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猫又公司


小説・TPRG系サークル『猫又公司』のウェブサイトです。

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人災派遣TRPGリプレイ『かがやけ!ゆるキャラの星』 05(完結)

●第4ラウンド


GM:ええと、今回はチシャ猫さんの中の人がトラブルで遅れるとのことです~。先に初めておいてくださいとのことですので、開始しちゃいます。
一同:は~い。
GM:前回のあらすじっ!君たちは美味しい担々麺を食べて身も心もリフレッシュした!
カヤカ:おいし……え?
天美:君、たち?
GM:失礼、一人でしたね。
紗綾:おいしかったですー。今度、お金を貯めて食べに行きます~。
GM:えー、そして敵の正体も判明しました。
秀史:黒幕は、『賭けで大金をせしめてリタイヤをはかるハッカー・10セント』と、奴が用意した『人を支配する魔剣・ネグラ』ですね。
天美:そして魔剣に取り憑かれた、勝つために用意されたダークホース、万年最下位のゆるキャラ『怪傑ピーナッツ』、と。
秀史:哀れな……。
GM:てなことで、君たちは無事に三回戦を突破。ホテルに戻ってきたよ。次こそが決勝戦、『ゆるキャラバトルロワイヤル』だ!
カヤカ:直接的ですね。
GM:ルールは単純、巨大な土俵の上で押し合いへし合い、KOするか場外に突き落とすかで、最後に残ったゆるキャラが優勝。
天美:なんとゆーか、もうなんとゆーか……。
GM:君たちが準備をしていると、藤村くんから連絡が入る。
カヤカ:おおう。さすがCCCだぜ仕事が早い!
GM:『皆さんに集めていただいた情報をもとに、魔剣ネグラの素性を調べました』
紗綾:『ほう、きゃつの正体がわかったんかい』
GM:『魔剣ネグラ。中東の伝説にある、悪魔を坩堝に溶かし、その灰で鍛えた剣という伝説を持つ、黒焼きの剣です』
天美:「罰当たりな代物ですね……」
GM:『魔剣と呼ばれる所以は二つ。一つは、剣自体が意志を持ち、持ち主を操る力を持つこと。これにより中東の某国で厳重に封印されていたのですが、『10セント』はある任務の報酬として、裏取引で強引に持ち出したようです』
秀史:厄介な物を持ち込んだものだ。
GM:『そしてもう一つ。その刃は肉体だけでなく、心も削る。心を切り裂かれたものは、魔剣の傀儡となってしまうのです』
カヤカ:「心を……?」
GM:具体的にはSPにもダメージが行く。
カヤカ:あっ辛い(笑)。
秀史:「……」(無言で紗綾を見る)
紗綾:あれ、即死?(笑)
天美:「取り憑かれている小見川さんは、回復の見込みがあるのでしょうか?」
GM:『小見川さんはおそらく、魔剣を引き剥がせばどうにかなるかと思います。魔剣にとっても自分を操作する肉体ですから、酷使はしても、むやみに傷つけることはしないでしょうし」
紗綾:『ひどい剣ですぅ、大おじいちゃんとは大違いです!』
一同:「ええ……」
紗綾:「何でみんな沈黙するんですぅ?」
GM:『ただし、ぶっちゃけみなさんが謎を早く解いたのでボーナスがあります』(笑)
カヤカ:アッハイ。
GM:『中東の魔除け、『ハムサ』というものを身につけることで、魔剣の呪いを大幅に削ぐことができるでしょう』……気になる人は画像検索とかしてみてください。
天美:「さすが藤村さん」
GM:『護符を送るのは間に合いませんが、霊力のある天美さんが皆さんの体に文様を描いたり、護符に描いて持たせれば効果があります』
天美:(確認)なるほど、『ウアジェトの目』みたいなものですね。
GM:ゲーム的には、SPへのダメージを大きく減殺する。
天美:ありがたし。
GM:ただし、目立つので、着ぐるみに入らない人は露出に+1ペナルティです。
天美:まあ、紗綾さんと私、あとせんべいまるに入る人には描いておきましょうか。
カヤカ:遠距離組の二さんと猫はいらないかな?
GM:猫さんは本番まで保留にしておきましょう(笑)。
秀史:露出は余裕があるから、描いてもらって構わない。何があるかわからないからな。
天美:(確認)あれっ? カヤカ君なんでこんなに露出高いの?
カヤカ:はっはっはっは、調子に乗っていい装備を持ち込んだ結果です(苦笑)。
GM:『私にできることは此処までです。後は頑張って優勝してください!』
紗綾:「がんばって優勝しましょう!」
カヤカ:「ここまで来たからには優勝だよなあ!」
天美:GM、バトルロイヤル判定の詳細をお願いします。それを見て配置を決めます。
GM:……そんな時、ホテルのセキュリティ担当である十亀さんから通信が入る。『CCCの皆さん、今お時間よろしいでしょうか?」
天美:「はい、何でしょう?」
GM:『ホテルの防犯カメラに、『10セント』の配下と思わしき人物を確認しました。もしかたら、ホテル内に直接本人が乗り込んできているかも知れません』
カヤカ:「直接対決ゥ?んな迂闊なことすっかなあ。ハッカーってやつらはガッチガチに引きこもって行方を晦ましてるのばっかりじゃねえの?」
紗綾:「なんでわざわざ来ているんでしょう?」
秀史:「一応、察しはつく。これは『10セント』にとっても今後の人生を賭けた大博打なのだろう。であれば、魔剣頼みではなく、自身でもハッキングで干渉しようとするのではないかな」
天美:「でも、十亀さんの防壁をかいくぐって干渉するのは不可能に近い。……だから物理的に内部に潜り込んでいた、と」
GM:『それに、不自然な点はあります。一回戦のクイズの答えや二回戦の料理までは、魔剣が対応できるとは思えませんし、支援部隊が入り込んでいるのは間違いないでしょう』
カヤカ:「そう言えば、もともとPナッツをサポートしてる奴らを追っかけてたら十亀さんに会ったんだっけな」
GM:『場所を転送しますので、すみませんが様子を見に行ってくれませんか?』手番消費はなしでいいよ。
カヤカ:んじゃ、ひとっ走りしてこようか?
天美:手番消費なしなら全員で行っちゃいますか。


 十亀からの情報を受け取り、10セントと手下が潜伏していると思われる客室にやってきたカヤカ達。
 しかし、そこには開け放たれたドアと、部屋の中でバタバタと倒れ伏している黒服の男たちの姿があったのだった……!!



