猫又公司


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ぴあすねっとNAVI様

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人災派遣TRPGリプレイ『幽かなる竜胆』 04(完結)

★4日目 (第2R、最終3R)

GM:どうもどうも、四日続いたセッションも最終日となりました。皆様よろしくお願いします。
一同:よろしくお願いします~。
GM:まずは状況説明を兼ねたおさらいを。――幻の蝶を探すため山に向かった皆さんは、探索の結果、幻の蝶がツリガネスズクサという毒草に卵を産みつけることを特定した。そして毒草の自生地であると思われるイノシシ沼に向かう途中、同じ目的でやってきたシグマのエージェントと鉢合わせしたのであった!
柳沢:ええっと、『イノシシ沼に向かおうと思った』時点で遭遇したので、山の南エリアで戦闘が発生しているということで良いのかな?
GM:その通りです。紗綾さんに加え、柳沢さんや調査隊も同じエリアにおります。
柳沢:ふむ。『斥力障壁』が飛ばせるのでこちらとしては好都合。ってか、いきなり殴ったり殴られたりする流れかい?
GM:……チェーンソーがどるっどるっどるっどるるるるるるーん!(笑)
柳沢:そういやヤる気満点だったね(笑)。
GM:しかし先行はイニシア値で勝る紗綾さんなのであった。

★第2R:フェイズ 紗綾(続き)

紗綾:『ひゃひゃひゃ、戦じゃ戦じゃ!』ということで攻撃します。
GM:ちなみに混雑度「2」なので、PP、EP管理よろしく。
紗綾:はーい。『完全憑依』は露出がきついので、『鬼神力』で攻撃しまーす。4D+6(ころころ)ああ、16低い。

『こりゃ!もっとしっかり腰を入れんかい!』
「そんなこといわれてもぉ~」
 刀身にひっぱられ、ほとんど倒れ込むように不確かな山道を突進する。
 その素人くさい足捌きは、だが、『伐採屋』の間合いを超えた途端に豹変する。
 影のように密やかに迅い踏み込み。
 それこそは、幾多の剣豪異形と渡り合ってきた剣士の記憶が、持ち主の四肢を制御下に置いた証である。
 一拍の後には、刀真紗綾は巨漢の足下に鶉のように身を潜めていた。
 鎧を纏い、上背で優る相手に斬り下ろしは通じない。
 抜き胴、袈裟懸けでも致命とはならぬ。
 しからば最善手は之。――全身を撥条と化した、斬り上げである。

GM:3D+8の『ガード』。『回避』なんて器用なことはできない!(ころころ)……げ、16!
カヤカ:同値!同値は『成功』ですね。
柳沢:ダメージが5点減ってしまいますが、まあ、普通に攻撃出来ます。
GM:解説ありがとう(ルールブックめくりながら判定している奴)。さあ、ダメージDon't(どんと)来なさい!
柳沢:どっちだよ(笑)。
紗綾:おじいちゃんで斬りつける!7D+7(ころころ)……うわっ、3個回って47!
カヤカ:んんん!?
柳沢:高い!!
GM:うげげ!君の一撃は『伐採屋』の体を深く切り裂いた。『Huuu……なかなかやるじゃねえか嬢ちゃん!』
紗綾:『ええい!見ておれんわ!刀の動きはこうじゃい!』「わわわ、大おじいさん引っ張らないでー!!」
GM:ちなみに君はすさまじく硬い手応えを感じた。中まで機械が詰まってるのは間違いないだろう。
紗綾:『ほほう、からくりびとか。斬り甲斐がありそうじゃのぅ!!」
柳沢:ちなみに紗綾君はSPを余計に7点消費すれば『速攻』でもう一回攻撃を仕掛けることも出来るよ。
紗綾:やる(即決)。
カヤカ:わぁ紗綾さんスゲー即決ゥ!
紗綾:先ほどと同内容を乗せて攻撃!『遅い遅い!』「だから引っ張らないでー」(ころころ)命中32!
柳沢:今度は命中から高いなぁ。
GM:はっはっは、Don’t来なさい(安定志向)。
柳沢:だからどっちだよ(笑)。
GM:防御(ころころ)……15。ぜーんぜんダメだ(笑)。
柳沢:-17で『大失敗』。通常攻撃に加え、GP無視のダメージが3D点乗るね。
紗綾:返しの刃で(ころころ)43!
GM:(ダメージ計算)痛い痛い。
紗綾:追加ダメージを3D(ころころ)……8点。
柳沢:では紗綾君は速攻分も加えてSP9、EP2を消費してくださいな。
GM:いやーぶっちゃけ相当ゴリゴリやられました。
チシャ猫:「あれで生きてるとか?サイボーグ怖いんだにゃ?」
紗綾:『ほほぅ、これだけ刻んでも動けるとは、やはり斬り甲斐があるのう!愉快愉快!』
カヤカ:助勢はいらない感じかな?
GM:それでは皆様お待たせ、イニシア最後のこちらのターンだ。
一同:いや待ってないから。
紗綾:私とおじさん、どっちに来ます?
GM:「Let's Party!!」『伐採屋』の脳から分泌されるアドレナリンに呼応し、人工筋肉が過剰膨張する。……チェーンソー大回転による『薙ぎ払い』だ!!
柳沢:うへえ、『薙ぎ払い』は参るなあ。このエリアに居る紗綾君とおじさん両方が対象だよ。
GM:どるん☆どるん☆どるるるるるーん!必殺☆マジカルチェーンソ~。
カヤカ:何でもマジカルつければいいってもんじゃない!(笑)
GM:じゃあ必殺☆プリズムチェーンソー!(笑)3D+14(ころころ)……35!
柳沢:……うん。まあ痛いね。ってかこれ、教授達も斬られちゃう?
GM:あ、教授達は対象外です。シグマも一般人に危害を加えるつもりはないので。
柳沢:さいですか。ではおじさんと紗綾君だけ防御判定だ。
紗綾:『回避』でノーダメ―ジ、『ガード』でダメージ減少でしたっけ?
柳沢:いいや、このシステムでは『回避』は投射に有利、『ガード』は近接に有利という設定。
紗綾:成る程。では今回は近接攻撃なので『ガード』。3D+1(ころころ)22。大おじいちゃんハッスル中!
柳沢:こちらも『ガード』。3D+4で(ころころ)14。うーん、『中失敗』で追加ダメージ2Dだ。
秀史:これはあちらの出目が良かったから仕方ないですよ。
GM:「HAHAHA!倍返しだぜぇーっ!!」ダメージ5D+8で(ころころ)27!
チシャ猫:「チシャなら余裕でHP0になりそうなダメージなんだにゃ!」
柳沢:ううむ、とりあえず紗綾君の方がHPに余裕あるし、すまないがここは自分の防御を優先したい。
紗綾:(ダメージ計算)私はまだ大丈夫です。ここは支援型の柳沢さん優先で。
柳沢:助かる。それでは『斥力障壁』!

