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猫又公司


小説・TPRG系サークル『猫又公司』のウェブサイトです。

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ぴあすねっとNAVI様

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人災派遣TRPGリプレイ『愛を買い戻せ!』 04

●三日目

GM:さて、三日目、かつ第3ラウンドスタートとなります。
紗綾:振り返ると、2ラウンドで半分回収。順調ですねー。
GM:ではさっくりイニシアをふってくださいまし。

 今回はこのようになった。
  カヤカ
  チシャ猫
  秀史
  紗綾
  柳沢


チシャ猫:なんか紗綾さんがイニシアティブ一番下に来ると落ち着く(笑)。
秀史:わかる。
柳沢:2ndは同値だとフォワード優先なので、おじさんがラストなんだけどね。
GM:……ふー。
柳沢:ん? ファスト前に何かあるかな?
チシャ猫:妨害来そうな空気。
紗綾:正直、シナリオ的にはただ走り回ってお宝集めて終わりとは思えないですぅ。
柳沢:メタな読みをするのはおやめなさい(笑)。

●強襲

GM:……えー。じゃあカヤカくん。
カヤカ:……はい。
GM:君は茶器を手に入れ、次の目的地に向かってバイクを走らせておりました。
カヤカ:よりによって茶器持ってる時に来るなよぉ!(一同爆笑)
チシャ猫:(爆笑)やっぱカヤカ、美味しいとこ持ってくにゃぁ!
秀史:強奪かー。頑張れカヤカ。
紗綾:頑張るんですぅ。
柳沢:おじさんAP厳しいからカヤカくんと合流しようとしてたんだけど(苦笑)。
GM:すると、国道の真ん中に、三十くらいの背広を着た男が一人、立っている。
秀史:通りすがりのサラリーマンですかな。
カヤカ:「……あん?あっぶねぇなオイ」普通に避けて通ろうとするけど。
GM:「……こちらの想定より早い動きだな。だが追いついたぞ」
柳沢:おやおや?
GM:『ええ、そりゃあもう。ここまで来て見逃す手はないアルよ?』……その声は、カヤカくんの後ろから聞こえる!
カヤカ:「げ、まさか……!」
柳沢:アルアル言う奴がたくさんいるからよくわからないな。MBS絡みか、以前の白猫くんリベンジかな?

 MBS……マンネットブロードサービス。ルールブックにも掲載されている華僑系の派遣会社である。拳法、道術など、大陸に由来する異能を使う者が多数所属しCCCとはライバル関係に当たる。


GM:振り返ると、いつのまにか君のバイクの後部座席に、一人の少女が乗っている!
秀史:「まさか、ここで同業者を2枚も投入するか……。踏ん張れカヤカ!」
カヤカ:「こ、コンニチワー」
チシャ猫:『いつのまにナンパを?カヤカも隅に置けないんだにゃぁ』
紗綾:やっぱりジゴロですぅ。
カヤカ:全然なんのアクションもしてねーんだけど!
GM:サラリーマン風の男が言う。「油断するなよ、『轟天雷』。年若く見えても、状況が状況だ。ICSSSAあたりのA級、S級が投入されていてもおかしくはない。……ここで確実に仕留めるぞ」
カヤカ:ただのB(バイト)級エージェントですうううう!?
柳沢:うーむ、強キャラのオーラがすごいな(笑)。世界設定にはいなかった名前だと思うけど。
GM:男がパチン、と指を鳴らすと、無数の符が中に舞い上がり君の周囲をドーム状に覆い、溶けるように消えた。……と同時に、世界が灰色に変色する!
カヤカ:「ち、くしょう!?何か知らんがやるしかないってか!」
GM:「少し世界を『ずらした』。暫くは、ここで何が起ころうと現実に影響することはない」……ゲーム的には【アイドル】の【でっちあげ】だ。このターン、相手の露出ペナルティはほとんど考慮されない!
紗綾:それ、「これから大火力でお前をボコるわ」って言ってるのと同義だと思いますぅ!
GM:「若きエージェントよ。お初にお目にかかる。マンネットブロードサービス四番差配、『大賢良師』……いざ、参る!」
秀史:やはりMBSか!
カヤカ:「CCCアルバイト、『魂砕き』!来いやー!首無しよりは怖くねー!!」
紗綾:まあ、強キャラではあっても不死身ではなさそうですが。
秀史:「バカ!相手は符術使いだぞ!直接戦闘は避けろ!きっと、お前の動きを止めてもうひとりが仕留める気だ!」
GM:「正解。ってえわけえで、私はMBS十七番差配の『轟天雷』アル!悪いけど手加減できる相手じゃなさそーだし、初っ端から全力でいくヨー!」……そう言うと少女がひらりとバイクから飛び降り……その背景の空間が歪み、巨大な大砲が何門も出現する!!
カヤカ:「(絶句)……、都心でそんなもん持ち出すんじゃねえよ!?」
チシャ猫:「苦労してるにゃぁ、カヤカ。今から入れる生命保険探しておくにゃね!」
カヤカ:「どうせ受取人が怪しいから要らねえ!」……頼むからデュラハンみたいなダメージは出さないでください(切実)。
GM:さて皆様、手番消費無しで、自分の一番得意な職能でダイスを振ってみよう。18以上ならこの連中が何者かわかる。
柳沢&チシャ猫:(ころころ)成功~。
秀史:くっ、1足りない。LPを使うか?
GM:一人でも成功してれば問題ないですよ。
柳沢:いや、そこは知っててドヤ顔ロールしたいじゃん(笑)。
チシャ猫:「いい保険あったにゃよカヤカ」と言いつつ、ネットで拾った情報をまとめてカヤカにおくるにゃ。
GM:では解説しましょう。三十絡みの男は『大賢良師』……MBSでも上から数えたほうが早いウルトラエース。道術の使い手で、結界や人心操作を得意とする。
柳沢:ぶっ!?
紗綾:なんか大物が来たですぅ。
GM:そして少女は『轟天雷』……MBSの中でも火力最強級。空間を歪めて、砲撃や爆雷を叩き込む凶悪な少女だ。『大賢良師』が結界で周囲を隠蔽して、『轟天雷』が全力で大火力をぶちこむ、という最強コンボで業界に名を馳せた。
カヤカ:えっ。無理。
柳沢:こりゃ、まともにやりあうのは無茶を通り越して無駄だね。
チシャ猫:デュラハンのほうが可愛いっていう。
カヤカ:それな。
GM:ということで、『敵襲イベント』が発生しました!ここからファストフェイズ。一歩間違えると本当にリタイヤもあり得るので、慎重に考えてアクションしてください!

