやっている」
紗綾:「あ、なんか偉そうな人が出てきたです?」
秀史:「……『隊長』とやらの登場か」
柳沢:よかった、話の分かる人来たっぽい(苦笑)。
GM:そこに居たのは二十代後半くらいの細マッチョな感じの白人だ。「た、隊長!」男どもは一斉に気をつけの姿勢。
カヤカ:……自販機の陰からテレパスっぽく感情の変化とかを伺っておこう。
GM:「おれが戻ってくるまでに万事支度を調えておけと言ったはずだが?」「サ、サー、準備万端、出発可能であります、サー!」
柳沢:口挟んじゃいけない雰囲気。
GM:「準備万端?ではこれはなんだ?」と言って、アスファルトの吸い殻を拾い上げる。
カヤカ:む、シグマらしいけど、シグマらしくない感じ?
GM:「環境に敬意を払わぬ者は、自然で勝者となることは出来ない」
柳沢:まあシグマもピンキリだからね。
GM:「30秒で片付けろ。そしてすぐに行動開始だ」「サー!イエッサー!」
秀史:うわぁ。しっかり野外活動のプロ雇ったな。
GM:わたわたと準備を始める隊員を尻目に、『隊長』は君の元にやってくる。「部下が失礼した、ミスター・ヤギサワ。シグマコーポレーションのライアン・ミラーです」
柳沢:「やあやあ、そちらが隊長さん? どもども、CCCのヤギサワです。なかなか躾の行き届いた部隊ですな?」
チシャ猫:「どもどもチシャですにゃ」
GM:「弁明のしようもない。まだまだ新兵だ、まともにするには時間がかかる」
チシャ猫:「パーフェクツに無視されたのにゃ?!」(笑)
柳沢:「なあに、若い者は2、3度痛い目を見ないとわからんもんですよ」
カヤカ:「うぐっ」
GM:「その通りだ。今日はよろしくお願いします。『枯れ柳』」右手を差し出す。……というところで、皆さん『隊長』の名を知っているか『解析』判定どうぞー。
柳沢:本領発揮、3D+10で(ころころ)。
カヤカ:解析の代わりに隊長さんの心を読めませんか?
GM:あっ、なんか異能を乗っけたい場合は手番を消費してください。
カヤカ:ぐっ。大人しく振っておこう(ころころ)ぎゃあ、6!強そうな人だ、とでも眺めておこう。
秀史:成功する目も低そうだし今回はパス。業界のルールはまだわからない。
チシャ猫:ネットの力が及ばないとさっぱりなんだにゃー。

 各自が挑戦した結果、柳沢が27を出して判定に成功した。

紗綾:私もさっぱりでした(笑)。「こちらの方はどなたでしょう?」
柳沢:おじさん面目保てた。では説明、した態でGMよろしく?
GM:(苦笑)はいはい。君は彼を知っている。シグマでチームリーダーを勤める職業軍人あがりのエージェント。その異名を『森の賢者』(オールドオウル)という。
カヤカ:うおおカッコいい二つ名。シグマはプロを投入してきてるのですね。
GM:狙撃とトラップの達人で、部隊指揮にも長けているとのことだ。
カヤカ:ひええっ!?手番使ってでも心読んでおけばよかった!?
柳沢:「こちらこそお手柔らかに」と握手を返そう。
秀史:「フクロウ(オウル)か。如何にもな名前だな」
柳沢:「噂に聞くシグマの『森の賢者』に名前を知ってもらえていたとは光栄だね。ま、この森にはコヨーテもグリズリーもいないし、たっぷり自然を満喫していくといいよ」
GM:『森の賢者』は君に一礼を返すと踵を返す。そして先ほどとは打って変わって整然と準備を整えた男どもを引き連れ、整然と山へと向かっていったのでありました。
柳沢:「いやーやだねーアメリカ人って殺気立っててさ~」とヘラヘラしつつみんなのところに帰ってたおじさんであった。
紗綾:『ふむ、さっきまでの雑魚とは違ってなかなか切りごたえのありそうな男じゃの。楽しみじゃわい』
秀史:「問答無用で枯葉剤を撒くような人間ではないあたりは救いか」
チシャ猫:「あの人、ボクを完全無視だったのにゃ!ヤな奴なんだにゃ!」
カヤカ:「結局なんだったんだ?」と連中が去ったのを確認してから合流します。
柳沢:「さっきのは同業同士の軽い探り合いってやつだよ、カヤカ君」
カヤカ:「……ぜんぜん心が揺れて無くて読めなかった。つえー人なんだろうな」

★第1R:フェイズ 秀史

GM:以上でイベントは終わりです。では手番に戻りまして秀史さんどうぞ。特に行動を宣言しなければ、当初の予定したエリアに向けて『通常移動』となります。
秀史:柳沢さん、『投稿者から手がかりを聞き出せ』を調べに行きます?
柳沢:うーん、おじさんは護衛も兼ねてるから、当初の予定通り教授と一緒に山頂エリアを目指すつもりだけど。
秀史:了解。ではちょっと皆さんと別れて、『投稿者から手がかりを聞き出せ』の調査に向かいます。手番的にもその方が融通ききそうですし。
チシャ猫:助かるんだにゃ。
カヤカ:お願いします!
GM:了解。では秀史さんが指定の住所にたどり着くと、そこは郊外に建てられた庭付きの一戸建てでした。
カヤカ:一部のエージェントが涙を流しそうな情報が!(笑)
秀史:「依頼人の家に行くと泣き出すエージェントがいるというのも、満更嘘ではなさそうだな」(笑)
柳沢:そこまで悲惨なのか(苦笑)。
GM:都会で窮屈なマンション暮らしするよりは、郊外で広い庭付きの家に住もうというスタンスが見て取れる。家庭菜園とかブランコとかがある庭の一画で、中学生の少年が二人、ニン○ンドー3DSに興じている。
チシャ猫:モン〇ン?
柳沢:「兄貴、罠張って罠」
秀史:今ならポ〇モンかな?
紗綾:そういえば私ほぼ同年代ですよね(笑)。
チシャ猫:「まぁまぁ好みのタイプなんだにゃ?、動画に残すにゃー動画にー」
柳沢:個人情報保護ーっ!(笑)
チシャ猫:「別に家の中とかプライベートを盗撮するわけじゃないからほっといてほしいのにゃ?」
カヤカ:(猫のことは後で藤村サンに報告するべきなのかどうか……)
GM:兄弟は君らのことに気づかず、ゲーム機をしまったと思えばカードをやりだしたり、ベイブ○ードやりだしたり。遊びを満喫しているようだ。
秀史:中学生だなぁ。……ここは正攻法で行こう。玄関から「すみません」と声をかけます。
GM:「にーちゃーん、お客さんだよー?」「なんだよー。あ、こんにちは。どなたですか?」
秀史:「ドーモ、私はこういう者です」と名刺スリケンを投擲(爆笑)。
柳沢:投げるなーっ!(笑)
秀史:東野さんに教わったのだぜ。
カヤカ:なにやってんですか企業戦士ーッ!(笑)
GM:NSRを発症し中学生は失禁……するとこのご時世非常にまずいな(笑)。
柳沢:変なことするとGMが「EP溜めてね?」ってニッコリ笑って言い出すよ?

 『人災派遣RPG』のもう一つの特徴は、武器や異能を使うと『EP=露出点』が溜まってしまうというシステム。EPが一定以上溜まると、『露出判定』を行わなければならなくなり、その結果次第で通報されたりネットで噂になったり、罰金を支払わねばならなくなったり、ほとぼりを冷ますために仕事を放棄して逃げださねばならなくなったりと、不利な影響を受けてしまうのである。異能力者と言って好き勝手行動していると痛い目を見てしまうのだ。

チシャ猫:そう言えば道の駅は混雑度5なんですよねー、人が多いね!
GM:君が投擲した名刺は兄弟の手にピタリと収まった。「すげー、会社の人たちだってよ、兄ちゃん」「あ、もしかして、おれ達の動画を見てきた人じゃん?」
秀史:中学生相手ですからちょっと崩して……「そうだよ。あの動画のことで、話を聞かせて欲しいんだ」
GM:「じゃあアレだそうよ、あの最新ドローン!」「馬鹿、余計なこと言うな!……あの動画って、どの動画のことでしょう?」
カヤカ:む?なんか微妙に含みのある言い回し。
GM:ってところで、ここから先は判定となります。
秀史:はーい。達成値4か。時間がかかると見たほうがよいかな。
GM:判定条件を確認してみてくださいね。他の人もインカムで常時情報は共有しているとしてください。
秀史:『ネゴシエーター』、『暗躍』、『エリアボーナス』で3D+6(ころころ)……むう、20。
柳沢:あと4あれば、判定値2に届くねぇ。LP使う?

 LP=幸運点は、消費することで判定ダイスを振り足しできたり、振り直しできたりと、様々な用途に使える便利なリソースだ。
 おおむねルーキー(新人)キャラほど多く、ベテランほど少なくなる。

秀史:そうですね。ここは振り足しします。LPを1点(ころころ)……3!
GM:うわ惜しい!
カヤカ:妖怪イチタリナイが(泣)。
秀史:はーいもう1点使いまーす(泣)。(ころころ)4!さっきこの目が出ていれば!
柳沢:まあみんなルーキーでたっぷりLPあるから心配ないよ!おじさんは『梟雄』のペナルティでLP1だけどね!
GM:了解、これで達成値2となりました。それから秀史さん、君は兄弟に聞き込みをしているのですが。
秀史:なんでしょう?
GM:聞き込みの最中、ガレージの奥にやたらぴかぴかの高性能っぽいドローンが鎮座していることに気がついた。
秀史:……おや?
カヤカ:こ、これこそ心を読みに行くべきだったのではッ!?


