猫又公司


小説・TPRG系サークル『猫又公司』のウェブサイトです。

小説:人災派遣のフレイムアップ

人災派遣RPG

人災派遣RPG

リプレイ 『人材派遣のCCC』

CCC

ドラマCD&同人誌

プロフィール

管理人:紫電改
アイコン
小説、TRPG、サウンドノベルを中心に創作活動を行う同人サークル『猫又公司』のWebサイトです。作成した小説、TRPGリプレイ、ドラマCDなどの情報を掲載しております。
twitter@Shidenkai_79



ぴあすねっとNAVI様

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

人災派遣TRPGリプレイ『幽かなる竜胆』 01

2016年某日。
某オンラインセッションのスペースにGMと5人のプレイヤーとGMが集まった。
弊サークルが発行するオリジナルTRPG、「人災派遣RPG」を遊ぶためである。


GM:本日はよろしくお願いします~。
一同:よろしくお願いしまーす。
GM:今回はオンセということもあり、キャラクターも事前に作成いただいておりますので、早速スタートと参りましょう!
一同:うぃーす。


★派遣社員達、集うのこと。

 ――六月のある日。
 人材派遣会社CCCに登録する『派遣社員』達の端末に、募集のメールが届いた。
 それを見た者達のうち幾人かが、己のスケジュールや懐具合と相談した結果、この仕事を受けることに決めた。
 そして当日、三日の早朝。
 CCC本社に、五名(?)の『派遣社員』が顔を揃える事となったのである。


GM:「みなさん、本日はお忙しいところお集まり頂き、ありがとうございます」と、君達をここに集めた張本人、CCC営業一課の藤村君が言います。
柳沢:「やあやあ、藤やん。元気でやってるかい?」
GM:「ええ、柳沢さん、元気でやっておりますよ」
カヤカ:凄く眠そうに、紙コップのコーヒーに顔を顰めながら「おはざーッス」と。
秀史:「おはようございます。みんな眠そうだな」
GM:「今回は柳沢さん以外は全員が、異能の持ち主ながらもこの業界経験が初めて、もしくは浅い方です。柳沢さんにはまとめ役をお願いしたいと」
柳沢:「はいはい、おじさん今日も頑張るよ~」と手をヒラヒラさせつつ、カップ酒のフタをぷしゅっと。
紗綾:「お仕事中にお酒はダメだと思いますぅ」
柳沢:「見逃してくれよ~ これだけがアフター5の楽しみなんだよ~」
秀史:「今は早朝ですが」
柳沢:「え、アフター5って朝5時のことじゃないの?」
チシャ猫:GM、私はどのように存在していることにしましょうか。
GM:あ、物理肉体はどこにある設定にします?
チシャ猫:本体はこの場におらず、お家に引きこもっております。
GM:はいさ。では、「ああ、今日のミッションは五名と言いましたが、あとの1名はこちらの方でして」というと、藤村君は猫の大きなぬいぐるみを取り出す。
チシャ猫:「にゃー」
カヤカ:「ぬいぐるみ?」
GM:「中にタブレットPCが入っておりましてね。インプットもアウトプットも出来るすぐれものなのですよ」
チシャ猫:「細かい事は気にしないでいいにゃー」(手をひらひら)
カヤカ:「へぇ、すげーッスね。シキガミとかじゃないのか」
紗綾:「ねこさんだ。かわいいですぅ~」
秀史:「ポケットに不思議な道具でも入っていそうだ」
チシャ猫:「この姿で可愛いというのはセンスを疑うにゃー」
GM:おお、立ち絵が(笑)。

 画面に表示されるチシャ猫さんのキャライラスト。
 オンラインセッションの進化に戸惑うロートルGMであった。


カヤカ:「ネコジャラシとか振ったらどうなんのかなコレ」
チシャ猫:ネットの向こうで情報を受信してるだけなので普通に無反応。
カヤカ:「ちぇっ、猫らしい反応を期待してんだけどなあ」
チシャ猫:「ちなみに音声はリアルタイム合成なんだにゃー」

★自己PRのこと。

GM:「では皆さん、全員初対面のようですので、まずは各々簡単な自己紹介をお願いいたします」
柳沢:あ、ごめん。ちょっと家人の出迎えで離席しなきゃいけなくなった。すぐ戻ります。
GM:「はじめにリーダーの柳沢さん、はトイレですか(笑)。しょうがないですねえ」
チシャ猫:「酒呑んでトイレとか自由なおじさまだにゃー」(笑)。
GM:「それではまず、カヤカさんからお願いしても良いでしょうか」……お名前、年齢、取得異能、志望理由、戦闘や調査で得意分野は何か、などをおっしゃって頂ければと思います。

★居垣 佳夜迦について。

カヤカ:わかりました。えーそれでは。「りょーかいッス。えーっと、居垣佳夜迦(いがき かやか)、今年で17ッス。去年東京に出て来たんスけど、色々やってたらサイフ軽くしちまいまして、お仕事貰いに来ました!」
GM:「カヤカさん、というお名前で最初女性かと思ったのですが、男性の方なのですよね」
カヤカ:「よく言われるんスよ。で、実家の方で作法なんかや軽い武道習ってました。テレパスなんかも持ってるんスけど、正直あんまり良い思い出はないッス。よろしくお願いしやッス!」
GM:「よろしくお願いいたします」
柳沢:すみません、戻りました。
紗綾:遅い(笑)。
柳沢:「ははは、生理現象は誰にも止められないよ~」
紗綾:開き直った(笑)。
カヤカ:ということで高校生男子のルーキーです。異能は『武術』『テレパス』『サーヴァント』、タイプはフォワード(前衛)。
紗綾:『テレパス』は後衛向きですから、ちょっと意外な構成ですねえ。
かヤカ:戦闘では『露払い』で順番を調整しつつ拳で殴り、『浸透剄』で防御無視の追加ダメージを与えます。敵の攻撃はテレパスによる『読心』で回避しながら時々『天衣無縫』でクリティカルを狙うという構成にしてみました。
柳沢:システムの特殊部分を積極的に組み込んでもらってありがとう(笑)。
カヤカ:職能はマニピュレーター(精密作業)とトラフィッカー(運転)を伸ばしてあります。色々便利に使えますので、新人っぽく穴埋めとして走り回るつもりです。よろしくお願いします!
一同:よろしくお願いいたします~!

