猫又公司


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人災派遣TRPGリプレイ『幽かなる竜胆』 02

★2日目 (第1R)

GM:こんばんは~。
一同:こんばんは~。
GM:今年の風邪はめっちゃきついですね……。インフルかと思いました。
秀史:大丈夫なんですかそれ?
GM:金土日をもってかれました。
秀史:Oh……。
GM:何はともあれ復帰いたしましたので、早速再開と参りましょうか。
柳沢:とりあえず、車を手放してその分装備を色々変更しました。
紗綾:ロケット装備して、ちょっと家族持ちぽくなりましたね(笑)。
柳沢:『梟雄』設定のガツガツした娘なので生暖かく見守っていきます(苦笑)。
GM:ルールブックにも明記されていますが、『敵に通信妨害されている』などの条件が明確に設定されてない限り、皆さんリアルタイムで情報は共有されてますので、他の人の活躍してるシーンにもどんどんつっこんでください。
チシャ猫:猫が繋いでおきましょうかね。
柳沢:無駄なLINEとか送ってあげましょう。
カヤカ:スタンプ連打してくるやつだ(笑)。
紗綾:いかにも若い子に合わせてスタンプ選びました的なヤツ。
カヤカ:田舎育ちなのでそう言うのに疎くて硬い文章を返します(笑)。
チシャ猫:「皆コレを耳につけておいてくにゃー。コレがあればリアルタイムで複数人同時通話が可能なんだにゃー」と、誰かが喋るたびにブーンブーンと振動する猫耳を。
カヤカ:「普通のインカム用意できなかったのか!?」
チシャ猫:「ではこの普通の、耳から入れると細い針が出て脳内のシナプスに電気信号で干渉し、思考だけで通話ができる普通のインカムをどうぞなんだにゃー」
秀史:アバッアバババーッ!
柳沢:おじさん、歳が歳だから地味なヤツにしとくよ(にっこり)。
カヤカ:猫耳おじさんも中の人的にはそれはそれで、ですが(笑)。
GM:まあ「現代科学でリアルに再現可能な超高級量産機」あたりがCCCのロマン装備なので、『耳の後ろに引っかける、ほとんど前からは目立たない骨伝導ブルートゥースインカム』あたりが支給される感じです。
カヤカ:うおお、逆に「手が届きそう」なあたりがいい……!
GM:さて、幻の蝶を見つけるために山へ向かうことになった皆さんですが、ここからはラウンド制となりますので、まずはイニシアティブを振ってくださいまし。
一同:了解~。

 『人災派遣RPG』では、移動や調査やNPCとの交渉も戦闘と同じ『ラウンド』制で、一人ずつ順番に行動していく。これにより、「他のPCが戦闘で時間を稼いでいる間にハッカーがパスワードを解除する」、「遠くのエリアで発生した戦闘に参加するため手番を消費して急行する」、といった事態が起こりうるのだ。

柳沢:(ころころ)11、低い!
秀史:(ころころ) クリティカル、13。
カヤカ:(ころころ)7。出目が低いっ!?
チシャ猫:(ころころ)回りました、18。
紗綾:(ころころ)13。結構早いほうですかね。
GM:では、当面はチシャ猫さん、秀史さん、紗綾さん、カヤカさん、おじさんの順番で行動をしていきます。
紗綾:これはずっと固定なんでしょうか?
GM:いえ、戦闘が開始したときはラウンドごとに振り直して手番を決め直します。本当は調査パートでも毎ラウンド決め直すのですが、煩雑なのでオンセではしばらくの順番で。
カヤカ:了解です。

★第1R:準備フェイズ

map01day.png



GM:ではまず、メインフェイズ前の準備ターン。皆さん何かやりたいことありますか?
柳沢:あ、GM、準備フェイズのうちに『高速移動』で道の駅まで調査隊と一緒に移動できないかな。
カヤカ:ちょ、調査隊に『高速移動』のコストを払わせるっ!?
チシャ猫:「考え方があくどいんだにゃ」
柳沢:「到着までのPPは向こう持ちと言ってたしね」
秀史:「なんたる阿漕な」(笑)
チシャ猫:「そこは年の功っていい直してあげるんだにゃー」

 『移動』は、本来自分の手番(メインフェイズ)を消費しなければならないが、『高速移動』を選択すれば準備フェイズのうちに移動し、自分のメインフェイズ手番に調査や戦闘をすぐに行うことが出来る。非常に便利だが、通常の移動より多くのコスト(PP)を消費しなければならない。

GM:「……了解しました。予算は正直厳しいところですが、ハロルド財団が先行して動いているのであれば、なんとか都合をつけます」
カヤカ:くっ、学者は貧乏じゃないのかッ!(笑)一人だけマイ原チャリだから自腹なんですよね!
秀史:「ありがたく載せて頂く」
紗綾:「お世話になりまーす」
カヤカ:うーん。ここは一緒に『高速移動』します!2PP消費。まさか道の駅でシグマとばったりなんてことはあるまいし、うん。
GM:(ですねー)では、シグマが動くとの情報を得た君たちは警戒し、早朝まだ日も昇りきらぬうち、高速道路を飛ばして現地に向かったのでありました。

★第1R:フェイズ チシャ猫

GM:では、イニシアで一番高いチシャ猫さん、アクションをどうぞ。
チシャ猫:調査項目の『投稿者の素性を調べる』でいいのかな?
柳沢:ハッカーが推奨職能だからお任せします。
カヤカ:GM、調査職能によって内容が変わるようですがコレ、何かゲーム的に違いがあったり?
GM:いいえ、ロールプレイする際の目安です(笑)。
カヤカ:了解です!『騙して悪いが』されるのかとっ(疑心暗鬼)。
GM:僕は依頼人のフリをしてPCを嵌めるような外道なミッションはやったことないです!!!!
柳沢&カヤカ&秀史:え?
紗綾:は?
GM:(前科持ちはつらいところである)おほん、それではチシャ猫さん判定お願いします。
チシャ猫:では特に技能は使わず。ハッカー判定、『投稿者の素性をつきとめる』。基本の4D+12!(ころり)2個クリティカルで37。
カヤカ:うひゃー!
秀史:6がいっぱいだぁ。
カヤカ:目標値が8ですから、達成値にして4個分?スゲェ!
紗綾:特化型の本領発揮ですね!
柳沢:「おー、仕事の早い猫さんだね~」
チシャ猫:「まぁ専門分野で遅れを取るわけにゃーいかないのにゃ」
GM:君の手にかかれば、YouPipeに作られた一般アカウントの特定など朝飯前。たやすく投稿者の素性を割り出すことに成功する。
チシャ猫:「フヒヒ、朝飯前なんだにゃー。さーてどんな子かにゃ?可愛い男の子か女の子がいいんだにゃー」