カヤカ:「うわ、近寄りたくねえ」と言いつつ、黒服の男たちに触れる。生きてる?
GM:生きてはいる。だが、まるで精気を奪われたかのようにぐったりとしているね。
カヤカ:「これは……」
天美:「ネグラに斬られたのね……!」
秀史:「悪魔を呼んだくせに対策を怠るとは」
カヤカ:「となると、『10セント』本人もやられたか?」
GM:君たちは周囲を見回すが、『10セント』と思しき人物は見当たらない。「う、うう……こんな話、聞いてないぞ……」と呻く黒服の男。
天美:応急処置します。介抱して詳しい話を聞かないと。


 天美の応急処置で意識を取り戻した男は、事情を話す。

 男たちはやはり、『10セント』に雇われた実働部隊だった。
 オミガワなる気弱な男に剣を握らせて、会場で暴れさせる。
 試合終了後に部屋に連れ戻して休ませたり、クイズの回答の際には10セントにネット回線をつないだりと、裏で様々なサポートを行っていたのだった。
 ところが、二回戦終了あたりから、だんだん魔剣が言うことを効かなくなってきたのだという。


GM:三回戦が終わったああと、魔剣は回収を拒否。そのまま黒服どもを斬り、最終試合に向かったとのことです。
天美:「『10セント』は?」
GM:わからない、とのことです。黒服たちを盾にして逃げ回っていたらしい。
カヤカ:「そのまま逃げちまったか、あるいは……」
秀史:「まだホテル内にいるか、だな」
GM:「うう、悪魔は契約の内容を果たす以外に……何も興味がないと……言っていたのに……」(がくり)
紗綾:「なんか、大おじいちゃんが原因な気がしますぅ」
秀史:「魔剣が紗綾さんとの決戦に備えて暴走し始めた、か?」
天美:「触発された、とかですかね」
カヤカ:「冷静に考えれば、魔剣は試合に勝つためだけに呼ばれたから、じいさんにわざわざ喧嘩を売る必要はまったくない。にも関わらず、あれだけ挑発しまくったってことは、『10セント』じゃなくて、魔剣本来の意志って考えていいと思う』
天美:「なるほど。さすがテレパスね。確かに、その線もあるかもしれない」
カヤカ:そうだよテレパスなんだよ!洞察みたいなの初めてしたよ!(笑)。
GM:『ピーンポーンパーンポーン。みなさま、これより決勝戦を開始します。選手の皆様、セコンドの皆様は速やかに会場に入場をお願いします。繰り返します。これより決勝戦を……』
紗綾:『まあ、最終試合に向かったというのならば好都合じゃ、そこで白黒つけてやるわい!』
GM:以上、幕間でした。ここから最終決戦となります。調査項目はありませんので、誰が着ぐるみに入るかだけ決めておいてくださいね!
チシャ猫:すいません、遅くなりました。
一同:こんばんわー!おつかれ様ですー!
GM:全員揃ったところで、クライマックスです!


 巨大スクリーンに『FORESTV』のロゴが映し出される。
 決勝戦の会場は、一回戦の円柱の直系を更に大きくしたようなものが一つ。
 ある程度の高さはあるが、落下しても酸の池や針の山があるわけではない。
 もう観客は知っているのだ。ことここに至っては、落下する者たちの滑稽さよりも、抗い戦い続けるもののほうが、血を震わせるということを――


GM:『さあ、いよいよ決勝戦です!種目は皆様おなじみ、『ゆるキャラバトルロワイヤル』!ここまで生き残ったゆるキャラ達が、巨大土俵の上で押し合いへし合い!KOされるか、場外に落ちたら失格。残った一人が、最強のゆるキャラだよっ!!』
紗綾:お  お  お  お  お  お  お!(歓声)
一同:ド ド ド ド ド ド ド(足踏)
チシャ猫:ゆるキャラの最強を決める大会って……。
GM:「殺せ―!」「勝てー!」「お前に全額賭けたからな―!」などなど、お馴染みとなった温かい声援につつまれ、君たちは入場する。
カヤカ:温かい……?
GM:そして、ここまで勝ち上がったねぎざむらいとせんべいまるは、他のゆるキャラ達と共に、土俵に上がる。
紗綾:歓声に手を振って応えます~。頑張りますよ~。
GM:そして、土俵の上には生き残った他のゆるキャラ達。優勝を目指し、いずれもギラついたオーラを…………放っていない。
カヤカ:なぬ?
GM:どいつもこいつも、まったく精気がないようだね。
チシャ猫:「なーんか変じゃないかにゃー?」
秀史:うわ、闇討ちまでやりだしたか!
GM:そのゆるキャラ達が一斉に、ぐりっ、と首を捻り。君たちに視線を向ける!
カヤカ:こわっ!?
天美:「先手をとられてしまいましたか」
紗綾:「精気を吸い尽くされている!?」
チシャ猫:「うちら以外は既に斬られ済のようだにゃん」
GM:そして、中央に佇むゆるキャラが告げる。『…………長生きというものは、するものだな。たとえこのようなつまらぬ鉄にこの身を押し込まれたとしても』
秀史:「随分と日本語が上手いじゃないか」
チシャ猫:「え、ツッコむの其処?」
カヤカ:「ツッコみどころが多すぎなんだけど!」
天美:「もう口挟むのにも疲れました……」
紗綾:『ほほう、一人では勝てないとみて、数に頼るとしたか!雑魚は雑魚なりに知恵を絞ったと見える!』
GM:『このような場末の児戯の場所で、まさか同胞の仇敵にまみえるとは思わなんだ』
秀史:「おい爺さん、何やらかしたんだよ」
カヤカ:「やんちゃしてた時代しかねえって感じだけどよ」
紗綾:プレイヤーは本当に心当たりが無いのですが。ないよね?(笑)
GM:『……ふん、剣になってから斬ったか。斬ったゆえに剣に縛られたか。どうでも良いが……盟友の仇は取らせてもらうとしよう』そんなセリフを聞くと、唐突におじいちゃんの記憶がフラッシュバックするのであった。
紗綾:ほわんほわんほわんほわん~。


 昔むかし。
 江戸、桃山、いや室町、いやいや鎌倉、いやいや、さらに昔のこと。
 朝廷が船を繰り出し、異国の皇子を扶けて海の向こうへ攻め入った頃のおはなし。

 日の本を遠く離れた大陸のどこか。
 ひなびた山間に、夜な夜な子供をさらう輩あり。
 赤子の肝を裂き祭壇に捧げる殺人祭鬼の教徒共、人々を大いに苦しめ泣かせる。
 旅の剣士あり。手には倭刀。
 剣士、村の窮状を知り山間の洞窟へ。奸賊ども悉く斬り倒す。
 なれど祭壇より黒気涌き出で巨大なる怪異を為す。
 剣士と怪異、四昼夜に及ぶ死闘。ついには剣士、血振るいて怪異を討ちとれり。