 轟音を発しながら無闇矢鱈と荒れ狂う鋼の凶器。
 乱雑に見えて確かな殺意を以て迫るそれは、柳沢の退路を断ち、致命傷を与えんと迫る。やれやれ、と皮肉を発する暇もない。口の端をかすかに歪めると、ルーンの詠唱を一音。

 ぽん、と音が一つ。

 柳沢が背広の内ポケットに隠し持つ、小瓶のコルク栓が弾けた音だ。
 発生した事象としてはただそれだけ。だがそれこそが、彼の仕掛けであった。
「What the...!」 
 『伐採屋』が困惑の叫びを漏らす。必殺を期して振るう凶器が、まるで透明な何者かに腕を握られているかのようにぶれてしまう。刃筋の立たない斬撃など、本来の威力の数割も発揮できないというのに。
 結果、まるで柳沢の周囲に見えない磁力の障壁が張られているかのように、その攻撃は弱められ、逸れてゆく。
『瓶詰めの悪魔』。確率と計算の狭間に現れる奇妙な事象を、『悪魔』と括って瓶に封じ、開封によって周辺事象の確率を改竄する、数学と神秘が未分化だった時代の魔術である。
 本来起動に時間を要する術式を、ルーン詠唱を複合することによって一音節で為してのける。これが複数種の西洋魔術に通暁した『枯れ柳』柳沢天治が用いる術式であった。

柳沢:21点止めて、6点抜けました。
GM:ちぇ、みんな固いなあ(笑)。
カヤカ:防御適応型は強いなあ。
チシャ猫:『絶対防御壁』もあるけど、まだ使わなくても大丈夫かな?
柳沢:大丈夫、じゃないかな。奥の手は取っておこう。
GM:では追加ダメージ(ころころ)。紗綾君に3点、おじさんに8点だ。
柳沢:ううっ、これは止めようがない。
カヤカ:でも両方とも期待値以下です!
チシャ猫:優しいGM(笑)。「というか二人とも、ケガ大丈夫かにゃ?」
紗綾:『これしきのこと怪我のうちに入らんわい!』「あうぅぅ、いたいですー、私がいたいですぅー」
柳沢:「そうだね、じいちゃんは全くケガしてないよね!?」(笑)
カヤカ:(物騒な音がして思考停止中)「あ、おい、ちょっと!猫、猫!現状教えてくれ!」とインカムに。
チシャ猫:「んー、なんかねー。義体化チェーンソーがズバーって振り回されてて、刀の爺さんがひゃっひゃっテンション上げてるにゃ?」
カヤカ:「わっけわかんねえ!けど道の駅ん時の奴らが居るのは分かった!俺もそっち行く!」
チシャ猫:「『隊長』に注意するんだにゃ-」
GM:さて、一区切りついたところで皆様にお知らせが。「HAHAHA!!とチェーンソーがやたらめったらに振り回された結果、周りの樹木がずんばらりんと軒並み切り払われてしまいました。
カヤカ:どーいうチェーンソーだよ!?
GM:その結果、獣道の道幅が大幅に広がって、イノシシ沼に『通常移動』できるようになりました。
一同:えぇー!?(笑)
秀史:便利なチェーンソーだなあ(笑)。
紗綾:こちらは移動がしやすくなる分には一向にかまいませんが(笑)。
柳沢:「野蛮なことだねえ。お国のナチュラリスト達がうるさいよ?」
GM:「隊長もそんなこと言ってたけどなあ。まあなんだ、お前たちの国の言葉にもあるだろ?……えーと、そうそう。『勝てば官軍』ってな」
カヤカ:うわーシグマっぽい台詞だー!(笑)
柳沢:「アメリカさんは大雜把でいけないねえ。負ければ賊軍とも言うんだよ?」
GM:ということで、ここで2R終了です。

★第3R:開始前

秀史:――ええっとみなさん。実は前回終了時から、シグマの早すぎる行動の理由について色々と考えていたのですが、ある程度目星がついたのではないかと思います。
カヤカ:え、もう分かったんです?
秀史:結論から言うと、『我々の中に内通者がいて情報を流している』と推測されます。
柳沢:ふむふむ?
GM:(口笛を吹きながら次のラウンドの準備をしている)
秀史:まず「『伐採屋』が一人で道を切り開いている」という状況が変です。本隊はカヤカさんが遭遇したように北側に居たはずなのに、彼だけが南エリアに出張ってきている。
カヤカ:ですねぇ。確証があるなら、『隊長』や残りの隊員がまとめてこっちに押しかけてきてもいいはずです。
秀史:そして紗綾さんを見た瞬間からターゲットがこちらに切り替わりました。おそらく、彼らが我々を足止めして、本隊の到着を待つ考えと思われます。つまり、「シグマもイノシシ沼に蝶がいる事は把握しているが、本隊はまだ別のところにいる」ということです。
カヤカ:ウチと同じですね。蝶は南側の沼に居ることはわかっていますが、調査の主力である教授達はまだ北側にいます。
秀史:つまり、シグマ側がイノシシ沼に蝶がいると知ったのは、俺たちとほぼ同じタイミングということです。そしてこの情報は動物病院で偶然手に入れたもので、真っ当なフィールドワークで辿り着くのはかなり難しいと思います。
カヤカ:すると、こちらと同じタイミング、つまりあの電話で知ることが出来た。
秀史:となると、盗聴か内部漏洩しかありえません。
チシャ猫:というわけで裏切り者はチシャにゃ?(グッ)
柳沢:いや、その結論はおかしい(笑)。
カヤカ:よし、猫本社で待ってろ。そのタブレット叩き割ってやる(笑)。
秀史:しかし盗聴や電波傍受はまずないと思われます。GMの演出次第ですが、我々、特にハッカーであるチシャ猫さんに何の伏線も与えず、軍人系の『隊長』や『伐採屋』が盗聴に成功しているとは考えにくい。
チシャ猫:諜報をネタに仕込んでいるなら間違いなく先にどこかでギミックオープンしてますしね。
秀史:ということで、内通者によって情報が漏洩していると考えます。
カヤカ:じゃあ、内通者は誰かって話になりますけど。
秀史:まず、真山教授にはそもそも動機がないので除外。我々CCCも、この任務が決まってから集められたメンバーのため除外。
カヤカ:PCの中に裏切者が居るシステムではありませんものね(笑)。
柳沢:神主君が情報回してるとも思えんし。
秀史:はい。となれば、内通者は教授以外の調査隊の誰か。無名の一隊員が犯人という可能性を除けば、山田氏か鈴木氏のどちらかと言うことになります。
カヤカ:山田さんが女性で、鈴木さんが男性ですよね。
秀史:推理としてはここまでです。どちらかを特定できるほど、そもそも彼らと会話をしていませんので。
チシャ猫:まぁNPCの、そのまたオマケキャラに話しかける機会はなかなかね。
カヤカ:ふたりとも、っていう可能性もありますよね。
GM:――あ、そうそう。待機中の皆様、★8『情報はどこから漏れている?』が追加されましたので、今のうちに目通しくださいね~。
柳沢:なんか都合よく調査項目が出たぞ(笑)しかも判定が厳しい。
紗綾:(確認)ふむふむ、犯人の目星をつけてGMに宣言し、正解すると判定が楽になるというギミックですね。これはチシャ猫さんにお願いすることになりそうですが。
柳沢:なるほど、チシャ猫さんが『香港からのアクセス』をクリアしてるのでさらにもう一段階下がる。これならクリアの目があるかな。
GM:推理自体は、皆さんで考えてくださって結構ですよ~。


★第3R:準備フェイズ


map03day.png


GM:それでは第3R。ここからは正式に戦闘となりますので、皆様、改めてイニシアを振ってください!
柳沢:14。……私、なんで前回のイニシア値11だったんだろう?(笑)
紗綾:8。
秀史:14。
カヤカ:24、おおう!
チシャ猫:12。
GM:では今回の行動順は、カヤカ、秀史、柳沢、チシャ猫、紗綾。そしてこちらだが……うん、演出よりもここはフェアさを重視しよう。『……敵を補足したな、『伐採屋』。ここからは指示を出す』
カヤカ:げ、やっぱりいるのか、『隊長』!
GM:『戦術指揮』。『伐採屋』のイニシア値が+2Dされて4D+6となり(ころころ)31!
チシャ猫:「うっは、いい出目なんだにゃあ!」
秀史:『指揮官』持ちか!
GM:そして『伐採屋』に指示を出した謎の人物のイニシアは……3D+15(ころころ)21!『伐採屋』、カヤカ、『隊長』、他三人の順番だ!!
柳沢:了解。イニシア出そろったなら準備フェイズのアクションをしたいのだけど。
GM:あーそっすねえ。んじゃ、まずはこっちの行動(南エリアにコマを置く)。
チシャ猫:なんか出てきた!
カヤカ:ユニットが増えた……。
GM:「HAHAHA、道は拓いてやった!ユー達はさっさと早く沼に向かう事だ!」という『伐採屋』の声に合わせ、山頂エリアからどやどやとハロルド財団の調査隊が『高速移動』してくる。
紗綾:ということは当然このまま『通常移動』でイノシシ沼に向かうつもりですね。
柳沢:本隊が後から合流してくる。秀史君の推理が裏付けられた形だね。
秀史:「金のある奴らは羨ましいな、まったく」
GM:さて、ここで皆様にご連絡。『伐採屋』の妨害を振り切って自分や調査隊を沼に移動させたければ、準備かメインの手番を消費し、『イントルーダー』で13の判定が必要です。
柳沢:いっそ教授連れてイノシシ沼向かってしまう手もあるなあ。
チシャ猫:イノシシ沼のほうが混雑度低いですし戦いやすいですよね。
紗綾:でもそうなると秀史さんの『長射』が届きません。
秀史:道の駅エリアから攻撃できるんだけど、混雑度が5だからEP消費が6点になるんだよなあ。
柳沢:かと言って南エリアに来てもらうと、まとめて『薙ぎ払い』の餌食だし。
カヤカ:ひとりだけ状況から取り残されてる……。