●敵エージェントの襲撃!
 西東京エリアにいる者はこのラウンド、直ちに他のエリアに離脱しなければならない。
 なお、離脱時に的エージェントから三回攻撃を受ける。
 離脱時にHPに合計40点以上ダメージを受けた場合(もしくは離脱を諦めた場合)
 所持しているアイテムは敵に奪われ、失われる。
 同一エリアに居るキャラクターは支援可能。ただし手番を消費する。

柳沢:「……君って子はつくづく強敵に縁のある子だねえ」
紗綾:「カヤカさん、本日はご愁傷様でした」
チシャ猫:「本日も、だにゃ」
秀史:「カヤカ。惜しい奴を」
カヤカ:「まだ死んでねーし!!!」


map4.png


●ファストフェイズ

 基本的には調査系の任務、仮に多少の戦闘があったとしてもメインではないだろうと想定していた一同。まさかの超強敵出現に困惑を隠せないながらも、お宝を守るためにアクションを開始する。

柳沢:とにかく、ここでやりあうのはナシだね。おじさんが『高速移動』車で左上に移動、カヤカ君に合流する。おじさんがガードしつつ、カヤカ君は『高速移動』で離脱、ってのが現実的な策だろう。
カヤカ:よっしゃ。戦えそうなエリアは……東か!
チシャ猫:飲酒運転じゃない?
柳沢:日をまたいだから大丈夫だよ!(笑)
カヤカ:「なんのッ目的でッ!?MBS!?え、マジで何で!?」
チシャ猫:「実際コレまずくない?誰よこんなの送り込んできた空気読めないやつ」
秀史:「そりゃ茶器が狙いだろうよ」
チシャ猫:「いいえ、茶碗は確かに高価だけど、業界の大物を二人も雇う金額とは全く釣り合ってないわよ」
カヤカ:「また価値が暴騰したとかじゃねーよな!?電子マネーじゃあるまいし!」
秀史:「盗賊団に奪われて行方不明になった方が都合がいい、ということか……?」
紗綾:『金銭面は盗難保険によって損失が補填されている。持ち主同士には横のつながりがない……、ちょっと動機が思いつかないのぅ』
GM:「ふん。……とぼけているのか、それとも、本筋は知らされていない使い走りか」と『大賢良師』。
カヤカ:……ちょっとイラッと来たぞー。来たけど我慢するぞー.
GM:「かまわないアルよ、どうぜここで塵も残さず消し飛ばせば、あとはバックアップがなんとかしてくれるヨ!」
柳沢:ではそこに到着。「ははは、かの『大賢良師』と『轟天雷』が出張るなんて、少々大袈裟すぎるんじゃないかね?」結界に割り込み、バイクに並走しつつ。
カヤカ:「ぐぬ……って、オジサン!?」
柳沢:「や、カヤカ君。もう猫君から聞いてると思うけど。彼らは僕らの手に余るよ。ここは逃げの一手だね。フォローはするから頑張ろうじゃないの」
カヤカ:「痛いほど分かってますぅ。さっさと逃げて、マニュアル通り藤村さんに裏になんかねーかブン投げる!」
GM:「ほぅ。誰が出てきたかと思えばCCCの『枯れ柳』か。……ICSSSAの線と踏んでいたが、当たらずとも遠からずといったところだな。いずれにせよ、手を抜くつもりはない」
柳沢:「いやいや、少し手を抜く位が人生ちょうどいいよ? さっきも在野で粋に生きる方と知り合ってねえ!」
チシャ猫:ファストは何もしません。
秀史:『待機』で行動値0に。何が起こるかわからんしな。未開放エリアも気になるので、動きたくない。
柳沢:位置的にめっちゃ横浜エリアくさいよね。MBSの本拠地……。
紗綾:同じく待機です。今から動いてもどうにもなりません。おじいちゃんは大騒ぎしてますが。『えーい、強者じゃ!早く行くのじゃ!戦じゃ戦じゃ!』
チシャ猫:「これ以上面倒な人増えても困るにゃよ」
柳沢:おじさんは悪魔の力を借りつつ、車からジャンプしてカヤカの単車のバックシートに降り立ちます。ゲーム的には自動車を放棄、カヤカのバイクに同乗で。
カヤカ:都心エリアへ『長距離』『高速移動』!全力で耐えるぞこんにゃろー!!
GM:では、それに応じて敵の三回攻撃が来ます。頑張って耐えてくれたまえ!

 バイクを駆って一目散に遠ざかる二人を視界に収めたまま、少女……MBSのA級エージェント『轟天雷』は尖った犬歯と唇を舌で潤す。
 今すぐ跳躍し再びバイクに追いつくことは容易だ。だが、そんな必要はまったくない。この距離はむしろ、彼女自身の安全を確保するために空けさせたものである。

 漫画の中で銃や大砲が魔法や超能力より弱く描かれるのは、単純に、描く側も読む側も『見たことがない』からに過ぎない。
 現代の戦争で用いられる迫撃砲は、はるか遠距離より精密に着弾し、戦車を鉄塊に帰し、地面に大穴を穿ち、ビルを紙のように突き破る。多少の防御魔術など日傘代わりにもならない。
 巨大で凶悪。それゆえに大砲は、部品レベルで国や軍によって位置や扱いを厳重に管理される。故に一般人が目にすることはまずなく、ましてや町中に存在など許されるはずもない。……そんな凶器を、『空間をつなげて』どこにでも現出させるのが、空間を操る彼女の力の真骨頂である。

 世界の何処かに、彼女のために配備された、最新鋭の迫撃砲の数々。装填は済ませている。照準は整った。あとは。

「全砲門装填完了、……ってーッ!!」

 号令とともに一斉に砲門が火を吹く。

 『その轟き、まさに天を揺るがす雷の如し』

 膨大な物理というシンプルな暴力を秘めた魔弾が、隔離された無人の空間を貫き、視認など到底不可能な速度で、音すらも追い越して着弾する……!!

