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猫又公司


小説・TPRG系サークル『猫又公司』のウェブサイトです。

小説:人災派遣のフレイムアップ

人災派遣RPG

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ぴあすねっとNAVI様

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登録社員名簿:106 『キデジカ』

「ディアッディアッディア~~~!我こそは財団法人、日本広域放送委員会(JBCA)のマスコットキャラ、キデジカであーる!!」

【名前】不明(ロスト)
【通り名】『キデジカ』
【所属】 日本広域放送委員会(専属)
【年齢】 7さい(JBCA公式サイトより) / 20代~30代と思われる
【容姿】アンテナ状のツノを生やしたシカのゆるキャラ/サルベージしたデータから日系男性と推定
【正業】JBCAマスコットキャラクター
【経歴】
 にほんのみんなにデジタル放送をひろめるため 宇宙のかなたキデジ星からやってきたシカさんだ!
 つのから 電波をだすぞ!
 じゅしんすると きれいなテレビが みられるんだ。
 みんなも じゅんびを すすめてね!

 電波方式の切り替え推進キャンペーンとして財団法人 日本広域放送委員会(JBCA)が設立した公式マスコットキャラクター。
 大掛かりな予算が組まれCMも何度か流されたためまだ覚えている人も多いだろう。

 いわばゆるキャラの中でも超メジャーの部類に入るが、電波移行が完了した後すべてのキャンペーンは終了、公式サイトも閉鎖され、急速に人々の記憶から風化しつつある。
 それを儚んだJBCA一部スタッフ達によるキデジカリバイバルキャンペーンとして、FOREST社が開催する『ゆるキャラグランプリ』に出場。優勝候補として注目を浴びている。

 ……電波のマスコットがネットTVに出演するというのも皮肉な話である。
 ユーモラスなマ繧ケ繧ウ繝�ヨ縺ィ縺励※縺ソ繧薙↑縺ォ諢帙&繧後k蜿ッ諢帙>繧ュ繝」繝ゥ縺�縺�某派遣会社でかつてはエースと謳われた電撃使い(エレキネシス)。
  広範囲の能力で周囲に大損害をもたらすが、それをねじ伏せる働きで高報酬を得る、というリスキーなビジネスを遂行していた野心溢れる自信家。
  しかしある任務で同系統の電撃使いに致命的な敗北を喫し、今までの実績と自信、プライドを完全に粉砕された。

  リカバリーに奔走するも完全なスランプの悪循環に陥り、評価のマイナスと借金が嵩んでゆくこととなる。
  借金が一定額を超えた時、彼の戸籍と登録名簿は業界から消失した。
  今、彼がどこで何をしているか……知るものはいない。

  ――夢、破れたり。

【スキル】
『マルチメディア双方向ウェーブ』
 頭に生えたツノから強力な電波を照射する。いかなる理屈か、生身の人間にも深刻なダメージを及ぼす、強力な広範囲攻撃である。
カテゴリー:設定資料_キャラ名鑑 | タグ:
|コメント(-) |トラックバック(-) | 2020年01月26日 (日)23時24分

登録社員名簿:105 『魔剣ネグラ』

『見てはならぬ』 『マジュナーンが剣を振るうぞ』 『皆死ぬぞ……!!』

【名前】不明(失伝)
【通り名】魔剣『ネグラ』
【所属】なし
【年齢】伝承に従うなら数千年程度
【容姿】黒焼きのダマスカス鋼で作られたシャムシール
【正業】なし(刀剣)
【経歴】
 中東某国の美術館の地下倉庫に封じられた古びた刀剣。
 しかしてその正体は、古代の悪霊を坩堝に溶かし、その灰を練り込んだダマスカス鋼で鍛え上げた邪悪な魔剣。
 手にしたものの意識を乗っ取り下僕とし、刀身から斬りつけた相手の精気を奪いさらに強力になる厄介な特性を持つ。
 不埒者により国外に持ち出され悪用されたが、その際に敵対勢力と交戦、敗北し破壊されたと報告されている。