GM:……そんなことがあったような気がする(笑)。
チシャ猫:気がする(笑)。
天美:わりとアバウトな記憶だった。
カヤカ:耄碌したかー!?普通忘れないだろそれ!いやむしろそういうのに心当たりがあり過ぎるのかっ!?(笑)
GM:拝火教に刻まれし悪神阿里曼の眷属たち。絹の道を西に向かったものは悪霊(ジン)と呼ばれ、東に向かったものは大陸の東端にたどり着き鬼神となった……のかも知れない。
秀史:ゾロアスター教の悪魔か……!
紗綾:『カカカカ!あの時の似非神か!奴の仲間とあれば、これは斬り甲斐がありそうじゃ!気を抜くでないぞ!紗綾!』
GM:大おじいちゃんが刀として斬ったのか、あるいは人間だった時に斬ったのか。そもそも大おじいちゃんが昔人間だったのか、いずれも記憶が曖昧で判然としないね。……ぶっちゃけそこは各自が好きに補完ということで(笑)。
天美:話を聞いた感じだと、生前っぽい感じがしますね。
秀史:神を斬って呪われたような感じですか。
天美:でもそんな昔の倭刀だと、今の日本刀の形ではないはずだけど(笑)。
紗綾:大おじいちゃんの形が昔から同じだと誰が決めた?
カヤカ:なん……だと……(笑)。
チシャ猫:時とともに自己進化してるとかやだにゃあ(笑)。
GM:『陽気ないいヤツだった。宴では赤子の生き肝を別け合って喰らったものよ。……それを、それを。貴様のようななまくらに』
カヤカ:「文化の違いを感じる台詞だな」
秀史:「悪魔に同胞愛があるとは驚きだ」
GM:『その鋼、砕いて鉄屑にして海に撒いてやろう。……さあ、決着の時間だ』
チシャ猫:「ゆるキャラグランプリのカメラの前ってのが締まらないけどにゃー」
カヤカ:そういやこれ着ぐるみで向かい合ってる台詞なんだよな。
紗綾:文庫なら挿絵が入るところですね!(笑)
天美:刀同士で喋ってて我々蚊帳の外なんですが(笑)。
紗綾:『カカッ、赤子の生き血なんぞ啜って悦に浸り、いざ戦いとなれば数を頼むような裾物にわしが後れを取ると思おてか?』「えーと、よく分からないけど、悪い人はここで成敗しますっ!」
GM:『そうさな。確かに数頼みだ。貴様との一騎打ちに、他の雑魚どもが邪魔立てせんようにな……!』そう言うと、魔剣に斬られ支配されたゆるキャラ達がザワザワと集まってくる。
天美:むむっ。かかってきますか。
GM:そして、ゆるキャラたちが合体、融合し始める!(一同爆笑)
天美:バカですか!!!???(マジツッコミ)
秀史:キメラがさらにキメラになってどうするねん!(爆笑)
天美:思わず素で叫んじゃったよ!!
カヤカ:合体、融合って中の人たちのこと考えたくねえなあ!!(笑)
天美:バカなの!? ねえバカなの!!??(マジツッコミ)
チシャ猫:原理!!原理の説明を求めるにゃ!(笑)
紗綾:二人羽織!きっと二人羽織しているだけですっ!
GM:いやー中東の魔術ってすごいですね。
カヤカ:絵面に緊張感が行方不明!!!
チシャ猫:本当に溶け合いだしたらむしろホラーすぎる絵面と思うにゃ。
天美:一番を決めるなんて良くないよ!みんな一番!そう……。みんなひとつになればみんなが一番だよ……!
チシャ猫:言うてる場合か!(笑)
カヤカ:天美さんまでツッコミを放棄し始めた(笑)。


 突如ゆるキャラが融け合い始めた会場。
 当然ながら大混乱だ。



GM:『え?ええっとこれは……こんな演出ありました?聞いてない?ああっ!セコンド席には乱入しないでくださ―い!』逃げ惑うセコンドやスタッフ。徘徊するゾンビゆるキャラ。
秀史:いつの間にかゾンビパニック企画に。
チシャ猫:(笑い転げている)
紗綾:これ、どんな風に放送されているかすごい興味がありますぅ(笑)。
カヤカ:さすがに放送切られてるんじゃねえかなあ!
GM:「試合中止すんじゃね―ぞ!」「そうだ!俺たちの賭け金どうしてくれる!」
カヤカ:うぉい!?
チシャ猫:言うてる場合か!Part2!
GM:「え、え~い!こうなれば試合開始!あとは放送時の編集でなんとかしてくださーい!!!」
チシャ猫:「何とかしてくださいとかそういう話なのかにゃー?」
天美:えーと、主催者側に許可をとった方がいいかな。「今現場に一番近い私達が処理しますので、私達のことも編集よろしくお願いします!」
カヤカ:とりあえず今回はこれ止めればいいだけなんだよな!?
GM:ゲームとしては、魔剣ネグラを倒せばそこで終了です!現場が大混乱になっているので、全員戦闘に参加することが可能です。なお、競技場、セコンド席、観客席等の条件はそのまま適用されます。と、いうわけで、フォーメーションを決めてください!
チシャ猫:観客席なら攻撃が飛んでこなくて、支援ができるってことにゃね?ならここで確定だにゃ。
秀史:セコンド席から狙撃準備。いいね!が減ってしまうのが問題だが。
天美:んー、セコンド席から治療、してもあまり意味がなさそうなのと、いいね!が減るの嫌なので(笑)、競技場に出ます!
カヤカ:せんべいまるに入ってて、直接攻撃するおれは前衛配置以外ありえない。競技場に飛び込めーッ!!
紗綾:(すでにコマを競技場に配置している)
GM:みなやる気十分だね!さあイニシアを決めてもらおう!こちらは魔剣ネグラと、ゆるキャラが合体して出来たゆるキャラゴーレムが二体。そしてわらわらと群れるゆるキャラゾンビたちの集団だ!


map5-4.png



 イニシアの結果、
  ゆるキャラゴーレムB
  魔剣ネグラ
  ゆるキャラゴーレムA
  秀史
  紗綾
  天美
  ゆるキャラゾンビたち
  チシャ猫
  カヤカ(待機して天美の治療を受ける)
 となった。


天美:あ、全員にハムサは描き込んでありますので。
カヤカ:あ、登場でAP2たまって罰則。露見でAPさらに+1。
チシャ猫:滞在コストは無視で良いのかにゃ?
GM:はい、戦闘中は滞在コストなしです!
天美:というか、ゴーレム達の動き早すぎません?
GM:ここらへんの説明はおいおい。


●第一ターン


●ファストフェイズ


GM:ファストフェイズ!みなさん行動宣言よろしく。
天美:『後退』しておきます。
カヤカ:『待機』手番を後ろに回して治療を受けます。
紗綾:もちろん、『完全憑依』!

●敵のターン


GM:まずゴーレムB。ランダムで天美を殴る。
天美:はいはい。
GM:『まっ』と言って殴る!(ころころ)あ(笑)。
秀史:ファンブル(笑)。
天美:でもわたしは反応はゼロ。LP使って(ころり)完全成功、ノーダメです。
GM:ぶおん!と風を切った拳がすっぽぬけて、腕の部分のゆるキャラが剥がれて場外へ吹っ飛んでいった(笑)。
カヤカ:無理な合体をするからあ!
天美:これ私の判定もいいね!プラスされるんです?
GM:されます!


GM:続いて、魔剣ネグラ。こちらは迷うことなく紗綾に攻撃!
紗綾:「こないでくださいですぅ」
GM:『さて。まずはその刃を折り取ってくれよう!』(ころころ)白兵24!
紗綾:当たると紗綾のSPが持って行かれそうなので、『心眼』を載せて反応3D+10で判定。(ころころ)24、同値!
秀史:これはすごい。
天美:ぴったり成功。完全成功まではあと10だからちょっと厳しいね。
GM:ではダメージと行きましょう。


 黒い刀身に浮かぶダマスカス鋼の紋様が、妖艶に赤く輝く。
 まるで張り巡らせた血管が脈動するかのように。
 幻ではない。
 この刀は生きており、自らを自在に重く、硬く、鋭くするのだ。
 小剣の速さ、剛剣の重さ、剃刀の鋭さ。
 すべてを備えた本来ありえぬ斬撃が紗綾の首筋に奔る……!