★柳沢 天治について。

柳沢:「カヤカ君はうちの娘と同い年か~。おじさん年の差感じちゃうな~」
GM:「それでは、今度こそトイレから戻ってきた柳沢さんお願いします」
柳沢:「はいはい、おじさんは柳沢 天治(やぎさわ てんじ)。割と長く業界にいるおじさんだよ~。昔はいっぱしの魔術士目指して頑張ってたこともあるような気がしないでもないけど、もう歳だから、ね」
GM:「柳沢さん、今お幾つでしたっけ」
柳沢:「今年で49だね。ま、血気盛んな若者たちの邪魔にならないようにおとなしくしてるよ~」
カヤカ:「本当に大丈夫かなあ」
GM:「CCC所属の方々のうちでもかなりのベテランのはずなんですけどねえ」
チシャ猫:「このおじさんが腕利きとかCCCって組織に不安を抱くんだにゃー」
柳沢:「ははは、おじさんもそう思うよ」
GM:「まあ、うちの上の方の人、みんな地味な背広着た人が多いですからねえ」
柳沢:って感じで普段あんまりやる気のない感じのおじさんです。ポジションはボランチ(戦闘兼支援)で異能は『魔術』『魔術』『ビジネスマン』。ゲーム的にもオーソドックスな魔術師と思ってください。『魔力の矢』で防御しにくい攻撃を飛ばして、『斥力障壁』で味方へのダメージを軽減。
紗綾:職能はどんな構成ですのん?
柳沢:ビジネス、スカラー(学術)、ネゴシエーター(交渉)。「こう見えてもインテリ」って感じで知的に調査しちゃいます。
紗綾:経歴が『梟雄』ですか。とぼけた調子だけどピンチになるほどマジになる、って性格でしょうかね。
柳沢:「ま、おじさんはみんなが怪我しないように殿(しんがり)と責任だけとってあげるから、みんなはのびのび頑張ってね~」
GM:「柳沢さんは業界の慣習や、判定システムや戦闘ルールにも詳しいので、みなさんのまとめ役をお願いいたします」
一同:メタい!(笑)
柳沢:「はいはい、承りましたよ~。おじさんの中の人、システム作った人だからなんでも答えちゃうよ~」(笑)
紗綾:メタ過ぎる。
GM:「みなさんも判定やルールがわからなかったらどんどん柳沢さんに質問しましょう」
紗綾:GMも質問する気満々だ(笑)。
カヤカ:「うーッス、システムとかはわっかんねーッスけど、藤村さんが頼れっていうなら頼らせてもらうッスよ」……よろしくお願いします(笑)。

★二 秀史について。

GM:「コホン、それでは今日、厳しいスケジュールの中を駆けつけてくれた二 秀史(したなが ひでふみ)さん、よろしくお願いいたします」
秀史:「ドーモ、初めましてCCCの皆さん。シタナガ・ヒデフミです」素早く手を合わせオジギ。
カヤカ:アイエエエエ!?
チシャ猫:「珍しい名字だにゃー」
GM:「ドーモ、シタナガ・ヒデフミさん。我々はCCCです」(笑)
カヤカ:「へぇ、『二』でシタナガって読むんだ」
秀史:「20歳の大学生。カラテで平安時代を支配した半神的存在、ではないです。実家の岐阜で木瀬流剣擲術(こぜりゅう・けんてきじゅつ)という手裏剣術を嗜んでおりました」
紗綾:「手裏剣術?聞いたことない流派ですが~」
GM:「ええっと、ここらへんは入り組んでおりまして。と、とにかくシタナガさんは素晴らしい手裏剣の使い手なのです」
秀史:「上京して新宿の高層ビルの屋上から新宿御苑に向かって手裏剣の練習をしていたところ、的にしていたのが我々の今いるCCC本社ビルで」
柳沢:「いやあ、そんな無茶できるのは若い頃だけだね~」
チシャ猫:「完全に不審人物なんだにゃー」
カヤカ:何故か目をキラキラさせている(笑)。
秀史:「ルルブに載ってるCCCのどなたかに捕まった次第」
チシャ猫&カヤカ:メタいメタい(笑)。
GM:「いやあ、あのときは我々も大変でしたよ。某M社のカチコミかと思い狙撃犯や呪詛犯が総出で始末、もとい、確保に走ることになりました」
秀史:「その節はお騒がせしました」
GM:「いえいえ。うちの麻生課長が『長射キャラはいいぞ』『飛行キャラもいいぞ』『レアだ』と申しておりましたので、無事採用となりました」
紗綾:人材コレクター麻生さん(笑)。
カヤカ:「れ、レアなんスか!?」
チシャ猫:「多分面白そうだったら誰でも良いんだと思うんだ、にゃー」
秀史:「そのお詫びと、自分と同門の人を探すために派遣社員をやっています」
柳沢:(藤村にぼそぼそ)「なあ、木瀬流って江戸時代頃に流行ったインチキ武術の類じゃなかったっけ?」
GM:(ぼそぼそ)「(いえ、確かに江戸時代以降の講談の中で設定された架空のインチキ武術なのですが、彼はそれを信じ込んで、習得してしまったのです)」
柳沢:「虚仮の一念ってやつだねえ。若いっていいなあ(しみじみ)」
秀史:ということで、偽の手裏剣術を独学で本当にマスターしちゃった忍者です。ゲーム的にはフォワードのルーキー。異能は『武術』『軍人』『諜報』。スリケン(手裏剣)相当のダガーを装備し、『長射』で隣のエリアまで投擲攻撃が可能です。
柳沢:このゲーム、エリアの区切り方はシナリオ次第だから、場合によっては新宿のビルの上から渋谷のハチ公に手裏剣が届いちゃったりするからねえ。
秀史:目指せICBS(大陸間弾道スリケン)。
カヤカ:なんというパワーワード(笑)。
チシャ猫:マップ区切りがアメリカと中国でヘクス設定されてればそれもルール上可能なんだにゃー。
GM:(そういうシナリオもあったりするんですよねえ)
柳沢:これをレア能力と言わずして何と言おう。
カヤカ:「やっぱスゲーひとなんッスね!」
秀史:『アサシネート』で毒による追加ダメージ、『クイックアクション』による連射でダメージを底上げしていきます。調査時にはサーチャー(捜査)とネゴシエーターを主に使用します。
GM:「シタナガさんは今日のぎりぎりまで別の任務に従事されていて、昼(二回目)からの合流になるところでしたが、間一髪間に合ったのです。本日はよろしくお願いいたします」
秀史:「よろしくお願いします」