 なお、刀身を鍛えたのは波斯にその人ありと謳われた伝説の錬金術師『バーディンを継ぐ者』であり、
 ダマスカス鋼の玄妙な紋様と、薄さにも関わらず、倍々に織り上げられた複層の刀身が織りなす構造は、
 本来、悪霊のような実体を持たない危険な精神生命体を閉じ込めるための『無限の迷宮であり牢獄』であった、との説もある。
 錬金術師は己の冶金学をもって、偉大なるソロモン王のように悪魔を従えることを目指したのかも知れない。
 仮にその説が正しいなら、この『ネグラ』は失敗作か、あるいは年月により封印に綻びが生じたものであろう。

 世界にはこのようは危険な『黒の剣』が、まだ幾振りか現存するとの噂もある。
 
【スキル】
『堕落の誘い』
 魔剣の呪い。この剣を手にしたものは意志をベースにした判定を行い、失敗すると自我を魔剣に奪われてしまう。
 呪いは強力で、不意打ちであれば異能の持ち主でも逆らえる者は少ないだろう。
 戦闘時には魔剣が指示する動きに無理やり人体が追随させられるため、筋肉の断裂や骨の破損が絶えない。

『精気奪取』
 刀身に触れたものの精気を奪う。

『刀身変形』
 内側に宿る悪魔がダマスカス鋼の刃や重心を自在に変形させることで、
 通常の剣ではありえない『重さ』『早さ』『鋭さ』を同時に実現できる。
カテゴリー:設定資料_キャラ名鑑 | タグ:
|コメント(-) |トラックバック(-) | 2020年01月26日 (日)01時12分

人災派遣TRPGリプレイ『かがやけ!ゆるキャラの星』 05(完結)