GM:10D6+15で(ころころ)63!
天美:えええっ!
チシャ猫:高い目!
紗綾:なんかすごいのが来た!
秀史:カヤカ、カバーだ!
カヤカ:カバーできるの『ダメージ判定の直前』なんだよなあ!
天美:いえ、防御成功してるから、多くても30程度。ここは私の盾で止めます!『魔力の盾』『ハードブロック』で(ころころ)38相殺!
紗綾:25ダメでGPが10。貫通したぶんを半減して、8抜け。ありがとうです~。
天美:「えへん!悪魔の扱いなら、我が家の専売特許ですからね!」
GM:ちっ(笑)。禍々しい赤と、魔力を束ねた青の輝きが一瞬ホールを染める。邪悪な魔剣の一撃を、君の不可視の盾が受け止めた!
GM:『ふん、水を差すか。無粋な女だ』ただしSPにも1Dで(ころころ)3点ダメージ。
紗綾:いやん。こちらも半減して1点減りました。
GM:ちなみにハムサ巻いてなかったら2Dでした。
天美:ウェー。


GM:そしてゆるキャラゴーレムA!ランダムで……カヤカに攻撃!
カヤカ:うおっ、来た!
GM:ぶおん、と(ころころ)12で殴り。
カヤカ:ん、これなら止まるかな。
天美:ゴーレム君、命中は大したことないですね。
カヤカ:『心眼』使って、25で完全成功。「図体がでかいぶん、避けられるな!」
GM:ずどーん!と拳が床に突き刺ささる。腕部分のゆるキャラが埋まった(笑)。
カヤカ:もしかして、先にミスしておけばダイスは事故らないのでは!?(一同爆笑)
天美:どんどんいいね!が溜まっていく。SNSでいいね!集めに目の色を変える人の気持ちがわかってきました(笑)。


●秀史のターン


GM:さて敵のターン終わり!シタナガさん!ですがここでお知らせ。
天美:ふむふむ?
紗綾:良からぬ感じ。
GM:この状態では、ゆるキャラゴーレム達がネグラをかばう状態となっている。君がネグラに攻撃しても、ゴーレムABいずれかにダメージが行くだろう!
カヤカ:わぁい。取り巻きを殴り倒さないとダメージが入らねえタイプのボス!!
秀史:ボスキャラあるあるですね!
紗綾:あれだけ偉そうに啖呵を切った上での小物ムーブとはっ。
天美:敵を『解析』できますか?って、いつの間にか調査項目が追加されてる(笑)。
GM:うふふ。
紗綾:って、なんかゾンビが増殖してるですぅ。
カヤカ:これゾンビパニックだったけ!?
秀史:ならば先に解析した方がよさそうだな。
天美:いいね!集めはこのまま戦っていればカンスト達成できそうですから、普通に殴るという手もありますけど。
秀史:いや、ここは解析しようかと。ゾンビがわらわら湧いてるし、なにかギミックがありそうな気がする。
天美:確かに。メインとサブで2回解析できますよ。
秀史:先にサブでゾンビを解析しよう。アウトサイダーで18、成功!
GM:ゾンビのデータが開示される。『攻撃、命中等のデータなし。HP:無限(倒されても永遠に補充される)』
カヤカ:究極の肉壁だぁ!
チシャ猫:うへぇ、やっぱりギミックありだにゃ。
GM:『アクション:紗綾以外のPCがネグラに攻撃した場合、自動的にネグラをかばう。(イニシアで勝っている場合に限る)』
秀史:ははあ、ネグラと紗綾さんの一騎打ちに横槍を入れようとすると、肉壁になって防ぐというわけだ。
天美:イニシアで上回らないと、カバーに入られてしまうということですね。
GM:『余計な邪魔が入るのは鬱陶しいのでな。だが、クク、いざ戦いとなれば数を頼むようななまくらでは仕方がないことだがなあ?』
紗綾:『ふん、邪魔が入らぬのなら好都合じゃ!差しで斬り捨ててくれるとしよう!』
秀史:メインでネグラの解析もします。(ころころ)ここは確実にLPを(ころころ)、2点使って(ころころ)成功!
GM:まず解析ボーナスとして今後、全員のネグラへの攻撃に+1Dつきます。そのうえでデータを開示~。

 魔剣ネグラ
 憑依体/武術/不死
 イニシア 2D+8
 命中(白兵)3D6+10
 ダメージ(物理)10D6+15
 防御(回避)3D6+3
 攻撃パターン:基本的に紗綾に攻撃。
 どうしても紗綾に攻撃できない場合は他の人間にランダムに攻撃


天美:無限湧きを止めるギミックはなさそうですね。……まぁ、PL的には紗綾さんと存分に殴り合ってくれればOKって感じではあるんですが(笑)。


●紗綾のターン


GM:ということで、君の攻撃だけはネグラにそのまま通ります。
紗綾:『カカ!紗綾よ、全力で行くぞ!ワシが手伝うてやる!』『鬼神力』『心眼』『アウターハウル』『完全憑依』で(ころころ)27。……ここは速攻で沈めるべきと判断してLPで振り足し!40で命中!
GM:こちらの回避は(ころころ)アウチ、24!中失敗なのでダメージください。
紗綾:『完全憑依』も乗って、10D6+20で(ころころ)73点!
天美:いいねが+53。
GM:結構痛い。『……なるほど、こうでなくてはな……!』
紗綾:『ほほう、なかなか硬いではないか、そうでなくてはのう!』……露出溜まっちゃったんで判定。(ころころ)『僥倖:幸運にも、あなたの行為に気を止めるものはいなかった。今のあなたに怖い者はいない。LPを1点回復する』(一同爆笑)
一同:さすさや!(※さすが紗綾さんの略)
カヤカ:絶好調すぎる(爆笑)。
紗綾:素で吹き出してしまった(笑)。
秀史:天に愛されてる……!
紗綾:この流れなら2回攻撃をしない選択肢はないですぅ!
天美:減った分は私がすぐ回復できるから遠慮なく!
紗綾:命中27、回復したLPもすぐにつぎ込んで31!
GM:19で通常失敗。ダメージください!
紗綾:(ころころ)53点!
GM:なかなか削れたっ。
紗綾:これで『完全憑依』が切れました。ここからは消耗戦です……!


●天美のターン


天美:紗綾さんとカヤカ君のSPを治療+応急処置!
カヤカ:ありがてえ……!
紗綾:ありがとうです~。
天美:それぞれ『ウィッチメディスン』、『魔力制御』、薬も使ってフル回復。
秀史:人災派遣はヒーラーも大活躍ですね。
天美:まず紗綾さん。(ころころ)37点。
紗綾:ほぼ全快。
天美:次、カヤカ君。(ころころ)わあ、回った55点!
カヤカ:全快した!てか最大SPが55点だ!
チシャ猫:鼻血出そうにゃ(笑)。
天美:私自身はSP-22点です。

●敵のターン


GM:次はゆるキャラゾンビ。あー、うー、とか言いながら、ネグラをかばう。
カヤカ:これでおれはネグラを殴れなくなったわけか。
チシャ猫:イニシアそのものは遅いから、ダイス目が腐らなければ心配しなくて良さそうだけどにゃ。
GM:解析で手の内がバレてしまっているともう何も面白くないですね(笑)。


●チシャ猫のターン


チシャ猫:天美のSP回復できるかにゃ?
天美:それが、猫さん観客席にいるんですよ(笑)。
チシャ猫:そうだった。仕方がない、ここは素直にミスティックで解析(ころころ)、成功!
GM:はい。ではゆるキャラフレッシュゴーレムのデータとギミック。
 
 イニシア:2D+12
 命中:2D+8 白兵
 ダメージ:8D6+8
 防御:2D6+5 反応
 アクション:
  紗綾以外のPCがネグラに攻撃した場合、自動的にネグラをかばう。
  (イニシアで勝っている場合に限り)
  紗綾以外のPCにランダムで攻撃。
  5点ダメージを受けるごとに、イニシアティブ-1

秀史:ゴーレムのイニシアがこっちより高いと、ネグラをかばう。
カヤカ:素のイニシアが高くて妨害に入られやすい。だけど殴ってダメージを与えていくとどんどんイニシアが落ちていって、先行できるようになるってわけだ。
GM:インプットされたコマンドを実行するだけなので判断が早い、ダメージを受けると体が崩れて動きが鈍くなる、というイメージです。
天美:命中は大したことないけど、当たると8Dで事故が起こりそうですね。