 先のラウンドに続いて作戦会議を行う一行。

秀史:GM、『隊長』の姿は見当たらないんでしょうか?
カヤカ:ですね。こちらは北側にいるので、可能なら居場所をつきとめたいです。
GM:今のところ君たちにはわからない。しかしゲーム的に言ってしまうと、メインフェイズで『隊長』が行動すると居場所が判明します。実際にはイニシアはこちらが勝っているので、君らが捜しあてる前に居場所が判明するでしょう。
紗綾:今回だけは、隊長の居場所が不明のまま行動を決めなければいけないってわけですね。
カヤカ:あ、では『露払い』を行います!
GM:『露払い』ってなんでしたっけ(汗)。
柳沢:『サーヴァント』の能力で、行動順を調整する能力ですね。
GM:おお、なるほど。
カヤカ:せっかくの行動値24が勿体ないけど、おじさんの直前に行動順を変更。
『隊長』が姿を現したら、直後に補足してやる……!

 相談の結果、カヤカは行動順を調節して『隊長』に備え、戦闘力のある紗綾が調査隊を率いてイノシシ沼に直行。守備力に優れる柳沢が『伐採屋』を受け持つこととなった。秀史、チシャ猫も準備フェイズでの行動はなし。

紗綾:では調査隊を率いて『高速移動』に挑みます。ここには山田隊、鈴木隊がいますけど、どちらをつれていくべきでしょうか?
GM:「では、私たちのチームがお供します!」と山田女史。
一同:……。
柳沢:んじゃあ両方連れてって欲しいな。戦闘中で危ないし。どっちが内通者だかわからないなら、まとめて管理下に置いておきたい。
GM:内通者ってなんのことだニャー。
チシャ猫:真似されたっ!
秀史:内通者とは味方の情報を敵側に流す人物のことですね。
GM:ボクの辞書には内通者と書いてGMの味方って読むって書いてあるニャー(たのしい)。
紗綾:ともあれ移動します。『何じゃ!戦わんのかい!』「今はお仕事優先ですぅ~」……『イントルーダー』の技能は持っていないので、支援お願いします!
チシャ猫:「まずは『アドヴァイス』。+1Dするがよいのだにゃー。
紗綾:ありがとうございます。PPも3点使って4Dで判定(ころころ)8!
柳沢:低っ!
チシャ猫:反動がっ。
カヤカ:戦闘以外では大おじいさんが本気出してくれない(笑)。
紗綾:振り足し……でも厳しいですね。ここはLP1点使って振りなおします。(ころころ)今度は回りました!17!
GM:では、紗綾君と調査隊は『伐採屋』の妨害を振り切りイノシシ沼に向かいました。彼らがどうなるのかは、紗綾君の手番を待て!
紗綾:了解です。『高速移動』で5PP消費……はきついので、ここはEPで肩代わりします。露出判定……(ころころ)おおう、EP+3。
カヤカ:ああ、目線が痛い(笑)。
紗綾:「何であの娘、刀で腹話術しているんだ?」「しー、ダメよ、みんな触れてないんだから」「ああ、流行の刀剣女子ってヤツ?」
チシャ猫:「そーいう認識だったんだにゃー。あ、こちらは『偽情報』でPP減らしておくにゃ」

★第3R:フェイズ エネミー

GM:では敵のアクション。『伐採屋』の行動だ!
柳沢:「選手交代だ。よろしくどうも」
GM:ハロルド財団をガードしつつ、おじさんに攻撃(ころころ)。ぶっは!36!
柳沢:たっけえな!(ころころ)ハイ無理無理、8。完全失敗ですよー。
秀史:なんだこの差は(笑)。
GM:いやーワタクシ、GMの時ダイス目が腐ると定評があるんでどうしようかと思ってたのですが安心しました(笑)。「細っこい体だけどミンチになりなあ!」と28点ダメージ!
柳沢:再び『斥力障壁』で(ころころ)16点止め。「古木は大きな風にも折れないものさ。さらりさらりと受け流す。大雑把なアメリカさんにはこの機微はわからんかなあ?」
GM:加えて、完全失敗による追加ダメージ11点。
柳沢:うーん、残り10点。だけどまあ、このゲームはこんなものだ(笑)。
GM:ういうい。どんどんいきましょー。……うん、やはりここはおじさんよねえ。5D+12(ころころ)37で攻撃!
カヤカ:え、いきなり何の判定!?『伐採屋』の速攻?
柳沢:ちょっ、SP足りてるかい? チェーンソーはSP消費+10だけど?
GM:『伐採屋』ではない。空気を割いて、弾丸が君のもとに向かってくる!
柳沢:あ、これは『隊長』さんか。
チシャ猫:遠距離っぽい。
柳沢:……ふうむ。仕方ない、食らいましょう。ってか命中がひどいね!(笑)
ガード(ころころ)、無理無理。
GM:弾丸は君に着弾。……数秒遅れて「パン!」と音が山の空気をたたく。ダメージは5D+8(ころころ)で22点!
柳沢:猫さん、追加ダメージに『完全防御壁』もらえるかな?
チシャ猫:了解なんだにゃー。高くつくにゃよふっふー。
柳沢:「やれやれ、猫さんにはかなわないねえ」……通常ダメージは『斥力障壁』で(ころころ)うむ、22点完全に止めた。
カヤカ:ホント、このゲームはギリギリで倒れませんね。
GM:では追加ダメージと、銃の衝撃ダメージだ!(ころころ)合計で17点!
柳沢:余裕で死ねるんだなあ(笑)。
GM:いやー5人いるから手加減するとこちらが瞬殺されるしね(汗)。
チシャ猫:『完全防御壁』使うにゃー。弾丸がおじさんに振れる直前に『超科学』的な六角形の集合体バリアが発現!20点止めます。
GM:キャー!謎の超兵器ー!!
カヤカ:正直魔法なんかよりずっと便利な設定の超兵器ー!!
柳沢:「ふう、やれやれ。肝を冷やしたよ。さすが猫さん」
チシャ猫:「借りにしとくんだにゃ-」
カヤカ:狙撃はどこからかわかりますか!
GM:カヤカ君やシタナガ君は、狙撃が飛んできた方向、――すなわち、館神山の山頂を見る。そこには、岩陰に巧妙に身を隠し、ライフルを構えた白人男性の姿が!
秀史:やはり山頂か!
GM:『……まさか仕留め損なうとはな』居場所を知られた隊長こと『森の賢者』が、オープン回線で呟く。『やはりスポーツ用ライフルではこんなものか』
柳沢:そっちに向かってウィンクして、指でピッとしておこう(笑)。
GM:『だがもう遅い。この山は俺の狩場だ。お前たちは俺の銃口から逃れることはできん』
柳沢:「やれやれ、あとでペディグリーチャムを奢るよ」
チシャ猫:「とらやの竹皮包羊羹3本入でいいんだにゃ」
柳沢:「舌が肥えてるねえ。了解了解。命には変えられないさ」