カヤカ:「マジで撃つ奴があるかァーーーッ!!!?」
秀史:カヤカは何故いつもこんなにおいしいんだ(爆笑)。
柳沢:って範囲攻撃だと二人共死ぬけど?
GM:単体攻撃3回です!狙いはすべてカヤカくん。
柳沢:よかった……のかな?(笑)。
カヤカ:全部【硬気功】で受けるけど!!!?
柳沢:いや、まずは通常の回避判定、ダメージ計算、おじさんのカバーで減らして、その後にカヤカくんの防御で行こう!
GM:では、盛り上がり優先でこちらが先行でガンガンダイスを振って、かばうタイミングとかLP振り足しは後付けでOKとします!扱いとしてはテレポーターの【ワープシュート】相当だ!
カヤカ:的確に投射ぶつけてきやがってー!?
GM:命中は3D6+20を三回。(ころころころ)29、28、34!
柳沢:とりあえず3回のうちのどれか1回にリソースを集中して成功にしてもらえれば、あとは2発かばえばよくなる。
カヤカ:つっても回避に補正がないんだよな。投射攻撃とは相性悪いけど、全部反応で振る。いずれも【心眼】を乗せて(ころころころ)27、18、17!……きっつ!
柳沢:うーむ、厳しいな。ここは1発目を確実に軽減しよう。
カヤカ:リョーカイ。1発目にLP振りたし(ころころ)通常失敗まで引き上げ。結果、失敗、中失敗、大失敗……!
柳沢:『猫君、例のアレ、用意頼む!』かばいます。
チシャ猫:【セキュリティシステム】準備OKにゃー。2回まで出せるからどこに欲しいか教えてにゃ。
GM:ではダメージ行きます!まずは砲弾のダメージ6D+18を3発!(ころころころ)44、50、55!
柳沢:【魔力の盾】3回。(ころころころ)25、18、21!それぞれ止めたよ!
GM:次に砲弾の衝撃ダメージ6D、および失敗分のダメージ(ころころ)あれしょぼい、23だ。
カヤカ:【硬気功】!GP、衝撃耐性で減らして……9点抜け。オジサンのおかげであまりHP減らなかったけど、SPが28点に減少!
柳沢:おじさんは66点抜け。
秀史:残り4点になるって書いてあるな。
柳沢:ね、猫君、【セキュリティシステム】もらってもいいかな?(汗)今後に備えてとりあえず1回で。
チシャ猫:了解。では【セキュリティシステム】発動!おじさんのスーツからエアバックがボフっと。20点軽減。
柳沢:「おおおお!? いつの間にこんなのを取り付けたんだぁ!?」LPぶんの軽減も含めてこれで残り28点だ。

 超音速で降り注ぐ砲弾の雨を、柳沢の不可視の盾とチシャ猫の仕込んだギミックがそらし、防ぎ、カヤカは体内に気を巡らせて衝撃の余波にひたすらに耐える。

GM:猛攻を振り切り、君はバイクを全力で駆る。……無限とも感じる数分後、ついに符で覆われた結界を突破する!
カヤカ:「ぬ、抜けた!うおお……!」、一気に都内まで走る!
GM:『ちいッ!ここで逃がすものアルか!』「時間切れだ、『轟天雷』。これ以上は隠蔽しきれん。一度撤収するぞ!」
柳沢:「……ははははは! 歳は取りたくないねえ! 折角MBSのトップがお出ましだってのに!」
カヤカ:「いーいかーら!逃げんぞ!アレはもう見たくもねえ!」
柳沢:「いやいやいや! いいじゃないの! これだからこの仕事はやめられないね!」バックシートに立ったまま高笑い。
カヤカ:「人生楽しみすぎだよこの人ぉ……!!」
紗綾:『かかか、それでこそ男子よ!』
チシャ猫:「あのおじさん、多分あっちが本性だにゃ……」
秀史:「さっきまで穏やかに古物談義してた人とは思えん」
GM:「CCCと総力戦となれば厄介だ。確実に潰さねばならん。ここはいったん引いて、『陥陣営』と合流する」
秀史:……ん?おい、まさかまだ3人目がいるのか?
GM:『大賢良師』がぱちんと指を鳴らすと、符がざあっ、と舞う。……世界が色彩を取り戻したとき、サラリーマンと風の男と少女の姿、そのうえ砲弾が地面をえぐった痕跡すらも、綺麗サッパリなくなっていたのであった。
柳沢:「枯柳一つ散らすこともできないとはっ、MBSの『轟天雷』もヤキがまわったんじゃないのー!?」
GM:では、風に紛れて一言。「……市街戦だと思って遠慮してたアルね。やはり艦砲つんでくればよかったアルよ」
柳沢:そんなのブルース・リーの真似するっきゃないっしょ(クイックイッ)。
カヤカ:「あおんなーッ!!!猫ー!二サンー!紗綾さーん!!この人止めてー!!!?」
紗綾:でも頭から血がどばっと(笑)。
チシャ猫:「紗綾さんに助けを求めるあたりだいぶ錯乱してるんだにゃ」
秀史:「録音して娘さんに聞かせてやるとしよう」(笑)

 唐突に視界が開ける。結界が消え青空が広がると、今までのし等が嘘のような、のんびりとした田園を貫く国道の風景が広がっているだけだった。

チシャ猫:「総力戦ってどーいうことなのかにゃぁ。これは藤村くんにちゃーんと聞かないとにゃねぇ……」

 辛くもトップエージェントの猛攻を振り切ったものの、その背景と思惑が全くつかめない一同。あれやこれやと推論を交わすが、現時点では判断材料が足りないという結論に達さざるを得なかった。

GM:ここで、『MBSのエージェントについて調査』が開示されます。皆様、判定挑戦まで色々考えてみてくださいね!

●MBSエージェントの目的は何だ?
 突如襲いかかってきたMBSのエース達。その目的を突き止めろ!
 推奨:スカラー、ビジネス、サーチャー

 ※襲撃イベントでアイテムを奪われていなければ修正にボーナス
 ※目的に対し心当たりがあればGMに告げて良い。正解なら修正にボーナス

チシャ猫:しかしまーたカヤカのトラウマが増えたにゃー(ニコニコ)。
カヤカ:美味しい所を持っていくと言えば聞こえはいいんだけどなー。
GM:実は紗綾さんが当たるかもと思っていました。
紗綾:おおおじいちゃんは欲求不満ですね(笑)。『なんでわしのところにこんのじゃー!!』このまま憂さ晴らしにカルト教団を破壊しそうな勢いです。
チシャ猫:たまにカヤカの二つ名『魂砕き』って自分の心が折れるって意味じゃないかと思う今日この頃……(爆笑)。