★調査項目4『投稿者の素性を調べる』 結果
 
 投稿者は地元に住む中学生の兄弟だ。
 「道の駅たてがみ」近くに住んでいることがわかった。

GM:投稿者はごく普通の中学生の兄弟だね。館神山のふもと、ちょうど「道の駅たてがみ」の近所に住んでおり、土日に兄弟で動画を撮影して遊んでいるらしい。
チシャ猫:「中学生!(くわっ)第一段階はよし」
カヤカ:「なんの第一段階だよ」
チシャ猫:「それを聞くのはヤボってものよ?ボウヤ」
カヤカ:「ヘイヘイ。って、中学生でドローンなんて持ってんのかよ」
GM:どうもお父さんがハイテクおもちゃマニアで、それに影響されて動画撮影をはじめたらしい。父親の機材を借りて撮影しつつ、自分で色々パワーアップさせているらしい。動画リストを見ると、「お小遣いでカメラを買いました」「レンズをもっといいのに変えたいです」なんて投稿者コメントがついている。
柳沢:「ドローンとかすごく高そうなイメージだけどねえ」
チシャ猫:「安い簡易型なら9千円ぐらいなんだにゃ。普通にいいの買おうと思ったら10万円コースだけどにゃー」
秀史:「9千円ならお手頃だな。動く的として買ってみるか」
柳沢:「的にするにはちょっと高い気がするね」
カヤカ:「中学生じゃ9千円でもたけーよ。小遣い月に3千円だったぜ俺……」
紗綾:「私はお小遣いありません……」
カヤカ:刀真さんにこう、無言で気遣うような視線を送っておきます(笑)。
紗綾:「うう、びんぼーがわるいんですぅ」(刀をぶんぶん)
柳沢:「(ばきっ)はははー、痛いじゃないかさーやくん」
秀史:「ちょっ、車内で刀振り回すんじゃない!」
柳沢:「シタナガ君は屋上で狙撃の修行していた割には意外と常識人なんだねえ?」
カヤカ:心の底からいま自分の脚で良かったって思ってる!(笑)
チシャ猫:「……その煩い刀売っぱらったらどうかにゃ?」
GM:そんなわけで、調査項目『投稿者から手がかりを聞き出せ』が追加になりましたとさ。ちなみに、気になる点があればGMに質問も可能。
チシャ猫:「投稿者はそのへんに住んでるみたいなんだにゃ?」と皆に報告。
カヤカ:(調査項目を確認)成程。直に顔を合わせて話すとプラス補正が入るんだ。
柳沢:ふむ、しかし思ったより達成値が高いね?
チシャ猫:「行ってみるのもいいかもにゃあ」……あ、そうだ、可能なら近所の防犯カメラとかをクラックして中学生兄弟の写真を入手しておきたいです。趣味のため。
カヤカ:趣味。
秀史:趣味か。
柳沢:趣味とな。
紗綾:趣味ですか。
GM:では入手できる。コ○コ○コミックに出てきそうな中学生兄弟だ。肘とか膝に傷があって、山で虫取り、川で魚釣り、庭でベイ○レードって感じ。
チシャ猫:「……!」
カヤカ:よっし、話が合いそうだ!
柳沢:兄貴が理論派で弟は行動派に違いない(笑)。
カヤカ:眉毛が太いんですね(笑)。
チシャ猫:「交渉の時は猫のぬいぐるみ持って画像を送ってくれるのが条件だにゃ!?頼んだんだにゃ!」
柳沢:これ若い子置いてけぼりなんじゃないかねえ(苦笑)。
カヤカ:いやいや、最近の新しいベイブ○ードめっちゃ楽しいんですよ!
紗綾:兄はすっくと大地に立って~弟マシンで宙に舞う~。
柳沢:ますます古くなったじゃないか!(笑)