 秀史さんのプレイヤーはこのとき体調を崩された状態ながら、無理を押して参加いただいておりました。ありがとうございます。

★刀真 紗綾について。

GM:「では、四人目、刀真沙綾さんの自己紹介をお願いします。申し訳ありません、実は私も、履歴書(キャラクターシート)が届くのがぎりぎりだったので、あまり沙綾さんの事を把握していないのです」(笑)
紗綾:申し訳ありません(汗)。
カヤカ:メタばっかりだあ(笑)。
紗綾:えー、コホン。それでは改めて。「刀真 紗綾(とうま さあや)ですぅ。実家が貧乏剣道場なんですが、なんでも由緒だけは正しくて千年以上続いている?とかで、私が跡取りしないといけないんですぅ」
秀史:「カヤカ、俺と続いて三人目の武術系か」
紗綾:「でも、わたし、ドジでそういうの苦手でっ。なので、お父さんに修行だーっと言われてCCCでバイトしてます~。あ、それでそれで、こっちの刀は大おじいちゃんです。すごいんですよー。しゃべるんですよー」
GM:「えーちょっと沙綾さん、何を言っているのかわからないのですが」(笑)
紗綾:『ひょひょひょ、そういうわけだからひとつうちの雲孫をよろしく頼むぞ。しっかし、女っ気のないメンツじゃのー。もっとこーぼん、きゅっ、ぼん!なおなごはおらんのかの~』
秀史:「……刀が喋っている」
紗綾:「わーわー!大おじいちゃん!いやらしいことはダメですぅ!」
カヤカ:「妖刀の類っすかあ、本家に偶に持ち込まれたッスけど、ここまでマトモなの初めて見た」
柳沢:「刀が喋ったくらいじゃおじさんもう驚かないよ。この業界長いからね」
チシャ猫:「道場とか武術とか忍者とか、怖い人がおおいんだ、にゃー」
秀史:「さっきからぬいぐるみも喋っているのだが」
カヤカ:「除霊なら伝手あるッスよ?」
チシャ猫:「細かいことなんだにゃー」
柳沢:「ぬいぐるみが喋ったくらいじゃおじ、以下略」
紗綾:と言うわけで、『武術』『武術』『悪魔憑き』の女子高生です。ドジっ娘女子高生と、『取り憑いている』刀のエロジジイの一人コンビ。刀は古くから道場にあるもので、自称道場の開祖さまという設定です。完全戦闘特化で、防御すら捨てています。刀に操られてはわわわー!と敵に突っ込んでいくカミカゼ・ガール。もちろんフォワードです。
柳沢:今日のメンバー中ぶっちぎりのガチ仕様ですね(笑)。
秀史:「ノーガード攻撃特化か……」
カヤカ:「今回の任務ってそんなにつえー人達が必要なモノ、なんスか、藤村さん」
GM:「ええ。確定情報ではないのですが、それも後ほど」
紗綾:調査系もからっきしですが、困った時に1回だけ大おじいちゃんが助言をくれる『知恵袋』があるので、まあどうにかなるでしょう(笑)。
GM:PC5人とおじいちゃんで賑やかなチームですね、ってか捌ききれるのだろうか(苦笑)。
紗綾:「色々とドジしてご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いしますっ(ぺこり)」

★チシャ猫について。

GM:「沙綾さんありがとうございました。直接攻撃、特殊攻撃、長距離攻撃、調査兼支援、とかなりバランスのいいパーティーかと思います」
チシャ猫:「サラリと無視された気がするんだにゃー。あー、傷ついたにゃー、傷ついたにゃー」
カヤカ:「だって猫じゃん。猫じゃんおまえ」
チシャ猫:「下の句みたいに言うんじゃないにゃー」
柳沢:「でも猫じゃん 猫じゃんおまえ でも猫じゃん」
秀史:「ポエット」
GM:「これは失礼しました。皆様、実は今回の任務の参加者は、四人ではなく五人なのですよ」
カヤカ:うりうり、と弄って遊ぼうとして、んぇ?みたいな声で振り向きます。
GM:「支援をより充実すべく、今回はバックアップの専門家にも協力を頂いております。お待たせしました、どうぞ」
チシャ猫:「ボクの番かにゃ」
GM:「ええ。その、貴方と呼ぶべきか、貴女と呼ぶべきか」
チシャ猫:「んでは。ガイアが産んだ奇跡のぬいぐるみ生命体、チシャ猫のチシャだにゃ!(ばーん)」
柳沢:……。
カヤカ:……。
紗綾:……。
秀史:「いやそれはないだろう」
チシャ猫:「嘘だにゃー」
カヤカ:「さっき中にタブレット入ってるって言ってたじゃねぇか!」(ばんっ)
チシャ猫:「本体の年齢は12歳美少女、これはホントだにゃー」
カヤカ:「信じられるかッ!?」
紗綾:「猫さんで12歳ってすごい年寄りじゃなかったでしたっけ?」
秀史:「では、好きなガン○ムは」
GM:ガンダ○世代判定ですか(笑)。えー藤村君だと「私はSEEDですね」
紗綾:「えーと、宇宙人の出てくるガ○ダムは見ました」
柳沢:「おじさんはやっぱ初代かな。どちらかというとヤ○ト世代なんだけどさ~」
カヤカ:「……あんま実家でテレビ見させてもらえなかったんスよね」
秀史:「俺はV」
チシャ猫:「好きな○ンダムはリッ○ディアスとしとくにゃー、知識ひけらかしたいだけだにゃー」
紗綾:「なんか現場が混乱してきたですぅ」(笑)
柳沢:「何がホントで何がウソかなどどうでもいいじゃないか。大事なのは仕事で何が出来るかだよ」
チシャ猫:「得意なのは情報の盗み見とかなんだにゃー」……キャラは手の内を明かさないのでプレイヤーが説明しますと、『電脳』『電脳』『超科学』のサポーター(支援職)。基本的にはハッカー特化で、遠隔操作で判定できる『ミネルバの梟』と、他の調査技能をハッカーで代用できる『マリオネット』で、引きこもりながら捜査に協力していくタイプです。
紗綾:基本的に現場には移動しないタイプですね。
チシャ猫:てこでも動きません、動けません(笑)。調査能力の代償として戦闘能力は皆無。『絶対防御壁』と、ダイスを増やす『アドヴァイス』が使えますが、基本護身用です。
柳沢:『アドヴァイス』は他の人にも使えて、使用制限も1回/1Rなので、皆さん遠慮なくばりばり頼りましょう。
チシャ猫:ちなみに脅威の収支プラスキャラ!おっかねもちー!!
カヤカ:引きこもりに限って収支がプラスになる!
紗綾:ハッキングで荒稼ぎしていると思われます(笑)。
チシャ猫:『偽情報』でPPを節約できるので、電子マネーやカードの偽造とかは普通にやってるんでしょうね。
秀史:このゲームでコスト節約できるのは羨ましいです。
紗綾:「ちょっとカードの残高を一桁増やして頂いてぇ」(笑)
カヤカ:「CCC的にはいいんスかこれ!?」
柳沢:「ハッカーは技術職だからねえ。ウチらみたいな現場と違って、スキルを買われて協力してもらってる感じなのサ」
チシャ猫:「ま、細かい事は気にすんにゃ。今日はこの面子のマスコットキャラとして頑張るのにゃ~」