●通常ターン

GM:ということで、ちょっとしたお邪魔イベントは終了しました。
一同:……ちょっとした?
柳沢:どこがちょっとなのか小一時間問いつめたい。
GM:調査と判定ばかりだったので気分転換にフレーバー的な戦闘をさし挿んでみました。
チシャ猫:ふれーばー?
紗綾:あじつけ。あれを朝食の味付け海苔扱いと?
秀史:ずいぶん血なまぐさくて硝煙なフレーバーでしたね。
GM:全力で抗ってもアイテム奪われる可能性が高い、というレベルのバランスで設定しましたゆえ。
カヤカ:リソースめっちゃ使いました……。
柳沢:同じく。そして罰則2段階め突入(ころころ)。『叱責』。HPかSPを10点支払う。……ここはSP一択だね。
秀史:カヤカに怒られたしな。
柳沢:そうね(爆笑)。
チシャ猫:多分娘さんにも報告は行ってる気がするにゃ(録音ファイルをメールしつつ)。
柳沢:いやあ、『ピンチになると梟雄気質が隠しきれない』って設定を生かすことができて良かったです(笑)。

●カヤカのターン

GM:激戦の興奮冷めやらぬところ恐縮ですが、カヤカくん、小箱開ける方やっちゃいますか?
カヤカ:判定だけやっちゃいますか。GMがここで言うなら多分中身に罠はないはず(笑)。
GM:デュラハンが3体くらいPOPするかも(笑)。
カヤカ:こわっ!……冗談はおいておいて、マニピュレーターで判定(ころころ)。出目がいいのでLP使って一気に完全突破、成功!
GM:君はチシャ猫さんから引き継いだレントゲン図面も参考に、器用に箱をいじくり回す。
カヤカ:「ここがこうで、これを動かすと…ああ、コレ中だけ動くのか!?」ガチャガチャ。「作った人間は何食ってたらこんなの思いつくんだ、っとと、やべそこじゃな……あっ」
GM:重心をずらしたり、動かしたパーツをはめ込んだりと、悪戦苦闘を数時間続けた結果、音を立てて箱が開いた。中には、一枚の古い紙。
カヤカ:「開いたぞ。……なんだこれ?」

 興味津々で中身を改めるカヤカだったが、それは、箱の持ち主が若い頃に書いたラブレターだった事が判明した。
 どうやら中学生の頃、近所に住むお姉さんに向けて書いたが渡すことができず、かといって捨てることもできず、からくり箱の中に隠してしまったものらしい。
 MBSの面々が狙っているものかと警戒したが、暗号らしきものもなく、無害なものだった。


カヤカ:「ええーと、こういうのってどうすべきだ?」
紗綾:「見なかったことにしてしまっておきましょう」
チシャ猫:「コピーしてネット投稿じゃないかにゃ?」
カヤカ:「鬼かてめーは!……CCCとしてはどうすべきっすかねコレ」
GM:「持ち主に返してあげてください。持ち主の方がこの箱をぜひ取り返したいと言っていたのは、箱の価値だけでなく、たぶんその手紙を含めてだったのでしょう」
カヤカ:「はーい。そんじゃ戻して。オレは何も見ていない、よし」
秀史:「そこまでして取り戻したいものだろうか?」
柳沢:「若い子にはわかんないかなー? 歳をとると若い頃の想い出って一層輝いて見えるものなのヨ」

 手紙を取り出したカヤカは、古澤刑事にその旨を伝えた。
 所定の手続きが終わったらもとの持ち主に帰してもらうことを確約したうえで、からくり箱と合わせて預ける。


GM:はい。古澤刑事は責任をもって、正規のルートで持ち主に帰してくれます。これで無事に箱ゲットされたとみなします。+1PPだ!
カヤカ:「お疲れ様でした。よし、メシ食って帰ろ」
チシャ猫:「家襲われたりして(ボソッ)」
カヤカ:「ヤメロォ!!」副動作で応急処置。牛丼食ってSPを回復させます(ころころ)あ。
柳沢:おっと。
カヤカ:……ふぁ、ファンブル(一同爆笑)。
秀史:0点回復だな。
カヤカ:ちくしょうッ!?APが5増えて終わり!!(笑)
紗綾:切ない。
チシャ猫:牛丼買おうと思ったら財布落としてたとか?
カヤカ:いや、メガ盛り頼んだはずなのに並盛が来たけど疲れで何も言えずにそのまま食って帰った。
紗綾:切ない……。
GM:「いやあ、迫撃砲で撃ち殺されそうになって、その日のうちにパズル解いて、牛丼食べて帰れるカヤカさんはすごいと思います」
柳沢:おじさんだってテンション上がって本部で思い出し笑いが止まらんというのに。
カヤカ:この業界に慣れて来たかな……(遠い目)。

●チシャ猫のターン

チシャ猫:とにかくエージェントは他の人に任せて、お宝回収を優先するにゃ。LDをオークションで競り落とす。目標値54、一発で決めたいにゃね、ふふふ。
カヤカ:こわっ!
柳沢:電脳2枠は2ndでも暴力的だねえ。
チシャ猫:覚醒【ダイブイン】+【カンファレンス】+【偽情報】で7D6+23(ころころ)48、む、ダイス目低い。
カヤカ:回らなくてコレェ!?
チシャ猫:アクセスを片っ端から不審に思われない形でブロックしつつ、「く、流石に目玉商品は参加者がたくさんにゃね?」……LPで振り直しするかにゃ。
柳沢:あ、2ndで振り直しは存在しなくなったのです。振り足しでお願いします。
チシャ猫:では振り足し(ころころ)。……んん、出目が悪い!3ポイント使用して到達!「ここまで苦労するにゃんてチシャ様の名折れにゃーん」
柳沢:いや、普通2~3回判定に時間かけるところだからね(苦笑)。
GM:本当はみんなで余った手番を少しずつ消費してクリアする想定でした(笑)。

 チシャ猫はごくごく一般的な大手オークションサイトにアクセスする。
 出品者はアニメ関係のレア物を扱うことで、その筋では有名なアカウントだった。彼が以前から告知し、目玉として出品したのが、幻のLD『南国王子サビンの大冒険』であった。