●第4ラウンド


GM:ええと、今回はチシャ猫さんの中の人がトラブルで遅れるとのことです~。先に初めておいてくださいとのことですので、開始しちゃいます。
一同:は~い。
GM:前回のあらすじっ!君たちは美味しい担々麺を食べて身も心もリフレッシュした!
カヤカ:おいし……え?
天美:君、たち?
GM:失礼、一人でしたね。
紗綾:おいしかったですー。今度、お金を貯めて食べに行きます~。
GM:えー、そして敵の正体も判明しました。
秀史:黒幕は、『賭けで大金をせしめてリタイヤをはかるハッカー・10セント』と、奴が用意した『人を支配する魔剣・ネグラ』ですね。
天美:そして魔剣に取り憑かれた、勝つために用意されたダークホース、万年最下位のゆるキャラ『怪傑ピーナッツ』、と。
秀史:哀れな……。
GM:てなことで、君たちは無事に三回戦を突破。ホテルに戻ってきたよ。次こそが決勝戦、『ゆるキャラバトルロワイヤル』だ!
カヤカ:直接的ですね。
GM:ルールは単純、巨大な土俵の上で押し合いへし合い、KOするか場外に突き落とすかで、最後に残ったゆるキャラが優勝。
天美:なんとゆーか、もうなんとゆーか……。
GM:君たちが準備をしていると、藤村くんから連絡が入る。
カヤカ:おおう。さすがCCCだぜ仕事が早い!
GM:『皆さんに集めていただいた情報をもとに、魔剣ネグラの素性を調べました』
紗綾:『ほう、きゃつの正体がわかったんかい』
GM:『魔剣ネグラ。中東の伝説にある、悪魔を坩堝に溶かし、その灰で鍛えた剣という伝説を持つ、黒焼きの剣です』
天美:「罰当たりな代物ですね……」
GM:『魔剣と呼ばれる所以は二つ。一つは、剣自体が意志を持ち、持ち主を操る力を持つこと。これにより中東の某国で厳重に封印されていたのですが、『10セント』はある任務の報酬として、裏取引で強引に持ち出したようです』
秀史:厄介な物を持ち込んだものだ。
GM:『そしてもう一つ。その刃は肉体だけでなく、心も削る。心を切り裂かれたものは、魔剣の傀儡となってしまうのです』
カヤカ:「心を……?」
GM:具体的にはSPにもダメージが行く。
カヤカ:あっ辛い(笑)。
秀史:「……」(無言で紗綾を見る)
紗綾:あれ、即死?(笑)
天美:「取り憑かれている小見川さんは、回復の見込みがあるのでしょうか?」
GM:『小見川さんはおそらく、魔剣を引き剥がせばどうにかなるかと思います。魔剣にとっても自分を操作する肉体ですから、酷使はしても、むやみに傷つけることはしないでしょうし」
紗綾:『ひどい剣ですぅ、大おじいちゃんとは大違いです!』
一同:「ええ……」
紗綾:「何でみんな沈黙するんですぅ?」
GM:『ただし、ぶっちゃけみなさんが謎を早く解いたのでボーナスがあります』(笑)
カヤカ:アッハイ。
GM:『中東の魔除け、『ハムサ』というものを身につけることで、魔剣の呪いを大幅に削ぐことができるでしょう』……気になる人は画像検索とかしてみてください。
天美:「さすが藤村さん」
GM:『護符を送るのは間に合いませんが、霊力のある天美さんが皆さんの体に文様を描いたり、護符に描いて持たせれば効果があります』
天美:(確認)なるほど、『ウアジェトの目』みたいなものですね。
GM:ゲーム的には、SPへのダメージを大きく減殺する。
天美:ありがたし。
GM:ただし、目立つので、着ぐるみに入らない人は露出に+1ペナルティです。
天美:まあ、紗綾さんと私、あとせんべいまるに入る人には描いておきましょうか。
カヤカ:遠距離組の二さんと猫はいらないかな?
GM:猫さんは本番まで保留にしておきましょう(笑)。
秀史:露出は余裕があるから、描いてもらって構わない。何があるかわからないからな。
天美:(確認)あれっ? カヤカ君なんでこんなに露出高いの?
カヤカ:はっはっはっは、調子に乗っていい装備を持ち込んだ結果です(苦笑)。
GM:『私にできることは此処までです。後は頑張って優勝してください!』
紗綾:「がんばって優勝しましょう!」
カヤカ:「ここまで来たからには優勝だよなあ!」
天美:GM、バトルロイヤル判定の詳細をお願いします。それを見て配置を決めます。
GM:……そんな時、ホテルのセキュリティ担当である十亀さんから通信が入る。『CCCの皆さん、今お時間よろしいでしょうか?」
天美:「はい、何でしょう?」
GM:『ホテルの防犯カメラに、『10セント』の配下と思わしき人物を確認しました。もしかたら、ホテル内に直接本人が乗り込んできているかも知れません』
カヤカ:「直接対決ゥ?んな迂闊なことすっかなあ。ハッカーってやつらはガッチガチに引きこもって行方を晦ましてるのばっかりじゃねえの?」
紗綾:「なんでわざわざ来ているんでしょう?」
秀史:「一応、察しはつく。これは『10セント』にとっても今後の人生を賭けた大博打なのだろう。であれば、魔剣頼みではなく、自身でもハッキングで干渉しようとするのではないかな」
天美:「でも、十亀さんの防壁をかいくぐって干渉するのは不可能に近い。……だから物理的に内部に潜り込んでいた、と」
GM:『それに、不自然な点はあります。一回戦のクイズの答えや二回戦の料理までは、魔剣が対応できるとは思えませんし、支援部隊が入り込んでいるのは間違いないでしょう』
カヤカ:「そう言えば、もともとPナッツをサポートしてる奴らを追っかけてたら十亀さんに会ったんだっけな」
GM:『場所を転送しますので、すみませんが様子を見に行ってくれませんか?』手番消費はなしでいいよ。
カヤカ:んじゃ、ひとっ走りしてこようか?
天美:手番消費なしなら全員で行っちゃいますか。


 十亀からの情報を受け取り、10セントと手下が潜伏していると思われる客室にやってきたカヤカ達。
 しかし、そこには開け放たれたドアと、部屋の中でバタバタと倒れ伏している黒服の男たちの姿があったのだった……!!