★第1R:遭遇

GM:さて、他の四人は調査隊とともに『高速移動』を行い、朝も早くに『道の駅たてがみ』に到着した。駐車場でいったん休憩するが、まだ店もあまり開いていない。
カヤカ:くっ、自腹で走ってきました。グロムで高速に乗って!
GM:いや、125ccではギリギリだめです(笑)。
カヤカ:では下道をエージェント的に爆走しました、ハイ(笑)。
GM:そして君たちは気づく。駐車場には大きなトラックと数台のワゴン。そしてその周りにたむろする、日本人には見えない屈強なあんちゃん達に。
カヤカ:……鉢合わせだー!
秀史:そりゃ駐車場なんて一つしかないだろうし鉢合わせるよなあ。
カヤカ:別移動だったし、ちょっと物陰に隠れて様子を伺います。眠気覚ましに珈琲を買ってたってことで。いつでも仕掛けられるように。
秀史:アイサツをせずに攻撃を仕掛けるのはタイヘン・シツレイ。俺はその場で待機します。
GM:了解です。ちなみに、キャラ的に英語話せる人は?
秀史&紗綾:「……」(悲しげな瞳で己のスカラーの値を指さす)(笑)
チシャ猫:キャラ的に読み書きは出来るけど話せなさそう。「ぎぶみーちょこれーとなんだにゃー」
カヤカ:おじさん!(期待のまなざし)
柳沢:はいはい、実はおじさん欧州系の魔術師なので話せちゃいますよ~。スカラー高めだしね!
秀史:おじさん流石!
GM:では彼らの会話を聞き取れる。「こないだ飲み屋にいったらよー、そこのねーちゃんがアレでさー!」「ばっかじゃねーのおめー!」「そりゃジョーイの野郎がアスホールだぜ!」「ちげぇねえ!HAHAHA!」などなど。
柳沢:やだねぇ、米国英語は品がなくて。
紗綾:『進駐軍よりガラが悪いのう。斬っておくか』
秀史:「ご老体は進駐軍のジープに砂糖入れたことがあるのか?」
柳沢:あぶない悪戯はやめなさい(笑)。
紗綾:『おー、近所の悪ガキがやっていたの。わしゃそんな面倒なことをせずにエンジンをさくっと斬ってやったわ、かっかっかっ』「ああもう、大おじいちゃんは黙ってて!」と、物陰に隠れます。……ふと思ったのですが、私はどうやって大おじいちゃんを持っているのでしょう(笑)。
カヤカ:成績悪いので、「???」って顔をしていよう。
紗綾:「英語は分からないですが、何となく言っていることは分かる気がしますぅ」
GM:「オーウ、隊長はまだかー?」などと言いながら禁煙エリアでタバコを吹かし、コーヒーやレッドブルの空き缶が散らかった路上に吸い殻をぐしぐし。やたら声がでかかったり、手をバシバシ打ち鳴らしたりとかなり近所迷惑っぽい。
秀史:「マナー悪し」
紗綾:『やはり斬っておくかの?』
チシャ猫:「やっちゃうんだにゃ!」
カヤカ:露出が、……あ、早朝だから人居ないや(笑)。
秀史:「方針変更、こちらもアンブッシュの準備は完了だ」
柳沢:こらこら君たち(笑)。ここはコンタクトをとっておくべきかね。
チシャ猫:コンタクト。ああ、フルコンタクト的な意味ですね?
柳沢:こらこらこら(笑)。挨拶くらいはしておこう。「Good morning,guys――ハロルド財団の方とお見受けするが?」
GM:「あー?」「なんだこのオッサン?」
柳沢:社章とか見える?ハロルド財団とシグマ、どちらに所属しているかで会話の内容も変えたいものだが。
GM:一見すると登山客っぽい服装だが、雰囲気はそんな長閑ではない。君は彼らのシャツやブーツに、シグマの支給品がチラホラ混じっていることに気がつく。
柳沢:では……。「私はCCCのテンジ・ヤギサワ。ま、大体そちらと同じ内容で依頼を受けておりましてな。これからいろいろやりあうことになるでしょうが、まずはご挨拶までに」(にっこり)
GM:君の言葉を聞くと、今までゲラゲラ笑っていた男達はぴたりと騒ぐのをやめる。そして男達の中から、二メートル以上ある屈強な巨漢がぬうっと立ち上がる。
柳沢:身長二メートルもある大男~♪
紗綾:『斬るか?斬って良いか?』「あんまり物騒なことはしてはいけないと思いますぅ~」
GM:「HAHAHA、あー、アナタたち、私たちの商売敵、そういうことですか」
柳沢:「敵、という言い方は正確ではありませんなあ。せいぜい競合他社というところです」(にっこり)
チシャ猫:「通りすがりのぬいぐるみとぬいぐるみ愛好家のおじさんなんだにゃあ」
GM:「これから色々、なんてめんどくさいことする必要ないじゃないですか?今ここで、五分もかからずケリがつく。シンプルイズベスト。OK?」
カヤカ:わーシグマっぽい!
柳沢:ちょ、まずいなそれ。『梟雄』だからむっちゃ挑発に乗っちゃう(苦笑)。
秀史:「待て、依頼人を危険に晒すな……!」
カヤカ:自販機のところから缶珈琲放り出して駆けだす!
柳沢:(カヤカと秀史を手で制して)「やめておきましょ。こんなところで騒ぎを起こしたら、『本命』の捜索に支障が出るでしょ?」
チシャ猫:「そうそう、獲物を見つけないと意味なんだにゃ。骨折り損のくたびれ儲けは勿体無いんだにゃ~?」
GM:「HEY、猫がしゃべってるぜ?」『ジャパニーズマシーンキャット、ノブヨ・オーヤマ?」
チシャ猫:「ちゃらららっちゃらーん!たけとんぼ~~、ってやらすなにゃん!」
カヤカ:「インカム使ってくだらねえことしてんじゃねえよ!」(小声)
紗綾:残念、ジバニャ(略)。
柳沢:「そちらさんも見つからなかったら任務は失敗、報酬はゼロ。ゴキゲンにちらかした弾丸代も持ち出しだ。そんなお粗末なお仕事をやらかしたら、一時は気分が良くても後の評価がつらいよ?」
GM:……君の十分に説得力のある意見にも、大男は耳を傾ける様子はない。「ファースト。ユー達を排除する。セカンド、邪魔されずにモノを見つける。これが最短ルートだ」
柳沢:「うーん、お兄さん達、ちょっとしつけが必要かなあ?」……戦闘に入っちゃっていいならやるけど。
秀史:脳筋シグマっぽい流れではある。
チシャ猫:あ、ボクは戦えないから皆頑張るんだにゃ?
一同:おい!(笑)
GM:そんな一触即発の雰囲気の中、声がかかる。「――お前達、何をやっている」
紗綾:「あ、なんか偉そうな人が出てきたです?」
秀史:「……『隊長』とやらの登場か」
柳沢:よかった、話の分かる人来たっぽい(苦笑)。
GM:そこに居たのは二十代後半くらいの細マッチョな感じの白人だ。「た、隊長!」男どもは一斉に気をつけの姿勢。
カヤカ:……自販機の陰からテレパスっぽく感情の変化とかを伺っておこう。
GM:「おれが戻ってくるまでに万事支度を調えておけと言ったはずだが?」「サ、サー、準備万端、出発可能であります、サー!」
柳沢:口挟んじゃいけない雰囲気。
GM:「準備万端?ではこれはなんだ?」と言って、アスファルトの吸い殻を拾い上げる。
カヤカ:む、シグマらしいけど、シグマらしくない感じ?
GM:「環境に敬意を払わぬ者は、自然で勝者となることは出来ない」
柳沢:まあシグマもピンキリだからね。
GM:「30秒で片付けろ。そしてすぐに行動開始だ」「サー!イエッサー!」
秀史:うわぁ。しっかり野外活動のプロ雇ったな。
GM:わたわたと準備を始める隊員を尻目に、『隊長』は君の元にやってくる。「部下が失礼した、ミスター・ヤギサワ。シグマコーポレーションのライアン・ミラーです」
柳沢:「やあやあ、そちらが隊長さん? どもども、CCCのヤギサワです。なかなか躾の行き届いた部隊ですな?」
チシャ猫:「どもどもチシャですにゃ」
GM:「弁明のしようもない。まだまだ新兵だ、まともにするには時間がかかる」
チシャ猫:「パーフェクツに無視されたのにゃ?!」(笑)
柳沢:「なあに、若い者は2、3度痛い目を見ないとわからんもんですよ」
カヤカ:「うぐっ」
GM:「その通りだ。今日はよろしくお願いします。『枯れ柳』」右手を差し出す。……というところで、皆さん『隊長』の名を知っているか『解析』判定どうぞー。
柳沢:本領発揮、3D+10で(ころころ)。
カヤカ:解析の代わりに隊長さんの心を読めませんか?
GM:あっ、なんか異能を乗っけたい場合は手番を消費してください。
カヤカ:ぐっ。大人しく振っておこう(ころころ)ぎゃあ、6!強そうな人だ、とでも眺めておこう。
秀史:成功する目も低そうだし今回はパス。業界のルールはまだわからない。
チシャ猫:ネットの力が及ばないとさっぱりなんだにゃー。