GM:では次の方、紗綾さんどうぞ。
紗綾:うーん、聞き込みの結果は気になりますが、私の調査能力はたかが知れているのでパス。調査隊の車に同乗して、そのまま山頂へ向かいます。どういう処置になりますかね?
GM:調査隊が車で『通常移動』し、それにみなさんが乗っかるって形ですね。
柳沢:調査隊に便乗して『移動』。その後に『調査』ができると考えていい?
GM:……今回のシナリオではそういうこととさせてください。
紗綾:それは助かります。では調査隊に同行して移動。
カヤカ:ちなみに自分の原付できてる俺は……。
柳沢:(にっこり)
チシャ猫:がんばるんだにゃ。
カヤカ:うわぁん!いいや先に北エリアにいくからー!
GM:北エリアは荒地だから原付を降りることになるんですよ……。
カヤカ:ゴフッ。
チシャ猫:がんばるんだにゃー。
GM:では紗綾さんはいったん手番お預けですー。

★第1R:フェイズ 柳沢

GM:では柳沢さんですが。紗綾さんと一緒に移動します?
柳沢:……いや、教授にはちょっと待ってもらって、シタナガ君の応援をしよう。山頂には次のラウンドの準備フェイズで移動します、
GM:了解です。秀史さんに続いて『投稿者から手がかりを聞き出せ』に挑戦ですね。
柳沢:さっき十分ロールしたので、まとめ役っぽく現地には行かず電話でシタナガ君にアドバイスを入れるって演出にしたい。「○○について聞いてくれるー?」って感じで。
秀史:了解です。では俺が中学生たちに手裏剣芸を見せて懐柔しているところにインカムで指示が来る(笑)。
カヤカ:あ、ちょっと待ってください。
GM:なんでしょう?
カヤカ:判定条件を読むと、『特に確認したいことがあればGMに質問してもよい』って書いてありますね。
GM:(気づいてもらえてうれしい)ういす。情報を共有しているカヤカさん達も質問してもらってもかまいませんですよ
カヤカ:ああ、では。さっきから気になっていたんですけど。兄弟の会話に出ていた『最新ドローン』って何でしょう?
紗綾:そこ、やっぱり気になりますよね。
カヤカ:ええ。この兄弟、撮影には結構安いドローンを使ってたはずですよね?……もしかして。もう情報を誰かに売ってたり、する?
紗綾:一足遅かった?
チシャ猫:情報を売って、そのお金で新型ドローンをゲット、かにゃー。
秀史:そのうえで口止めされた、ということか?
GM:……そういった話を秀史さんがインカム越しにやり取りしていると、兄弟の顔色が目に見えて悪くなる。
柳沢:む?
GM:「え、おれ達、あれは、ちゃんとお小遣い、ちがう、お年玉で買ったんだよ!」などと供述しており、難易度と達成度が下がります(笑)。
紗綾:などと供述しており、って。
カヤカ:完全に容疑者扱いだー!(笑)。
秀史:遊ぶ金欲しさにやりました(笑)。
カヤカ:まあ彼らにはどうでもいい動画だし、売らない理由はないですよね。
柳沢:後ろ暗いことでもないしね。難易度はどの程度下がった?
GM:達成値が1、難易度が3下がりました。
柳沢:あらら、それなら平目で行けちゃう感じだねえ。ビジネスで判定。「我々にもその情報教えてくれないかなー?って感じに聞いてくれるかい、シタナガ君」……3D+10(ころころ)で19。成功だね。
秀史:「なあ、その新しいドローン、どうやって手に入れたんだい?お金はどうしたのか、とか……、いったい君たちに何があったのか、とか。教えてくれないかな?」
GM:「うん。……わかったよ」ガレージにある新型ドローンについて尋ねられた兄弟は、観念したように話を始めた。「実はあの動画には、続きがあるんだ」
一同:なんですとー!?

★調査項目5:『投稿者から手がかりを聞き出せ』  結果

 彼らは館神山でドローンを飛ばして動画を撮影して遊んでいた。そしてその映像に蝶が映り込んでいたのを発見した。ここまでは事前の情報の通りだ。
 蝶が映ったのは山頂の上空だという。
 兄弟はいったんドローンから映像の記録されたカードを取り出した。パソコンを持っていない兄弟は、スマートフォンで動画を作成。容量の都合で動画にできたのは前半部分だけ。後半は時間をおいてから編集するつもりだったのだという。
 ところが前編を投稿してしばらくした頃。
 「ドローンに挿してたカードを売ってくれ」とネットで話しかけてきた人物が現れたのだという……。

GM:「すっげぇほしかった新型ドローンが買えるだけのお金を振り込んでくれるって言うから、郵便で送ったんだ」
秀史:「なるほど」
GM:「最初はうれしかったけど、なんか怖くなって。……おれたち、悪いことしちゃったのかなあ?」と不安顔。
秀史:「今回に限って言えば悪いことじゃないさ。ただ、大金を手に入れたなら親御さんにきちんと説明しないとだめだぞ。おいしい話にはだいたい、裏があるからな」
GM:「う、うん、わかったよ手裏剣の兄ちゃん!」
柳沢:(先の画像はまだ残っているか聞いて、のポーズ)
秀史:(笑)「それはそれとして、後編の映像ってあるかな?あったら見たいんだけど」
GM:兄達は首を横に振る。「カードを取り出して、スマホに挿して一回チェックしただけだったから、後編の映像はカードにしか残っていなかったんだ」
秀史:あらら。
チシャ猫:「データが物理的にないにゃらボクもお手上げなんだにゃ」
GM:「でも、おれ達確認のため、一回は通しで見たよ」「うん、蝶は、山頂から南へ行ったと思う」
秀史:「南、か」
柳沢:これは有力な手がかりかな。このご時世、ネットワークを介さないあたりが引っかかるねえ。
GM:ってことで、今後もこんな感じでちょっとした謎解き要素がまた出てくるやも知れませぬ。君たちは劇中のヒントから回答を推理して難易度を下げてもいいし、ダイス目で回答をもぎとってもいい。
カヤカ:了解でーす。
GM:プレイヤーとしての謎解きと、キャラとしての判定の折衷案ということで。
秀史:「話してくれてありがとう。お礼に面白いものを見せてあげよう」と言って300m先の木にスリケンを投擲。
GM:「すげー!にーちゃん、もしかしてホンモノか!ホンモノなのか!」
柳沢:すごいぞ!ニンジャは本当にいたんだ!(笑)
紗綾:さらっと300mとかとんでもないこと言ってません?
秀史:「さあ、ね。あの手裏剣は引き抜いた方にあげるよ」
GM:「チャクラ使ってくれよチャクラ?!」
秀史:こいつら、NA○UTOが始まってから生まれた世代のくせに(笑)。
GM:では兄弟達は先ほどの不安も忘れて、手裏剣争奪戦に夢中になっていく。というところで柳沢さんの手番は終了だ。
 
一同:……南かー。
カヤカ:シグマが情報を買い取ったって事なら、相当動きが早いな。急がないと。
チシャ猫:まぁ単純に考えると、怪しいのは南エリアですよね?
柳沢:あと、その奥にある封鎖されてるイノシシ沼とかね。
カヤカ:「山にはよく立ち入り禁止の場所ってあるよなー。うちの実家にもヤバイもんが封印されてる祠とかあったなし」
紗綾:いや、さすがにそれはあまり見かけませんよ(笑)。
GM:ちなみに兄弟はイノシシ沼への行き方は知らないそうだ。
柳沢:ちっ、先読みされた(苦笑)。秘密の通り道でもないかと思ったんだけど。ま、イノシシが居るところに中学生が迷い込んだらまずいか。
秀史:「イノシシの戦闘力は洒落にならんからな」
紗綾:『ほうほう、明日はイノシシ鍋かの~』
カヤカ:「田舎だと偶に近所からおすそ分けくるよなー」
秀史:「牡丹鍋だな。実家でもよく食ったよ」
カヤカ:って、北に行く予定の俺、もしかして意味なしっ!?
GM:ということで新たな調査項目『兄弟からドローンの情報を買い取ったのは誰だ?』が追加されました。
カヤカ:(内容確認)……どうみてもハッカーの領分ですね。
柳沢:「これは猫君にお任せしようか」
紗綾:「猫さん、がんばってくださいですぅ」
チシャ猫:「はいにゃ~」

★第1R:フェイズ カヤカ&紗綾

GM:では、1Rのラストはカヤカさんですね。
カヤカ:うーん、現在の情報だと無駄になる可能性が高いのですが、道の駅から直接北エリアに乗り込めますかッ!?
柳沢:南が本命だとしても、取りこぼしがあるといけないしね。
GM:移動は可能です。ぶっちゃけると、調査隊と一緒に移動であれば、紗綾さんと調査隊と一緒に山頂に行ったという事でまとめてシーンを処理します。単発で進むのであれば、通常処理ですね。
カヤカ:……団体行動って、大事ですよね。
柳沢:スタンドプレーが良いのか、団体行動がよいのか。
カヤカ:キャラ的に多少の単独行動も、と思ったけど、ここは調査隊と移動です、ハイ。
GM:柳沢さん、教授も行っちゃうけどかまわない?
柳沢:えー。調査隊は次のRの準備フェイズまで待って僕の足になってくれるとうれしいなあ(笑)。
秀史:それ私も乗りたいです(笑)。

 相談の結果、調査ボーナスのある教授隊と、山田隊が車で山頂に移動。
 カヤカが原付で同行となった。
 鈴木隊は道の駅に残り、次のラウンドに柳沢と秀史を乗せて後を追う予定だ。

GM:では、お待たせ紗綾さん、そしてカヤカさん。
紗綾:はーい。
カヤカ:はいな!
GM:君たちは調査隊に同行し、山頂までやってくる。山といってもそう標高は高くないので、舗装された車道一本でたどり着ける。そして山頂の館神神社に到着すると……『べ、べつにアンタのためにお祓いしてあげるわけじゃないんだからねっ!』なる台詞とともに巫女さんのイラストが描かれた看板が立っている。
カヤカ:!?
紗綾:『ふむ、最先端の流行の『つんでれ』というやつじゃな』
カヤカ:「じーさんがそれ知ってんのすげェ違和感」
紗綾:「つんでれ?大おじいちゃんはたまによく分からないこというですぅ」
柳沢:……キャッチーな神社だなあ。
紗綾:『ひょひょひょ、若いもんにはまだまだ負けんよ。しかし今風浮世絵の女子もなかなか味が合って良いが、生身の女子はおらんのかのう』
カヤカ:どこかの企業名が看板に書いてあったりとかしませんか(笑)。
GM:企業名は描いてないけど、巫女さんの衣装の面積がどうも少ない気がする。
カヤカ:「えー……」(苦笑)
チシャ猫:「時代の流れなんだにゃ?それがいいかはわからないんだけどにゃー」
カヤカ:「時代の流れでも違和感あるぜー……」と、一応退魔関係の名家関係者として苦言は呈しておきます、はい。
柳沢:なんともはや。
秀史:シグマの連中がいたら写真撮りまくってるんじゃないか(笑)。
GM:そんな君達の前に、二十代くらいの若いにーちゃんが社務所から走り出てくる。「やーやー。よく来てくださいました真山教授」ここの神主さんだね。
柳沢:お前かっ! お前の趣味かっ!?
GM:「あ、あの看板気に入ってもらえました?いやあ、ピ○シブで仲良くなった絵師さんに一発描いてもらったんです。気合い入ってるでしょ?ああちゃんと正当な報酬は支払いましたからね?」
秀史:この神主さんピク○ブの常連かよ!?(笑)
柳沢:おじさん、さすがにその神社行くの恥ずかしいかなっ!
カヤカ:大人のお話っぽいから脇に立って、姿勢を正して……おかなくてもいい気がしてきたぞー!
GM:神主さんはそんな君らの困惑にも頓着せず「ま、ま、とりあえず社務所へどうぞ」とお茶を出してくれる。団子もついてるね。
紗綾:「わーい、いただきますですぅ」
カヤカ:失礼にならない程度にいただきます。一応『サーヴァント』持ちとして。一応。
GM:ちなみにそのお茶ですが、クッッッッソ不味いです(笑)。
カヤカ:えー!? くっ、顔を顰めないようにして一口だけいただきます…っ!
柳沢:妙なディテールに凝るなぁ。コイツが黒幕に見えてきたぞ(笑)。
GM:「あー、やっぱだめですかねえ、今度ウチの神社の名物で売り出そうと思ったんですけど」
チシャ猫:「ボク、その場にいかなくてよかったんだにゃ」
柳沢:「同感」
紗綾:「十分おいしいですよ?出涸らしじゃないお茶なんて久しぶりですぅ」
チシャ猫:「貧乏人が悲しいセリフを吐いているんだにゃ」
カヤカ:「……えーと、こっちは置いといてください。なんの茶葉なんです?」
GM:「よくぞ聞いてくださいました。この山で生えてる草を煎じたものですね」
チシャ猫:「それ、毒とか大丈夫なのかにゃ……」
カヤカ:「それは、とても……冒険的ですね。山を愛しているというのは伝わってきます」
GM:「なんとか参拝客を増やそうと、昔の文献を参考にお茶を再現してみたのですが、売れ行きがさっぱりでして」
柳沢:……ほう、文献とな。
紗綾:そんな由緒ある神社だったんだ(笑)。蝶のことも書かれてたり?
GM:「ええ、私が最初に引用していた蝶の文献は、もともとここの神社から発掘された者なのですよ」と真山教授。
カヤカ:あ、そうですね。四百年ぶりに確認されたってことは、それ以前の記録が残ってるわけですもんね。
柳沢:なるほど。では前回私がでまかせで口にした文献は、それを元に江戸時代に編まれた著述があった、とこじつけておこう(笑)。
GM:「日頃お世話になってる真山教授の依頼とあらば、協力を惜しみませんよ。とりあえずここの社務所は自由にお使いください。無線LANとかもできる限り張りましたので、ハイ」
カヤカ:「お心遣い、ありがとうございます。お世話になります」と深々頭を下げましょう。
GM:「山の立ち入りにも許可を出しておきました。調査には支障ありません」
紗綾:「お茶とおだんご、ありがとうございましたぁ」(ぺこり)
柳沢:まずい茶葉と白湯なら白湯の方がいいなあ、おじさん(笑)。
チシャ猫:「あー、3倍希釈のカルピスうまー」(自室でくつろぎながら)
紗綾:「3倍!?そんな濃く飲んで良いんですか!?アレって20倍に薄めるものじゃないんですか!?」
チシャ猫:「今度砂糖を送ってあげるにゃ……」
柳沢:そこまで貧乏キャラだったっけ(苦笑)。
カヤカ:どんどん加速している(笑)。
紗綾:貧乏道場の跡取りですから。この業界に放り込まれたのも修行半分、生活費稼ぎが半分ですし。……まあ、なんか加速している感はあります(笑)。
秀史:世知辛い……。