カヤカ:「うわ、近寄りたくねえ」と言いつつ、黒服の男たちに触れる。生きてる?
GM:生きてはいる。だが、まるで精気を奪われたかのようにぐったりとしているね。
カヤカ:「これは……」
天美:「ネグラに斬られたのね……!」
秀史:「悪魔を呼んだくせに対策を怠るとは」
カヤカ:「となると、『10セント』本人もやられたか?」
GM:君たちは周囲を見回すが、『10セント』と思しき人物は見当たらない。「う、うう……こんな話、聞いてないぞ……」と呻く黒服の男。
天美:応急処置します。介抱して詳しい話を聞かないと。


 天美の応急処置で意識を取り戻した男は、事情を話す。

 男たちはやはり、『10セント』に雇われた実働部隊だった。
 オミガワなる気弱な男に剣を握らせて、会場で暴れさせる。
 試合終了後に部屋に連れ戻して休ませたり、クイズの回答の際には10セントにネット回線をつないだりと、裏で様々なサポートを行っていたのだった。
 ところが、二回戦終了あたりから、だんだん魔剣が言うことを効かなくなってきたのだという。


GM:三回戦が終わったああと、魔剣は回収を拒否。そのまま黒服どもを斬り、最終試合に向かったとのことです。
天美:「『10セント』は?」
GM:わからない、とのことです。黒服たちを盾にして逃げ回っていたらしい。
カヤカ:「そのまま逃げちまったか、あるいは……」
秀史:「まだホテル内にいるか、だな」
GM:「うう、悪魔は契約の内容を果たす以外に……何も興味がないと……言っていたのに……」(がくり)
紗綾:「なんか、大おじいちゃんが原因な気がしますぅ」
秀史:「魔剣が紗綾さんとの決戦に備えて暴走し始めた、か?」
天美:「触発された、とかですかね」
カヤカ:「冷静に考えれば、魔剣は試合に勝つためだけに呼ばれたから、じいさんにわざわざ喧嘩を売る必要はまったくない。にも関わらず、あれだけ挑発しまくったってことは、『10セント』じゃなくて、魔剣本来の意志って考えていいと思う』
天美:「なるほど。さすがテレパスね。確かに、その線もあるかもしれない」
カヤカ:そうだよテレパスなんだよ!洞察みたいなの初めてしたよ!(笑)。
GM:『ピーンポーンパーンポーン。みなさま、これより決勝戦を開始します。選手の皆様、セコンドの皆様は速やかに会場に入場をお願いします。繰り返します。これより決勝戦を……』
紗綾:『まあ、最終試合に向かったというのならば好都合じゃ、そこで白黒つけてやるわい!』
GM:以上、幕間でした。ここから最終決戦となります。調査項目はありませんので、誰が着ぐるみに入るかだけ決めておいてくださいね!
チシャ猫:すいません、遅くなりました。
一同:こんばんわー!おつかれ様ですー!
GM:全員揃ったところで、クライマックスです!


 巨大スクリーンに『FORESTV』のロゴが映し出される。
 決勝戦の会場は、一回戦の円柱の直系を更に大きくしたようなものが一つ。
 ある程度の高さはあるが、落下しても酸の池や針の山があるわけではない。
 もう観客は知っているのだ。ことここに至っては、落下する者たちの滑稽さよりも、抗い戦い続けるもののほうが、血を震わせるということを――