 各自が挑戦した結果、柳沢が27を出して判定に成功した。

紗綾:私もさっぱりでした(笑)。「こちらの方はどなたでしょう?」
柳沢:おじさん面目保てた。では説明、した態でGMよろしく?
GM:(苦笑)はいはい。君は彼を知っている。シグマでチームリーダーを勤める職業軍人あがりのエージェント。その異名を『森の賢者』(オールドオウル)という。
カヤカ:うおおカッコいい二つ名。シグマはプロを投入してきてるのですね。
GM:狙撃とトラップの達人で、部隊指揮にも長けているとのことだ。
カヤカ:ひええっ!?手番使ってでも心読んでおけばよかった!?
柳沢:「こちらこそお手柔らかに」と握手を返そう。
秀史:「フクロウ(オウル)か。如何にもな名前だな」
柳沢:「噂に聞くシグマの『森の賢者』に名前を知ってもらえていたとは光栄だね。ま、この森にはコヨーテもグリズリーもいないし、たっぷり自然を満喫していくといいよ」
GM:『森の賢者』は君に一礼を返すと踵を返す。そして先ほどとは打って変わって整然と準備を整えた男どもを引き連れ、整然と山へと向かっていったのでありました。
柳沢:「いやーやだねーアメリカ人って殺気立っててさ~」とヘラヘラしつつみんなのところに帰ってたおじさんであった。
紗綾:『ふむ、さっきまでの雑魚とは違ってなかなか切りごたえのありそうな男じゃの。楽しみじゃわい』
秀史:「問答無用で枯葉剤を撒くような人間ではないあたりは救いか」
チシャ猫:「あの人、ボクを完全無視だったのにゃ!ヤな奴なんだにゃ!」
カヤカ:「結局なんだったんだ?」と連中が去ったのを確認してから合流します。
柳沢:「さっきのは同業同士の軽い探り合いってやつだよ、カヤカ君」
カヤカ:「……ぜんぜん心が揺れて無くて読めなかった。つえー人なんだろうな」

★第1R:フェイズ 秀史

GM:以上でイベントは終わりです。では手番に戻りまして秀史さんどうぞ。特に行動を宣言しなければ、当初の予定したエリアに向けて『通常移動』となります。
秀史:柳沢さん、『投稿者から手がかりを聞き出せ』を調べに行きます?
柳沢:うーん、おじさんは護衛も兼ねてるから、当初の予定通り教授と一緒に山頂エリアを目指すつもりだけど。
秀史:了解。ではちょっと皆さんと別れて、『投稿者から手がかりを聞き出せ』の調査に向かいます。手番的にもその方が融通ききそうですし。
チシャ猫:助かるんだにゃ。
カヤカ:お願いします!
GM:了解。では秀史さんが指定の住所にたどり着くと、そこは郊外に建てられた庭付きの一戸建てでした。
カヤカ:一部のエージェントが涙を流しそうな情報が!(笑)
秀史:「依頼人の家に行くと泣き出すエージェントがいるというのも、満更嘘ではなさそうだな」(笑)
柳沢:そこまで悲惨なのか(苦笑)。
GM:都会で窮屈なマンション暮らしするよりは、郊外で広い庭付きの家に住もうというスタンスが見て取れる。家庭菜園とかブランコとかがある庭の一画で、中学生の少年が二人、ニン○ンドー3DSに興じている。
チシャ猫:モン〇ン?
柳沢:「兄貴、罠張って罠」
秀史:今ならポ〇モンかな?
紗綾:そういえば私ほぼ同年代ですよね(笑)。
チシャ猫:「まぁまぁ好みのタイプなんだにゃ?、動画に残すにゃー動画にー」
柳沢:個人情報保護ーっ!(笑)
チシャ猫:「別に家の中とかプライベートを盗撮するわけじゃないからほっといてほしいのにゃ?」
カヤカ:(猫のことは後で藤村サンに報告するべきなのかどうか……)
GM:兄弟は君らのことに気づかず、ゲーム機をしまったと思えばカードをやりだしたり、ベイブ○ードやりだしたり。遊びを満喫しているようだ。
秀史:中学生だなぁ。……ここは正攻法で行こう。玄関から「すみません」と声をかけます。
GM:「にーちゃーん、お客さんだよー?」「なんだよー。あ、こんにちは。どなたですか?」
秀史:「ドーモ、私はこういう者です」と名刺スリケンを投擲(爆笑)。
柳沢:投げるなーっ!(笑)
秀史:東野さんに教わったのだぜ。
カヤカ:なにやってんですか企業戦士ーッ!(笑)
GM:NSRを発症し中学生は失禁……するとこのご時世非常にまずいな(笑)。
柳沢:変なことするとGMが「EP溜めてね?」ってニッコリ笑って言い出すよ?