★第3R:フェイズ カヤカ

GM:さて、これで敵の行動は終了。カヤカさんどうぞ!
カヤカ:「……っし、見つけた!」教授に「急用が出来たんで、ここで待っていてください!」と叫んで自動二輪を回収!山頂エリアに『通常移動』して『隊長』を牽制しにいきます!
GM:では、君は愛車を駆って山頂の参拝路を疾走。――次の弾丸を装填し、狙いをつけている『森の賢者』の前に飛び出す!
カヤカ:副動作で『速攻』!もう撃たせねーぞこの野郎!『浸透剄』を載せて格闘攻撃!4D+4で(ころころ)16!低め!
GM:では『森の賢者』のガードだ。3D+5(ころころ)18で成功!
カヤカ:げっ、衝撃1Dしか入らねえ……!とりあえず通常打撃3D+5(ころころ)11点!そして『 浸透剄』による防御無視ダメージ1D(ころころ)、うわーッ!?1!
柳沢:命中確定しないと特殊ダメージ専は厳しいねえ……。
カヤカ:うぐぐ。ここはLPを振っていくべきだった……!
GM:では君の拳をライフの銃身で払った『森の賢者』が言う。『肝が冷えたぞ、まさかこの距離を一気に詰めてくるとはな……!』
カヤカ:「うっせ!途中でグロム乗り捨てちまったから後で傷確認するのがこえーんだよ!」

★第3R:フェイズ 柳沢

柳沢:さて、私だけどどうするかなー。『機械化』は魔属性の耐性持ってるからなあ。
秀史:回復するか☆8調べるかですかね。
柳沢:『伐採屋』君のやられ具合はどんなかね?
GM:そうね、ぶっちゃけ半分ってところ。
チシャ猫:うへぇ、頑丈だ。
柳沢:あれで半分か。ぶっちゃけ厳しいな!(笑)
秀史:流石機械化。
カヤカ:人外系はかったいなあ。
柳沢:ここは足止めが私の仕事と見た。主動作、副動作ともに回復にまわします。
GM:わーい回復だ。みんななかなかやらない回復だい。
柳沢:高級傷薬セットを使いつつ、まず副動作で『治療』(ころころ)、14点回復。主動作はPPを使わずに回復(ころころ)12点。EPを溜めて振り足し(ころころ)あちゃあ、1点。
カヤカ:悲しい(笑)。
紗綾:妖怪イチシカデナイ(笑)。
柳沢:まあ、37まで回復したのでもう1Rくらいは耐えられるさ。

★第3R:フェイズ 秀史

秀史:さて、攻撃すべきか、チシャ猫さんの手伝いをして☆8を調べるべきか。
カヤカ:混雑度5で攻撃は……うーん。
チシャ猫:まだLPもEPも余裕ありますし、単騎でいけるかと。そこから調査するなら混雑度5なんで、使用露出度は一緒ですし。
秀史:了解です。では『森の賢者』を狙撃します。

「――やはり山頂か。726.3mの狙撃を軽々とこなすとはな」

 道の駅近く、動物病院の入っていた小さな雑居ビルの屋上。
 コンクリの上に、空気の抜けた人形のようにだらりと膝立ちする彼の視界には、山頂で交戦する居垣佳夜迦と『森の賢者』の姿が捉えられている。
 
「だがもう捕捉した。奴はもう俺の『間』にいる」
 弛緩した両の指に挟んだ小さな鉄片。
「第一射用意。目標、『森の賢者』。距離696.32m。南南西の風、5.3m/s。気温22.6℃。湿度12.4%」
 腕と指による測量と、肌の感覚による環境の把握。
 筋肉を絞り上げる必要はない。
 必要なのは、むしろ一切の力みを排した、水のような身体のイメージ。
 脳が演算する弾道と、身体が返す予測値を、呼吸によって微調整していく。
 呼吸を一つ、二つ。
 脳のイメージと身体の予測が一致したとき――すでに脳の撃鉄が下ろされていた。

「イヤーッ!!」

 叫びとともに、神経に電流が流れ込み筋肉を起動。無数の修練で細胞レベルまで刻み込まれた『最適の投擲』の挙動を正確にトレスする。その手にあった手裏剣は、二秀史の全身の運動量を乗せ、山頂へ向けて視認すら困難な速度で空を奔っていた。

カヤカ:アイエエエ!
紗綾:コワイ!
秀史:『ロングショット』『アサシネート』『心眼』。長距離攻撃で5D+6(ころころ)……出目が低いのでLP使って振り直し。(ころころ)回って45!
カヤカ:うわああああ!(笑)
チシャ猫:うっは(笑)。
柳沢:シ、シタナガ君?
カヤカ:その数値、3割わけてください(土下座)。
GM:ぐっ、『ガード』しかねえ。
柳沢:『ガード』は投射には不利で修正入るよ。
GM:(ころころ)21、はははーそもそも無理無理。完全失敗でダメージください。
秀史:3D+7(ころころ)で、14点の『斬』ダメージですね。そして『アサシネート』の毒と、完全失敗の追加ダメージが、(ころころ)20。
カヤカ:ひゃー!
GM:ちょっとー!
カヤカ:何かを感じ取って飛び退く感じで。テレパスっぽく。テレパスっぽく。
GM:『無駄なことだ、すでにお前たちは俺の射程に……何!?』
チシャ猫:「ふもとの動物病院から上方向に飛んできて突き刺さるスリケン。コワイにゃー、っていうかもうどうやって当てているのか不明なんだにゃ-」
GM:『ガッ……なん……だと…!!』隊長は己の胸に深々と突き立ったスリケンに目を見開く!『山の麓からだと……冗談も大概に……!』
カヤカ:「今のどっから飛んできた……?」
GM:くっ、正直相当の重傷と思われるが、まだ倒れない!
柳沢:意外とタフネスは低めか。
秀史:『速攻』しましょう。『クイックアクション』。
柳沢:ひええ。
秀史:「第二射用意。目標、傷ついた森の賢者。距離696.54m。南西西の風、5.1m/s。気温22.6℃。湿度12.2%。」……さっきと同じ組み合わせで(ころころ)11。
GM:ふうー、さすがにさっきみたいな無茶な命中はそう合っては困る。
秀史:しょっぱいのでLPで振り直します。(ころころ)24。
GM:ひいー!(笑)
紗綾:容赦ない(笑)。
カヤカ:うーん、さっきのアクション、LPの振り足ししとくべきだった(苦笑)。
GM:ガードだ!(ころころ)……アカン、13。
柳沢:完全失敗だねぇ。
秀史:ダメージは24点。
GM:……追加ダメージをどうぞ。
秀史(ころころ)19点です。
GM:……、……、……。「まさか……、これほどの狙撃手がいるとはな……!!」二発の手裏剣を胸に受け、シグマのエージェント『森の賢者』はがっくりと倒れました。
カヤカ:ニンジャってスゲー!
柳沢:「やー。ライフルならともかく、この距離で手裏剣を当てるかねえ?」
秀史:「こちらも驚いた。一撃で仕留められないとは俺もまだまだだな」
GM:これでも近接戦に耐えられるよう結構固くしたんだけどねえ。
カヤカ:「まだ上狙ってんのかよ……」
紗綾:ニンジャ恐い!
チシャ猫:「敵対したくないんだにゃ-……」
柳沢:「お手柄! シタナガ君。おじさん命拾いしちゃったよ」
秀史:そしてEPが一気に12点増加です。