GM:……事前の注目度も非常に高く、コレクター達による激戦の競り合いが想定されていたが、蓋を開けてみると、不思議とコレクターたちのパソコンがオークションサイトに繋がりにくい、ネットワークの反応が鈍いなどのトラブルが続発。
カヤカ:不思議と。
秀史:不思議だな。
紗綾:摩訶不思議ですぅ。
GM:思ったより値段は上昇せず、そこそこのお値段で新参のアカウントに掻っ攫われていったのであった。
チシャ猫:「んー、達成感はないにゃね?もっとうまくやれると思ったんにゃけどね」
カヤカ:これ売主にとってはちょっと残念な……。いやいっか。
GM:落札メッセージはこんな感じだ。『落札価格が伸びなかったのは残念だけど、これでこのLDが価値のわかる人間にあたったと思えば、発掘したかいもあるってもんさ。売った以上は以後の扱いはそっちものもだけど、なるべくスタッフたちの思いを汲んでくれるとありがたい』
柳沢:ふうむ。
チシャ猫:『ゴミに回される可能性のあった名品を世界に残す、あなた方の仕事は素晴らしい思います。これからもサイトを利用させて頂きますので名盤の発見、期待しております』と返しておきましょう。
秀史:「たまにはいいこと言うじゃないか」
カヤカ:「猫の中身入れ替わったりしてない?大丈夫か?」
チシャ猫:おだてておけば発送を渋ったりしないでしょ、にゃははー。
GM:……猫さんはLDを無事にゲット、+1PPです!
カヤカ:「うん、いつもの猫だな。回収は順調っと!」
秀史:受け渡しについては最大限の警戒をするが。
GM:はい、皆さんは何が起こっても対応できるよう備えていたが、これは特に問題なく発送、配達完了となった。
柳沢:「猫君の方は妨害なしか。……となるとMBSの狙いはこの茶碗なのかね?」
チシャ猫:LDが来たら、興味はないけどデータのDLだけはしておくにゃ。老後の保険は必要にゃね。
GM:アニメを再生すると、子供向けの軽快で陽気な物語が流れる。後の巨匠たちが若い頃に手がけた作品だけあって、今見ても十分に楽しめる。なお、打ち切りの原因となった差別的な表現などは、注意してみても特に見受けられなかった。
柳沢:元ネタはジャン●ル黒ベエかな。……あ、GMが無言で頷いている(笑)。
紗綾:『無粋な連中が娯楽に難癖をつけて排斥する。いつの時代もある話じゃ』

●秀史のターン

秀史:では、『MBSエージェントについて』を調べる。推奨に該当する技能がないので、イントルーダーを使用。判定値は10ですか?
GM:はい、茶器をおじさんとカヤカくんが守り抜いたかいあって13→10まで下がっております。そして、答え合わせクイズに正解すれば更に-3されるよ。
秀史:と言っても手掛かりが全くないしなあ。
GM:勿論皆さんと相談していいですよ。まあ、今答えにたどり着かれたらエスパーと呼ばざるを得ないんで、とりあえず一回ダイス振ってもらうのが良いかと(笑)。
柳沢:「他のお宝にちょっかいをかけてこないことを考慮すると、茶碗がカギだとは思うけど。特段、MBSがメンツにかけて取り戻したい商品とは思えないね」
チシャ猫:「正直内容に比べても大ごとになってるにゃね、実際。いくら銘品でも数億も行かないと思うにゃよね、TOPが出てくるにはまだまだなんだにゃ」
カヤカ:「発端の強盗が大陸系なんだっけ。コイツにメンツを潰されたとか?」
秀史:では、当てずっぽうに。……『茶碗の包み紙に超重要機密が書かれていた』とあたりをつけて調べる。
GM:……。
カヤカ:えっちょっとえっ。
GM:……。
紗綾:もしかして。
GM:判定値を10→7に下げてダイスを振ってくださいまし(一同爆笑)。
秀史:わーい。
GM:エスパー!?
カヤカ:あ、当てたーーーッ!?
GM:いやあ、これはすごいなあ!
秀史:受け取りの際、妙に梱包の描写をしていたので(笑)。
GM:はっはっは、もちろんそこは「そういえば紙について詳しく描写してたな」と振り返ってもらうつもりの伏線だったのサ!!
カヤカ:確か、茶碗より箱の方に価値がある、とは言ってたよな。謎があるとしたらそっちの方だと思ってたんだけど。
GM:はい、箱もミスリードです。一回はこっちで回答してもらって「惜しい!」と言うつもりでした(笑)。
カヤカ:ちゃんとミスリードにハマったので役割を果たしました(笑)。
秀史:(笑)では判定。覚醒【隠形術】+【壁走り】で(ころころ)35、突破!
柳沢:お見事!
紗綾:ぱちぱちぱちぱち!
秀史:良し!

 色々と伏線を張っていた謎を一発で解かれてしまった。
 伏線をきちんと読み取ってくれての回答、GM冥利に尽きる瞬間である。


GM:では、順次情報を開示していきましょう。達成値1、君はまず、MBSの二人のエージェントについて調べた。君たちも知っていたように、『大賢良師』『轟天雷』はともにMBSのトップエージェントで、業界でブイブイ言わせていた。
秀史:「明らかにこのレベルの任務で出てくる相手じゃないな」
GM:ところが、彼らはあるタイミングより、ぱったりとその活動を停止している。
柳沢:ふむ?
カヤカ:怪我で療養、とかじゃないよな。
GM:CCCの推測では、MBS内でトップランクより更に上、『極めてデリケートな部門』に異動した、と思われる。
紗綾:極秘任務系?
カヤカ:暗部だ。カッコよく言うと暗部だ……!
柳沢:「MBSの跡目争い関係かねえ?」
GM:ちょっと違う。MBSというのは、横浜華僑の出資にによって動いているのですが……二人が今所属していると思われるのは、横浜華僑の最大の取引先、後ろ盾、かつ、脅威にして商売敵である、C国とのやりとりを引き受ける部門だ。
カヤカ:国がお客様……!!
柳沢:そりゃまた、ハードなお仕事だね。
秀史:「今時は外交問題もビジネスのうちか」
GM:具体的に言うと、『華僑やMBSのビジネスにC国が便宜を図る見返りとして、C国の要請を受けて政治や外交問題の解決に裏で尽力する』という部門です。
紗綾:『要は宮仕えじゃの』
柳沢:てか、なんで横浜華僑とか言ってるのに、そこだけC国、なんて妙にぼかすんだい(笑)。
GM:(真顔で)察してほしい。
一同:アッハイ。
チシャ猫:今一番動かせるお金を持ってる国だからにゃー。日本の古物はぶっちゃけかなりC国に流出してるにゃよ。
柳沢:30年程前、欧米でジャパンマネーに危機感が高まっていたのも今なら実感できるねえ。
GM:続いて達成値2。MBSの二人はどうやら、中世の日本と大陸の貿易に関する手紙や古文書について調べて回っていたらしい。……ここで包み紙に気づいてもらえる想定でした(苦笑)。
カヤカ:話が込み入ってきたので、がんばって理解しようとしてる(笑)。
紗綾:『これで紙の正体が昔の地図とかだったら笑えんのぅ』
GM:そして達成値4、最終回答。……君たちが手に入れた茶器は、安土桃山時代に堺の貿易商が大陸から入手し、武将に献上したものだ。
秀史:ふむふむ。
GM:最初の解説にもあったとおり、この茶器、実は大陸ではありふれた品であり、梱包時には雑に古紙で梱包されていた。
カヤカ:雑に。
GM:そして、どうやらその古紙に、C国の時の政府から流出したビジネス文書が使われていたらしい。彼らが探しているのは、まさにその書類だ!……以上、シタナガさん満点回答でした!
秀史:いえーい!
チシャ猫:にゃるほど。今は日本の方がC国の文献が残っているからにゃー。
カヤカ:焚書……。革命……。うん、これは伏せ字にせざるを得ないな!
秀史:「C国が過去の機密文書を探して暗躍しているという噂があったが、事実だったとはな」
紗綾:『言論統制と証拠隠滅は支配者の嗜みじゃからの』
柳沢:「あんまり角が立たないものならいいんだけどねえ」
カヤカ:「……つまりこの包み紙がやべーんだろ?コレ渡してはい終わり、じゃダメなのか?」
紗綾:「CCCに相談した方が良いと思いますぅ」
チシャ猫:「ただで渡すのは屈服と同意だからダメにゃ。企業同士の格付けがある以上、無条件降伏に近い形は業界でも舐められるにゃよ」
紗綾:「渡すにしても、渡さないにしても報酬アップを希望しますっ!」
チシャ猫:「ま、包み紙一枚だし、今の依頼内容は十分クリアしてるから別に渡してやってもいいけどにゃね。代金は2割でいいにゃよ?にゃはっはー」
カヤカ:「むしろそれ、中身確認する方がやばくねえ?不都合な歴史の証人として消されるんじゃ」
柳沢:××の××侵出が×国の要請によるマッチポンプだったとかそういうヤバい文章かも知れないよ!(笑)
 