 『人災派遣RPG』のもう一つの特徴は、武器や異能を使うと『EP=露出点』が溜まってしまうというシステム。EPが一定以上溜まると、『露出判定』を行わなければならなくなり、その結果次第で通報されたりネットで噂になったり、罰金を支払わねばならなくなったり、ほとぼりを冷ますために仕事を放棄して逃げださねばならなくなったりと、不利な影響を受けてしまうのである。異能力者と言って好き勝手行動していると痛い目を見てしまうのだ。

チシャ猫:そう言えば道の駅は混雑度5なんですよねー、人が多いね!
GM:君が投擲した名刺は兄弟の手にピタリと収まった。「すげー、会社の人たちだってよ、兄ちゃん」「あ、もしかして、おれ達の動画を見てきた人じゃん?」
秀史:中学生相手ですからちょっと崩して……「そうだよ。あの動画のことで、話を聞かせて欲しいんだ」
GM:「じゃあアレだそうよ、あの最新ドローン!」「馬鹿、余計なこと言うな!……あの動画って、どの動画のことでしょう?」
カヤカ:む?なんか微妙に含みのある言い回し。
GM:ってところで、ここから先は判定となります。
秀史:はーい。達成値4か。時間がかかると見たほうがよいかな。
GM:判定条件を確認してみてくださいね。他の人もインカムで常時情報は共有しているとしてください。
秀史:『ネゴシエーター』、『暗躍』、『エリアボーナス』で3D+6(ころころ)……むう、20。
柳沢:あと4あれば、判定値2に届くねぇ。LP使う?

 LP=幸運点は、消費することで判定ダイスを振り足しできたり、振り直しできたりと、様々な用途に使える便利なリソースだ。
 おおむねルーキー(新人)キャラほど多く、ベテランほど少なくなる。

秀史:そうですね。ここは振り足しします。LPを1点(ころころ)……3!
GM:うわ惜しい!
カヤカ:妖怪イチタリナイが(泣)。
秀史:はーいもう1点使いまーす(泣)。(ころころ)4!さっきこの目が出ていれば!
柳沢:まあみんなルーキーでたっぷりLPあるから心配ないよ!おじさんは『梟雄』のペナルティでLP1だけどね!
GM:了解、これで達成値2となりました。それから秀史さん、君は兄弟に聞き込みをしているのですが。
秀史:なんでしょう?
GM:聞き込みの最中、ガレージの奥にやたらぴかぴかの高性能っぽいドローンが鎮座していることに気がついた。
秀史:……おや?
カヤカ:こ、これこそ心を読みに行くべきだったのではッ!?


GM:では次の方、紗綾さんどうぞ。
紗綾:うーん、聞き込みの結果は気になりますが、私の調査能力はたかが知れているのでパス。調査隊の車に同乗して、そのまま山頂へ向かいます。どういう処置になりますかね?
GM:調査隊が車で『通常移動』し、それにみなさんが乗っかるって形ですね。
柳沢:調査隊に便乗して『移動』。その後に『調査』ができると考えていい?
GM:……今回のシナリオではそういうこととさせてください。
紗綾:それは助かります。では調査隊に同行して移動。
カヤカ:ちなみに自分の原付できてる俺は……。
柳沢:(にっこり)
チシャ猫:がんばるんだにゃ。
カヤカ:うわぁん!いいや先に北エリアにいくからー!
GM:北エリアは荒地だから原付を降りることになるんですよ……。
カヤカ:ゴフッ。
チシャ猫:がんばるんだにゃー。
GM:では紗綾さんはいったん手番お預けですー。

★第1R:フェイズ 柳沢

GM:では柳沢さんですが。紗綾さんと一緒に移動します?
柳沢:……いや、教授にはちょっと待ってもらって、シタナガ君の応援をしよう。山頂には次のラウンドの準備フェイズで移動します、
GM:了解です。秀史さんに続いて『投稿者から手がかりを聞き出せ』に挑戦ですね。
柳沢:さっき十分ロールしたので、まとめ役っぽく現地には行かず電話でシタナガ君にアドバイスを入れるって演出にしたい。「○○について聞いてくれるー?」って感じで。
秀史:了解です。では俺が中学生たちに手裏剣芸を見せて懐柔しているところにインカムで指示が来る(笑)。
カヤカ:あ、ちょっと待ってください。
GM:なんでしょう?
カヤカ:判定条件を読むと、『特に確認したいことがあればGMに質問してもよい』って書いてありますね。
GM:(気づいてもらえてうれしい)ういす。情報を共有しているカヤカさん達も質問してもらってもかまいませんですよ
カヤカ:ああ、では。さっきから気になっていたんですけど。兄弟の会話に出ていた『最新ドローン』って何でしょう?
紗綾:そこ、やっぱり気になりますよね。
カヤカ:ええ。この兄弟、撮影には結構安いドローンを使ってたはずですよね?……もしかして。もう情報を誰かに売ってたり、する?
紗綾:一足遅かった?
チシャ猫:情報を売って、そのお金で新型ドローンをゲット、かにゃー。
秀史:そのうえで口止めされた、ということか?
GM:……そういった話を秀史さんがインカム越しにやり取りしていると、兄弟の顔色が目に見えて悪くなる。
柳沢:む?
GM:「え、おれ達、あれは、ちゃんとお小遣い、ちがう、お年玉で買ったんだよ!」などと供述しており、難易度と達成度が下がります(笑)。
紗綾:などと供述しており、って。
カヤカ:完全に容疑者扱いだー!(笑)。
秀史:遊ぶ金欲しさにやりました(笑)。
カヤカ:まあ彼らにはどうでもいい動画だし、売らない理由はないですよね。
柳沢:後ろ暗いことでもないしね。難易度はどの程度下がった?
GM:達成値が1、難易度が3下がりました。
柳沢:あらら、それなら平目で行けちゃう感じだねえ。ビジネスで判定。「我々にもその情報教えてくれないかなー?って感じに聞いてくれるかい、シタナガ君」……3D+10(ころころ)で19。成功だね。
秀史:「なあ、その新しいドローン、どうやって手に入れたんだい?お金はどうしたのか、とか……、いったい君たちに何があったのか、とか。教えてくれないかな?」
GM:「うん。……わかったよ」ガレージにある新型ドローンについて尋ねられた兄弟は、観念したように話を始めた。「実はあの動画には、続きがあるんだ」
一同:なんですとー!?