GM:ってなあたりで、手番を使用してない紗綾さんは判定に挑戦出来ます。
カヤカ:文献を更に漁ったら何か出てきそうですか?
GM:いや、この山頂エリアの調査には、神主にも話を聞く、すなわち文献調査も含まれております。なので、ここで調査の判定を振れば、フィールドワークと文献調査をまとめて行ったことになります。
紗綾:了解です。ここは大おじいちゃんの力も借りてフィールドワークしましょう。
GM:「急ぐに超したことはない、我々も早速調査にとりかかります」と教授。
柳沢:紗彩はミスティックが3Dで振れるね。教授がいるので、補正で+1D。
紗綾:ではここで、ミッション1回の大おじいちゃんの『知恵袋』を使います。
柳沢:あ、『知恵袋』があるんだよね。だったらさらに+2Dだ。
カヤカ:結構喋ってるけど、役に立つことを喋る時は少ない?
紗綾:役立つ事をしゃべろうとすると『知恵袋』消費しないといけないので(笑)。
カヤカ:こう、おじいちゃんに疑いの目を(笑)。
柳沢:6D振ればまあ18は出そうだね。
紗綾:『ひょひょひょ、わしにまかせんかい!』(ころころ)
カヤカ:おお、回った。
紗綾:22!達成ですね。
GM:お見事!
秀史:『知恵袋』は伊達じゃなかったか。
GM:……真山教授の指揮のもと、学生達は山頂での調査を開始。その中で、おじいちゃんの助言を受けた紗綾君の神がかり的な勘が大きな助けとなり、調査は完了した。
紗綾:わくわく。
GM:……蝶は見つからなかった。ここにはいないようだ。
柳沢:がくー。
紗綾:しくしくしく。
カヤカ:まあ、神社周辺にいればすぐに見つかりますよね(苦笑)。
GM:ただし。
チシャ猫:ん?
GM:代わりにこんな文献を見つけたよ。

★調査項目3 『山頂エリアで調査隊と共にフィールドワーク』 結果

 蝶はみつからなかった。
 
 神社の文献によると、
 リンドウアゲハは江戸時代にしばしば目撃されたらしい。
 「それは竜胆の姿を取り 昏き常世より迷い出る魂
  みだりに触れる事なかれ それは災いを招く」

 ご飯をいただいて一食浮いた:同エリアにいるPCのPP+3

柳沢:ん、んー?
カヤカ:……ハイ?
紗綾:りゅうたん?
カヤカ:えーと、えーと。りゅ、リュウグウノツカイ!
柳沢:リンドウだね(笑)。
秀史:急にクトゥルフっぽくなってきたな?
チシャ猫:黒死蝶だにゃー。
カヤカ:「ウチで見た古文書と雰囲気は似てるけど。うーん?」
柳沢:「ふーむ、どうも霊能絡みの可能性も出てきたけど。その文献だけじゃあなんとも言えないねえ」
チシャ猫:「そもそも幻の蝶だからにゃー」
紗綾:「タン、食べてみたいですぅ」『だから何でお前はそう食い物に反応するんじゃ』
秀史:竜の胆はちょっとなあ。
柳沢:竜の胆とか食ったら不死身になる類だねえ。
紗綾:『昔、喰った奴がおったな。泡吹いて死んでしもうたが』
チシャ猫:「蝶食べても美味しくないと思うんだにゃ?」
柳沢:「中国とかでは蝶は人から抜け出た魂って言うからね。蝶を霊魂と結びつける説話は結構世界中にあるんだよ」
カヤカ:「胡蝶の夢、とかそういう?」
GM:「確かに、蝶が冥府の使いという伝承は、洋の東西を問わずよくありますからね……むむ。ということは」などと教授。
紗綾:「『昏き常世』とやらがどこにあるか、ですねぇ」
チシャ猫:「んー、『見つかってない蝶』『触れようとしたら死ぬ』ってことは、あんまり人が近寄れない場所とか、近寄ったらまずい場所に生息してるんじゃないかにゃ?ガスが出る場所とか」
カヤカ:「イノシシ沼。あそこじゃないか。そういや、実家の方もクマが方便で使われてたっけ」
GM:……そんな風に君達が頭を悩ましているところに、神主さんから差し入れが届きます。おにぎりとタクワン程度のものですが、このエリアにいるPCは+3PP。判定成功の報酬です。
カヤカ:やったー!!
紗綾:「わーい、頂きますですぅ」
柳沢:食費が浮いたということか(笑)。
カヤカ:お腹空いてます!もしゃもしゃ食べよう。……そして例のお茶を渋い顔で飲む(笑)
GM:「やあ、そのお茶いかがです?虫下しと便秘解消に効果があるんですよー!」
紗綾:それは下剤と言いませんか?(汗)
カヤカ:微妙な表情を浮かべておきます、ハイ。
秀史:お茶より漢方薬で売ればいいのに(笑)。
GM:食事を取りながら、真山教授はひとつつぶやきます。
カヤカ:ん。何でしょう?
GM:「ここに来る前から考えていたことなのですが。『四百年見つからなかった蝶が、今見つかった』--もしもこれが事実だと仮定すると、二つ、大きな疑問があるのです」
カヤカ:「ふたつ?」とオウム返し。中の人もわからない。
チシャ猫:「ふむふむだにゃ」
GM:「一つ、蝶は今までの四百年をどこで生き延びてきたのか」
秀史:「……二つ。なぜ今になって出てきたのか、だな」
GM:ご名答!「そのとおり。今になって、蝶が現れた理由は何か、です」
柳沢:「シタナガ君、鋭いね」
カヤカ:シタナガ=サン、スゲー!
チシャ猫:「一匹二匹では四百年も種族が維持できないからにゃー」
紗綾:そして、蝶の群れが隠れ忍ぶにはここは都会過ぎますよねぇ。
チシャ猫:「アマゾン奥地ならともかく日本で、しかも中学生が気軽に行ける範囲で生き延びていた、ってのは確かに疑問なんだにゃ」
GM:「おそらく、その謎を解くことができれば、リンドウアゲハを見つけ出すことが出来る。私はそう考えています」
カヤカ:「……日本に秘境なんて残ってないも同然、か」
GM:てなところで第1Rは終了です。本日はありがとうございました!
一同:ありがとうございました-!
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|コメント(-) |トラックバック(-) | 2017年01月19日 (木)22時36分

人災派遣TRPGリプレイ『幽かなる竜胆』 01

2016年某日。
某オンラインセッションのスペースにGMと5人のプレイヤーとGMが集まった。
弊サークルが発行するオリジナルTRPG、「人災派遣RPG」を遊ぶためである。


GM:本日はよろしくお願いします~。
一同:よろしくお願いしまーす。
GM:今回はオンセということもあり、キャラクターも事前に作成いただいておりますので、早速スタートと参りましょう!
一同:うぃーす。


★派遣社員達、集うのこと。

 ――六月のある日。
 人材派遣会社CCCに登録する『派遣社員』達の端末に、募集のメールが届いた。
 それを見た者達のうち幾人かが、己のスケジュールや懐具合と相談した結果、この仕事を受けることに決めた。
 そして当日、三日の早朝。
 CCC本社に、五名(?)の『派遣社員』が顔を揃える事となったのである。


GM:「みなさん、本日はお忙しいところお集まり頂き、ありがとうございます」と、君達をここに集めた張本人、CCC営業一課の藤村君が言います。
柳沢:「やあやあ、藤やん。元気でやってるかい?」
GM:「ええ、柳沢さん、元気でやっておりますよ」
カヤカ:凄く眠そうに、紙コップのコーヒーに顔を顰めながら「おはざーッス」と。
秀史:「おはようございます。みんな眠そうだな」
GM:「今回は柳沢さん以外は全員が、異能の持ち主ながらもこの業界経験が初めて、もしくは浅い方です。柳沢さんにはまとめ役をお願いしたいと」
柳沢:「はいはい、おじさん今日も頑張るよ~」と手をヒラヒラさせつつ、カップ酒のフタをぷしゅっと。
紗綾:「お仕事中にお酒はダメだと思いますぅ」
柳沢:「見逃してくれよ~ これだけがアフター5の楽しみなんだよ~」
秀史:「今は早朝ですが」
柳沢:「え、アフター5って朝5時のことじゃないの?」
チシャ猫:GM、私はどのように存在していることにしましょうか。
GM:あ、物理肉体はどこにある設定にします?
チシャ猫:本体はこの場におらず、お家に引きこもっております。
GM:はいさ。では、「ああ、今日のミッションは五名と言いましたが、あとの1名はこちらの方でして」というと、藤村君は猫の大きなぬいぐるみを取り出す。
チシャ猫:「にゃー」
カヤカ:「ぬいぐるみ?」
GM:「中にタブレットPCが入っておりましてね。インプットもアウトプットも出来るすぐれものなのですよ」
チシャ猫:「細かい事は気にしないでいいにゃー」(手をひらひら)
カヤカ:「へぇ、すげーッスね。シキガミとかじゃないのか」
紗綾:「ねこさんだ。かわいいですぅ~」
秀史:「ポケットに不思議な道具でも入っていそうだ」
チシャ猫:「この姿で可愛いというのはセンスを疑うにゃー」
GM:おお、立ち絵が(笑)。