 時の政府が回収したい古文書、ということで、史実に詳しいプレイヤーたちによる様々な憶測が流れたが、それこそ記載できないため割愛。
 
GM:と、いうことで、茶器の包み紙は現在、『都心部』エリアのCCC本社に保管されてるわけですが、誰が検めます?手番消費とかはなしでいいです。
秀史:エリアにいないので、誰かよろしく。
柳沢:検めたいなあ(笑)。
カヤカ:パス!!!!!
チシャ猫:猫もみたいにゃー。
GM:君たちがCCCの会議室に向かうと、藤村くんが保管庫から茶器を持ち出してくる。「事情はわかりました。では、こちらが現物になります」
柳沢:一緒に確かめよっと。
カヤカ:目を逸らしながらちらちら中継画面を見る。……よく考えたら運んでたオレはどうせ見てると思われてるし、見ない意味がなかった!(笑)
GM:藤村くんが会議室に桐箱を持ってきて……オープン!
柳沢:何が出るかな?
秀史:わくわくどきどき。
GM:と言っても、ご存知の通りの茶器だ。君達は包み紙を広げる。……大陸の貿易商の帳簿とか、落書きとか、荷札の端切れとか。『古文書』といえば聞こえは良いが、これはどうやら、現在で言うところ、オフィスで出る『裏紙』だね。
柳沢:どんどん調べていこう。

 一同は会議室に一枚一枚包み紙を広げ、裏返し、内容を解読する。しかし……。

GM:……君は一通りチェックしたが、特に目ぼしいものは見つからなかった。
柳沢:ええー怪しいなあ。何か判定が必要とか?
GM:いいや、本当に見つからなかった。
紗綾:水につけて放置すると浮かび上がってくるとか。
チシャ猫:勘違い、わからないように偽装されている、実は箱は変わっていないが包み紙だけものが変わっている、ぐらいかにゃ?
カヤカ:「えっ。……勘違いで撃たれたのオレ!?」
秀史:「勘違いかもな」
カヤカ:「撃たれ損じゃん!」(爆笑)
秀史:「カヤカらしいな」
チシャ猫:「カヤカなんだからあきらめるにゃ」
カヤカ:「ちくしょお慣れた反応しやがって!うわーーッ!!」(一同爆笑)
柳沢:しかしこれはどうにも解せないねえ。調査でMBSがヘタを掴まされたってことかい?
GM:するとそこで、藤村くんが真剣な表情で声を掛ける。「……ええと、柳沢さん、カヤカさん。今更なんですが、窃盗団のメンバーからの証言が一つあります」
柳沢:「ほうほう? なんだい?」

 藤村によると、事前調査の際に、窃盗団は次のように証言したのだという。
 『茶器を盗んだ際、一旦中身を確認し、そのあと包み紙を戻した。粗末な茶碗で大して価値はないと思ったのでテキトーにやった』と。
 茶器が傷ついたわけでもないため、聞き取り時はまったく問題のない情報と思い、依頼内容には記載していなかったとのことだった。


紗綾:何枚か捨てちゃった?
チシャ猫:本当に処理されてたらどーにももうならないにゃね。
柳沢:「ん、ん、んー?いや、それは以前も聞いた話……」
GM:「『古紙類は、いろいろあったから、まとめて捨てちまったよ。あのなんかよくわからんエロ絵といっしょに』」
秀史:「あの用務員さんが持っている?」
柳沢:「……いかん! 先生が危ない!」
カヤカ:「なんでこう面倒なことにッ!?」
柳沢:(前回のログを見返す)……んんー、先生が春画を渡す時、こたつのうえの古紙から春画を選び出して渡した、って書いてあるねえ!
チシャ猫:「MBSにバレてないといいにゃけどにゃー。収監中の窃盗団に独自にアクセスされてたりしたら辿られてるかもにゃね」
紗綾:(地図を見る)用務員さんの側には誰もいませんね……。
GM:おおっと、達成値3の情報を開示するのを忘れていた。MBSにはもう一名『大賢良師』『轟天雷』の他にメンバーが居ると思われる。
カヤカ:うげぇ、特級二人だけでおなかいっぱいだぜ……。
秀史:その二人が実働部隊なら、バックアップか?
GM:いいえ。『陥陣営』の銘を持つ剣士。『単独で陣営を陥落させる』と謳われた猛将だ!
カヤカ:こいつが前衛、あとの二人が火器とサポートか!バランス取れてるじゃん!!戦闘だけ!!
紗綾:『手練れじゃな!戦わせろ!』「おおおじいちゃん、どうどうどう!」
秀史:「いくらなんでも金かけすぎだろう……」
柳沢:「それだけMBSにとっては重要な書類ということだろう。あるいはC国にとって、かな?」
チシャ猫:「ということはバレてないといい、なんて高を括るのは危険にゃね。……投入している本気度が違いすぎるわ」
柳沢:「おそらく二手に分かれたという時点で、最初から茶器の包み紙と、廃棄された古紙両方にアタリをつけていたはずだ」
紗綾:「あのー、気がつかなかったふりをして放って置くのはどうでしょうか」(暴れるおおおじいちゃんを押さえ込みながら)「任務にも含まれてないですしぃ」『何じゃ紗綾!そんな弱腰は許さんぞ!』
秀史:「関わるべきかすら定かではないしな」
チシャ猫:「気が付かなかったふりもいいにゃけど、カヤカに対する態度から考えても穏便に事を運ぶつもりはなさそうにゃね。おじさんが友人を一人無くす可能性もあるにゃ」
カヤカ:「オレたちの知ったこっちゃねえよ、…‥でシラ切れる相手じゃないよな」
 