GM:「はい、みなさま自己紹介ありがとうございました。本日はこの五人で任務にあたって頂きたいと思います」
チシャ猫:「自分で言うのも何だけど、ろくなメンツがいないんだにゃ」(笑)
柳沢:「堅苦しい話はもういいだろ?では、出会いを祝して乾杯!」
カヤカ:「よろしくおなしゃーっス」
秀史:「よろしくお願いします」(オジギ)
紗綾:「よろしくおねがいします~」『ひょひょひょ、荒事はまかせんかい』
チシャ猫:「よろしくだにゃー」
GM:「よろしくお願いいたします」
柳沢:ごくごくぷはー!
一同:任務開始前から呑むな(笑)。

★ブリーフィングのこと。

GM:「では皆様、自己紹介もすんだところで仕事に入って良いでしょうか」
カヤカ:「そうそう、どんな任務なんスか?」とぬいぐるみ弄るのやめて藤村さんに向き直る。
GM:「それは依頼人から。……では教授、どうぞ」藤村君がそう言うと、会議室の扉が開き、三人の人が入ってくる。いかにも学者、という感じの初老の男性と、学生風の男女だ。
チシャ猫:「教授様だにゃー」
カヤカ:センセ、って感じの人が入ってきたんですぐ背筋を伸ばそう。学生の習性だ。
GM:「えー皆様、本日はお集まり頂きありがとうございます。東都大学教授の真山と申します」と初老の男性。
カヤカ:「(うわっ、なに話していいかわっかんねー!)」
GM:続いて、「真山研究室の鈴木ッス」「山田です」と男女が言う。
カヤカ:「(ってかジャージでここに居ていいのかな!そういえばビジネスの場だったここ!)」
チシャ猫:「ぬいぐるみもいるから心配するなだにゃー」
カヤカ:「(そういやそうだった)……よろしく、お願いします」
秀史:「なぜか急に出席日数を思い出してしまった」(笑)
紗綾:『そんな事より、女性はぼんっ、きゅっ、ぼんかのう?』「はわわわ、大おじいちゃん、そんな失礼なことをっ!あ、あの、よろしくお願いしますっ!」
柳沢:「いやあ、そんな姿になってもお盛んでうらやましいねえ」
チシャ猫:「その刀、何かでぐるぐる巻きにしといた方が身のためなんだにゃー」
紗綾:『ふん、わしをそこいらの布ごときで、』「大おじいちゃん!」ばたばたと。
GM:男は鈴木君、女は山田さん。いずれも外見はぱっとしない感じだね。飲み会に繰り出すよりは、研究室で好きなことに打ち込んでいた方が楽しいって感じだ。
秀史:「なんたる真面目な大学生か」
チシャ猫:そして、ポテポテと歩いて握手を求めに行くぬいぐるみ。
GM:「ああ、……ええと、その……よろし、く?」(握手)
チシャ猫:もふもふ。
GM:……。
チシャ猫:……。
柳沢:「おほん。では改めて。どうもはじめまして、柳沢と申します。ご著書の『東京里山の昆虫分布』は拝読させていただきましたよ」
GM:「おお、あの本を手にとって頂いた方がいらっしゃるとは。里山にご興味がおありで?」
柳沢:「ははは、お恥ずかしいが乱読派で」
GM:「それでは話が早い。今回皆様にお願いしたいのは、東京近郊の館神山に四百年ぶりに現れたという伝説の蝶、リンドウアゲハの捜索なのです」……ということで皆様、事前配布した『任務概要』にお目通し願います。



任務概要


<発信元>:CCC営業1課 藤村 櫂
<依頼主>:東都大学教授 真山 哲朗
<分類>:捜索、確保 総合評価……[B]
<報酬>:一人あたり 基本5PP 成功10PP
<経費>:3D
<日時>:20XX年6月3日(日) 7:00~24:00


<任務内容>
「東京都西部、館神山で目撃された幻の蝶、”リンドウアゲハ”を確保せよ」

 数日前、動画投稿サイト”YouPipe”に投稿されたドローン動画の片隅に、幻の蝶とされるリンドウアゲハが写り込んでいることが確認されました。
 リンドウアゲハは独特の模様が特徴的な、江戸時代の文献にのみ登場する幻の蝶で、実在したとしたら学術的価値は計り知れません。
 皆様には、東都大学の真山教授と研究生達のフィールドワークに同行し、蝶を見つけ出し確保する任務を依頼します。
 森や山岳での調査活動が主となるため、調査、および霊感が重要と推定されます。
 