 画面に表示されるチシャ猫さんのキャライラスト。
 オンラインセッションの進化に戸惑うロートルGMであった。


カヤカ:「ネコジャラシとか振ったらどうなんのかなコレ」
チシャ猫:ネットの向こうで情報を受信してるだけなので普通に無反応。
カヤカ:「ちぇっ、猫らしい反応を期待してんだけどなあ」
チシャ猫:「ちなみに音声はリアルタイム合成なんだにゃー」

★自己PRのこと。

GM:「では皆さん、全員初対面のようですので、まずは各々簡単な自己紹介をお願いいたします」
柳沢:あ、ごめん。ちょっと家人の出迎えで離席しなきゃいけなくなった。すぐ戻ります。
GM:「はじめにリーダーの柳沢さん、はトイレですか(笑)。しょうがないですねえ」
チシャ猫:「酒呑んでトイレとか自由なおじさまだにゃー」(笑)。
GM:「それではまず、カヤカさんからお願いしても良いでしょうか」……お名前、年齢、取得異能、志望理由、戦闘や調査で得意分野は何か、などをおっしゃって頂ければと思います。

★居垣 佳夜迦について。

カヤカ:わかりました。えーそれでは。「りょーかいッス。えーっと、居垣佳夜迦(いがき かやか)、今年で17ッス。去年東京に出て来たんスけど、色々やってたらサイフ軽くしちまいまして、お仕事貰いに来ました!」
GM:「カヤカさん、というお名前で最初女性かと思ったのですが、男性の方なのですよね」
カヤカ:「よく言われるんスよ。で、実家の方で作法なんかや軽い武道習ってました。テレパスなんかも持ってるんスけど、正直あんまり良い思い出はないッス。よろしくお願いしやッス!」
GM:「よろしくお願いいたします」
柳沢:すみません、戻りました。
紗綾:遅い(笑)。
柳沢:「ははは、生理現象は誰にも止められないよ~」
紗綾:開き直った(笑)。
カヤカ:ということで高校生男子のルーキーです。異能は『武術』『テレパス』『サーヴァント』、タイプはフォワード(前衛)。
紗綾:『テレパス』は後衛向きですから、ちょっと意外な構成ですねえ。
かヤカ:戦闘では『露払い』で順番を調整しつつ拳で殴り、『浸透剄』で防御無視の追加ダメージを与えます。敵の攻撃はテレパスによる『読心』で回避しながら時々『天衣無縫』でクリティカルを狙うという構成にしてみました。
柳沢:システムの特殊部分を積極的に組み込んでもらってありがとう(笑)。
カヤカ:職能はマニピュレーター(精密作業)とトラフィッカー(運転)を伸ばしてあります。色々便利に使えますので、新人っぽく穴埋めとして走り回るつもりです。よろしくお願いします!
一同:よろしくお願いいたします~!

★柳沢 天治について。

柳沢:「カヤカ君はうちの娘と同い年か~。おじさん年の差感じちゃうな~」
GM:「それでは、今度こそトイレから戻ってきた柳沢さんお願いします」
柳沢:「はいはい、おじさんは柳沢 天治(やぎさわ てんじ)。割と長く業界にいるおじさんだよ~。昔はいっぱしの魔術士目指して頑張ってたこともあるような気がしないでもないけど、もう歳だから、ね」
GM:「柳沢さん、今お幾つでしたっけ」
柳沢:「今年で49だね。ま、血気盛んな若者たちの邪魔にならないようにおとなしくしてるよ~」
カヤカ:「本当に大丈夫かなあ」
GM:「CCC所属の方々のうちでもかなりのベテランのはずなんですけどねえ」
チシャ猫:「このおじさんが腕利きとかCCCって組織に不安を抱くんだにゃー」
柳沢:「ははは、おじさんもそう思うよ」
GM:「まあ、うちの上の方の人、みんな地味な背広着た人が多いですからねえ」
柳沢:って感じで普段あんまりやる気のない感じのおじさんです。ポジションはボランチ(戦闘兼支援)で異能は『魔術』『魔術』『ビジネスマン』。ゲーム的にもオーソドックスな魔術師と思ってください。『魔力の矢』で防御しにくい攻撃を飛ばして、『斥力障壁』で味方へのダメージを軽減。
紗綾:職能はどんな構成ですのん?
柳沢:ビジネス、スカラー(学術)、ネゴシエーター(交渉)。「こう見えてもインテリ」って感じで知的に調査しちゃいます。
紗綾:経歴が『梟雄』ですか。とぼけた調子だけどピンチになるほどマジになる、って性格でしょうかね。
柳沢:「ま、おじさんはみんなが怪我しないように殿(しんがり)と責任だけとってあげるから、みんなはのびのび頑張ってね~」
GM:「柳沢さんは業界の慣習や、判定システムや戦闘ルールにも詳しいので、みなさんのまとめ役をお願いいたします」
一同:メタい!(笑)
柳沢:「はいはい、承りましたよ~。おじさんの中の人、システム作った人だからなんでも答えちゃうよ~」(笑)
紗綾:メタ過ぎる。
GM:「みなさんも判定やルールがわからなかったらどんどん柳沢さんに質問しましょう」
紗綾:GMも質問する気満々だ(笑)。
カヤカ:「うーッス、システムとかはわっかんねーッスけど、藤村さんが頼れっていうなら頼らせてもらうッスよ」……よろしくお願いします(笑)。

★二 秀史について。

GM:「コホン、それでは今日、厳しいスケジュールの中を駆けつけてくれた二 秀史(したなが ひでふみ)さん、よろしくお願いいたします」
秀史:「ドーモ、初めましてCCCの皆さん。シタナガ・ヒデフミです」素早く手を合わせオジギ。
カヤカ:アイエエエエ!?
チシャ猫:「珍しい名字だにゃー」
GM:「ドーモ、シタナガ・ヒデフミさん。我々はCCCです」(笑)
カヤカ:「へぇ、『二』でシタナガって読むんだ」
秀史:「20歳の大学生。カラテで平安時代を支配した半神的存在、ではないです。実家の岐阜で木瀬流剣擲術(こぜりゅう・けんてきじゅつ)という手裏剣術を嗜んでおりました」
紗綾:「手裏剣術?聞いたことない流派ですが~」
GM:「ええっと、ここらへんは入り組んでおりまして。と、とにかくシタナガさんは素晴らしい手裏剣の使い手なのです」
秀史:「上京して新宿の高層ビルの屋上から新宿御苑に向かって手裏剣の練習をしていたところ、的にしていたのが我々の今いるCCC本社ビルで」
柳沢:「いやあ、そんな無茶できるのは若い頃だけだね~」
チシャ猫:「完全に不審人物なんだにゃー」
カヤカ:何故か目をキラキラさせている(笑)。
秀史:「ルルブに載ってるCCCのどなたかに捕まった次第」
チシャ猫&カヤカ:メタいメタい(笑)。
GM:「いやあ、あのときは我々も大変でしたよ。某M社のカチコミかと思い狙撃犯や呪詛犯が総出で始末、もとい、確保に走ることになりました」
秀史:「その節はお騒がせしました」
GM:「いえいえ。うちの麻生課長が『長射キャラはいいぞ』『飛行キャラもいいぞ』『レアだ』と申しておりましたので、無事採用となりました」
紗綾:人材コレクター麻生さん(笑)。
カヤカ:「れ、レアなんスか!?」
チシャ猫:「多分面白そうだったら誰でも良いんだと思うんだ、にゃー」
秀史:「そのお詫びと、自分と同門の人を探すために派遣社員をやっています」
柳沢:(藤村にぼそぼそ)「なあ、木瀬流って江戸時代頃に流行ったインチキ武術の類じゃなかったっけ?」
GM:(ぼそぼそ)「(いえ、確かに江戸時代以降の講談の中で設定された架空のインチキ武術なのですが、彼はそれを信じ込んで、習得してしまったのです)」
柳沢:「虚仮の一念ってやつだねえ。若いっていいなあ(しみじみ)」
秀史:ということで、偽の手裏剣術を独学で本当にマスターしちゃった忍者です。ゲーム的にはフォワードのルーキー。異能は『武術』『軍人』『諜報』。スリケン(手裏剣)相当のダガーを装備し、『長射』で隣のエリアまで投擲攻撃が可能です。
柳沢:このゲーム、エリアの区切り方はシナリオ次第だから、場合によっては新宿のビルの上から渋谷のハチ公に手裏剣が届いちゃったりするからねえ。
秀史:目指せICBS(大陸間弾道スリケン)。
カヤカ:なんというパワーワード(笑)。
チシャ猫:マップ区切りがアメリカと中国でヘクス設定されてればそれもルール上可能なんだにゃー。
GM:(そういうシナリオもあったりするんですよねえ)
柳沢:これをレア能力と言わずして何と言おう。
カヤカ:「やっぱスゲーひとなんッスね!」
秀史:『アサシネート』で毒による追加ダメージ、『クイックアクション』による連射でダメージを底上げしていきます。調査時にはサーチャー(捜査)とネゴシエーターを主に使用します。
GM:「シタナガさんは今日のぎりぎりまで別の任務に従事されていて、昼(二回目)からの合流になるところでしたが、間一髪間に合ったのです。本日はよろしくお願いいたします」
秀史:「よろしくお願いします」