●カヤカのターン


カヤカ:フレッシュゴーレムをグーパン!さっき殴ってきたA!お前だ!(笑)
GM:ですね(笑)。
カヤカ:『心眼』使って36で白兵攻撃!
GM:回避……21、ぜんぜんだめ。
カヤカ:よっしゃ、全部乗せ!『ファントムペイン』『浸透勁』『スマッシュ』『マインドブラスト』『散打』!まずは通常6D+5で(ころころ)26ダメージ!
GM:いたいいたい。
カヤカ:続いて衰弱、衝撃もろもろ追加ダメージで31点!はいっどーんッ!
チシャ猫:大ダメージだにゃ!
GM:(計算)HPがごっそり減って、次回からイニシアも-10だ。
チシャ猫:これで次回からは先行できそうにゃね。
カヤカ:んで罰則。(ころころ)知らんぷり、ノーペナルティ!
天美:良い目だすなあ(笑)。
カヤカ:えっ絶好調……こわ……。
秀史:いいなあ(笑)。
カヤカ:サブでSP回復(ころころ)12点。


GM:ということで、ここで1ターン終了です。
天美:で、戦闘で一気にダイス数が増えて、いいね!が583になりました(笑)。
GM:おめでとう!君たちは見事500いいね!を達成しました!これにより最終ボーナス、覚醒ポイントをプレゼントだぜ!
カヤカ:やったぜ!
GM:これでいいね!周りの判定は終了。今後下がってもペナルティや報酬取り消しはないので、あとはいいね!を気にせず好きに暴れてください!
一同:わーい!


●第ニターン


GM:ちゅうこって、第二ラウンド行ってみましょう!
天美:今回はイニシアで敵を上回れるかがかなり重要ですね!

 ギミックを警戒しイニシアを振る一同。
  カヤカ 29
  チシャ 26
  ゆるキャラゴーレムB(無傷) 18
  魔剣ネグラ 16
  天美 5
  ゆるキャラゴーレムA(負傷) 5
  秀史 4
  ゆるキャラゾンビたち 4
 となった。



チシャ猫:(笑)回りすぎ!2d+2で26。
カヤカ:はははは、2D6+5で29(笑)。
チシャ猫:カヤカ君の本日のダイス目終了のお知らせ。
カヤカ:やだーっ!!!
天美:2D6で24が出る。そう、人災派遣ならね!
カヤカ:よぉし魔剣大決戦に横槍入れるぞぉ(うきうき)。
秀史:まさかの4(苦笑)。
GM:せっかく作ったイニシアギミックに引っかかってくれて嬉しい!(笑)


●ファストフェイズ


チシャ猫:そういえばハムサの件なんですが、素肌に描かないと駄目?
GM:実際は護符を着けたりするので、服や着ぐるみに描いても良しとします。
天美:猫さんの額に3コめの目を描いてあげましょう(笑)。
チシャ猫:ありがとにゃーん。攻撃は飛んでこないと思うけと一応『後退』。
秀史:ではここでイニシアを加速。『壁走り』とLP1点(ころころ)。合計16。
天美:ゴーレム潰す方向でもいいと思います。一回殴ればかなりイニシア落ちるみたいですし。
秀史:なるべくネグラを削っておきたい。もう一点LPを消費して19!
GM:そしてここで、ネグラのファストアクションだ!
天美:むっ。
GM:『クク……慣らしは終わりだ。そろそろ本気で行こうか』『完全憑依』!!
一同:ぎゃー!!(笑)
秀史:紗綾さん2号だ(笑)。
カヤカ:あるだろうなあとは思ってたけど(苦笑)。
天美:紗綾さんは前回使い切ってるので、形勢逆転……!
GM:『ククク……。使い手は柔いが不満は言うまい。骨さえ形を保っていれば、後はどうとでもなる。どのみち使い捨てよ』
紗綾:『ええい、初手で殺しきれぬとはな。ワシともあろうものが太平の世で腕がなまったか!』
GM:魔剣に浮かんだダマスカス紋様がずるずると蠢き、見たものの正気を蝕むような、名状しがたき形状をなす!!そして、何やら瘴気めいたものが吹き出し、怪傑Pナッツ の着ぐるみにまとわりつく!
天美:「紗綾さん、大おじいさん! ここを凌がないと……さすがにマズいですよ!」
紗綾:『ふん、我等が鍛え上げた次期当主を甘く見るでない!紗綾よ!お前の力、存分にここで披露するが良い!』


●カヤカのターン


カヤカ:イニシアで勝ってるから、直接ネグラを殴れるわけだ。
天美:でも【完全憑依】中でカタいんですよね。……どうしましょ。
秀史:ゴーレムを殴ってイニシアを削るという手もあるが。
カヤカ:本命が追加ダメージなので、殴れるときに殴ろうかとッ!……あと、『完全憑依』中に殴って「全然効いてないッ!?嘘だろッ!?」ってやりたいので殴ります(一同笑)。
GM:ではお願いします。
カヤカ:いくぞネグラ!『完全憑依』だかなんだか知らないが、見た目ゆるキャラだしーーーッ!!!『心眼』『マインドブラスト』『ファントムペイン』『浸透剄』『スマッシュ』『魂砕き』!マシマシ、LPも乗せて命中(ころころ)51!
天美:いい出目!今日のカヤカくんは荒ぶっています!
紗綾:アラブ系の敵だけに(笑)。
GM:防御だ!(ころころ)14、ち、全然だめだ!完全失敗!
カヤカ:着ぐるみの中で栄養剤を飲み干して、いざぁッ!属性ダメージに全乗せ!(ころころ)通常29点、属性29点!ちぃ、肝心の属性ダメージで湿気た。
GM:まずダメージ。『完全憑依』をしてもなお、カヤカの拳はネグラにスマッシュヒットした!
秀史:刀を殴ってるのか持ち主を殴ってるのか。
GM:そして、属性ダメージ。君の拳から放つ霊力がネグラを貫く……。
カヤカ:みんな忘れているかもだけど、ウチの流派は退魔武術なので特攻っすよ!
GM:……のだが、ここで『セキュリティシステム』!
カヤカ:ちょっ!?
秀史:ち、『10セント』の支援か!
GM:着ぐるみに仕込まれた謎の衝撃吸収ギミックが展開され、君の属性ダメージを大幅軽減する!
カヤカ:珍しくいい感じの働きをしたときに限ってそういうーーーッ!!(笑)
GM:『ク、……余計な真似を、しよるわ……!』
天美:「でも、敵の切札を一枚切らせたんだから上出来よ!」
GM:実際のところもう少し温存しておく切札でしたが、カヤカの目が良すぎて切らざるを得なかったという感じです。
カヤカ:「っだー!?あれ猫のアレだろアレ!」
秀史:「おい猫、ネタパクられてるぞ」
チシャ猫:「にゃにゃーん、パクられてるってことは対処も知ってるってことだにゃーん!」『ノイズ』で打ち消し。いけますよね?
GM:ろんもち。敵は謎のギミックを発動させた、かに思われたが、これを直前で察したチシャさんのカウンターハックにより不発に終わった。
カヤカ:「っくしょ、これ何回もできねえのに!…………いや、入ったあ!!」
GM:『……ふん、くだらん手助けは不要』強がってるが、直かなりダメージが通ってるね。
チシャ猫:そして罰則に到達。(ころころ)不運。あなたの行為は、人に見られてしまった。まったくツイてない……。LPを1点失う。おおおうい!(笑)
カヤカ:猫ーーッ!!いい奴だったよ(笑)。
GM:カヤカが刀身に拳を触れると、なんともおぞましい感覚が皮膚を貫いた。人間とは異なる精神構造。善悪の基準がズレているのではなくそもそも異なっている存在。
カヤカ:「ぞわってするぜ。左右非対称の絵画を見た時みたいな気持ち悪さだ」
秀史:「引きずられるなよカヤカ……!」
GM:『クク、気に入ったぞ小僧。あの刀を砕いたら、次は貴様を依代に選んでやっても良い』
カヤカ:「お断りだ!」もう一発殴ります!さすがにガス欠なのでスキルは減らして、『速攻』『ファントムぺイン』『浸透剄』!残りSP8点!
チシャ猫:『アドバイス』も持っていけにゃ―。
カヤカ:やったぜ!LPも足して、33!
GM:『完全憑依』で回避。(ころころ)回った、36で回避成功!『幸運は二度はないぞ、小童!』
カヤカ:ぐっ!属性ダメージが3Dしか通らねえ……!
GM:魔剣は依代のことを全く考えない非人間的な挙動で、君の攻撃を軽減する!
カヤカ:(ころころ)通常ダメ24点、属性ダメージ23点から半減。
GM:計算中……。打撃は防ぎ、霊力はやや徹った感じだね。
カヤカ:ぞわっとしたので思わず手が出た、無意識だった。反省はしていない。
天美:……それにしてもカヤカ君、さっきめっちゃ回復した気がするんだけど、何でもうSP一桁になってるの?
カヤカ:異能3つで手広くやってるといろんなスキルを乗せるので、こう(苦笑)。