 なお、同じくこの動画の存在を聞きつけた、アメリカの「ハロルド文化財団」がすでに蝶の確保に動き出したとの情報があります。学術機関でありながら、手段を選ばない事で有名な人たちです。荒事にも十分留意ください。
 
 皆様の健闘をお祈りしております。   藤村拝



一同:ふむ。
GM:皆さんは、藤村君と真山教授から、この『任務概要』の内容について一通りのレクチャーを受けました。
秀史:「要は、山に行って『幻の蝶』とやらを見つけて来いと言うことだな」
チシャ猫:「こんな武闘派集めて蝶探しかにゃ?」
秀史:「荒事がある、という事じゃないか」
柳沢:「『あの』ハロルド財団が関わっているとなれば、楽しくチョウチョ探しで終わるとは思えないねぇ」
カヤカ:「四百年ぶり……。本当なんですか、これ」
チシャ猫:まずは問題のドローン動画をネットで拾っておこう。「ふむふむ、この動画がそうなんだにゃ?」
GM:「ええ。この動画なんですがね。YouPipeには『新しいおもちゃを試してみた!』なんて動画がよく投稿されているでしょう」
チシャ猫:「電波で動くおもちゃはクラック、もとい、ハックしやすくて助かるんだにゃー」
カヤカ:何か言いたいけど頑張って口を閉じておきます(笑)。
GM:「その中で『ドローンにカメラを乗せて飛ばしてみた』という動画があるのですが……、ここです」そう言って教授は動画を止める。ドローンに取り付けられたカメラによって、上空から山並みが撮影されているのだが、その画像の中に一瞬だけ、蝶が写り込んでいる。
チシャ猫:「よく見つけたんだにゃー」
GM:黒いアゲハチョウ。だがアゲハとは異なり、その羽には、玄妙な緑色の草模様、『竜胆(りんどう)』を思わせる模様が刻まれていたのであった。
柳沢:「ほうほう。確かに、平賀源内の『本草図説』の記述と特徴が一致しているように見えますな」
GM:「はい、江戸時代の文献に、名称と挿絵のみが記載されている幻の蝶、リンドウアゲハ。その絵と、羽の紋様が一致しています」
カヤカ:「おじさん読んだことあるんスか、その、ほんそーなんとかってやつ」
柳沢:「乱読派なんでね」(にっこり)
チシャ猫:「乱読すぎなんだにゃー」
カヤカ:便利だなあ!でもキャラとしては胡散臭い物を見る目をしておく(笑)。
紗綾:『江戸か。懐かしいのう。あの頃は悪即斬がしやすくて良かったというのに。近頃はまったく(ぶつぶつ)』
秀史:「江戸時代の生き証人、か」
GM:「絶滅が危惧されるとか以前に、そもそも存在すら信じられていなかった幻の蝶です。これを見つけることが出来れば、大変な発見となるでしょう」
カヤカ:「でもこれ、YouPipeの動画なんですよね。信憑性はあるのですか?」
GM:「そうですね。『新種の蝶を発見した!』などという内容の動画なら信憑性を疑います。しかしこれは、ただドローンを飛ばして遊んでいる動画に偶然映り込んでいただけ。我々が気づかなければ誰にも注目されなかったはずです。ここらへんは信憑性がある、と私は思います」
カヤカ:「ありがとうございます」ぺこり、と
チシャ猫:「動画を解析して見る限りCGとか合成じゃないっぽいんだにゃー」
柳沢:「ふうむ、かなり解像度も粗いですからねえ。コカゲアゲハかクロゲモンキチョウの亜種という可能性もある(でまかせ)。実物を見てみないことには始まりませんな」
GM:「この動画に映っている山は館神山。文献に所在が記されているのも館神山です。探してみる価値はあると思い、我々は予算を切り崩して今回の調査を企画しました。あとは普通に調査をすればと思っていたのですが……。まさかハロルド財団もこの情報を聞きつけていたとは」
柳沢:「まこと厄介ですなあ」
紗綾:「えっと、ハロルド財団、ってなんですか?」
カヤカ:紗綾に同意してこくこく、と。
秀史:「知らん名前だな」
柳沢:それはおじさんが説明、した体でGMが教えてくれます(笑)。
紗綾:おーい(笑)。
GM:ではおじさんから説明を受けたと言うことで解説しよう。

 ――ハロルド財団。それはごくまっとうな学術調査団体である。
 欧米の大学に出資、連携し、世のため人のため学問の進展を図っている。図っているのであるが――とにかく名誉にこだわるという悪癖があるのだ。名誉欲の権化で、『××を世界で一番最初に発見した!』という記録を学術史に刻みつけることを至上の目的とし、そのためにはカネと権力に物を言わせた強引な資本主義的な手法を用いることで悪名高い。

GM:「つまり『幻の蝶を世界で初めて見つけた!』という実績をゲットするためなら、かなり強引な手段を使ってくる可能性がある、ということです」
チシャ猫:「目的と結果が逆転してる奴らだにゃー」
GM:「彼らは調査団体を館神山に送り込む準備を進めているようです。いや、おそらくすでに現地入りしているでしょう」
秀史:「困った奴らだ」
紗綾:『名誉欲とはいつの時代も迷惑なモノよのう。人間、うまい食い物とうまい酒、それと良い女がいれば十分じゃというのに』「大おじいちゃん、それセクハラです!」
カヤカ:「なるほど。それで自分たちが呼び出されたのですね」
GM:「はい。彼らは今回の調査のため、業務提携しているシグマ・コーポレーションという派遣会社に協力を要請したようです」
カヤカ&秀史:シグマだー!!
GM:「荒っぽいやり方に定評のあるシグマです。業界の仁義がありますから、彼らも真山教授に直接危害を加えるとは思いませんが、様々な妨害が考えられます。皆様には調査隊に同行していただき、調査への協力と妨害の排除を行って頂きたいのです」
秀史:「奴ら山を火の海にでもするつもりか」
チシャ猫:「いやいや、火の海にしたら蝶完全に絶滅するからにゃー」
GM:「もちろんそんなことはしないでしょう。彼らは悪党ではありませんから。しかし仮に『山を火の海にすれば蝶を早く捕まえることが出来る』と判断したならば、ためらわず火を放つ。彼らはそういう会社です。良くも悪くも」
カヤカ:「慎重なエージェントが来てくれるといいんスけど」
紗綾:「うう、荒事は苦手ですぅ」
秀史:「任されよう」