★第3R:フェイズ チシャ猫

GM:まさかボスが1ターンキルされるとは……と、とにかく猫さんどうぞー!
チシャ猫:「さーって、こっちも仕事なんだにゃ-。情報戦でこのチシャ様に喧嘩売るとはいい度胸なんだにゃー!!」
GM:★8の判定に挑む前に、犯人の心当たりがあるなら宣言してもいいですよ。
チシャ猫:候補は山田さんか鈴木さんって感じですけど。
紗綾:まあ、たぶん女史のほうが内通者でしょうね。
柳沢:だろうねえ。確証はないけど、会話内容を集めてみると、南エリアに積極的に行こうとしている節がある。
カヤカ:んー、お金か名誉か、それとも財団への就職内定か。
紗綾:痴情のもつれ。
チシャ猫:ドロドロやん。
秀史:そんなサスペンスみたいな(笑)。
カヤカ:それは嫌だなあ。教授とのスキャンダルとか聞きたくない(笑)。
チシャ猫:きっと教授を私だけのものにしたかった、とかだにゃー。チシャそーいうの好きにゃよ。
カヤカ:猫にはあとで先月話題になった文庫本持ってくから。人気のセンセーが書いた不倫モノって麻生さんが言ってた。
チシャ猫:――では、『山田さんが犯人』をアンサーとして判定します。『ダイブ・イン』で5D+12(ころころ)……ふふーん♪回って40!
紗綾:おおー!
秀史:さすがだ!
GM:……3成功ですね
カヤカ:えっと、推理が合ってればこれで突破。間違っていればもう一段階ってことですね。
チシャ猫:これでも判らなかったらLPで振り足ししますよ。
GM:君は内部の犯行と想定し、味方、つまりはCCCのメンバーや調査隊のメンバーのPCやスマホのデータをハッキングする。
チシャ猫:とりあえず『ダイブ・イン』のPP1消費を偽情報で消しておきます。
GM:皆の個人的なメールがちょっと見えちゃったいたりもしたがそこはご愛敬だ。そんな中……。
柳沢:うわー、おじさんのろくにつかいこなせていないすまほのでーたがみられてしまったー。
チシャ猫:「あ、このネタお金になりそうなんだにゃ-」
柳沢:「一般人を恐喝したりしたらいけないよ? 仁義にもとるからね?」
カヤカ:メールについてはノーコメントで。
GM:……山田女史のスマホから、アプリのアップデートの情報に偽装してデータが送られていることが判明する!!
秀史:やはり山田女史か。
紗綾:『痴情のもつれはいつの時代も恐いのう』
柳沢:そうと決まったわけでは(笑)。
GM:情報の送り先はフリーの掲示板。事前にアドレスさえ把握しておけば、誰でも見ることができる。そしてそこには、君たちが集めた情報がリアルタイムで書き込まれていたのであった!
チシャ猫:「くぅ、このチシャ様が居ながら単純な手に!」
カヤカ:「むしろ単純だから気づかなかったんじゃねーの?」
GM:そして、これを手がかりとして、君はもう一つの情報に気づく。……真山教授の教え子、山田和子さんは、『教授から『調査は中止』というメールをもらった』とのことで、本日の調査には参加していない!
一同:ありゃりゃ。
紗綾:偽物でしたか。
GM:彼女は『ネットの懸賞で当たって送られてきた』なるチケットを受け取って、今日はハワイ旅行の真っ最中だそうだよ。
柳沢:「ははは、こりゃ一本とられたねぇ」
カヤカ:「確かに、学生がアプリデータに偽装とか、やらないよなあ」
紗綾:「あれ、でも教授や同級生達も気がついていないって事は」
秀史:「……異能による変装。CCCでもシグマでもない。香港からアクセスしていたという『第三者』ということか」
チシャ猫:「って、かーんじだにゃー!」SP3消費しておきます。

★8 「情報はどこから漏れている?』 結果f
 君たちの情報をシグマに漏らしていたのは、山田女史だ!

 だが本当の彼女はこの調査に参加していなかった。――そこにいるのは何者だ!?


★第3R:フェイズ 紗綾

GM:ってことで、紗綾さんの番ですね。
紗綾:さっそく山田女史を問い詰めたいところですが。
GM:……それに先だって、まず『イノシシ沼』に到着した事によるイベントが発生する。チシャ猫さんが山田女史の情報をつかむちょっと前、君たちはイノシシ沼に向かっていた。
柳沢:情報通りなら、ツリガネスズクサとかいう草の群生地ということだが。
GM:沼に近づくにつれ、紗綾達は鼻をつく異臭に気がつく。舌に苦みが残るような刺激臭、間違いなく君が神社で飲んだお茶の匂いだ。
紗綾:「お茶の臭い~これを持って帰ればしばらくお茶に困らなそうですぅ」
カヤカ:「いやいやいや!」
GM:さらに歩を進めると、視界がひらけ、崖に出る。その眼下には、君達が目指したイノシシ沼が、……、……水没し、池と化していた。
一同:――何ですとー!?


紗綾:『……沼ならぬ池じゃの。これでは』
柳沢:「雨で増水したって言ってたけどねえ」
カヤカ:「でも、さっき水害の心配はないって……?」
柳沢:「下流で土砂崩れなどの被害はない、とは言っていたけど、山中の沼が水没する程度の雨量はあったということかな、これは」
GM:紗綾は池の底に、水没して枯れたツリガネスズクサが、ゆらゆらと動いているのが見て取れる。そして、池の水面に浮かに妖しい光を放つ、無数のリンドウアゲハの亡骸……。
紗綾:「あぁ、チョウチョさんが~かわいそうですぅ」
カヤカ:「リンドウアゲハの死骸、ってどういうことだこりゃ?」
GM:『そ、そうか、そういうことか……!!』と、君たちと情報を共有している真山教授が絶句する。
柳沢:そうか、教授まだ北にいるんだったね。「この現象に、心当たりが?」
GM:『ええ、推測ですが……。おそらく、四百年前から、リンドウアゲハはこの人里離れた沼でひっそりと棲息していたのだと思います。しかし、温暖化によるここ数年の長雨続きで、地下水が増水しきり、沼が水没、産卵場所を失ってしまった。だからこそリンドウアゲハは、数百年にわたる安住の沼を捨てて、ツリガネスズクサをを探して山を飛び始めたのでしょう』
カヤカ:「つまり、住み家を失って外に出て来た、……のですか?」
紗綾:「チョウチョさん、生きようと必死だったんですね」
チシャ猫:「諸行無常なんだにゃー」
柳沢:「単一の餌を頼る種は、環境の変化に弱い。……これも自然の摂理か」
紗綾:沼に近づけますか?
GM:いや。池には、水没したツリガネスズクサから染み出した有毒成分と思われるすさまじい毒気が漂っている。この蝶に不吉な伝承があったのは、蝶自身と、この沼が持つ毒に由来するものだろう。
秀史:「では、リンドウアゲハはもう繁殖できないのか?」
GM:見る限り、生き残りは皆無だ。
カヤカ:「って、それじゃ任務はどうなるんだよ?」
柳沢:「ふむぅ、対処を考えたいところだけど、おっと、今おじさんそれどころじゃないんだよね。卵でも残ってないかなあ?」(ひらり)
紗綾:あとは、蝶の生き残りがツリガネスズクサの他の群生地に辿り着いている可能性とか。
秀史:山奥の沼に自生する毒草が、そう都合良く他に群生しているとは……。
一同:うーん……。
GM:そんな中、君達の共有回線に割り込みが。『あーもしもし、教授ですか~!?やー、僕ですよ僕、神主の』
柳沢:そういえばコイツがいた(笑)。くっ、このチャラい神主の情報に頼らねばならんのが何やら腹立たしい(笑)。
GM:『調査隊の人たちが南に向かったって聞いたから、僕ちょっと頼みたいことがあって。――せっかくですから、そこに生えてるツリガネスズクサを取ってきて欲しいんですよね。僕もツリガネスズクサの畑を増やしたいんで、種を多く確保したいんですよ』
秀史:……ん?
柳沢:今なんて?
一同:……。
紗綾:…………群生地、発見(笑)。
カヤカ:マジかあ!!(笑)
チシャ猫:(爆笑)
柳沢:増やしたい、ってことはもう小規模な畑はあるってことか。クソが!(笑)
チシャ猫:だれもGJとは言わない不思議(笑)。
カヤカ:「えー、と………リンドウアゲハはツリガネスズクサを求めて飛んでいる。ってことは………!」
GM:『あっ、僕の実家と畑、道の駅のそばにありますんで、そこで受け取りますよ。あれ?教授、もしもーし。もしもーし!?』
カヤカ:「シタナガさーん!!」
秀史:道の駅エリアで待機しててよかった!
カヤカ:『伐採屋』はオッサンが抑えてるし、よし!
紗綾:調査隊の人たちの様子はどうかな。特に山田女史。
GM:「まあ、これは大変!みなさん、私たちも道の駅に向かいましょう!」俄然やる気のようだよ?(笑)
チシャ猫:「クヒヒ、もうネタはあがってるんだにゃ-」