GM:と、ここで皆さんのインカムに通信だ。『CCCの皆さん、連絡事項です』
天美:「その声は、十亀さん!?」
GM:「はい。今の妨害行為は、私のセキュリティ障壁を通過せず行われていました。……つまり、10セントは、今この会場の中にいる可能性が非常に高い」
秀史:ですよねー。
GM:「可能であれば、やつを確保してください!」
秀史:周りのゆるキャラの中か、観客席だろうな。
GM:ということで、お待たせ。判定『10セントを探せ!』が追加されました。


   ●判定『10セントを探せ!』
     ハッカーで判定、『10セント』(6D+8)とダイス勝負を行い勝つこと。(一発勝負)


カヤカ:『高速処理』で判定に挑戦しようか?
天美:んー、ハッキング目標で、しかも一発勝負で達成値の積み増しは出来ないから相性が悪いかも。
カヤカ:確かに。
チシャ猫:まあ、戦闘中は猫の仕事ないしぃ。暇を持て余してるんだにゃあ(満面の笑み)。
秀史:まさかイニシアティブでクリティカル出したのが正解とは。ちょうど次の行動順になるあたり、持ってるなあ(笑)。


●チシャ猫のターン


チシャ猫:「にゃにゃーん、さてさて。ハッカーは表に出てくるもんじゃないにゃーねー」先程の『セキュリティシステム』の電波情報を解析。大体の発信場所を調べるにゃね。
GM:今回はガチ判定です。チシャさんが任意でリソースを突っ込んで判定していただき、こちらで6D+8(クリティカルあり)の勝負とします。
チシャ猫:OKOK、丁度いいハンデ(ちょうどよくはない)。
カヤカ:猫が既に強い。
チシャ猫:通常『ダイブイン』、『カンファレンス』。本来は振りたしですが、ここは全部突っ込みます。(ころころ)43!ああん低い。
カヤカ:固定値の暴力を感じる……!
天美:LP足せますけど。
チシャ猫:ごめん、ハッカーとしてのプライドがあるので、このままで!
GM:了解です、ではこちらも名うてのクラッカーとしての意地で追跡を振り切る!
秀史:期待値的にはドキドキ。
天美:まぁ、これで負けたらしょうがないです(笑)。
GM:(ころころ)22(一同爆笑)。
秀史:悲しいなぁ。
GM:ワシは、ワシは名うてのクラッカーなんじゃあ……(笑)。
カヤカ:出目でも固定値でも完璧に勝ったぞこの猫。
GM:……君は電脳の防壁をくぐり抜けて発信源を特定する。観客席。パニックになったり熱狂したりしている群衆の中で一人、カリカリと脇目も振らず一心不乱にタブレットをいじっている男がいる!
チシャ猫:「にゃにゃーん、余裕がないにゃねー。十亀さん、10セント発見にゃー、位置情報送るから後頼むんだにゃ」
GM:ゲーム的には、判定成功後、誰かが観客席に行けば捕まえられるのですが、すでに猫さんがいるので捕まえられます(笑)。
チシャ猫:直接捕まえには行かないけど(笑)。
カヤカ:ハッカー対ハッカーの肉弾戦見たいな(笑)。
チシャ猫:嫌DEATH YO☆
GM:では、君の情報をもとに十亀さんの部下が『10セント』を差し押さえる。「……君、ちょっと来てもらえますか?」「な、何だお前らは、ええい、離せッ!」「CUBEの10セントだな?確保する!」
紗綾:ようぎしゃかくほー!
GM:「ええい、離せ!どいつもこいつも!俺の、俺のハッピーリタイヤを邪魔しやがってえええええ!!」
紗綾:リタイヤは出来ましたね、ハッピーかどうかは分かりませんが……。
GM:「俺はこれだけ働いてきたんだぞ、退職金をもらって何が悪い!……!……!」などと喚き散らしながら連行されていったのであった。
チシャ猫:「同情だけはしとくんだにゃー、アホだと思うけど」
秀史:「社内規定に則らないものを退職金とは言わない」
紗綾:「なんでああいう人はばれるレベルでやらかすんでしょうね?」
チシャ猫:「そもそもハッカーは手に職だからフリーで仕事とったほうがいいとは思うんだよにゃぁ」
天美:「普通に退職してれば年金もついたのに、これでおじゃんですねえ」
カヤカ:「年金あるんだ派遣業界!」
天美:派遣業は普通に厚生年金入りますからねー。
GM:ということで、十亀さんからのボーナスとしてクリア報酬が割り増しされます!


●秀史のターン


秀史:ここは畳み掛ける。ネグラを撃ちます。
GM:くっ、射撃は回避しにくいんだよなあ。
秀史:「『一対一で戦わせろ』なんて寝言を聞く気はない。貴様は紗綾さんと戦うために他の参加者を傀儡にして、彼らの決意を踏みにじった。誠意なき相手に、俺は同情しない」
天美:シタナガ君だけ格好いい(笑)。
カヤカ:そりゃ着ぐるみ着てねえからな!(笑)
秀史:『ロングショット』覚醒『アサシネート』『暗器使い』『スティング』覚醒『隠形術』でアサシンダガーを投擲!(ころころ)32!しょぼい!?
チシャ猫:二さんにカヤカが乗り移ったようだにゃ。
カヤカ:うぉい!
秀史:ここはLPで振り直し。(ころころ)42!
GM:では回避!(ころころ)ああん大失敗。
秀史:通常ダメージ10点。
GM:GPで弾いた。
カヤカ:このあとが怖い!
GM:『アストラルバリア』もあるんだけど物理だから意味ないんだよなあ。
秀史:続いて出血ダメージ。(ころころ)47!
チシャ猫:うひぃ!
紗綾:6がいっぱい!
カヤカ:二さんは仕事人やで……。
GM:……………(計算中)。
紗綾:もしかして、終わりました?
GM:……かなりやばかったが耐えた!君の放ったクナイ・ダートが、怪傑Pナッツの腕に深々と突き立つ!彼を包んでいる瘴気も、ゆらぎ弱まったように思える。
秀史:「点穴を突いたが……。まだ動くか」罰則、露見でAP+1。


●敵のターン


GM:さてこちらのターンだ!まずはゴーレムBがカヤカを12で殴る!
天美:あたると結構痛いから気をつけて!
カヤカ:17で通常成功……。むむむ。完全成功は遠いのでこのままで。
GM:では『まっ』と叫びを上げて拳がカヤカをかすめる!どごーん、32点!
天美:一応盾を飛ばしておきましょう、21点減殺。
カヤカ:ありがたい、GPと合わせてぴったり止まり!