GM:「では、こちらの地図をご覧ください」と教授。



map.png

★調査項目1:北エリアで調査隊と共にフィールドワーク
★調査項目2:南エリアの調査隊と共にフィールドワーク
★調査項目3:山頂エリアの調査隊と共にフィールドワーク
   ※いずれも真山教授が同行していれば+1D
★調査項目4:動画投稿者の素性を調べる





GM:「調査ですが、館神山は北、山頂、南とエリアがわかれていますので、うちの学生達を中心に2~3チームで手分けして行いたいと考えています。皆様にもそれぞれ同行して頂くのが良い形かと」
柳沢:「ふぅむ、護衛と調査のハイブリッド的なアレってわけだね」
GM:「調査隊のリーダーは、私と、この山田、鈴木隊がつとめます」
カヤカ:「りょーかい、ッス!」

★質疑応答など。

GM:「他に質問はなにかありますでしょうか?」
柳沢:「んーと、ちょっと確認してもいいかな?」
GM:「どうぞ」
柳沢:「これ確保が成功報酬なのかい? つまり、確保が成功条件?」
GM:「ええ。確保が条件、と依頼にも書かせて頂いております」
柳沢:「見つかるかわからない蝶を確保するのが条件だと、ちょっと厳しいなあ」
チシャ猫:「居ませんでした、って報告はしやすいかもしれないけどにゃー」
GM:「もしも今日一日調査し尽くしたうえで、真山教授が『蝶はいない』と判断した場合は、任務については成功とさせて頂きます」
チシャ猫:「見つけた場合捕獲も必要なのかにゃ?写真、動画などで撮影できれば良いのかにゃ?」
GM:「実物、それも生きている蝶の捕獲をお願いします。私は、これを機にリンドウアゲハの保護、繁殖を行いたいと考えています。ぜひ生きたまま確保したいのです」
チシャ猫:「難易度が上がった感があるんだにゃ~」
紗綾:「繁殖、っておっしゃいますけど、そうなると2匹以上捕まえないといけないとか?」
GM:「もちろん雄雌見つけられればベストですが、そこまでは考えておりません。生体を一匹確保できれば、生体や住処も探ることは可能となるでしょうから、それは後々の活動と言うことになります」
秀史:「どうにも、雲をつかむ様な話になってきた気がする」
チシャ猫:「まぁだから、見つからなかった場合も報酬があるんだにゃ」
GM:「調査は今日一日、フィールドワークの範囲も館神山と限定しております。ここまで調査して、まったく手がかり無しであれば『いなかった』として報酬は満額お支払いします」
カヤカ:「時間制限まであるんじゃ、もうやってみるしかないッス」
チシャ猫:「逆に考えるにゃ。皆適当にハイキングして帰ってきたら報酬がもらえると考えるにゃ」
カヤカ:「とりあえず、虫取り本気でやってこいってことか。って、これ見つからなかった方が楽?あ、いや、なんでもないッス」
紗綾:「でも、そうやって気軽に構えて、私たちが見つけられなくてハロルド財団が見つけたりしちゃったら大変なことになりません?」
柳沢:「今ここで焦ったってしょうがない。今日は手抜きせずセンセイにつきあって山で虫取り。もしも捕まえられたらボーナス、くらいに考えておこう。一日ハイキングして5PPなら、日当としては妥当だしね」
チシャ猫:「ボクはハイキングする必要すらないんだにゃー。冷暖房と飲み物完備のアジトでリラ~ックスしながら報酬がもらえるのにゃ。いい仕事だにゃ~」
柳沢:「猫君は優雅でいいねえ。おじさんももっと楽して稼ぐ方法勉強しておけばよかったよ~」
カヤカ:「よし、やることはわかったッス。今日一日夜まで虫取り!」
柳沢:「あと、ハロルド財団がどの程度の情報を持ってて、どういう根拠で本腰を入れてるか確認しておきたい」
GM:「これは推測ですが、彼らも我々と同じ程度の情報と思われます」実際、他の動画サイトをあさってみても、蝶が写っていると思われるのはこれだけですね。
チシャ猫:「ざっとネット上探してみても、この動画以外なんも網にかからないんだにゃー。ま、偽情報多いと精査が面倒なんでそのへんは助かるんだけどにゃー」
GM:「動画に幻の蝶が写っていた。調べてみる価値はある。即断即決、人員を送り込んでまずは調査だ、というところでしょう」
柳沢:「調査コストを払ってでも、試してみるメリットはあると考えたわけだ」
カヤカ:「金があるところは良いッスねぇ」
紗綾:『金は天下の回り物じゃ。使ってなんぼよ』
カヤカ:「わざわざ海の向こうからか。明治だかの外国人研究者みたいッスね」
GM:「『21世紀』、『東京都近郊で』、『文献だけに存在していた』、『幻の蝶が』、『自分たちの手によって発見される』。彼らはそういうストーリーが大好きなのです」
紗綾:プロジェクトXのファンに違いない(笑)。
柳沢:「採算度外視でロマンに走る連中だったねえ、そういや」
GM:「あまりおおっぴらにはいえないのですが、欧米の生物学者にとって、海を渡って辺境の森に分け入って新種を発見する、というのはロマンなのだそうです」
柳沢:「依頼を受けたからにはやれるだけのことはやりますよ。おじさんたちこう見えてプロですから」
チシャ猫:「四百年前の幻の蝶。虫ピンで止めれば裏ルート売買で多分一千万円は軽いんだにゃー」
カヤカ:「いっせ、……え!?」
GM:「金銭的価値ははかりしれないでしょうね」
チシャ猫:「そのまま森を燃やしたりして最後の一匹にしてしまえば……、コレ以上は言えないんだにゃー」
紗綾:「猫さん、悪いこと考えちゃだめなんですっ!」『まあ、何匹かおれば、一匹ぐらいくすねてもわからんじゃろう』
カヤカ:「虫取りで一千万。浪漫付き……」
チシャ猫:「増えたら価値が下がるんだにゃ、チャンスは今にゃ」
カヤカ:「猫ぉ~~ッ!そういうこと言うなッ!」
柳沢:「やめときなさい。異能力者が犯罪者になると、フツーの人より残りの人生つらいよ?」
GM:「余談ですが、こんな逸話があります。ヒマラヤの高地で、19世紀に標本だけが残された蝶がいました。近年になってその蝶は発見され、学会でも大騒ぎとなったのですが、その蝶を見つける栄誉は、こうたたえられていたそうです。『聖杯』と」
カヤカ:「聖杯っておとぎ話のアレっすよね。ホントに栄誉なんだ……」
GM:「ええ。名誉としても、金銭としても、蝶を手に入れたいという者は多いでしょう」
柳沢:「昆虫標本の類は、コレクターの間じゃそれこそ天井知らずの値段がつくし、新種の名前とか学名に自分の名前入れちゃう人も多いしね」
チシャ猫:「教授は名誉に目がくらんでるわけじゃないよにゃ?」
GM:「私はあまり……そういう事は考えていませんでした。この山にもしも四百年前にリンドウアゲハが舞っていて、それが再び再現されるというのなら、その力添えをしたいと思っています」
チシャ猫:「それならば本当に研究・調査に熱を入れている真山教授に肩入れしたいところね。地元でもあるし」
カヤカ「え」
チシャ猫:「にゃー」
カヤカ:「……猫、猫。お前ケッコー迂闊だぞ」
チシャ猫:「にゃぁん」
秀史:「ところで、蝶を捕まえるといっても、手でつかむわけにも行かないと思うのだが。そこらへんは調査隊に一任と言うことかな」
GM:「よくぞ聞いてくださいました。これを用意しました」と藤村君。
カヤカ:「これ、って……」
GM:「虫取り網、虫かご、麦わら帽子です」(笑)
一同:………。
カヤカ:「めっちゃ懐かしい、ッスけど」
チシャ猫:「この現代に、正気かにゃー?」
カヤカ:「その麦わら帽子はどうなんだろう!?」
GM:「大丈夫です、ちゃんと人数分あります」
チシャ猫:「そういう意味じゃないと思うにゃー」
柳沢:「ははは、藤やんも麻生さんに似てきたねえ」
GM:「ええ、新人研修の際に上司から教わりまして。やる以上は全力で、と」
カヤカ:「藤村さん、変なとこおちゃめッスね……」
GM:「ちなみにこの虫かごですが、色々と工夫を凝らしておりまして、一度蝶を捕らえれば、あとは多少手荒く扱っても蝶に危害はありません」
カヤカ:技術の無駄遣いもいいところッ!
秀史:いや、それはつまり、「蝶を確保したあと」があると言うことでは?
GM:さてどうでしょう(苦笑)。ということで、皆様も蝶を見つけたらこの網で判定してくださいまし。
秀史:では沙綾さんの刀にはアタッチメント式の虫取り網を(笑)。
紗綾:『わしに何を付けるんじゃ!』「夏休みっぽいですぅ」
チシャ猫:「チシャも虫取りやりたいんだにゃー」
カヤカ:「出来る体じゃねーだろ」
チシャ猫:「ドローンに虫取り網をつけて捕獲するんだにゃー」……『ミネルヴァの梟』で遠隔判定する用ですね。4PP吹き飛びますけど(苦笑)。
柳沢:「いいよー、ほら、猫君用のアミもちゃんと藤村君が用意してくれてるからね。可愛さ20%増しだぞ」
チシャ猫:完全にマスコットが意味ない見た目だけの虫あみを装備する。
紗綾:「じゃあ、私と一緒に取りましょ~」とぬいぐるみをだっこ。
カヤカ:微妙にぬいぐるみを取られたのが寂しい(笑)。