★調査項目5:『投稿者から手がかりを聞き出せ』  結果

 彼らは館神山でドローンを飛ばして動画を撮影して遊んでいた。そしてその映像に蝶が映り込んでいたのを発見した。ここまでは事前の情報の通りだ。
 蝶が映ったのは山頂の上空だという。
 兄弟はいったんドローンから映像の記録されたカードを取り出した。パソコンを持っていない兄弟は、スマートフォンで動画を作成。容量の都合で動画にできたのは前半部分だけ。後半は時間をおいてから編集するつもりだったのだという。
 ところが前編を投稿してしばらくした頃。
 「ドローンに挿してたカードを売ってくれ」とネットで話しかけてきた人物が現れたのだという……。

GM:「すっげぇほしかった新型ドローンが買えるだけのお金を振り込んでくれるって言うから、郵便で送ったんだ」
秀史:「なるほど」
GM:「最初はうれしかったけど、なんか怖くなって。……おれたち、悪いことしちゃったのかなあ?」と不安顔。
秀史:「今回に限って言えば悪いことじゃないさ。ただ、大金を手に入れたなら親御さんにきちんと説明しないとだめだぞ。おいしい話にはだいたい、裏があるからな」
GM:「う、うん、わかったよ手裏剣の兄ちゃん!」
柳沢:(先の画像はまだ残っているか聞いて、のポーズ)
秀史:(笑)「それはそれとして、後編の映像ってあるかな?あったら見たいんだけど」
GM:兄達は首を横に振る。「カードを取り出して、スマホに挿して一回チェックしただけだったから、後編の映像はカードにしか残っていなかったんだ」
秀史:あらら。
チシャ猫:「データが物理的にないにゃらボクもお手上げなんだにゃ」
GM:「でも、おれ達確認のため、一回は通しで見たよ」「うん、蝶は、山頂から南へ行ったと思う」
秀史:「南、か」
柳沢:これは有力な手がかりかな。このご時世、ネットワークを介さないあたりが引っかかるねえ。
GM:ってことで、今後もこんな感じでちょっとした謎解き要素がまた出てくるやも知れませぬ。君たちは劇中のヒントから回答を推理して難易度を下げてもいいし、ダイス目で回答をもぎとってもいい。
カヤカ:了解でーす。
GM:プレイヤーとしての謎解きと、キャラとしての判定の折衷案ということで。
秀史:「話してくれてありがとう。お礼に面白いものを見せてあげよう」と言って300m先の木にスリケンを投擲。
GM:「すげー!にーちゃん、もしかしてホンモノか!ホンモノなのか!」
柳沢:すごいぞ!ニンジャは本当にいたんだ!(笑)
紗綾:さらっと300mとかとんでもないこと言ってません?
秀史:「さあ、ね。あの手裏剣は引き抜いた方にあげるよ」
GM:「チャクラ使ってくれよチャクラ?!」
秀史:こいつら、NA○UTOが始まってから生まれた世代のくせに(笑)。
GM:では兄弟達は先ほどの不安も忘れて、手裏剣争奪戦に夢中になっていく。というところで柳沢さんの手番は終了だ。
 
一同:……南かー。
カヤカ:シグマが情報を買い取ったって事なら、相当動きが早いな。急がないと。
チシャ猫:まぁ単純に考えると、怪しいのは南エリアですよね?
柳沢:あと、その奥にある封鎖されてるイノシシ沼とかね。
カヤカ:「山にはよく立ち入り禁止の場所ってあるよなー。うちの実家にもヤバイもんが封印されてる祠とかあったなし」
紗綾:いや、さすがにそれはあまり見かけませんよ(笑)。
GM:ちなみに兄弟はイノシシ沼への行き方は知らないそうだ。
柳沢:ちっ、先読みされた(苦笑)。秘密の通り道でもないかと思ったんだけど。ま、イノシシが居るところに中学生が迷い込んだらまずいか。
秀史:「イノシシの戦闘力は洒落にならんからな」
紗綾:『ほうほう、明日はイノシシ鍋かの~』
カヤカ:「田舎だと偶に近所からおすそ分けくるよなー」
秀史:「牡丹鍋だな。実家でもよく食ったよ」
カヤカ:って、北に行く予定の俺、もしかして意味なしっ!?
GM:ということで新たな調査項目『兄弟からドローンの情報を買い取ったのは誰だ?』が追加されました。
カヤカ:(内容確認)……どうみてもハッカーの領分ですね。
柳沢:「これは猫君にお任せしようか」
紗綾:「猫さん、がんばってくださいですぅ」
チシャ猫:「はいにゃ~」

★第1R:フェイズ カヤカ&紗綾

GM:では、1Rのラストはカヤカさんですね。
カヤカ:うーん、現在の情報だと無駄になる可能性が高いのですが、道の駅から直接北エリアに乗り込めますかッ!?
柳沢:南が本命だとしても、取りこぼしがあるといけないしね。
GM:移動は可能です。ぶっちゃけると、調査隊と一緒に移動であれば、紗綾さんと調査隊と一緒に山頂に行ったという事でまとめてシーンを処理します。単発で進むのであれば、通常処理ですね。
カヤカ:……団体行動って、大事ですよね。
柳沢:スタンドプレーが良いのか、団体行動がよいのか。
カヤカ:キャラ的に多少の単独行動も、と思ったけど、ここは調査隊と移動です、ハイ。
GM:柳沢さん、教授も行っちゃうけどかまわない?
柳沢:えー。調査隊は次のRの準備フェイズまで待って僕の足になってくれるとうれしいなあ(笑)。
秀史:それ私も乗りたいです(笑)。