GM:そしてネグラの番。君たちのフォーメーションに、やや攻めあぐねた感もあるネグラだが。『……、……、……くだらん』不意に、興ざめした声。だらりと構えを崩す。

『……所詮、人間の体で振るう技などこんなものよの』
 魔剣は構えを変える。攻めと守りを考慮した剣士の構えではなく。
『まあ、他の有象無象が死のうが生き残ろうが、この体が千切れようがどうでもよい』
 ただ最大の破壊力を生み出すための、捻れた奇怪な構え。
『………そこのなまくらを叩き割る。我が盟友の仇を討って、全てを終わりにするとしよう!』



GM:『アウターハウル』。魔剣から迸る狂気が一層禍々しく転じ、紗綾に吹き付ける。
天美:「……っ! まずいわ! このままじゃ小見川さんの体がもたない……!」
チシャ猫:「きゃ、客席にいてもわかる禍々しいんだにゃ……」
紗綾:『ふん、侮るな。受け継がれた我が血脈、たやすく斬れると思うな!』


 魔剣が呪詛の呻きを紡ぐ。
 ――それは、砂漠の砂嵐にも似た、不吉な風だ。

 『砂が吹くぞ』
 『大鴉が羽を広げるぞ』
 『太陽が隠れるぞ』

 濁った妖気が天を覆い、光を隠す。

 『見てはならぬ』
 『マジュヌーンが剣を振るうぞ』

 暗闇の中、掲げられた剣が凶星のように赤く輝く。

 『焔の時刻』
 『………皆死ぬぞ!』

 砂漠の旅人が怖れた凶々しい夜の一撃が、紗綾に振り下ろされる!


GM:(ころころ)39で命中!
紗綾:『ならば我らは大鴉の翼を切り落とそう。覆いし闇を斬り裂こう、その汚れた星を叩き落とそう!』(ころころ)23、中失敗。
カヤカ:『硬気功』『献身』でカバーリング!
紗綾:ありがとうです!
チシャ猫:『セキュリティシステム』と『絶対防御壁』はありますので!
天美:私の盾もね!
GM:ダメージいきますね!
カヤカ:こいやー!
GM:12D6+25で(ころころ)70!ちっ!あまり走らなかったか!
紗綾:すごっ!
カヤカ:……アカンかもしれない!(笑)22点軽減してまずは残り48点!
天美:そして『魔力の盾』!30点減殺!
カヤカ:LPで軽減入れるぞー!2点使って(ころころ)回った、GP含めて17点減殺!……1抜けで残り64点!
紗綾:すごい!
GM:渾身の振り下ろしを、君たちは総力を上げて防ぎ止める。だが、その反動を利用するように、ネグラは再度跳躍。天井を蹴り、紗綾の脳天を貫くべく急降下する!
天美:「もう一撃来るわっ! 備えて!」
GM:紗綾の脳天へ兜割りだ!(ころころ)29!
紗綾:みんなの協力に答えるためにも!ここでは!やられないですぅ!(ころころ)回りました!22!
天美:LPで29までもっていきましょう! 成功すればダメージ半減で大分安心。
紗綾:確かに。格好つけた台詞を言った以上、自前で成功ぐらいには持って行きたい!(ころころ)2、(ころころ)1。おおう?
天美:あ、あれっ?
紗綾:何の最後のひと押し。(ころころ)4、ぴったり成功!
秀史:セーフ!
チシャ猫:さすが紗綾さん!カヤカらない!
カヤカ:疫病神の具現化みてーな扱いされとるぅ!?
GM:『なまくらめがああああああッ!』
紗綾:「大おじいちゃんはなまくらなんかじゃないですぅぅ!凄い、凄いご先祖様なんですぅぅ!」
GM:【完全憑依】はまだ生きてるからね!ダメージは……(ころころ)おっしゃ78!
天美:わっ、ここで出してきた!
チシャ猫:うひい、半減で良かった!
紗綾:大おじいちゃんで受け止めてなかったら、ずんばらりんされてましたぁ!
天美:とにもかくにも『魔力の盾』『ハードブロック』!43点減殺!
GM:くそー『10セント』が生きていればここでノイズで絶望をたたきだすシナリオだったのですが(笑)。
チシャ猫:『セキュリティシステム』!10点減少。
紗綾:ありがとうですー!トータルで2点抜けです。
チシャ猫:さらに罰則……三回目なのでさすがに洒落になりません。いいね!で得たキャンセル権を使用させてください。
一同:了解。
GM:いやーわかってましたけどホントこのチーム固いなー。
チシャ猫:まだ『絶対防御壁』もありますからね。
GM:『……………何故だ、何故折れぬッ!何故だああああッ!!」
紗綾:『わからんか?これが人の力じゃよ』
カヤカ:「じいさん、なんだかんだで心はまだ人だしな。精神性がだいぶアレだけど」
秀史:「爺さんは刀になっても武は手放さなかった。お前は刀に封じられてなお悪霊でありつづけた。武人と悪霊が武を比べたら、どちらが勝つかなど論じるまでもない」
チシャ猫:「コマをたくさん作ることばかり考えてた貴方と、子孫を見守り、仲間を作ったおじいちゃんの差なんだにゃーん」
GM:『くだらぬ、くだらぬ!武だと?仲間だと?群れることしか出来ぬ人間の習性ではないか!そんなものに、我が力が……』
天美:「哀れなジン(悪霊)……。人とも大地とも繋がれなかった貴方の行く先は、ゲヘナ(地獄)しかないのよ」


●紗綾のターン


GM:さあ、おまたせ紗綾さん!!
紗綾:『お前は知らんだろうが、お前の相棒とやらを斬ったときも、同じことを言うとったよ。……いけ!紗綾!』
天美:ここで仕留めましょう!
紗綾:「みなさんの力を集めたこの技、受け取るが良いですぅ!」『鬼神力』『心眼』『アウターハウル』!残りLPも突っ込みます!
チシャ猫:『アドヴァイス』どーん!
天美:解析分もあわせて!
紗綾:(ころころ)51で命中!
GM:うおのれ、だが『完全憑依』は生きている!(ころころ)22、流石にこれはかわしきれない。大失敗!
紗綾:続いてダメージ!こちらにも残りLP限界まで入れます!(ころころ)57!うわーん低い!
チシャ猫:これだけダイス入れて振りたしが1回しかないとは……!
天美:通るかな……?
GM:…………君の渾身の一撃を受け止め、魔剣の刀身に異音が走る!だが、なんと、あと2点残った!!
天美:ファー。
チシャ猫:まさかの!
カヤカ:ひゃー!
GM:……いや待て、大おじいちゃん、『霊刀』扱いだよね?
紗綾:あ、そうですね。
天美:となると、物理GPではなく、EnGPを適用しないといけなりますが。……足りてた?
GM:……魔剣に異音が入る。『……まだだ、まだ終わらぬぞ!』
天美:足りてなかった!
紗綾:フラグであることを祈ります!
GM:そう叫ぶ魔剣のヒビに、水が染み渡るように白い清浄な光が満ち…………魔剣は、甲高い音を立てて粉々に砕けた!
一同:おおー!!
天美:祈りが通じて折れた!
紗綾:「やったー、おおおじいちゃん!やりましたよ!」
カヤカ:「やったな!」
チシャ猫:「ほんと、非科学なんだにゃぁ」
GM:黒い破片が宙を舞い、君たちは『何か』が断末魔の叫びを上げて天に昇っていったような気配を感じた……!
秀史:「南無阿弥陀仏」
GM:……魔剣ネグラ撃破。ゲームとしてミッションクリア―です!おめでとう!
秀史:パチパチパチパチ。
カヤカ:「やったああああ!!」
紗綾:『みな、ようやった!ようやってくれたぞ!』
GM:みんな頑張ったー!ガチで仕留めにかかったのに、HPだけで見るとほとんど削れなかったなあ!