GM:『さあ、いよいよ決勝戦です!種目は皆様おなじみ、『ゆるキャラバトルロワイヤル』!ここまで生き残ったゆるキャラ達が、巨大土俵の上で押し合いへし合い!KOされるか、場外に落ちたら失格。残った一人が、最強のゆるキャラだよっ!!』
紗綾:お  お  お  お  お  お  お!(歓声)
一同:ド ド ド ド ド ド ド(足踏)
チシャ猫:ゆるキャラの最強を決める大会って……。
GM:「殺せ―!」「勝てー!」「お前に全額賭けたからな―!」などなど、お馴染みとなった温かい声援につつまれ、君たちは入場する。
カヤカ:温かい……?
GM:そして、ここまで勝ち上がったねぎざむらいとせんべいまるは、他のゆるキャラ達と共に、土俵に上がる。
紗綾:歓声に手を振って応えます~。頑張りますよ~。
GM:そして、土俵の上には生き残った他のゆるキャラ達。優勝を目指し、いずれもギラついたオーラを…………放っていない。
カヤカ:なぬ?
GM:どいつもこいつも、まったく精気がないようだね。
チシャ猫:「なーんか変じゃないかにゃー?」
秀史:うわ、闇討ちまでやりだしたか!
GM:そのゆるキャラ達が一斉に、ぐりっ、と首を捻り。君たちに視線を向ける!
カヤカ:こわっ!?
天美:「先手をとられてしまいましたか」
紗綾:「精気を吸い尽くされている!?」
チシャ猫:「うちら以外は既に斬られ済のようだにゃん」
GM:そして、中央に佇むゆるキャラが告げる。『…………長生きというものは、するものだな。たとえこのようなつまらぬ鉄にこの身を押し込まれたとしても』
秀史:「随分と日本語が上手いじゃないか」
チシャ猫:「え、ツッコむの其処?」
カヤカ:「ツッコみどころが多すぎなんだけど!」
天美:「もう口挟むのにも疲れました……」
紗綾:『ほほう、一人では勝てないとみて、数に頼るとしたか!雑魚は雑魚なりに知恵を絞ったと見える!』
GM:『このような場末の児戯の場所で、まさか同胞の仇敵にまみえるとは思わなんだ』
秀史:「おい爺さん、何やらかしたんだよ」
カヤカ:「やんちゃしてた時代しかねえって感じだけどよ」
紗綾:プレイヤーは本当に心当たりが無いのですが。ないよね?(笑)
GM:『……ふん、剣になってから斬ったか。斬ったゆえに剣に縛られたか。どうでも良いが……盟友の仇は取らせてもらうとしよう』そんなセリフを聞くと、唐突におじいちゃんの記憶がフラッシュバックするのであった。
紗綾:ほわんほわんほわんほわん~。


 昔むかし。
 江戸、桃山、いや室町、いやいや鎌倉、いやいや、さらに昔のこと。
 朝廷が船を繰り出し、異国の皇子を扶けて海の向こうへ攻め入った頃のおはなし。

 日の本を遠く離れた大陸のどこか。
 ひなびた山間に、夜な夜な子供をさらう輩あり。
 赤子の肝を裂き祭壇に捧げる殺人祭鬼の教徒共、人々を大いに苦しめ泣かせる。
 旅の剣士あり。手には倭刀。
 剣士、村の窮状を知り山間の洞窟へ。奸賊ども悉く斬り倒す。
 なれど祭壇より黒気涌き出で巨大なる怪異を為す。
 剣士と怪異、四昼夜に及ぶ死闘。ついには剣士、血振るいて怪異を討ちとれり。