 秀史さんのプレイヤーはこのとき体調を崩された状態ながら、無理を押して参加いただいておりました。ありがとうございます。

★刀真 紗綾について。

GM:「では、四人目、刀真沙綾さんの自己紹介をお願いします。申し訳ありません、実は私も、履歴書(キャラクターシート)が届くのがぎりぎりだったので、あまり沙綾さんの事を把握していないのです」(笑)
紗綾:申し訳ありません(汗)。
カヤカ:メタばっかりだあ(笑)。
紗綾:えー、コホン。それでは改めて。「刀真 紗綾(とうま さあや)ですぅ。実家が貧乏剣道場なんですが、なんでも由緒だけは正しくて千年以上続いている?とかで、私が跡取りしないといけないんですぅ」
秀史:「カヤカ、俺と続いて三人目の武術系か」
紗綾:「でも、わたし、ドジでそういうの苦手でっ。なので、お父さんに修行だーっと言われてCCCでバイトしてます~。あ、それでそれで、こっちの刀は大おじいちゃんです。すごいんですよー。しゃべるんですよー」
GM:「えーちょっと沙綾さん、何を言っているのかわからないのですが」(笑)
紗綾:『ひょひょひょ、そういうわけだからひとつうちの雲孫をよろしく頼むぞ。しっかし、女っ気のないメンツじゃのー。もっとこーぼん、きゅっ、ぼん!なおなごはおらんのかの~』
秀史:「……刀が喋っている」
紗綾:「わーわー!大おじいちゃん!いやらしいことはダメですぅ!」
カヤカ:「妖刀の類っすかあ、本家に偶に持ち込まれたッスけど、ここまでマトモなの初めて見た」
柳沢:「刀が喋ったくらいじゃおじさんもう驚かないよ。この業界長いからね」
チシャ猫:「道場とか武術とか忍者とか、怖い人がおおいんだ、にゃー」
秀史:「さっきからぬいぐるみも喋っているのだが」
カヤカ:「除霊なら伝手あるッスよ?」
チシャ猫:「細かいことなんだにゃー」
柳沢:「ぬいぐるみが喋ったくらいじゃおじ、以下略」
紗綾:と言うわけで、『武術』『武術』『悪魔憑き』の女子高生です。ドジっ娘女子高生と、『取り憑いている』刀のエロジジイの一人コンビ。刀は古くから道場にあるもので、自称道場の開祖さまという設定です。完全戦闘特化で、防御すら捨てています。刀に操られてはわわわー!と敵に突っ込んでいくカミカゼ・ガール。もちろんフォワードです。
柳沢:今日のメンバー中ぶっちぎりのガチ仕様ですね(笑)。
秀史:「ノーガード攻撃特化か……」
カヤカ:「今回の任務ってそんなにつえー人達が必要なモノ、なんスか、藤村さん」
GM:「ええ。確定情報ではないのですが、それも後ほど」
紗綾:調査系もからっきしですが、困った時に1回だけ大おじいちゃんが助言をくれる『知恵袋』があるので、まあどうにかなるでしょう(笑)。
GM:PC5人とおじいちゃんで賑やかなチームですね、ってか捌ききれるのだろうか(苦笑)。
紗綾:「色々とドジしてご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いしますっ(ぺこり)」

★チシャ猫について。

GM:「沙綾さんありがとうございました。直接攻撃、特殊攻撃、長距離攻撃、調査兼支援、とかなりバランスのいいパーティーかと思います」
チシャ猫:「サラリと無視された気がするんだにゃー。あー、傷ついたにゃー、傷ついたにゃー」
カヤカ:「だって猫じゃん。猫じゃんおまえ」
チシャ猫:「下の句みたいに言うんじゃないにゃー」
柳沢:「でも猫じゃん 猫じゃんおまえ でも猫じゃん」
秀史:「ポエット」
GM:「これは失礼しました。皆様、実は今回の任務の参加者は、四人ではなく五人なのですよ」
カヤカ:うりうり、と弄って遊ぼうとして、んぇ?みたいな声で振り向きます。
GM:「支援をより充実すべく、今回はバックアップの専門家にも協力を頂いております。お待たせしました、どうぞ」
チシャ猫:「ボクの番かにゃ」
GM:「ええ。その、貴方と呼ぶべきか、貴女と呼ぶべきか」
チシャ猫:「んでは。ガイアが産んだ奇跡のぬいぐるみ生命体、チシャ猫のチシャだにゃ!(ばーん)」
柳沢:……。
カヤカ:……。
紗綾:……。
秀史:「いやそれはないだろう」
チシャ猫:「嘘だにゃー」
カヤカ:「さっき中にタブレット入ってるって言ってたじゃねぇか!」(ばんっ)
チシャ猫:「本体の年齢は12歳美少女、これはホントだにゃー」
カヤカ:「信じられるかッ!?」
紗綾:「猫さんで12歳ってすごい年寄りじゃなかったでしたっけ?」
秀史:「では、好きなガン○ムは」
GM:ガンダ○世代判定ですか(笑)。えー藤村君だと「私はSEEDですね」
紗綾:「えーと、宇宙人の出てくるガ○ダムは見ました」
柳沢:「おじさんはやっぱ初代かな。どちらかというとヤ○ト世代なんだけどさ~」
カヤカ:「……あんま実家でテレビ見させてもらえなかったんスよね」
秀史:「俺はV」
チシャ猫:「好きな○ンダムはリッ○ディアスとしとくにゃー、知識ひけらかしたいだけだにゃー」
紗綾:「なんか現場が混乱してきたですぅ」(笑)
柳沢:「何がホントで何がウソかなどどうでもいいじゃないか。大事なのは仕事で何が出来るかだよ」
チシャ猫:「得意なのは情報の盗み見とかなんだにゃー」……キャラは手の内を明かさないのでプレイヤーが説明しますと、『電脳』『電脳』『超科学』のサポーター(支援職)。基本的にはハッカー特化で、遠隔操作で判定できる『ミネルバの梟』と、他の調査技能をハッカーで代用できる『マリオネット』で、引きこもりながら捜査に協力していくタイプです。
紗綾:基本的に現場には移動しないタイプですね。
チシャ猫:てこでも動きません、動けません(笑)。調査能力の代償として戦闘能力は皆無。『絶対防御壁』と、ダイスを増やす『アドヴァイス』が使えますが、基本護身用です。
柳沢:『アドヴァイス』は他の人にも使えて、使用制限も1回/1Rなので、皆さん遠慮なくばりばり頼りましょう。
チシャ猫:ちなみに脅威の収支プラスキャラ!おっかねもちー!!
カヤカ:引きこもりに限って収支がプラスになる!
紗綾:ハッキングで荒稼ぎしていると思われます(笑)。
チシャ猫:『偽情報』でPPを節約できるので、電子マネーやカードの偽造とかは普通にやってるんでしょうね。
秀史:このゲームでコスト節約できるのは羨ましいです。
紗綾:「ちょっとカードの残高を一桁増やして頂いてぇ」(笑)
カヤカ:「CCC的にはいいんスかこれ!?」
柳沢:「ハッカーは技術職だからねえ。ウチらみたいな現場と違って、スキルを買われて協力してもらってる感じなのサ」
チシャ猫:「ま、細かい事は気にすんにゃ。今日はこの面子のマスコットキャラとして頑張るのにゃ~」



GM:「はい、みなさま自己紹介ありがとうございました。本日はこの五人で任務にあたって頂きたいと思います」
チシャ猫:「自分で言うのも何だけど、ろくなメンツがいないんだにゃ」(笑)
柳沢:「堅苦しい話はもういいだろ?では、出会いを祝して乾杯!」
カヤカ:「よろしくおなしゃーっス」
秀史:「よろしくお願いします」(オジギ)
紗綾:「よろしくおねがいします~」『ひょひょひょ、荒事はまかせんかい』
チシャ猫:「よろしくだにゃー」
GM:「よろしくお願いいたします」
柳沢:ごくごくぷはー!
一同:任務開始前から呑むな(笑)。

★ブリーフィングのこと。

GM:「では皆様、自己紹介もすんだところで仕事に入って良いでしょうか」
カヤカ:「そうそう、どんな任務なんスか?」とぬいぐるみ弄るのやめて藤村さんに向き直る。
GM:「それは依頼人から。……では教授、どうぞ」藤村君がそう言うと、会議室の扉が開き、三人の人が入ってくる。いかにも学者、という感じの初老の男性と、学生風の男女だ。
チシャ猫:「教授様だにゃー」
カヤカ:センセ、って感じの人が入ってきたんですぐ背筋を伸ばそう。学生の習性だ。
GM:「えー皆様、本日はお集まり頂きありがとうございます。東都大学教授の真山と申します」と初老の男性。
カヤカ:「(うわっ、なに話していいかわっかんねー!)」
GM:続いて、「真山研究室の鈴木ッス」「山田です」と男女が言う。
カヤカ:「(ってかジャージでここに居ていいのかな!そういえばビジネスの場だったここ!)」
チシャ猫:「ぬいぐるみもいるから心配するなだにゃー」
カヤカ:「(そういやそうだった)……よろしく、お願いします」
秀史:「なぜか急に出席日数を思い出してしまった」(笑)
紗綾:『そんな事より、女性はぼんっ、きゅっ、ぼんかのう?』「はわわわ、大おじいちゃん、そんな失礼なことをっ!あ、あの、よろしくお願いしますっ!」
柳沢:「いやあ、そんな姿になってもお盛んでうらやましいねえ」
チシャ猫:「その刀、何かでぐるぐる巻きにしといた方が身のためなんだにゃー」
紗綾:『ふん、わしをそこいらの布ごときで、』「大おじいちゃん!」ばたばたと。
GM:男は鈴木君、女は山田さん。いずれも外見はぱっとしない感じだね。飲み会に繰り出すよりは、研究室で好きなことに打ち込んでいた方が楽しいって感じだ。
秀史:「なんたる真面目な大学生か」
チシャ猫:そして、ポテポテと歩いて握手を求めに行くぬいぐるみ。
GM:「ああ、……ええと、その……よろし、く?」(握手)
チシャ猫:もふもふ。
GM:……。
チシャ猫:……。
柳沢:「おほん。では改めて。どうもはじめまして、柳沢と申します。ご著書の『東京里山の昆虫分布』は拝読させていただきましたよ」
GM:「おお、あの本を手にとって頂いた方がいらっしゃるとは。里山にご興味がおありで?」
柳沢:「ははは、お恥ずかしいが乱読派で」
GM:「それでは話が早い。今回皆様にお願いしたいのは、東京近郊の館神山に四百年ぶりに現れたという伝説の蝶、リンドウアゲハの捜索なのです」……ということで皆様、事前配布した『任務概要』にお目通し願います。



任務概要


<発信元>:CCC営業1課 藤村 櫂
<依頼主>:東都大学教授 真山 哲朗
<分類>:捜索、確保 総合評価……[B]
<報酬>:一人あたり 基本5PP 成功10PP
<経費>:3D
<日時>:20XX年6月3日(日) 7:00~24:00


<任務内容>
「東京都西部、館神山で目撃された幻の蝶、”リンドウアゲハ”を確保せよ」

 数日前、動画投稿サイト”YouPipe”に投稿されたドローン動画の片隅に、幻の蝶とされるリンドウアゲハが写り込んでいることが確認されました。
 リンドウアゲハは独特の模様が特徴的な、江戸時代の文献にのみ登場する幻の蝶で、実在したとしたら学術的価値は計り知れません。
 皆様には、東都大学の真山教授と研究生達のフィールドワークに同行し、蝶を見つけ出し確保する任務を依頼します。
 森や山岳での調査活動が主となるため、調査、および霊感が重要と推定されます。
 
 なお、同じくこの動画の存在を聞きつけた、アメリカの「ハロルド文化財団」がすでに蝶の確保に動き出したとの情報があります。学術機関でありながら、手段を選ばない事で有名な人たちです。荒事にも十分留意ください。
 