GM:ここで、時系列は追いつく。このタイミングで、チシャ猫さんの調査が完了。皆にその結果が共有された!
チシャ猫:「山田。――あんた誰にゃ?」
GM:「え、誰?って、山田ですけど。意味がわからないんですが?」
チシャ猫:「ハワイ旅行は楽しいのかにゃ?かにゃ?」
GM:「ハワイ旅行?いったい、なんのこと……でしょう、ねえ?」
チシャ猫:「あとは紗綾にまかせるにゃーん」
紗綾:斬りつけます(即答)。
一同:おおい!?
カヤカ:紗綾さんがブレなすぎる!
柳沢:おうふ、マジでむせた(笑)。正体確かめる前に斬りつけるとか!?
紗綾:『おおっと、ワシが滑った~!』
柳沢:そんな滑り方があるかー!!(笑)
紗綾:身近な同僚や上司が見ても気づかない変装、データ偽装した情報漏洩なんて、異能力者の仕業以外の何物でもないですよ。
GM:君の斬撃は――空を切った。しなやかに身を踊らせ、君の一撃をかわす女史。
紗綾:読みは当たりか。『ひょひょひょ、その姿じゃ戦いづらかろう。とっとと本性をあらわさんかい!』
GM:「アーララ」距離を取って、がらりと表情を変え不適な笑みを浮かべる山田女史。「……あたしの迎撃botが抜かれた時点でヤバいなとは思ったんだけどねー」
紗綾:「えーと、あなたは何山田さんです?」(笑)
チシャ猫:何山田、という言霊力。
GM:「まさかこのスピードでしっぽを掴まれるとはヘマしたものね」
チシャ猫:「判らなかったらただのバカなんだにゃ」
GM:女史は紗綾のインカムに向かって話しかける。「ふん、――『チシャ猫』。アンタみたいに、しなやかさのかけらもない引きこもりに『猫』を名乗って欲しくないわね」そういうと、山田女史はカツラと特殊メイクを脱ぎ捨てる。
柳沢:「ん、んー?」
カヤカ:「猫、……?」
柳沢:あー、ちょっとルールブック読み返す(笑)。
チシャ猫:「知らにゃいか?チシャは動かない。不思議の国のアリスを読むんだにゃー」
紗綾:「チシャ猫さんの知り合いですか?」
チシャ猫:「チシャにこんな派手かましい知り合いはいないんだにゃ」
カヤカ:「……ついていけねえけど、真の黒幕、って奴?」
柳沢:「いいや。漁夫の利狙いの第三勢力、じゃないかな」
GM:研究一筋の理系女子から一転、そこに居たのは存在感に溢れる年若い美女だ。「はー。やれやれ、シグマとCCCを手玉にとるってのも楽じゃないわね」
柳沢:「――『白猫』さん、か。まったく。相変わらず『横からかっさらう』のが趣味なのかい?」
チシャ猫:「おじさん知っているのかにゃ?」
柳沢:「うむ。基本ルールブックのp92を読みたまえ」(笑)
一同:メタいメタい!(笑)
GM:そう、君達は彼女の情報を知っている。香港を中心に活動する名うてのエージェント。データハッキングと敵地への侵入に優れ、派遣会社の任務に便乗して横から獲物をかっさらう怪盗――『白猫』。それが彼女の正体だ!
カヤカ:「白猫……?なんか、CCCの基礎講習で聞いたような」
チシャ猫:「あー、こいつかにゃ。チシャとは違うタイプにゃね」
紗綾:「あ~、猫山田さんですか」
GM:「そ。『白猫』。そう呼んでくれてかまわないわ、『枯れ柳』。一応あなたのことも調べてあるわよ?」
柳沢:「そいつはどうも。でもおじさんみたいなロートル調べてもつまんなかったろ?」
秀史:「諜報が下手に過ぎたな、『白猫』とやら。思惑はどうあれ、この状況では詰みだろう」
紗綾:『危険を感じた時点で引けなかった己が未熟を悔やむが良い』
GM:「ふふ、諜報ってのはね、敵の懐に飛び込むことに意義があるのよ、ニンジャ君」
秀史:「リスクに身を晒して尻尾を掴まれては本末転倒だろう」
柳沢:「まあまあ、そう言っちゃ可哀想だよ。彼女もおじさんと同じでね。……スリルが生き甲斐なんだから。ねえ、『白猫』君?」
GM:「そうね、『枯れ柳』。つかんだと思ったらすり抜ける。猫の尻尾とはそういうもの。……スリルはこれからよ!」
紗綾:迎撃しますよ。
GM:すると彼女は――踵を返し一目散に逃走。手番を消費し、一目散に山の南エリアに『通常移動』だ。
紗綾:『こりゃ!おなご!戦わんかい!』
柳沢:うん、まあ移動止める手段このゲームにないからなあ(笑)。
紗綾:首おいてけ!大将首だろう!(笑)
秀史:敵はPP気にしなくていいから羨ましいなぁ。
カヤカ:「あ、あーえーと、とりあえず先に神主さんの畑抑えるか!?」
GM:ということで、イベントが色々と長引いてしまいましたが、ここから紗綾さんの通常手番となります。……ということでこれをどうぞ。
柳沢:なんか出た。

調査項目★9(最終) 蝶を確保せよ!!

 勝利条件:
 ①②双方を満たすこと

 ①道の駅エリアに到達し蝶を確保する
  (道の駅エリアにいるキャラが挑戦可能)

 ②敵対勢力をすべて撃退すること


『怪盗』白猫について
 ・蝶を手に入れようと行動する。
 ・直接戦闘は行わない。
 ・同一エリアに「蝶」を確保している人物がいる場合、
  「かすめ取り」をしかける。命中/回避判定として処理。ガード不可。
 ・逃げ足と回避には自信がある。
 ・誰もいないエリアに逃げ込まれると、「変装」で
   一般人に化けられてしまい追跡不可。


GM:★9「蝶の確保」が解放されました。正真正銘、これがラストのイベントとなります。
柳沢:うーむ……。このラウンドに取りこぼすと、次のラウンドの準備動作で確実に道の駅まで『高速移動』されちゃうんだよね。蝶を確保されて、その次のラウンドで市街地エリアに逃げ込まれたらアウトだ。
カヤカ:敵対勢力すべての撃退、かあ。『伐採屋』も道の駅になだれ込んできたらえらいことになるな。
柳沢:よく見るとシタナガ君もカヤカ君もSPすっからかんじゃないか。
チシャ猫:とりあえずシタナガさんガンバレ!蝶ガンバレ!(笑)
紗綾:猫山田さんを殴れます?
柳沢:『通常移動』からの『速攻』でコストは重いけど一回は殴れるね。
紗綾:ではそれで。ここで温存しても意味がないので、全力で殴ります。
GM:ちなみに『白猫』ですが、体力低そう、防御薄そう、でもめっちゃ避けそう。
カヤカ:LP使って全力で狙いに行け、と言われてる気がするなあ(笑)。
紗綾:まずは後を追って『通常移動』。『ひょひょひょ、逃げ切れるとおもうたか!』「おおおじいちゃん~ひっぱらないで~」
GM:いやー日本刀振りかざした××××が森を追いかけてくるー!?(笑)
柳沢:前門のチェーンソー男、後門の日本刀娘。
チシャ猫:「その日本刀自体もヤバイから更にタチが悪い。……タチが悪い。日本刀だけに。フフ」
カヤカ:誰が上手いことを言えと!(笑)
紗綾:さーて、攻撃攻撃~。『鬼神力』『完全憑依』『異界の力』!
柳沢:それは超全力と言っている!
紗綾:蝶☆全力。
カヤカ:もう一撃でノす気満々だー!
紗綾:EP10、SP4消費、命中4D+17、威力7D+37!
秀史:固定値だけで+37とか?
カヤカ:こ、混雑度2だけど、やばいなあ(笑)。
柳沢:EP+10で2回露出判定だよ! やったね紗綾ちゃん!
カヤカ:これ『伐採屋』と合わせると、森がツングースカになるのでは(汗)。
紗綾:おそらく次のターン以降私に出来ることはなくなりそうなので、ここは特攻あるべし!
カヤカ:カミカゼ!
紗綾:命中判定(ころころ)……回って41!
柳沢:控えめにいっておかしい。
秀史:なぁにこれぇ(笑)。
GM:うへえ(笑)。だがこちらも回避が5D+10ある!期待値的にはそう分の悪い判定では(ころころ)って23ーー!出目が1と2しかねえー!?(爆笑)
柳沢:ま、完全失敗だね(にっこり)。
紗綾:『ひょひょひょ、ほら紗綾、お前の体かさんかい!』「おおおじいちゃん、むちゃしないで~」
GM:てえか5D+10で完全失敗とかどういうことよ!?
柳沢:ついでだしLPでダメージ振り足しとくかい?(笑)。
紗綾:じゃあ、3点足して切りよく10D+37で。
チシャ猫:「スリルで済むのかにゃ-、あの人……」
カヤカ:「CCCはミンチの掃除もやんの?」
チシャ猫:「チシャはあんな見てるだけで寒くなるスリルはごめんなんだにゃー」
秀史:「……もう紗綾さんをからかうのはやめよう」(笑)
チシャ猫:「ニンジャが!ニンジャさんまでが!」(笑)
紗綾:ダメージ判定、10D+37……(ころころ)72。あんまり回りませんでした。じゃあ追加ダメージ振ります。
GM:いらん!もう死んだよ!!(爆笑)
秀史:たーまやー……。
柳沢:ずばっとな。
カヤカ:「せめて安らかに眠ってくれ……」
チシャ猫:「い、生きてるにゃか?」
柳沢:ま、この『人災派遣RPG』ではPCが『殺す』と宣言しない限り敵は死にませんので、ここは『昏倒』だね。
GM:……紗綾の一撃を受けて『白猫』は捨て台詞を残すこともできず一瞬で沈黙しました(笑)。倒れるときの演出とか台詞も色々考えていたんです!が!
紗綾:『安心せい、女子供を手がけるほど落ちぶれてはおらんわい。峰打ちじゃ』
チシャ猫:「鉄の塊フルスイングされたら普通の人は死ぬんじゃないかにゃー」
カヤカ:「……こっわ……」
柳沢:「好奇心、猫を殺すとはこのことか。……合掌」
 