GM:……そんなことがあったような気がする(笑)。
チシャ猫:気がする(笑)。
天美:わりとアバウトな記憶だった。
カヤカ:耄碌したかー!?普通忘れないだろそれ!いやむしろそういうのに心当たりがあり過ぎるのかっ!?(笑)
GM:拝火教に刻まれし悪神阿里曼の眷属たち。絹の道を西に向かったものは悪霊(ジン)と呼ばれ、東に向かったものは大陸の東端にたどり着き鬼神となった……のかも知れない。
秀史:ゾロアスター教の悪魔か……!
紗綾:『カカカカ!あの時の似非神か!奴の仲間とあれば、これは斬り甲斐がありそうじゃ!気を抜くでないぞ!紗綾!』
GM:大おじいちゃんが刀として斬ったのか、あるいは人間だった時に斬ったのか。そもそも大おじいちゃんが昔人間だったのか、いずれも記憶が曖昧で判然としないね。……ぶっちゃけそこは各自が好きに補完ということで(笑)。
天美:話を聞いた感じだと、生前っぽい感じがしますね。
秀史:神を斬って呪われたような感じですか。
天美:でもそんな昔の倭刀だと、今の日本刀の形ではないはずだけど(笑)。
紗綾:大おじいちゃんの形が昔から同じだと誰が決めた?
カヤカ:なん……だと……(笑)。
チシャ猫:時とともに自己進化してるとかやだにゃあ(笑)。
GM:『陽気ないいヤツだった。宴では赤子の生き肝を別け合って喰らったものよ。……それを、それを。貴様のようななまくらに』
カヤカ:「文化の違いを感じる台詞だな」
秀史:「悪魔に同胞愛があるとは驚きだ」
GM:『その鋼、砕いて鉄屑にして海に撒いてやろう。……さあ、決着の時間だ』
チシャ猫:「ゆるキャラグランプリのカメラの前ってのが締まらないけどにゃー」
カヤカ:そういやこれ着ぐるみで向かい合ってる台詞なんだよな。
紗綾:文庫なら挿絵が入るところですね!(笑)
天美:刀同士で喋ってて我々蚊帳の外なんですが(笑)。
紗綾:『カカッ、赤子の生き血なんぞ啜って悦に浸り、いざ戦いとなれば数を頼むような裾物にわしが後れを取ると思おてか?』「えーと、よく分からないけど、悪い人はここで成敗しますっ!」
GM:『そうさな。確かに数頼みだ。貴様との一騎打ちに、他の雑魚どもが邪魔立てせんようにな……!』そう言うと、魔剣に斬られ支配されたゆるキャラ達がザワザワと集まってくる。
天美:むむっ。かかってきますか。
GM:そして、ゆるキャラたちが合体、融合し始める!(一同爆笑)
天美:バカですか!!!???(マジツッコミ)
秀史:キメラがさらにキメラになってどうするねん!(爆笑)
天美:思わず素で叫んじゃったよ!!
カヤカ:合体、融合って中の人たちのこと考えたくねえなあ!!(笑)
天美:バカなの!? ねえバカなの!!??(マジツッコミ)
チシャ猫:原理!!原理の説明を求めるにゃ!(笑)
紗綾:二人羽織!きっと二人羽織しているだけですっ!
GM:いやー中東の魔術ってすごいですね。
カヤカ:絵面に緊張感が行方不明!!!
チシャ猫:本当に溶け合いだしたらむしろホラーすぎる絵面と思うにゃ。
天美:一番を決めるなんて良くないよ!みんな一番!そう……。みんなひとつになればみんなが一番だよ……!
チシャ猫:言うてる場合か!(笑)
カヤカ:天美さんまでツッコミを放棄し始めた(笑)。


 突如ゆるキャラが融け合い始めた会場。
 当然ながら大混乱だ。



GM:『え?ええっとこれは……こんな演出ありました?聞いてない?ああっ!セコンド席には乱入しないでくださ―い!』逃げ惑うセコンドやスタッフ。徘徊するゾンビゆるキャラ。
秀史:いつの間にかゾンビパニック企画に。
チシャ猫:(笑い転げている)
紗綾:これ、どんな風に放送されているかすごい興味がありますぅ(笑)。
カヤカ:さすがに放送切られてるんじゃねえかなあ!
GM:「試合中止すんじゃね―ぞ!」「そうだ!俺たちの賭け金どうしてくれる!」
カヤカ:うぉい!?
チシャ猫:言うてる場合か!Part2!
GM:「え、え~い!こうなれば試合開始!あとは放送時の編集でなんとかしてくださーい!!!」
チシャ猫:「何とかしてくださいとかそういう話なのかにゃー?」
天美:えーと、主催者側に許可をとった方がいいかな。「今現場に一番近い私達が処理しますので、私達のことも編集よろしくお願いします!」
カヤカ:とりあえず今回はこれ止めればいいだけなんだよな!?
GM:ゲームとしては、魔剣ネグラを倒せばそこで終了です!現場が大混乱になっているので、全員戦闘に参加することが可能です。なお、競技場、セコンド席、観客席等の条件はそのまま適用されます。と、いうわけで、フォーメーションを決めてください!
チシャ猫:観客席なら攻撃が飛んでこなくて、支援ができるってことにゃね?ならここで確定だにゃ。
秀史:セコンド席から狙撃準備。いいね!が減ってしまうのが問題だが。
天美:んー、セコンド席から治療、してもあまり意味がなさそうなのと、いいね!が減るの嫌なので(笑)、競技場に出ます!
カヤカ:せんべいまるに入ってて、直接攻撃するおれは前衛配置以外ありえない。競技場に飛び込めーッ!!
紗綾:(すでにコマを競技場に配置している)
GM:みなやる気十分だね!さあイニシアを決めてもらおう!こちらは魔剣ネグラと、ゆるキャラが合体して出来たゆるキャラゴーレムが二体。そしてわらわらと群れるゆるキャラゾンビたちの集団だ!