 格違いのエージェント、そしてその狙いがどうやら国際問題に関する事らしいと判明し、悩む一同。これが『死ぬ気で古文書を奪え』あるいは『守れ』という任務ならば、考えるべきは戦力の有無だけである。しかし、問題は、現在彼らが受けている依頼とは微妙にズレていることである。

GM:「……みなさん」と藤村くん。「これは、当初の予想を大きく上回る事態です。盗品を回収する、という当初の目的からも大きく逸脱しつつあると考えます。よって、本件については、他のチームへの移譲を認めます」
柳沢:ふうむ?
GM:具体的に言うと、この情報を政府筋に展開、それをもとに、新たに任務として人を雇うかは政府が判断する、というものです」
チシャ猫:「ふんふん、合理にゃね」
秀史:「CCCとしても政府に貸しを作れるいい機会か」
GM:ということで、MBSについて調べる、が更新されました。

●古文書の正体をしらべろ!
 MBSが追っているのは茶器の包み紙に使用された古文書だ。
 その正体を調べろ!
 推奨:スカラー、サーチャー、ビジネス

 ※エリア:神奈川尽天大学に誰かが到達すると判定にボーナス
 ※この件は本来の依頼に含まれていないため、放棄しても良い。(ペナルティ無し)

GM:記載のとおり、この判定については『放棄することが可能』です。これによるペナルティはありません。最初から伝えていますが、今回は『どこまでポイントを稼げるか』のミッションとなりますので、「盗品をすべて集めきらなくてもいい」し、「この格違いのミッションに正面から付き合う必要はない」ということです。
カヤカ:「……妥当だよなあ」
紗綾:『ええい、売られた喧嘩に何を弱腰な!殲滅じゃ!』「おおおじいちゃんは黙ってくださいぃ~」
柳沢:「……そうだね、それが妥当だろうね。君達は若い。業界トップを相手に挑むのは無謀もいいところだ」
カヤカ:「……オジサン?」
柳沢:「ま、相手も一応は日本の仁義に乗っ取った会社だ、最後の一線を超えることはしないだろう。……そういうわけだから、おじさんはちょっと行ってくる。友人の危機を見捨てたとあっては、二度と君等に大きな顔できないからね」
GM:「みなさん、何度も言いますが、今すぐ判断をするのは難しいと思います。まずは本来の任務である盗品の買い戻しを進めてください。あなた方の依頼人は、なにより窃盗団の被害者なのですから」
秀史:「確かに。まずは他の盗品を集めきるのが第一だろう」
カヤカ:「要はさ、本来の依頼をさっさと終わらせて、その上で連中とケリをつけるか判断すりゃいいってことだよな」
チシャ猫:「ま、ボクらチームだし最善を尽くすように動けばいいにゃ?」
紗綾:「みんな結局やる気ですぅ」(笑)
秀史:「やることは変わらない。各自が現場で一番適切な調査を行って、その結果連中と戦わなきゃならなくなったら、そこで伸るか反るか判断すればいいだろう」
カヤカ:「よし来た。殴り返す機会があったら乗っかるつもりだったんだ。撃たれ損のままとか黙ってられっかよ!」
チシャ猫:「うわー、うちの若い子やっばんー☆」
紗綾:『かか!それでこそ漢じゃ!』「私は女の子なので遠慮したいですぅ」
柳沢:ううん、カッコをつけそこねた(苦笑)。でもおじさんとしては、まずは用務員さんの安否を確認させてもらうよ。
チシャ猫:それは当然ですにゃ―。
柳沢:まあ、カヤカくんのガードで手番使っちゃったから次のターンからなんだけど(笑)。うーん、どう回しても手番が足りない!
GM:(パーフェクトを狙うと手番が足りなくなるシナリオですからね)皆様思うところは色々あると思いますが、引き続き調査お願いします!
秀史:あ、忘れずに副動作でSP治療。(ころころ)……全快!

●紗綾のターン

紗綾:MBSとカタをつけるにせよ、まずは目の前の任務を最優先。カルト宗教へカチ込みです。
秀史:紗綾さんが決戦場に駆けつけてくれるかどうかで勝率が雲泥の差になるからなあ。
紗綾:『紗綾よ!さっさと大将首を取って用務員とやらの所に向かうぞ!』
GM:君がビルに赴くと、美化120%の教祖様のアニメ看板が出迎えてくれる。
紗綾:信者達がオタ芸して迎えてくれそうな宗教です。
GM:雑居ビルの5階、大会議室がカルト宗教にとっての礼拝場となっており、そこには病に臥せった教祖が、信者たちに説法をしているのでありました。
紗綾:最近は合成音声によるデジタル説法とかもあるそうですね。
GM:カルト宗教とはいえ、教祖自身はけっこう真面目な人のようだ。肉食は控えろ、早起きしろ、家族は助け合え……ごくごく普遍的な内容だが、病身を推して説法をする姿に、感極まって涙する信者たち。
紗綾:まずは判定をしてしまいましょう。【知恵袋】込みでミスティック。
GM:えー、ミスティック判定、「別の力で病を癒す」(爆笑)
一同:(もうすでにオチが見えた表情)