カヤカ:あとはこの地獄のようなゆるキャラグランプリで優勝するだけ!……なんだが、まだ続いてるのかこれ!?
GM:魔剣の呪縛が解かれるとゾンビ達は倒れ伏し、ゴーレムたちも分解、ほどけて倒れてゆく。
紗綾:分解……?
GM:そして、立っているのはねぎざむらいとせんべいまる、二人のゆるキャラだけであった。
GM:『えー、その、これは、一体……』
天美:私はとりあえず、小見川さんを緊急搬送してますので(笑)。
秀史:俺もセコンドに引っ込んでいよう。
GM:『ええい!とにかく!生き残ったのは、ねぎざむらいとせんべいまる!!……従って今回のゆるキャラグランプリの優勝者はこの二名だ!!』
一同:わぁぁぁぁぁ!!
GM:『優勝おめでとう!』『WOOOOOOOOO!!!』魔剣が砕けて毒気が抜けたのか、殺伐とした雰囲気は鳴りを潜め、観客席からは君たちに惜しみのない拍手が送られるのであった……!
天美:「カヤカ君、紗綾さん、今こそ『あいむうぃなー!』するべき時ですよ!」
カヤカ:「いつまでそれ引っ張るんだよ!?」
天美:「私はまだ直で見たことないから」(笑)
紗綾:じゃあ私が(笑)。「あーいむ……、いいえ。うぃーあーうぃなー!」


●エピロ―グ


天美:まさしく地獄のようなコンテストでしたねえ……。
カヤカ:「終わったァー……。もう着ぐるみとか着ないぞ」
チシャ猫:「あ、あ、あ、あ、10セント捕まえちゃったからギャンブルサイトが更新されなぁぁぁぁぁい!せっかくねぎざむらい1点買いしてたのにぃぃぃぃ!!」(笑)
紗綾:『ま、胴元がいなくなれば賭場は閉鎖じゃな』
秀史:「いや、気づくのが遅すぎるぞ猫」
天美:十亀さんにも協力してもらって、魔剣の影響受けた人を医務室へ。
GM:君たちにが怪傑Pナッツの頭部を外すと、気弱そうな青年が、憔悴しきった状態で収まっていた。人体の限界を超えた酷使で非常に衰弱しているが……。天美の見るところ、とりあえず命に関わるレベルではなさそうだ。融合していたゴーレムの中の人たちも同じ。
天美:ほっ。一般人に被害を出したとあっては、業界全体の信用に関わりますからね。
GM:ちなみにゆるキャラ達のうち何人かは過酷な環境からのバックトラックに失敗し、自分が本当にゆるキャラだと思いこんでしまう。
一同:ぎゃー!
秀史:ダブルクロスですか(笑)。
GM:以後彼らはこの大会に魂を囚われてしまうのだが、これは君たちには関係のない話である……。
チシャ猫:じ、地獄……。
紗綾:闇が深いですぅ。
GM:2回戦で君たちが戦ったキデジカも、かつては企業に派遣されたエレキネシスだったのだ。
カヤカ:軽率に番組外に地獄をつくらないで!(笑)。
天美:今生こそがゲヘナでしたか……。
GM:「みなさん!みなさんよくやってくれました!これぞ坂東武者の心意気ですよー!!」と、濃い目にキャラを設定したはずなのだが競技に押されてちょっと影の薄くなっていた依頼人さんも君たちに飛びついてくる。
天美:任務をまっとうするのが我々の仕事ですから!
GM:ということで、皆様、ミッション完全コンプリートです。まずはお疲れさまでした!!
一同:お疲れ様でした!
天美:いつもの3倍位疲れた(笑)。


●精算


紗綾:おっと、最後の露出判定がまだでした。(ころころ)……『処分:あなたの行為は、会社で大問題になってしまった! 最早処分は免れない。〔HP/SP/PP〕を合計[30] 点支払う。さらに「生活費」が永久に+[2] される』
一同:ぎゃー!!
紗綾:ひーーー!オチがついた!
天美:LPで振り直しができるよ……?
紗綾:そ、そうでした。LPを使用して、(ころころ)不運、LP-1点で実害なし。あ、焦った……!
GM:やー主役回でリソース使わせすぎて恒久ペナルティとか申し訳無さすぎるからね。
紗綾:まあ、露出してなんぼのキャラですから(笑)。
天美:まあ、3Dや4Dは当たり前、5Dからが本番ですから……、と一人だけ露出判定していない私が言うのであった。治療してると驚くほどApが溜まらない(笑)。
チシャ猫:『アドヴァイス』のAPがきついー。
カヤカ:全力で動くとごりっとリソースが死ぬ!
GM:そんな皆様に報酬をば。36PP + いいね5PP + 10セント捕獲で1PP。42PPが報酬となりますー。あといいね!による覚醒ポイント1点。
一同:おおー。
GM:ハイレベルキャラだしこのくらいはね!さすがに赤字でロストの人はいないよね?
天美:むしろ潤ってしまってQoLしちゃおうかって感じですね(笑)。


 様々なアクシデントを乗り越え、ついにゆるキャラグランプリ優勝の称号を手にした一行。FORESTVでは、突如現れ優勝をかっさらった二人組で話題騒然となり、フォロワー達が急増、ねぎざむらいやせんべいまる、ついでに怪傑Pナッツの、様々なグッズ、派生作品や二次創作が作られることとなったのであった。
 もともとの商品の質がよかったこともあり、優勝賞金と、ゆるキャラによるPR効果をうけて、『ふかやねぎせんべい』も、『小見川落花生店』も、兄弟揃っての経営に、前向きの風が吹き始めたようである。



紗綾:一体どんな放送になっていたんでしょうか(笑)。
チシャ猫:Pナッツも体は張ったけど、いい結果になったみたいなんだにゃぁ。
紗綾:小見川落花生店も持ち直したようで良かったですぅ。
秀史:怪傑Pナッツ×ねぎざむらい(笑)
カヤカ:はぁー?ねぎざむらい×Pナッツ派です、リバ地雷(笑)。
天美:ちょっとあなた達(笑)。
GM:着ぐるみの中で体を張った君たちの活躍が、TVの向こうの視聴者には知られることはないとしても、君たちの仕事は、たしかに何かを変えたのである。
カヤカ:確かにこれ、世間に知られちゃいけない舞台裏だよなあ!(笑)
GM:……ということで、第5話完となります、改めてお疲れさまでしたー!
一同:お疲れ様でした!

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