★班分けのこと。

GM:「さて、皆様まずは班分けをお願いいたします」……マップと調査内容、自分の能力を見比べながら、リクエストをお願いします。
カヤカ:体力があるので山!
秀史:なんと単純な!(笑)
柳沢:南、北、山頂で調査内容に差がないなら、おじさんは真山教授と知的な会話に花を咲かせたりしたいかな。護衛も出来るしね。
チシャ猫:私はどこでも出現できるので、班には入らず本部でバックアップを。まずは調査項目の『投稿者の素性を調べる』をあたってみます。
GM:「そう、真贋の判断と言うことで、ドローン動画の追跡もお願いしたいのです。万が一、あの動画がいたずらだったと判明した場合は、そこで調査終了です。その場合も満額お支払いいたします」
カヤカ:その辺は猫さんにお任せですねー。
GM:ちなみに特に指定がなければ、真山教授は山頂、鈴木君は北、山田さんは南と調査するつもりです。三隊にわかれたら守り切れない!というのであれば、隊を減らしてもOKです。
紗綾:この南の奥にある『イノシシ沼』、気になりますねえ。
柳沢:『侵入移動』でないと入れないあたり、いかにもって感じだ。
カヤカ:えーと、『侵入移動』は得意ではないので北を希望します!鈴木さん隊に同行。
柳沢:了解。カヤカ君は北と。女性同士の方がやりやすいだろうから、紗綾ちゃんは山田さんに同行かな。
紗綾:はーい。では山田さんチームで南に。調査とか出来ないし(笑)。大おじいちゃんのセクハラが気になりますが。
秀史:そうなると私は山田隊かな。調査が出来る人間が必要でしょうし。
カヤカ:ああっ、単独で行動できる構成が仇に(笑)。
GM:了解です。猫さんは残留して調査、柳沢さんは真山隊に同行して山頂。カヤカ君は鈴木隊で北、秀史さんと紗綾さんは山田隊で南ですね。
一同:は~い。

 こうして行動方針が決まった一同であるが、ここからが頭の悩ませどころである。
 『人災派遣RPG』では、エリア移動の際、距離や地形に応じてコスト、PPを消費しなければならない。また、それを軽減できる『乗り物』を各自が所有しているため、誰がどう移動するのが最適かというボードゲーム的な判断が必要となる。
 また、エリア間の移動方法も、先程話題にのぼった『侵入移動』のほか、『通常移動』『長距離移動』と3種あり、特殊な移動方法ほどPPやスキルが必要な仕組み。『侵入移動』ができるキャラクターはかなり限られるので、現時点で『イノシシ沼』に向かうのはかなり難しいのだ)