map5-4.png



 イニシアの結果、
  ゆるキャラゴーレムB
  魔剣ネグラ
  ゆるキャラゴーレムA
  秀史
  紗綾
  天美
  ゆるキャラゾンビたち
  チシャ猫
  カヤカ(待機して天美の治療を受ける)
 となった。


天美:あ、全員にハムサは描き込んでありますので。
カヤカ:あ、登場でAP2たまって罰則。露見でAPさらに+1。
チシャ猫:滞在コストは無視で良いのかにゃ?
GM:はい、戦闘中は滞在コストなしです!
天美:というか、ゴーレム達の動き早すぎません?
GM:ここらへんの説明はおいおい。


●第一ターン


●ファストフェイズ


GM:ファストフェイズ!みなさん行動宣言よろしく。
天美:『後退』しておきます。
カヤカ:『待機』手番を後ろに回して治療を受けます。
紗綾:もちろん、『完全憑依』!

●敵のターン


GM:まずゴーレムB。ランダムで天美を殴る。
天美:はいはい。
GM:『まっ』と言って殴る!(ころころ)あ(笑)。
秀史:ファンブル(笑)。
天美:でもわたしは反応はゼロ。LP使って(ころり)完全成功、ノーダメです。
GM:ぶおん!と風を切った拳がすっぽぬけて、腕の部分のゆるキャラが剥がれて場外へ吹っ飛んでいった(笑)。
カヤカ:無理な合体をするからあ!
天美:これ私の判定もいいね!プラスされるんです?
GM:されます!


GM:続いて、魔剣ネグラ。こちらは迷うことなく紗綾に攻撃!
紗綾:「こないでくださいですぅ」
GM:『さて。まずはその刃を折り取ってくれよう!』(ころころ)白兵24!
紗綾:当たると紗綾のSPが持って行かれそうなので、『心眼』を載せて反応3D+10で判定。(ころころ)24、同値!
秀史:これはすごい。
天美:ぴったり成功。完全成功まではあと10だからちょっと厳しいね。
GM:ではダメージと行きましょう。


 黒い刀身に浮かぶダマスカス鋼の紋様が、妖艶に赤く輝く。
 まるで張り巡らせた血管が脈動するかのように。
 幻ではない。
 この刀は生きており、自らを自在に重く、硬く、鋭くするのだ。
 小剣の速さ、剛剣の重さ、剃刀の鋭さ。
 すべてを備えた本来ありえぬ斬撃が紗綾の首筋に奔る……!



GM:10D6+15で(ころころ)63!
天美:えええっ!
チシャ猫:高い目!
紗綾:なんかすごいのが来た!
秀史:カヤカ、カバーだ!
カヤカ:カバーできるの『ダメージ判定の直前』なんだよなあ!
天美:いえ、防御成功してるから、多くても30程度。ここは私の盾で止めます!『魔力の盾』『ハードブロック』で(ころころ)38相殺!
紗綾:25ダメでGPが10。貫通したぶんを半減して、8抜け。ありがとうです~。
天美:「えへん!悪魔の扱いなら、我が家の専売特許ですからね!」
GM:ちっ(笑)。禍々しい赤と、魔力を束ねた青の輝きが一瞬ホールを染める。邪悪な魔剣の一撃を、君の不可視の盾が受け止めた!
GM:『ふん、水を差すか。無粋な女だ』ただしSPにも1Dで(ころころ)3点ダメージ。
紗綾:いやん。こちらも半減して1点減りました。
GM:ちなみにハムサ巻いてなかったら2Dでした。
天美:ウェー。


GM:そしてゆるキャラゴーレムA!ランダムで……カヤカに攻撃!
カヤカ:うおっ、来た!
GM:ぶおん、と(ころころ)12で殴り。
カヤカ:ん、これなら止まるかな。
天美:ゴーレム君、命中は大したことないですね。
カヤカ:『心眼』使って、25で完全成功。「図体がでかいぶん、避けられるな!」
GM:ずどーん!と拳が床に突き刺ささる。腕部分のゆるキャラが埋まった(笑)。
カヤカ:もしかして、先にミスしておけばダイスは事故らないのでは!?(一同爆笑)
天美:どんどんいいね!が溜まっていく。SNSでいいね!集めに目の色を変える人の気持ちがわかってきました(笑)。