 難敵『白猫』の奇襲を、まさかの1ターンで撃墜した一同。
 残るは蝶の確保と、シグマチームとの戦いだがーー。


紗綾:白猫さんを介護。「あうぅ、大丈夫ですか?すみませんすみません!」
カヤカ:あとは『伐採屋』を倒すだけか。
GM:それについては、一連の情報を受け取ったと思しき『伐採屋』が両手を挙げる。「……チ、『隊長』の停戦命令だ。これ以上やっても目はねえとよ」
カヤカ:「……あん、撤退すんのか!?」
GM:「この人数差で遣り合って蝶を奪い取れると思うほどバカじゃねえよ。損切は早めに、だ」
秀史:「流石シグマ。引き際を弁えている」
柳沢:「おやおや、やっとあったまってきたところなのにもうおしまいかい? 残念だなあ」プレイヤーとしては十分だけど、キャラとしてはこんな感じで(笑)。
チシャ猫:「おじさん、背広から血が垂れてるにゃ」
GM:「まさか『隊長』がやられちまうとはなあ。2ターン目からは『スナイプ』で8Dに増強した射撃を見せるはずだったのに」
一同:いいよ見せなくて!(笑)。
カヤカ:「ちぇ、ちぇー。……でも、まあそれならそれでいいのか」
秀史:「厄介な人種だな、戦闘中毒ってのは」
紗綾:『なんじゃい。もっとこんかい!戦はどこじゃ戦は!』
チシャ猫:「カヤカはいいとこ無かったにゃ」
カヤカ:「あ゛ー!なんか、なんか不完全燃焼だ!」
柳沢:「まあまあカヤカ君。おじさんも殴られっぱなしで切ない感じだったから」(笑)
GM:いやーおっかしいなあ、「くそっ、見えてるのにあたらない!突破されるぞ!」となったところに、『隊長』の支援を受けた『伐採屋』も雪崩れ込んできて混戦につぐ混戦と考えていたんだけど。
秀史:残しとくと一番まずいと思ったから真っ先に狙いました(笑)。
チシャ猫:自分も人のことは言えないですが、特化はヤバイ。
カヤカ:「……ぐぅ。次、次はもっとうまくやるからいーんだよ!」
GM:ということで、戦闘は終了。道の駅にいるシタナガ君が蝶の捕獲判定……は、いいか。これにて、エンディングフェイズに入ります~、戦闘お疲れ様でした!
一同:はーい。

★エンディング

GM:――通信を受け、脅威が去ったことを確認した君は、道の駅から少し離れた畑に赴く。山のふもと、日陰になっており清流が流れている畑の隅に、ツリガネスズクサが何株か植わっていた。
秀史:そっと近づきます。
GM:君が目を凝らすと、そこにひらひらと舞う、不思議な模様の蝶が一匹。それは間違いなく、今日一日で見知った、リンドウアゲハの紋様だった。
秀史:「飛んでいる姿も綺麗なものだ」
GM:蝶はツリガネスズクサにとどまる。なにやら葉っぱに産み付けているようだ……。
柳沢:「無事産卵はできていたようだね」
GM:近づいて確認すると、そこには小さな白い粒がいくつか。
紗綾:「チョウチョさん、よかったですぅ」
GM:君は教授から渡された虫かごに、そっと蝶を入れた。
秀史:「人のせいで住処から追い出されて、人の都合で捕まる、か……」
柳沢:「温暖化はまあ、人のせいばかりとも言えないさ」
秀史:「捕まえる俺が言うのもなんだが、もう狙う輩もいないだろうから、安心して暮らせよ」
カヤカ:「そのうちニュースになんのか?『幻の蝶を発見!』とかさ」
チシャ猫:「画像をネットにアップすべく動画を取っておくにゃー。今のタイミングならYouPipeで結構アクセスいくはず!」
柳沢:「おっと猫君、教授の研究発表が公開されるまではアップ禁止だよ」
チシャ猫:「ぐっ、な、なぜバレたにゃ」
柳沢:「職権濫用はいけない。秘密保持も派遣会社の仁義の一つさ」
チシャ猫:「じゃあ何処の株持ってたら儲かるかにゃ-、発見で上がるのはどこの株にゃー?バイオとか?」
紗綾:「飲料メーカーです!新しいお茶が大ヒットですよ!」
チシャ猫&カヤカ:「それは絶対ない(にゃ)」
カヤカ:「あとは、教授が増やしていけるかどうか、になるのか?」
GM:産卵されたツリガネスズクサも卵も回収され、蝶と一緒に研究室で大切に育てられることになるだろう。そして個体数が増え、イノシシ沼の水が引けば、この山にまたリンドウアゲハが舞う日が来るのかもしれない。
柳沢:「全滅するのも運命なら、生き残るのも運命ってやつさ」
カヤカ:「ふぅん。あ、そういえばさ、珍しい蝶は『聖杯』とか言われてるっていってたじゃん。これ見つけたってことは、俺たちも名前が残るのかな」
紗綾:「名前が載れば道場も繁盛するかな?かな?」
GM:史実で『聖杯』を見つけたメンバーは、山岳ガイドや荷物持ちの人も記録が残ってるから、君たちも論文のスペシャルサンクスで名前がのったりするかも。
カヤカ:なんか「スペシャルサンクス:株式会社CCC」で乗りそうだ(笑)。
秀史:「ま、その程度の名声で良しとするさ」
チシャ猫:「猫は名前が載るのは遠慮だにゃ-」
柳沢:「おじさんもね。この業界、有名になっても良いことないからねえ」
GM:……「東都大学の研究者が『幻の蝶』を発見」とニュースで報じられ、学会が大騒ぎになるのは、しばらく後の話である。そして、その調査の陰で活躍した特殊な力を持つ者たちたちがいたことは、世間に知られることはなかったのである。……以上が、今回の任務における、君たちの活躍である。
柳沢:……しかし、振り返ってみればあのチャラ神主に振り回されただけの仕事という印象だよ(笑)。
チシャ猫:確かに。
柳沢:神社調べたときにあいつが「ウチの畑で見たッス」と言ってたらこんな苦労せんでえがったのに!(爆笑)
カヤカ:全部神主さんの手の上(笑)。
GM:ということで、後回しにしていた清算タイムレッツゴー!!
紗綾:判定振り忘れてたけどエンディングに入って言い出せなかった(笑)。