GM:移動の際、自分の車や二輪を使いたい人は申告してくださいね~。
カヤカ:圧倒的原付!凄く高校生らしい原付!(笑)
柳沢:うれしそうだ(笑)。
カヤカ:お金を貯めて買ったホンダのグロム。燃費もばっちりの実用車です!
紗綾:私は学生らしく自転車ですね。
秀史:私は何も持っていないのだけど、これは山まで歩いて行けばいいのでしょうか?(笑)
GM:あ、調査隊の人たちは自前の車でまず山頂まで移動。そこから山の各地に散っていきます。乗り物を持たない人は、調査隊の車に同乗することとなります。
秀史:了解です。山頂までは車、あとは徒歩と言うことで。
柳沢:って、調査隊の車に同乗していれば、移動時のPP消費は避けられるって事でいいのかい?
GM:ういす。車に同乗を選択するなら、山頂まではコストゼロとします。
柳沢:そのままずっと乗っていたいんだけどなあ(笑)。
GM:「そうそう、館神山は山頂まではロープウェイや車道が開通しており通行が容易ですが、山の北と南は獣道や登山道となっており、乗り物の使用は出来なくなっています。注意してくださいね」
カヤカ:うーん!?そうするとカヤカも車に同乗した方が。でも何かあったとき、北から南へ駆けつけられるようにしたいし……(ぶつぶつ)。
柳沢:……車を持っているんだけど、今回は置いていこう。調査隊の車があるのなら出すメリットがない。GM、乗り物を外すかわりに、その分他の装備に振り当ててもいいかな?
GM:あ、それはOKです。移動にNPCが車を出すという情報は、本来ゲーム開始前に説明すべきだった案件だと思います、すみません。
柳沢:サンクス、了解です。
紗綾:私も自転車を放棄して、車に同乗することにします。新宿から足柄インターあたりまでチャリで爆走も楽しそうですけど(笑)。
秀史:足が攣りそう(笑)。
カヤカ:原付、悩む……。高速移動使って移動に1R、調査はその後から……ううん……あとから別の場所で見つかったら…って思うとやっぱり乗り物欲しい……。
柳沢:調査のラウンド制限ってあるの?
GM:今回は明確なラウンド制限はありません。ただ、競合相手が居るということをお忘れなく、ふふふ。
紗綾:現着は早いに越したことはなさそうですね。
カヤカ:やっぱり乗っていきます!スピードが重要になりそうな気もしますし。
GM:そういえばチシャ猫さん、乗り物もお持ちでしたよね。
チシャ猫:実はバイクもってるけど、本部襲われた時に逃げる用です(苦笑)。移動しない私のほうがいい物持ってるっていう。
カヤカ:学生は調達が1/1スタートなの辛いッスよねぇ(笑)。


 協議の結果、チシャ猫は本部に残留、カヤカは自分の原付で調査隊の車に同行。他の三人が調査隊の車に同乗することとなった。


GM:さて、行動が決まったところで。皆様、「近況表」をふってくださいまし。
一同:ああ……。来てしまった(笑)。
カヤカ:旧版の近況表ッスか?
柳沢:旧版? サプリにバランスを調整した新版もあるけど。
GM:うーん、今回は旧版の方で。
カヤカ:それならしばらくお待ちを!
柳沢:何か仕込みがある模様(笑)。
カヤカ:ふふふ!オンセ用にマクロを組んだのですよ。コマンド入力で一発で振れるようにしました。
チシャ猫:ほうほう。……(ころころ)6、 『充実』。忙しくも充実した毎日を送っている。ゲーム中最大LP+1。
カヤカ:猫さんがやってくれましたが、こんな感じでー。
GM:うひょう!これは超便利だ!!ありがとうございます!
紗綾:素晴らしい。(ころころ)16、『 修練』。修行に励んだ分、稼がなければ!表、裏ともに収入が半減。AP+0.5 or BP+1 or JP+1。ぎゃー!収入が表裏両方0になった!(笑)
柳沢:けどそのぶん経験値UPだから(苦笑)。では私。(ころころ)13、 殺伐。最近裏の仕事ばかりで、表の生活はいまひとつ充実していない。表収入×0、裏収入×2。
秀史:サツバツ!
チシャ猫:殺伐いいなあ。表の収入なんていらんのですよ(チシャ猫の生計は裏の収入がメイン)(笑)。
カヤカ:(ころころ)8、 多忙。表の仕事が忙しく、裏の仕事が手につかなかった。表収入×2、裏収入×0。
秀史:(ころころ)7、醜聞。前の仕事で目立ち過ぎてしまった。今回は少し控えなければ。EPを2点蓄積。まずまずですね。
GM:今回の任務に合流するために無茶をせざるを得なかったのでしょう。
秀史:タイムイズマネー!(笑)
カヤカ:結構ばらけましたねえ。
GM:みなさんそこまで悲惨な結果にはならなかったようで何よりです。では、準備が整ったところで本日はここまで。次回からアクション開始と言うことでよろしくお願いしま~す。
一同:お疲れ様でした~!


●キャスト
 居垣 佳夜迦:ILL様(人災派遣RPGで積極的に卓を立てて頂き、各所に布教頂いております。多謝!)
 二 秀史:けん様(最初期の頃から人災派遣シリーズを応援頂いております。一緒に卓を囲めて嬉しいです!)
 チシャ猫:霜之助様(歴戦のオンセプレイヤー。今回オンセほぼ素人のGMに様々なご支援頂きました!)
 刀真 沙綾:なてぃーゆ(サークルメンバー。人災派遣TRPG キャラ作成マクロ制作等)
 柳沢 天治:潮屋(サークルメンバー。人災派遣TRPGの制作者)
 GM: 紫電改(サークルの管理人。人災派遣会社シリーズの原作者。小説とか書いてる)

 
カテゴリー:リプレイ3-1話 | タグ:
|コメント(-) |トラックバック(-) | 2017年01月17日 (火)00時12分