 カルト教団の集会。
 説法のさなか、体力の限界で崩れ落ちる教祖を周囲の幹部たちが支える。
 余命幾ばくもないと泣き崩れる信者たち。
 だがその中から、すっくと幹部の一人が立ち上がる。
 「おいたわしや教祖様、ですがご安心ください、我々はついに、とある筋から万病に効く霊薬を手に入れたのです。古代天竺で万能薬として伝えられた象牙の神像、これを摩り下ろして煎じて飲めば万病に……」

紗綾:待った待った!!キックドアしてエントリーします!(笑)
柳沢:キックドアしたことになってる―!(笑)
カヤカ:コレ大丈夫か?
紗綾:Wizardryの時代から、玄室にエントリーするときはkickコマンドと決まっているのです。
秀史:さあや は なかにおどりでた!
GM:では日本刀を掲げて室内に突入してきた女子中学生に一同目を丸くしている。
紗綾:ではおおおじいちゃんを掲げつつ、「さぁさ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。ここに取り出したるは天下の霊薬、その名も『解苦砂・萎矯慮』。これさえあれば千疾万病瞬くうちに即日快癒!」
柳沢:げくざ・いきょうりょ。ひどいアナグラムだ(笑)。
紗綾:「使い方は簡単、煎じて飲むだけ。今なら出血大サービスで一週間分無料配布!」
チシャ猫:日本刀、必要だったのかにゃ……?
カヤカ:演出だろ?
紗綾:せ、煎じるのに必要なんですぅ!(笑)
秀史:ガマの油売り的なアレだろう。
柳沢:普通に「私に診せてください」的な入りでよかったよね、これ(笑)。
GM:ええい、では判定言ってみよう!
紗綾:猫さんの【アドヴァイス】を貰って5D。期待値は17.5で目標値は26……。ちょっと厳しいですぅ。
柳沢:ちょっと期待値に足りてないけど、LPでどうにかしよう!
紗綾:3回まで振り足し。MAX8Dでギリギリ期待値で上回るくらいか。……やるしかない!まずは5D(ころころ)、18。いやん。回らない。
カヤカ:あと8。LP2点でいければ、ってとこですねぇ。
紗綾:まずは1点(ころり)2。
柳沢:あと6、厳しいなあ。ここは達成値1で我慢して次のラウンドに回す手もあるけど。
GM:ここらへんはGMとしては何とも言えないので、悩んでくださいまし。何度か言っていますが、今回は100点を取ろうとするとかなり苦しい構成です。
柳沢:確か基本5ラウンドで、今3ラウンドだよね?
GM:うん。ちなみに君たちは、「さすがに5Rを超えると、MBS側の調査が進んで状況が不利になるかもしれない」と思った。
紗綾:うーん。とはいえ早めに片付けて前線に合流したい!というわけで行きます!
柳沢:がんばってくれ、紗綾くん!
GM:(毎回この判定でカイジのコマが脳裏をよぎる……)
紗綾」(ころり)2点。……しくしくしく。
秀史:ワロス。ワロス……。
カヤカ:厳しいなあ……。
紗綾:おのれここは意地でも成功させないと!前口上が無駄になる!(笑)
カヤカ:前口上張り切ってたもんな……ってそこ!?
GM:刀真紗綾、決断の時……!まあぶっちゃけ、紗綾はLP9点あるしね。
紗綾:『紗綾よ、リソースというものはな、成功するまでつぎ込むもんじゃ!そう、目当ての☆5がでるまでな!』
GM:(おもむろにソーシャルゲームのガチャのテーマをBGMに流し始める)
紗綾:いっけー!(ころころ)。
一同:……2。
チシャ猫:あふん。
秀史:だめでした。
紗綾:このさいころいやーーーー!(爆笑)
柳沢:ま、まあ、1段階はクリアしたし、ちょっと快復の傾向が見えたりするんじゃないかな?(苦笑)
GM:……では会議室に突如乱入した君は、病身の教祖様を押し倒して馬乗りになると、
一同:おい!(爆笑)
柳沢:どんだけだよ!(笑)
秀史:警察呼ばれる(笑)。
GM:瓶に入った薬を口の中に突っ込み始めた。
カヤカ:アグレッシブ過ぎる!(笑)
チシャ猫:こえぇぇぇぇ!(笑)
GM:「もごっもごごごーっ!」「教祖様!」「教祖様ーッ!?」
紗綾:ひどいことになった!?
GM:紫色の顔色に転じる教祖様!痙攣する老体!会議室にあふれる悲鳴!!心臓マッサージ(LP1)!、心臓マッサージ(LP1)!!、心臓マッサージ(LP1)!!!、教祖様はまだ蘇生しない!!頑張れ紗綾!
紗綾:引き続きショック療法を続けます!
カヤカ:心臓マッサージで治るものじゃなくないかなあ!?
GM:殺しても治療しますと言わんばかりの紗綾さんの結末は、次のラウンドで!
紗綾:ま、まあ、達成値は進んでいるので、効果はある……と思いたい(苦笑)。
チシャ猫:やぁしかし、LP無限に振り足しよりも、回数制限がある方が緊張感が増しますにゃね。2NDはかなり完成上がってますにゃぁ。


柳沢:紗綾くんは次のラウンドで何とかなるとして、問題は絵画だねえ。
紗綾:おじさんが頑張っても3Dで33、3D+9で44ですねえ。
秀史:PPで判定値あげてゴリ押しはできませんか?
GM:正直ゲーム的にはそれを想定しています。海千山千のプロ相手に勝つためにはリソースを大量につぎ込むが、正攻法でカネを積むか、って感じです。
チシャ猫:スカラー判定に成功すればどちらにせよ+15ってことですにゃね。
秀史:おじさんが真贋判定し、カヤカが買い取り交渉でどうでしょう。何気にネゴシエート高いからPPでゴリ押しもできるし。
チシャ猫:カヤカが画廊で絵画買取?面白そうにゃ!
カヤカ:藤村さんスーツ貸してッ!!たまには【テレパス】なところ見せないと!
柳沢:……なんか昔似た光景を見たことがある……(笑)。

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秀史:新人のジンクス(笑)。
GM:「そういえば昔新人の人にレンタルしたやつがありましたっけ」
柳沢:着ぐるみ着たり、スーツ借りたり、なんだか昔の記憶を呼び覚ます存在……っ。
カヤカ:実はわりと意識してる節はあります(笑)。
柳沢:そうだったのかあ(笑)。なんばーわーん!とかはしてなかったぞ。
カヤカ:その辺はただのノリだからぁ!(爆笑)
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|コメント(-) |トラックバック(-) | 2019年01月02日 (水)15時17分