 相談の結果、調査ボーナスのある教授隊と、山田隊が車で山頂に移動。
 カヤカが原付で同行となった。
 鈴木隊は道の駅に残り、次のラウンドに柳沢と秀史を乗せて後を追う予定だ。

GM:では、お待たせ紗綾さん、そしてカヤカさん。
紗綾:はーい。
カヤカ:はいな!
GM:君たちは調査隊に同行し、山頂までやってくる。山といってもそう標高は高くないので、舗装された車道一本でたどり着ける。そして山頂の館神神社に到着すると……『べ、べつにアンタのためにお祓いしてあげるわけじゃないんだからねっ!』なる台詞とともに巫女さんのイラストが描かれた看板が立っている。
カヤカ:!?
紗綾:『ふむ、最先端の流行の『つんでれ』というやつじゃな』
カヤカ:「じーさんがそれ知ってんのすげェ違和感」
紗綾:「つんでれ?大おじいちゃんはたまによく分からないこというですぅ」
柳沢:……キャッチーな神社だなあ。
紗綾:『ひょひょひょ、若いもんにはまだまだ負けんよ。しかし今風浮世絵の女子もなかなか味が合って良いが、生身の女子はおらんのかのう』
カヤカ:どこかの企業名が看板に書いてあったりとかしませんか(笑)。
GM:企業名は描いてないけど、巫女さんの衣装の面積がどうも少ない気がする。
カヤカ:「えー……」(苦笑)
チシャ猫:「時代の流れなんだにゃ?それがいいかはわからないんだけどにゃー」
カヤカ:「時代の流れでも違和感あるぜー……」と、一応退魔関係の名家関係者として苦言は呈しておきます、はい。
柳沢:なんともはや。
秀史:シグマの連中がいたら写真撮りまくってるんじゃないか(笑)。
GM:そんな君達の前に、二十代くらいの若いにーちゃんが社務所から走り出てくる。「やーやー。よく来てくださいました真山教授」ここの神主さんだね。
柳沢:お前かっ! お前の趣味かっ!?
GM:「あ、あの看板気に入ってもらえました?いやあ、ピ○シブで仲良くなった絵師さんに一発描いてもらったんです。気合い入ってるでしょ?ああちゃんと正当な報酬は支払いましたからね?」
秀史:この神主さんピク○ブの常連かよ!?(笑)
柳沢:おじさん、さすがにその神社行くの恥ずかしいかなっ!
カヤカ:大人のお話っぽいから脇に立って、姿勢を正して……おかなくてもいい気がしてきたぞー!
GM:神主さんはそんな君らの困惑にも頓着せず「ま、ま、とりあえず社務所へどうぞ」とお茶を出してくれる。団子もついてるね。
紗綾:「わーい、いただきますですぅ」
カヤカ:失礼にならない程度にいただきます。一応『サーヴァント』持ちとして。一応。
GM:ちなみにそのお茶ですが、クッッッッソ不味いです(笑)。
カヤカ:えー!? くっ、顔を顰めないようにして一口だけいただきます…っ!
柳沢:妙なディテールに凝るなぁ。コイツが黒幕に見えてきたぞ(笑)。
GM:「あー、やっぱだめですかねえ、今度ウチの神社の名物で売り出そうと思ったんですけど」
チシャ猫:「ボク、その場にいかなくてよかったんだにゃ」
柳沢:「同感」
紗綾:「十分おいしいですよ?出涸らしじゃないお茶なんて久しぶりですぅ」
チシャ猫:「貧乏人が悲しいセリフを吐いているんだにゃ」
カヤカ:「……えーと、こっちは置いといてください。なんの茶葉なんです?」
GM:「よくぞ聞いてくださいました。この山で生えてる草を煎じたものですね」
チシャ猫:「それ、毒とか大丈夫なのかにゃ……」
カヤカ:「それは、とても……冒険的ですね。山を愛しているというのは伝わってきます」
GM:「なんとか参拝客を増やそうと、昔の文献を参考にお茶を再現してみたのですが、売れ行きがさっぱりでして」
柳沢:……ほう、文献とな。
紗綾:そんな由緒ある神社だったんだ(笑)。蝶のことも書かれてたり?
GM:「ええ、私が最初に引用していた蝶の文献は、もともとここの神社から発掘された者なのですよ」と真山教授。
カヤカ:あ、そうですね。四百年ぶりに確認されたってことは、それ以前の記録が残ってるわけですもんね。
柳沢:なるほど。では前回私がでまかせで口にした文献は、それを元に江戸時代に編まれた著述があった、とこじつけておこう(笑)。
GM:「日頃お世話になってる真山教授の依頼とあらば、協力を惜しみませんよ。とりあえずここの社務所は自由にお使いください。無線LANとかもできる限り張りましたので、ハイ」
カヤカ:「お心遣い、ありがとうございます。お世話になります」と深々頭を下げましょう。
GM:「山の立ち入りにも許可を出しておきました。調査には支障ありません」
紗綾:「お茶とおだんご、ありがとうございましたぁ」(ぺこり)
柳沢:まずい茶葉と白湯なら白湯の方がいいなあ、おじさん(笑)。
チシャ猫:「あー、3倍希釈のカルピスうまー」(自室でくつろぎながら)
紗綾:「3倍!?そんな濃く飲んで良いんですか!?アレって20倍に薄めるものじゃないんですか!?」
チシャ猫:「今度砂糖を送ってあげるにゃ……」
柳沢:そこまで貧乏キャラだったっけ(苦笑)。
カヤカ:どんどん加速している(笑)。
紗綾:貧乏道場の跡取りですから。この業界に放り込まれたのも修行半分、生活費稼ぎが半分ですし。……まあ、なんか加速している感はあります(笑)。
秀史:世知辛い……。