 皆様の健闘をお祈りしております。   藤村拝



一同:ふむ。
GM:皆さんは、藤村君と真山教授から、この『任務概要』の内容について一通りのレクチャーを受けました。
秀史:「要は、山に行って『幻の蝶』とやらを見つけて来いと言うことだな」
チシャ猫:「こんな武闘派集めて蝶探しかにゃ?」
秀史:「荒事がある、という事じゃないか」
柳沢:「『あの』ハロルド財団が関わっているとなれば、楽しくチョウチョ探しで終わるとは思えないねぇ」
カヤカ:「四百年ぶり……。本当なんですか、これ」
チシャ猫:まずは問題のドローン動画をネットで拾っておこう。「ふむふむ、この動画がそうなんだにゃ?」
GM:「ええ。この動画なんですがね。YouPipeには『新しいおもちゃを試してみた!』なんて動画がよく投稿されているでしょう」
チシャ猫:「電波で動くおもちゃはクラック、もとい、ハックしやすくて助かるんだにゃー」
カヤカ:何か言いたいけど頑張って口を閉じておきます(笑)。
GM:「その中で『ドローンにカメラを乗せて飛ばしてみた』という動画があるのですが……、ここです」そう言って教授は動画を止める。ドローンに取り付けられたカメラによって、上空から山並みが撮影されているのだが、その画像の中に一瞬だけ、蝶が写り込んでいる。
チシャ猫:「よく見つけたんだにゃー」
GM:黒いアゲハチョウ。だがアゲハとは異なり、その羽には、玄妙な緑色の草模様、『竜胆(りんどう)』を思わせる模様が刻まれていたのであった。
柳沢:「ほうほう。確かに、平賀源内の『本草図説』の記述と特徴が一致しているように見えますな」
GM:「はい、江戸時代の文献に、名称と挿絵のみが記載されている幻の蝶、リンドウアゲハ。その絵と、羽の紋様が一致しています」
カヤカ:「おじさん読んだことあるんスか、その、ほんそーなんとかってやつ」
柳沢:「乱読派なんでね」(にっこり)
チシャ猫:「乱読すぎなんだにゃー」
カヤカ:便利だなあ!でもキャラとしては胡散臭い物を見る目をしておく(笑)。
紗綾:『江戸か。懐かしいのう。あの頃は悪即斬がしやすくて良かったというのに。近頃はまったく(ぶつぶつ)』
秀史:「江戸時代の生き証人、か」
GM:「絶滅が危惧されるとか以前に、そもそも存在すら信じられていなかった幻の蝶です。これを見つけることが出来れば、大変な発見となるでしょう」
カヤカ:「でもこれ、YouPipeの動画なんですよね。信憑性はあるのですか?」
GM:「そうですね。『新種の蝶を発見した!』などという内容の動画なら信憑性を疑います。しかしこれは、ただドローンを飛ばして遊んでいる動画に偶然映り込んでいただけ。我々が気づかなければ誰にも注目されなかったはずです。ここらへんは信憑性がある、と私は思います」
カヤカ:「ありがとうございます」ぺこり、と
チシャ猫:「動画を解析して見る限りCGとか合成じゃないっぽいんだにゃー」
柳沢:「ふうむ、かなり解像度も粗いですからねえ。コカゲアゲハかクロゲモンキチョウの亜種という可能性もある(でまかせ)。実物を見てみないことには始まりませんな」
GM:「この動画に映っている山は館神山。文献に所在が記されているのも館神山です。探してみる価値はあると思い、我々は予算を切り崩して今回の調査を企画しました。あとは普通に調査をすればと思っていたのですが……。まさかハロルド財団もこの情報を聞きつけていたとは」
柳沢:「まこと厄介ですなあ」
紗綾:「えっと、ハロルド財団、ってなんですか?」
カヤカ:紗綾に同意してこくこく、と。
秀史:「知らん名前だな」
柳沢:それはおじさんが説明、した体でGMが教えてくれます(笑)。
紗綾:おーい(笑)。
GM:ではおじさんから説明を受けたと言うことで解説しよう。

 ――ハロルド財団。それはごくまっとうな学術調査団体である。
 欧米の大学に出資、連携し、世のため人のため学問の進展を図っている。図っているのであるが――とにかく名誉にこだわるという悪癖があるのだ。名誉欲の権化で、『××を世界で一番最初に発見した!』という記録を学術史に刻みつけることを至上の目的とし、そのためにはカネと権力に物を言わせた強引な資本主義的な手法を用いることで悪名高い。

GM:「つまり『幻の蝶を世界で初めて見つけた!』という実績をゲットするためなら、かなり強引な手段を使ってくる可能性がある、ということです」
チシャ猫:「目的と結果が逆転してる奴らだにゃー」
GM:「彼らは調査団体を館神山に送り込む準備を進めているようです。いや、おそらくすでに現地入りしているでしょう」
秀史:「困った奴らだ」
紗綾:『名誉欲とはいつの時代も迷惑なモノよのう。人間、うまい食い物とうまい酒、それと良い女がいれば十分じゃというのに』「大おじいちゃん、それセクハラです!」
カヤカ:「なるほど。それで自分たちが呼び出されたのですね」
GM:「はい。彼らは今回の調査のため、業務提携しているシグマ・コーポレーションという派遣会社に協力を要請したようです」
カヤカ&秀史:シグマだー!!
GM:「荒っぽいやり方に定評のあるシグマです。業界の仁義がありますから、彼らも真山教授に直接危害を加えるとは思いませんが、様々な妨害が考えられます。皆様には調査隊に同行していただき、調査への協力と妨害の排除を行って頂きたいのです」
秀史:「奴ら山を火の海にでもするつもりか」
チシャ猫:「いやいや、火の海にしたら蝶完全に絶滅するからにゃー」
GM:「もちろんそんなことはしないでしょう。彼らは悪党ではありませんから。しかし仮に『山を火の海にすれば蝶を早く捕まえることが出来る』と判断したならば、ためらわず火を放つ。彼らはそういう会社です。良くも悪くも」
カヤカ:「慎重なエージェントが来てくれるといいんスけど」
紗綾:「うう、荒事は苦手ですぅ」
秀史:「任されよう」

GM:「では、こちらの地図をご覧ください」と教授。



map.png

★調査項目1:北エリアで調査隊と共にフィールドワーク
★調査項目2:南エリアの調査隊と共にフィールドワーク
★調査項目3:山頂エリアの調査隊と共にフィールドワーク
   ※いずれも真山教授が同行していれば+1D
★調査項目4:動画投稿者の素性を調べる





GM:「調査ですが、館神山は北、山頂、南とエリアがわかれていますので、うちの学生達を中心に2~3チームで手分けして行いたいと考えています。皆様にもそれぞれ同行して頂くのが良い形かと」
柳沢:「ふぅむ、護衛と調査のハイブリッド的なアレってわけだね」
GM:「調査隊のリーダーは、私と、この山田、鈴木隊がつとめます」
カヤカ:「りょーかい、ッス!」

★質疑応答など。

GM:「他に質問はなにかありますでしょうか?」
柳沢:「んーと、ちょっと確認してもいいかな?」
GM:「どうぞ」
柳沢:「これ確保が成功報酬なのかい? つまり、確保が成功条件?」
GM:「ええ。確保が条件、と依頼にも書かせて頂いております」
柳沢:「見つかるかわからない蝶を確保するのが条件だと、ちょっと厳しいなあ」
チシャ猫:「居ませんでした、って報告はしやすいかもしれないけどにゃー」
GM:「もしも今日一日調査し尽くしたうえで、真山教授が『蝶はいない』と判断した場合は、任務については成功とさせて頂きます」
チシャ猫:「見つけた場合捕獲も必要なのかにゃ?写真、動画などで撮影できれば良いのかにゃ?」
GM:「実物、それも生きている蝶の捕獲をお願いします。私は、これを機にリンドウアゲハの保護、繁殖を行いたいと考えています。ぜひ生きたまま確保したいのです」
チシャ猫:「難易度が上がった感があるんだにゃ~」
紗綾:「繁殖、っておっしゃいますけど、そうなると2匹以上捕まえないといけないとか?」
GM:「もちろん雄雌見つけられればベストですが、そこまでは考えておりません。生体を一匹確保できれば、生体や住処も探ることは可能となるでしょうから、それは後々の活動と言うことになります」
秀史:「どうにも、雲をつかむ様な話になってきた気がする」
チシャ猫:「まぁだから、見つからなかった場合も報酬があるんだにゃ」
GM:「調査は今日一日、フィールドワークの範囲も館神山と限定しております。ここまで調査して、まったく手がかり無しであれば『いなかった』として報酬は満額お支払いします」
カヤカ:「時間制限まであるんじゃ、もうやってみるしかないッス」
チシャ猫:「逆に考えるにゃ。皆適当にハイキングして帰ってきたら報酬がもらえると考えるにゃ」
カヤカ:「とりあえず、虫取り本気でやってこいってことか。って、これ見つからなかった方が楽?あ、いや、なんでもないッス」
紗綾:「でも、そうやって気軽に構えて、私たちが見つけられなくてハロルド財団が見つけたりしちゃったら大変なことになりません?」
柳沢:「今ここで焦ったってしょうがない。今日は手抜きせずセンセイにつきあって山で虫取り。もしも捕まえられたらボーナス、くらいに考えておこう。一日ハイキングして5PPなら、日当としては妥当だしね」
チシャ猫:「ボクはハイキングする必要すらないんだにゃー。冷暖房と飲み物完備のアジトでリラ~ックスしながら報酬がもらえるのにゃ。いい仕事だにゃ~」
柳沢:「猫君は優雅でいいねえ。おじさんももっと楽して稼ぐ方法勉強しておけばよかったよ~」
カヤカ:「よし、やることはわかったッス。今日一日夜まで虫取り!」
柳沢:「あと、ハロルド財団がどの程度の情報を持ってて、どういう根拠で本腰を入れてるか確認しておきたい」
GM:「これは推測ですが、彼らも我々と同じ程度の情報と思われます」実際、他の動画サイトをあさってみても、蝶が写っていると思われるのはこれだけですね。
チシャ猫:「ざっとネット上探してみても、この動画以外なんも網にかからないんだにゃー。ま、偽情報多いと精査が面倒なんでそのへんは助かるんだけどにゃー」
GM:「動画に幻の蝶が写っていた。調べてみる価値はある。即断即決、人員を送り込んでまずは調査だ、というところでしょう」
柳沢:「調査コストを払ってでも、試してみるメリットはあると考えたわけだ」
カヤカ:「金があるところは良いッスねぇ」
紗綾:『金は天下の回り物じゃ。使ってなんぼよ』
カヤカ:「わざわざ海の向こうからか。明治だかの外国人研究者みたいッスね」
GM:「『21世紀』、『東京都近郊で』、『文献だけに存在していた』、『幻の蝶が』、『自分たちの手によって発見される』。彼らはそういうストーリーが大好きなのです」
紗綾:プロジェクトXのファンに違いない(笑)。
柳沢:「採算度外視でロマンに走る連中だったねえ、そういや」
GM:「あまりおおっぴらにはいえないのですが、欧米の生物学者にとって、海を渡って辺境の森に分け入って新種を発見する、というのはロマンなのだそうです」
柳沢:「依頼を受けたからにはやれるだけのことはやりますよ。おじさんたちこう見えてプロですから」
チシャ猫:「四百年前の幻の蝶。虫ピンで止めれば裏ルート売買で多分一千万円は軽いんだにゃー」
カヤカ:「いっせ、……え!?」
GM:「金銭的価値ははかりしれないでしょうね」
チシャ猫:「そのまま森を燃やしたりして最後の一匹にしてしまえば……、コレ以上は言えないんだにゃー」
紗綾:「猫さん、悪いこと考えちゃだめなんですっ!」『まあ、何匹かおれば、一匹ぐらいくすねてもわからんじゃろう』
カヤカ:「虫取りで一千万。浪漫付き……」
チシャ猫:「増えたら価値が下がるんだにゃ、チャンスは今にゃ」
カヤカ:「猫ぉ~~ッ!そういうこと言うなッ!」
柳沢:「やめときなさい。異能力者が犯罪者になると、フツーの人より残りの人生つらいよ?」
GM:「余談ですが、こんな逸話があります。ヒマラヤの高地で、19世紀に標本だけが残された蝶がいました。近年になってその蝶は発見され、学会でも大騒ぎとなったのですが、その蝶を見つける栄誉は、こうたたえられていたそうです。『聖杯』と」
カヤカ:「聖杯っておとぎ話のアレっすよね。ホントに栄誉なんだ……」
GM:「ええ。名誉としても、金銭としても、蝶を手に入れたいという者は多いでしょう」
柳沢:「昆虫標本の類は、コレクターの間じゃそれこそ天井知らずの値段がつくし、新種の名前とか学名に自分の名前入れちゃう人も多いしね」
チシャ猫:「教授は名誉に目がくらんでるわけじゃないよにゃ?」
GM:「私はあまり……そういう事は考えていませんでした。この山にもしも四百年前にリンドウアゲハが舞っていて、それが再び再現されるというのなら、その力添えをしたいと思っています」
チシャ猫:「それならば本当に研究・調査に熱を入れている真山教授に肩入れしたいところね。地元でもあるし」
カヤカ「え」
チシャ猫:「にゃー」
カヤカ:「……猫、猫。お前ケッコー迂闊だぞ」
チシャ猫:「にゃぁん」
秀史:「ところで、蝶を捕まえるといっても、手でつかむわけにも行かないと思うのだが。そこらへんは調査隊に一任と言うことかな」
GM:「よくぞ聞いてくださいました。これを用意しました」と藤村君。
カヤカ:「これ、って……」
GM:「虫取り網、虫かご、麦わら帽子です」(笑)
一同:………。
カヤカ:「めっちゃ懐かしい、ッスけど」
チシャ猫:「この現代に、正気かにゃー?」
カヤカ:「その麦わら帽子はどうなんだろう!?」
GM:「大丈夫です、ちゃんと人数分あります」
チシャ猫:「そういう意味じゃないと思うにゃー」
柳沢:「ははは、藤やんも麻生さんに似てきたねえ」
GM:「ええ、新人研修の際に上司から教わりまして。やる以上は全力で、と」
カヤカ:「藤村さん、変なとこおちゃめッスね……」
GM:「ちなみにこの虫かごですが、色々と工夫を凝らしておりまして、一度蝶を捕らえれば、あとは多少手荒く扱っても蝶に危害はありません」
カヤカ:技術の無駄遣いもいいところッ!
秀史:いや、それはつまり、「蝶を確保したあと」があると言うことでは?
GM:さてどうでしょう(苦笑)。ということで、皆様も蝶を見つけたらこの網で判定してくださいまし。
秀史:では沙綾さんの刀にはアタッチメント式の虫取り網を(笑)。
紗綾:『わしに何を付けるんじゃ!』「夏休みっぽいですぅ」
チシャ猫:「チシャも虫取りやりたいんだにゃー」
カヤカ:「出来る体じゃねーだろ」
チシャ猫:「ドローンに虫取り網をつけて捕獲するんだにゃー」……『ミネルヴァの梟』で遠隔判定する用ですね。4PP吹き飛びますけど(苦笑)。
柳沢:「いいよー、ほら、猫君用のアミもちゃんと藤村君が用意してくれてるからね。可愛さ20%増しだぞ」
チシャ猫:完全にマスコットが意味ない見た目だけの虫あみを装備する。
紗綾:「じゃあ、私と一緒に取りましょ~」とぬいぐるみをだっこ。
カヤカ:微妙にぬいぐるみを取られたのが寂しい(笑)。