★経費清算

 人災派遣会社RPGでは、HPがゼロになっても死ぬことはない。
 しかし人目もはばからず能力を使っていると『露出』がたまり、社会的に破滅する可能性がある。また、経費をオーバーしてお金を使いすぎると赤字になってしまい、やはり日々の生活を送ることができなくなるのだ。


GM:順序は逆になるけど、ここまで引っ張ったから、最初に報酬をお渡しして最後に露出判定でオチをつけてもらおう(笑)。事前にお約束した今回の成功報酬、5pp+10pp。加えて、シグマと『白猫』、両者を撃退したパーフェクトボーナス+3ppとなります。
柳沢:まずは今回使ったPPが経費で落ちるか計算。3Dで(ころころ)……11。全部消化できました。
秀史:(ころころ)10。こちらも経費の枠内でおさまりました。
チシャ猫:こっちも10だにゃー。
カヤカ:(ころころ)15!……2点しか使ってないんだけどなあー(汗)。
紗綾:逝きまーす!(ころころ)……あ、6。
柳沢:あらら(笑)。
カヤカ:紗綾さんが一番経費使ってるのに!(笑)。
秀史:紗綾ェ……。
柳沢:ええと、使った経費10ppから6を軽減して4pp。この軽減しきれなかった4ppが自腹での負担となり、成功報酬18ppから差し引いて、14ppが今回の報酬となる。
紗綾:了解。もともと-5スタートなので、ppは9で、なんとか黒字。「これで今月も電気代が払えますぅ~」
GM:続いて、ラストバトルでEPがたまった人の露出判定。ゲームオーバーにはならないだろうけど、ppはさらに減るかもです(汗)。
秀史:ではまず私が。狙撃2回で露出値が跳ね上がったので、2回判定します。まずは1回目、2D……(ころころ)、6。
柳沢:『罰則表』で6は『反省』だね。目立ってさらにEPが3増えた。
GM:17になりましたが、ミッションは終わってるので実質影響なしです。
秀史:つづいて2回目、これは3D(ころころ)、13。
柳沢:『不運』でLPマイナス1。
秀史:これも手持ちのLPを減らして、実質影響なしです。
GM:では、しばらく道の駅付近の町ではこんな噂が流れる。「なー知ってるか!」「ドローンなんてもう古いぜ!」「これからは手裏剣だよ手裏剣!」
柳沢:こら少年、マネするな(笑)。
GM:「おれ、なんか町の中でにーちゃんが山のてっぺんまで手裏剣投げるの見たんだぜ!」「うっそだー!」
カヤカ:それ、特殊な訓練が必要だから!(笑)


紗綾:さーて。オチ要員がきたよー!
カヤカ:オチ要員て自分で!(笑)
紗綾:1回目、3D(ころころ)。14!
柳沢:『不運』。さっきと同じだね。LP-1なんだけど、HPとSP合計-15でもいい。
チシャ猫:もっかい振ること考えたら、LPを保険にして、合計-15の方が良さそう。
紗綾:HPを15点減らしておきますー。峰打ちの勢い余って木の枝が頭に跳ね返ってきとか、そんな感じ。
柳沢:最後は4Dだね。
紗綾:(ころころ)……15!『大炎上』!(爆笑)
柳沢:出た、大炎上!EP5点、かつその他もろもろを15点!
秀史:あらら(笑)。
柳沢:EP+5点で27、次の露出判定には1足りないからセーフ。HPとSPをトータル30点減らして、CCCの救護室で包帯ぐるぐるエンドやね(笑)。
紗綾:『この程度の運動で全身筋肉痛になるとは情けないのぅ』「こ、これ、筋肉痛じゃないですぅ。に、人間の関節は動かない方向っていうのがあるんですよぅ」……このGMだと切り込み隊長は包帯ぐるぐるエンドになる定めなのか!
GM:ウン、君が後先かまわずリソースぶっ込むからだと思うナ!(笑)
柳沢:キミはオチ要員好きだねえ(笑)。
紗綾:大好きです。
カヤカ:とりあえず生還で一安心。
柳沢:おじさんは何気にHP8割まで回復して終わったので涼しい顔をしておこう(笑)。
GM:では、続いてこんな噂が。「……あのさー、おれたちもあいつらの真似してドローンを飛ばしてたんだけどさー、なんか山の中で、刀振り回して走り回ってるねーちゃんが映ってたんだよー」(笑)。
秀史:軽いホラーですね!?
GM:「マジか!?すげぇな。これネットにアップしようぜ」
カヤカ:「猫、猫ー!あれちょっとなんとかしてー!?」
チシャ猫:「一般人相手のクラッキングはちょっとにゃー」
柳沢:そうだねえ(笑)。
GM:【撮ってみた】【謎の生き物】館神山を走る日本刀女?
カヤカ:謎の生き物。
GM:カテゴリ:R18-G ホラー。
チシャ猫:その横見切れで両手チェーンソーのおっさんいるんですよね?
GM:こちらは露出引っかかってないので、たぶんオブジェクトか重機と思われてるんじゃないかなあ。
チシャ猫:汚い、シグマ汚い!
紗綾:さすが土木用サイボーグ(笑)。

チシャ猫:「そうそう、神主のお茶のホームページつくってお金ふんだくっておくにゃ。密かーに蝶の模様を連想する感じにしておいて、発表後にアクセス数ふやすんだにゃー」
カヤカ:「猫、どうせ自分で掲示板に書き込むんだろそのリーク情報……」
チシャ猫:「とーうぜんにゃ☆」
GM:館神山の新名物、ツリガネスズクサ茶。あまりに不味いゆえに逆にカルトな人気が出る……のですが、実は、薬事法的にアウトなんですねえこれが(笑)。
一同:ですよねー!
カヤカ:毒あるもんな(笑)。
GM:ということで、神主さんはそこそこお茶がブレイクしたところで、当局の指導を受けることになるのでした。
チシャ猫:猫はすたこらさっさだにゃ!
カヤカ:これだからハッカーは!
GM:その後、炎上騒ぎで妙なフォロワーが増えて、そこからイロモノ路線でまた盛り返していく………かどうかは誰も知らない。

カヤカ:あ、俺は一番負傷も軽かったので、真山教授たちの見送りをします。
GM:おお、そうですね。ではこのシーンをもって〆といたしましょう。「カヤカくん、本当に助かったよ。君がいなければ我々の調査は進まなかった。君、今は高校生かね?」
カヤカ:「え、はい。都内の高校通いですが」
GM:「もしもこういったフィールドワークに興味があるなら、うちを目指してみてはどうかね。野山を歩きながら学問をするのは楽しいぞ」
カヤカ:「……今、将来のことを考えてはいませんが、縁があればよろしくお願いします」と頭を下げておきます。
柳沢:「そりゃいいね。良かったじゃないか。大学にコネができるなんて」
カヤカ:「俺は、大学行くのかなあ?」
秀史:「いいんじゃないか、大学?将来について悩む時間が作れる」
柳沢:「勉強したいだけ勉強できるってのは、若者の特権だよ」
チシャ猫:「裏口入学興味あるなら相談載るにゃよ?」
カヤカ:「しねーよ。……うぐぐ、まず学費。実家が出してくれっかなあ?」
チシャ猫:「それこそCCCでバイトすればいいんだにゃ-」
カヤカ:「ぐ、ぐぬぬぬ……!」

 人並み外れた『異能力』を持ちながら、日々の暮らしのために悪戦苦闘する『派遣社員』。表に知られる事のない、さりとてそこまで格好よくはない生活をかけた戦いはこれからも続く……!!

GM:ということで、四日にわたってのセッションはこれにて終了です。長らくおつきあい頂きありがとうございました!
一同:ありがとうございましたー!
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|コメント(-) |トラックバック(-) | 2017年01月25日 (水)00時23分