GM:ってなあたりで、手番を使用してない紗綾さんは判定に挑戦出来ます。
カヤカ:文献を更に漁ったら何か出てきそうですか?
GM:いや、この山頂エリアの調査には、神主にも話を聞く、すなわち文献調査も含まれております。なので、ここで調査の判定を振れば、フィールドワークと文献調査をまとめて行ったことになります。
紗綾:了解です。ここは大おじいちゃんの力も借りてフィールドワークしましょう。
GM:「急ぐに超したことはない、我々も早速調査にとりかかります」と教授。
柳沢:紗彩はミスティックが3Dで振れるね。教授がいるので、補正で+1D。
紗綾:ではここで、ミッション1回の大おじいちゃんの『知恵袋』を使います。
柳沢:あ、『知恵袋』があるんだよね。だったらさらに+2Dだ。
カヤカ:結構喋ってるけど、役に立つことを喋る時は少ない?
紗綾:役立つ事をしゃべろうとすると『知恵袋』消費しないといけないので(笑)。
カヤカ:こう、おじいちゃんに疑いの目を(笑)。
柳沢:6D振ればまあ18は出そうだね。
紗綾:『ひょひょひょ、わしにまかせんかい!』(ころころ)
カヤカ:おお、回った。
紗綾:22!達成ですね。
GM:お見事!
秀史:『知恵袋』は伊達じゃなかったか。
GM:……真山教授の指揮のもと、学生達は山頂での調査を開始。その中で、おじいちゃんの助言を受けた紗綾君の神がかり的な勘が大きな助けとなり、調査は完了した。
紗綾:わくわく。
GM:……蝶は見つからなかった。ここにはいないようだ。
柳沢:がくー。
紗綾:しくしくしく。
カヤカ:まあ、神社周辺にいればすぐに見つかりますよね(苦笑)。
GM:ただし。
チシャ猫:ん?
GM:代わりにこんな文献を見つけたよ。

★調査項目3 『山頂エリアで調査隊と共にフィールドワーク』 結果

 蝶はみつからなかった。
 
 神社の文献によると、
 リンドウアゲハは江戸時代にしばしば目撃されたらしい。
 「それは竜胆の姿を取り 昏き常世より迷い出る魂
  みだりに触れる事なかれ それは災いを招く」

 ご飯をいただいて一食浮いた:同エリアにいるPCのPP+3

柳沢:ん、んー?
カヤカ:……ハイ?
紗綾:りゅうたん?
カヤカ:えーと、えーと。りゅ、リュウグウノツカイ!
柳沢:リンドウだね(笑)。
秀史:急にクトゥルフっぽくなってきたな?
チシャ猫:黒死蝶だにゃー。
カヤカ:「ウチで見た古文書と雰囲気は似てるけど。うーん?」
柳沢:「ふーむ、どうも霊能絡みの可能性も出てきたけど。その文献だけじゃあなんとも言えないねえ」
チシャ猫:「そもそも幻の蝶だからにゃー」
紗綾:「タン、食べてみたいですぅ」『だから何でお前はそう食い物に反応するんじゃ』
秀史:竜の胆はちょっとなあ。
柳沢:竜の胆とか食ったら不死身になる類だねえ。
紗綾:『昔、喰った奴がおったな。泡吹いて死んでしもうたが』
チシャ猫:「蝶食べても美味しくないと思うんだにゃ?」
柳沢:「中国とかでは蝶は人から抜け出た魂って言うからね。蝶を霊魂と結びつける説話は結構世界中にあるんだよ」
カヤカ:「胡蝶の夢、とかそういう?」
GM:「確かに、蝶が冥府の使いという伝承は、洋の東西を問わずよくありますからね……むむ。ということは」などと教授。
紗綾:「『昏き常世』とやらがどこにあるか、ですねぇ」
チシャ猫:「んー、『見つかってない蝶』『触れようとしたら死ぬ』ってことは、あんまり人が近寄れない場所とか、近寄ったらまずい場所に生息してるんじゃないかにゃ?ガスが出る場所とか」
カヤカ:「イノシシ沼。あそこじゃないか。そういや、実家の方もクマが方便で使われてたっけ」
GM:……そんな風に君達が頭を悩ましているところに、神主さんから差し入れが届きます。おにぎりとタクワン程度のものですが、このエリアにいるPCは+3PP。判定成功の報酬です。
カヤカ:やったー!!
紗綾:「わーい、頂きますですぅ」
柳沢:食費が浮いたということか(笑)。
カヤカ:お腹空いてます!もしゃもしゃ食べよう。……そして例のお茶を渋い顔で飲む(笑)
GM:「やあ、そのお茶いかがです?虫下しと便秘解消に効果があるんですよー!」
紗綾:それは下剤と言いませんか?(汗)
カヤカ:微妙な表情を浮かべておきます、ハイ。
秀史:お茶より漢方薬で売ればいいのに(笑)。
GM:食事を取りながら、真山教授はひとつつぶやきます。
カヤカ:ん。何でしょう?
GM:「ここに来る前から考えていたことなのですが。『四百年見つからなかった蝶が、今見つかった』--もしもこれが事実だと仮定すると、二つ、大きな疑問があるのです」
カヤカ:「ふたつ?」とオウム返し。中の人もわからない。
チシャ猫:「ふむふむだにゃ」
GM:「一つ、蝶は今までの四百年をどこで生き延びてきたのか」
秀史:「……二つ。なぜ今になって出てきたのか、だな」
GM:ご名答!「そのとおり。今になって、蝶が現れた理由は何か、です」
柳沢:「シタナガ君、鋭いね」
カヤカ:シタナガ=サン、スゲー!
チシャ猫:「一匹二匹では四百年も種族が維持できないからにゃー」
紗綾:そして、蝶の群れが隠れ忍ぶにはここは都会過ぎますよねぇ。
チシャ猫:「アマゾン奥地ならともかく日本で、しかも中学生が気軽に行ける範囲で生き延びていた、ってのは確かに疑問なんだにゃ」
GM:「おそらく、その謎を解くことができれば、リンドウアゲハを見つけ出すことが出来る。私はそう考えています」
カヤカ:「……日本に秘境なんて残ってないも同然、か」
GM:てなところで第1Rは終了です。本日はありがとうございました!
一同:ありがとうございました-!
カテゴリー:リプレイ3-1話 | タグ:
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