★班分けのこと。

GM:「さて、皆様まずは班分けをお願いいたします」……マップと調査内容、自分の能力を見比べながら、リクエストをお願いします。
カヤカ:体力があるので山!
秀史:なんと単純な!(笑)
柳沢:南、北、山頂で調査内容に差がないなら、おじさんは真山教授と知的な会話に花を咲かせたりしたいかな。護衛も出来るしね。
チシャ猫:私はどこでも出現できるので、班には入らず本部でバックアップを。まずは調査項目の『投稿者の素性を調べる』をあたってみます。
GM:「そう、真贋の判断と言うことで、ドローン動画の追跡もお願いしたいのです。万が一、あの動画がいたずらだったと判明した場合は、そこで調査終了です。その場合も満額お支払いいたします」
カヤカ:その辺は猫さんにお任せですねー。
GM:ちなみに特に指定がなければ、真山教授は山頂、鈴木君は北、山田さんは南と調査するつもりです。三隊にわかれたら守り切れない!というのであれば、隊を減らしてもOKです。
紗綾:この南の奥にある『イノシシ沼』、気になりますねえ。
柳沢:『侵入移動』でないと入れないあたり、いかにもって感じだ。
カヤカ:えーと、『侵入移動』は得意ではないので北を希望します!鈴木さん隊に同行。
柳沢:了解。カヤカ君は北と。女性同士の方がやりやすいだろうから、紗綾ちゃんは山田さんに同行かな。
紗綾:はーい。では山田さんチームで南に。調査とか出来ないし(笑)。大おじいちゃんのセクハラが気になりますが。
秀史:そうなると私は山田隊かな。調査が出来る人間が必要でしょうし。
カヤカ:ああっ、単独で行動できる構成が仇に(笑)。
GM:了解です。猫さんは残留して調査、柳沢さんは真山隊に同行して山頂。カヤカ君は鈴木隊で北、秀史さんと紗綾さんは山田隊で南ですね。
一同:は~い。

 こうして行動方針が決まった一同であるが、ここからが頭の悩ませどころである。
 『人災派遣RPG』では、エリア移動の際、距離や地形に応じてコスト、PPを消費しなければならない。また、それを軽減できる『乗り物』を各自が所有しているため、誰がどう移動するのが最適かというボードゲーム的な判断が必要となる。
 また、エリア間の移動方法も、先程話題にのぼった『侵入移動』のほか、『通常移動』『長距離移動』と3種あり、特殊な移動方法ほどPPやスキルが必要な仕組み。『侵入移動』ができるキャラクターはかなり限られるので、現時点で『イノシシ沼』に向かうのはかなり難しいのだ)


GM:移動の際、自分の車や二輪を使いたい人は申告してくださいね~。
カヤカ:圧倒的原付!凄く高校生らしい原付!(笑)
柳沢:うれしそうだ(笑)。
カヤカ:お金を貯めて買ったホンダのグロム。燃費もばっちりの実用車です!
紗綾:私は学生らしく自転車ですね。
秀史:私は何も持っていないのだけど、これは山まで歩いて行けばいいのでしょうか?(笑)
GM:あ、調査隊の人たちは自前の車でまず山頂まで移動。そこから山の各地に散っていきます。乗り物を持たない人は、調査隊の車に同乗することとなります。
秀史:了解です。山頂までは車、あとは徒歩と言うことで。
柳沢:って、調査隊の車に同乗していれば、移動時のPP消費は避けられるって事でいいのかい?
GM:ういす。車に同乗を選択するなら、山頂まではコストゼロとします。
柳沢:そのままずっと乗っていたいんだけどなあ(笑)。
GM:「そうそう、館神山は山頂まではロープウェイや車道が開通しており通行が容易ですが、山の北と南は獣道や登山道となっており、乗り物の使用は出来なくなっています。注意してくださいね」
カヤカ:うーん!?そうするとカヤカも車に同乗した方が。でも何かあったとき、北から南へ駆けつけられるようにしたいし……(ぶつぶつ)。
柳沢:……車を持っているんだけど、今回は置いていこう。調査隊の車があるのなら出すメリットがない。GM、乗り物を外すかわりに、その分他の装備に振り当ててもいいかな?
GM:あ、それはOKです。移動にNPCが車を出すという情報は、本来ゲーム開始前に説明すべきだった案件だと思います、すみません。
柳沢:サンクス、了解です。
紗綾:私も自転車を放棄して、車に同乗することにします。新宿から足柄インターあたりまでチャリで爆走も楽しそうですけど(笑)。
秀史:足が攣りそう(笑)。
カヤカ:原付、悩む……。高速移動使って移動に1R、調査はその後から……ううん……あとから別の場所で見つかったら…って思うとやっぱり乗り物欲しい……。
柳沢:調査のラウンド制限ってあるの?
GM:今回は明確なラウンド制限はありません。ただ、競合相手が居るということをお忘れなく、ふふふ。
紗綾:現着は早いに越したことはなさそうですね。
カヤカ:やっぱり乗っていきます!スピードが重要になりそうな気もしますし。
GM:そういえばチシャ猫さん、乗り物もお持ちでしたよね。
チシャ猫:実はバイクもってるけど、本部襲われた時に逃げる用です(苦笑)。移動しない私のほうがいい物持ってるっていう。
カヤカ:学生は調達が1/1スタートなの辛いッスよねぇ(笑)。


 協議の結果、チシャ猫は本部に残留、カヤカは自分の原付で調査隊の車に同行。他の三人が調査隊の車に同乗することとなった。


GM:さて、行動が決まったところで。皆様、「近況表」をふってくださいまし。
一同:ああ……。来てしまった(笑)。
カヤカ:旧版の近況表ッスか?
柳沢:旧版? サプリにバランスを調整した新版もあるけど。
GM:うーん、今回は旧版の方で。
カヤカ:それならしばらくお待ちを!
柳沢:何か仕込みがある模様(笑)。
カヤカ:ふふふ!オンセ用にマクロを組んだのですよ。コマンド入力で一発で振れるようにしました。
チシャ猫:ほうほう。……(ころころ)6、 『充実』。忙しくも充実した毎日を送っている。ゲーム中最大LP+1。
カヤカ:猫さんがやってくれましたが、こんな感じでー。
GM:うひょう!これは超便利だ!!ありがとうございます!
紗綾:素晴らしい。(ころころ)16、『 修練』。修行に励んだ分、稼がなければ!表、裏ともに収入が半減。AP+0.5 or BP+1 or JP+1。ぎゃー!収入が表裏両方0になった!(笑)
柳沢:けどそのぶん経験値UPだから(苦笑)。では私。(ころころ)13、 殺伐。最近裏の仕事ばかりで、表の生活はいまひとつ充実していない。表収入×0、裏収入×2。
秀史:サツバツ!
チシャ猫:殺伐いいなあ。表の収入なんていらんのですよ(チシャ猫の生計は裏の収入がメイン)(笑)。
カヤカ:(ころころ)8、 多忙。表の仕事が忙しく、裏の仕事が手につかなかった。表収入×2、裏収入×0。
秀史:(ころころ)7、醜聞。前の仕事で目立ち過ぎてしまった。今回は少し控えなければ。EPを2点蓄積。まずまずですね。
GM:今回の任務に合流するために無茶をせざるを得なかったのでしょう。
秀史:タイムイズマネー!(笑)
カヤカ:結構ばらけましたねえ。
GM:みなさんそこまで悲惨な結果にはならなかったようで何よりです。では、準備が整ったところで本日はここまで。次回からアクション開始と言うことでよろしくお願いしま~す。
一同:お疲れ様でした~!


●キャスト
 居垣 佳夜迦:ILL様(人災派遣RPGで積極的に卓を立てて頂き、各所に布教頂いております。多謝!)
 二 秀史:けん様(最初期の頃から人災派遣シリーズを応援頂いております。一緒に卓を囲めて嬉しいです!)
 チシャ猫:霜之助様(歴戦のオンセプレイヤー。今回オンセほぼ素人のGMに様々なご支援頂きました!)
 刀真 沙綾:なてぃーゆ(サークルメンバー。人災派遣TRPG キャラ作成マクロ制作等)
 柳沢 天治:潮屋(サークルメンバー。人災派遣TRPGの制作者)
 GM: 紫電改(サークルの管理人。人災派遣会社シリーズの原作者。小説とか書いてる)

 
カテゴリー:リプレイ3-1話 | タグ:
|コメント(-) |トラックバック(-) | 2017年01月17日 (火)00時12分

2016冬コミお疲れ様でした&今年もありがとうございました!

ということで2016冬コミ、『猫又公司』にお越し頂きありがとうございました!
サークルメンバー潮屋君作のオリジナルTRPGルールブック「人災派遣RPG」、「カルカミ」「ナナバナ」と
多くの人にお手にとって頂き、設定協力した者としては大変ありがたいことでございます。

2016年は従来の小説の読者の皆様に加え、
特に人災派遣RPGという形で多くの人にこの世界を楽しんで頂き、
大変実りのある年だったと思います。この流れを途切れさせないよう、来年も頑張っていく所存です。

それではみなさま、良いお年を!
カテゴリー:開発記録 | タグ:
|コメント(-) |トラックバック(-) | 2016年12月31日 (土)18時53分

ドラマCD 3巻、4巻のDL販売を開始しました。

ヘルサマーキャンペーン、遷色の記憶に続きまして、
「聖学院グラスパー」「アボーティブマイグレーション」の2作がDL販売開始となりました!

イベントにてCD入手が叶わなかった方、小説等を読んで気になった方は、
ぜひこちらからゲットしてみてくださいまし!

【人災派遣のフレイムアップ アボーティブマイグレーション】
人災派遣のフレイムアップ アボーティブマイグレーション DLsite.com直リンク

【人災派遣のフレイムアップex 聖学院グラスパー】
人災派遣のフレイムアップex 聖学院グラスパー DLsite.com直リンク
カテゴリー:開発記録 | タグ:
|コメント(-) |トラックバック(-) | 2016年12月31日 (土)18時47分

ドラマCD No.2のダウンロード販売を開始しました。

先日の「ヘルサマーキャンペーン」に続きまして、第二弾「遷色の記憶」についても取り扱い開始となりました。
DLSite様にてサイトを開設。下記のページより購入することが出来ます。

【人材派遣のCCC 遷色の記憶】
人材派遣のCCC 遷色の記憶 DLsite.com直リンク

作品の詳細はこちらから
http://nekomatakosi.blog37.fc2.com/blog-entry-798.html

ご興味ある方はぜひに~
カテゴリー:開発記録 | タグ:
|コメント(-) |トラックバック(-) | 2016年12月16日 (金)00時17分

登録社員名簿:092 『遍在者達』

「ああ、またお会いしましたね」

【名前】複数
【通り名】『遍在者達』(マルチアカウント・ワン)
【所属】モノクローム
【年齢】複数
【容姿】複数
【正業】複数
【経歴】
 きわめて特殊な能力を持つ集団。
 世界に存在する数十億人の人間の中に紛れ込んでいる「記憶と感情、意思を完全に共有する者達」。
 その数は数人とも数百人とも、それ以上とも。
 人種や年齢、性別すらまったくばらばらの彼ら、彼女らだが、その心底には親兄弟すら及ばない意思の結びつきが存在する。

【スキル】
『遍在』(マルチアカウント)
 世界中に散らばる者達の間に存在する完全なる情報共有。
 特定の宗教や国家に所属し方針を共有する、双子の間で不思議な意思伝達が存在する、といった「複数の人間が目的や感覚を共有している」度合いをはるかに超越した、いわば「魂の共有」。

 概念としては「ネットワークゲームで一人のプレイヤーが様々なキャラクターを同時起動して操作している」が近い。
 ネットゲームにおいて、プレイヤーが操るキャラクターの性別や役割、立場に応じて口調や振る舞いを変えたりするが、根底の性格はプレイヤーのものであるように、彼らは時に高圧的な官僚のように、温厚な老婦人のように振る舞うが、その人格は共有された「プレイヤー」のものである。
 各「キャラクター」達は『自動モード』として立場に応じたそれぞれの人生を過ごしているが、必要に応じて『手動モード』となり、「プレイヤー」の目的達成のために活動する。

 アカウントAのキャラクターが官僚として国のため身を粉にして働いてきたとしても、「プレイヤー」がその国を滅ぼすべきと判断すれば、アカウントAのキャラクターはその瞬間に即座にテロリストと化し首脳陣を巻き込んだ自爆テロを決行するだろう。
 現在は「プレイヤー」としてモノクロームへの協力を示しており、世界のあちこちに散らばる「キャラクター」達が有形無形のサポートを行っている。
カテゴリー:設定資料_キャラ名鑑 | タグ:
|コメント(-) |トラックバック(-) | 2016年12月10日 (土)21時47分

ドラマCDのダウンロード販売を開始しました。

以前に制作しコミケなどイベントにて頒布しておりましたドラマCDについて
在庫僅少となったものは取り扱い終了としておりましたが、
結構イベントなどでリクエストを頂く来ましたので(ありがたいことです)
このたびダウンロード販売を開始することにしました。

DLSite様にてサイトを開設。下記のページより購入することが出来ます。

現在、第一弾としてドラマCDVol1「ヘルサマーキャンペーン」を公開中です。

【人材派遣のCCC ヘルサマーキャンペーン】
人材派遣のCCC ヘルサマーキャンペーン DLsite.com直リンク


随時、他のCDも販売開始予定です。
作品に興味を持って頂いた方で音声コンテンツも聞いてみたいという方はぜひぜひ!
カテゴリー:開発記録 | タグ:
|コメント(-) |トラックバック(-) | 2016年12月07日 (水)23時36分

登録社員名簿:091 『虎先鋒』八街 虎弥太

「てめーらみてろよ!俺っちのキューキョクオーギをな!」

【名前】八街 虎弥太(やちまた こやた)
【通り名】『虎先鋒』
【所属】ブルーリボン
【年齢】16歳
【容姿】「なんかコ○コ○コミックの格闘漫画にいそう」(同僚談)
【正業】ブルーリボン所属 三番隊四席
【経歴】
 ブルーリボン斬り込み隊長の一人。
 公務員勤めの傍ら貧乏道場を経営する父のもとに生まれる。
 真面目なサラリーマンの道を選んだ長男に対し、類い希な『戦の才』を持って生まれた次男の彼に、父は自らが諦めた武の道のすべてを叩き込んだ。
 中学卒業後すぐにBR社に入社。以後は自ら志願し度重なる実戦を繰り返し、一年足らずで剣を扱う三番隊の四席まで登り詰めた。
 反面、頭脳については学校の頃からほとんど授業を放棄し修行と喧嘩に明け暮れていたため、日本語の読み書きさえ怪しいレベル。
 現在は業務に必要という名目で、鬼の三番隊隊長に学力を取り戻すべく猛勉強をさせられている。
 学識が皆無なだけであり、頭が悪いわけではない、らしい。

【スキル】
『八街流長巻術』
 彼の修める武術。
 長巻(長大な大太刀)を用いる刀術、であるが、実際には武器術としてよりも戦場スキルとしての意味合いが強い。
 喊声を轟かせながら己の武器を縦横に振るい敵陣に突撃し血路を開く。
 縦横に振り回せるなら槍でも旗でも金属バットでもなんでもよい。
 防御を考える暇があればその分をさらなる一太刀に費やし、一人でも多くの敵をなぎ払う完全攻撃特化の武術。
 防御は埒外、生きてりゃ安い。

 その真価は軍と軍のぶつかり合いである乱戦において最大限に発揮される。
 彼が先陣となって戦列を切り崩した際は、喊声により敵軍に恐慌と守備力低下の効果を付与し、自軍に士気向上と攻撃力上昇をもたらす効果がある。
 試合では反則常套の三流選手。
 死合では攻守の均衡を欠いた二流剣士。
 而して戦場では、敵陣に斬り込み埒をこじ開ける一流の先鋒。

『血震う修羅』
 戦場の才覚。
 傷を負い血を流せば流すほどにその剣は冴えと威力を増し、剣気は吶喊となり敵を圧する。

『三途帰り』
 戦場の才覚。
 どれほど死の淵に近づこうと必ず最後には生を拾う、致命傷を避ける本能、生き汚さ、そして悪運。
 無謀な剣術で激戦の直中にありながらも確実に生還する能力。
カテゴリー:設定資料_キャラ名鑑 | タグ:
|コメント(-) |トラックバック(-) | 2016年12月07日 (水)22時37分

登録社員名簿:090 『碁打ち』松郷 誠志朗

「そのツナギをここで切る……ハイこれでバラバラ、後は各個撃破で」

【名前】松郷 誠志朗(まつごう せいしろう)
【通り名】『碁打ち』
【所属】ブルーリボン
【年齢】24歳
【容姿】事務系の冴えない兄ちゃん
【正業】八番隊隊員(特務)
【経歴】
 達人揃いのBR社には珍しい、竹刀すらまともに握った事のない貧弱な青年。
 普段は後方支援を担当する八番隊の冴えないヒラ隊員として、前線の隊員達の警ら順路の設定や、通報システムのメンテを担当している。
 しかし彼の本領はその頭脳、ずば抜けた戦術指揮の才にある。ひとたび何十人もの隊員が駆り出される『戦』となった際にはその本領を発揮。
 地形、敵の陣形、機を読み、そして何より、個々人は強くとも所詮我の強い武芸者の集まりでしかないブルーリボン隊を巧みに運用し、部隊としての戦闘力を飛躍的に向上させ、勝利を導くBR社の切札のうちの一人。

【スキル】
『戦術指揮』
 戦士達を運用して戦う方法。
 一応彼の実家は古流の軍学を継承したとされているが、当人いわく「カビが生えててクソの役にも立ちませんでした」とのこと。
 彼が立案するのは、一見昼行灯のあてずっぽうとも思える作戦だが、実際には緻密なデータと水も漏らさぬ検証で組み上げられている。
 特筆すべきは「要」の見定め方で、不利な戦や乱戦でも、敵が隙を見せたその瞬間に「要」を衝き、連携を裁ち、部隊を個人の寄せ集めに帰してしまう。
カテゴリー:設定資料_キャラ名鑑 | タグ:
|コメント(-) |トラックバック(-) | 2016年12月02日 (金)01時21分