●秀史のターン


GM:さて敵のターン終わり!シタナガさん!ですがここでお知らせ。
天美:ふむふむ?
紗綾:良からぬ感じ。
GM:この状態では、ゆるキャラゴーレム達がネグラをかばう状態となっている。君がネグラに攻撃しても、ゴーレムABいずれかにダメージが行くだろう!
カヤカ:わぁい。取り巻きを殴り倒さないとダメージが入らねえタイプのボス!!
秀史:ボスキャラあるあるですね!
紗綾:あれだけ偉そうに啖呵を切った上での小物ムーブとはっ。
天美:敵を『解析』できますか?って、いつの間にか調査項目が追加されてる(笑)。
GM:うふふ。
紗綾:って、なんかゾンビが増殖してるですぅ。
カヤカ:これゾンビパニックだったけ!?
秀史:ならば先に解析した方がよさそうだな。
天美:いいね!集めはこのまま戦っていればカンスト達成できそうですから、普通に殴るという手もありますけど。
秀史:いや、ここは解析しようかと。ゾンビがわらわら湧いてるし、なにかギミックがありそうな気がする。
天美:確かに。メインとサブで2回解析できますよ。
秀史:先にサブでゾンビを解析しよう。アウトサイダーで18、成功!
GM:ゾンビのデータが開示される。『攻撃、命中等のデータなし。HP:無限(倒されても永遠に補充される)』
カヤカ:究極の肉壁だぁ!
チシャ猫:うへぇ、やっぱりギミックありだにゃ。
GM:『アクション:紗綾以外のPCがネグラに攻撃した場合、自動的にネグラをかばう。(イニシアで勝っている場合に限る)』
秀史:ははあ、ネグラと紗綾さんの一騎打ちに横槍を入れようとすると、肉壁になって防ぐというわけだ。
天美:イニシアで上回らないと、カバーに入られてしまうということですね。
GM:『余計な邪魔が入るのは鬱陶しいのでな。だが、クク、いざ戦いとなれば数を頼むようななまくらでは仕方がないことだがなあ?』
紗綾:『ふん、邪魔が入らぬのなら好都合じゃ!差しで斬り捨ててくれるとしよう!』
秀史:メインでネグラの解析もします。(ころころ)ここは確実にLPを(ころころ)、2点使って(ころころ)成功!
GM:まず解析ボーナスとして今後、全員のネグラへの攻撃に+1Dつきます。そのうえでデータを開示~。

 魔剣ネグラ
 憑依体/武術/不死
 イニシア 2D+8
 命中(白兵)3D6+10
 ダメージ(物理)10D6+15
 防御(回避)3D6+3
 攻撃パターン:基本的に紗綾に攻撃。
 どうしても紗綾に攻撃できない場合は他の人間にランダムに攻撃


天美:無限湧きを止めるギミックはなさそうですね。……まぁ、PL的には紗綾さんと存分に殴り合ってくれればOKって感じではあるんですが(笑)。


●紗綾のターン


GM:ということで、君の攻撃だけはネグラにそのまま通ります。
紗綾:『カカ!紗綾よ、全力で行くぞ!ワシが手伝うてやる!』『鬼神力』『心眼』『アウターハウル』『完全憑依』で(ころころ)27。……ここは速攻で沈めるべきと判断してLPで振り足し!40で命中!
GM:こちらの回避は(ころころ)アウチ、24!中失敗なのでダメージください。
紗綾:『完全憑依』も乗って、10D6+20で(ころころ)73点!
天美:いいねが+53。
GM:結構痛い。『……なるほど、こうでなくてはな……!』
紗綾:『ほほう、なかなか硬いではないか、そうでなくてはのう!』……露出溜まっちゃったんで判定。(ころころ)『僥倖:幸運にも、あなたの行為に気を止めるものはいなかった。今のあなたに怖い者はいない。LPを1点回復する』(一同爆笑)
一同:さすさや!(※さすが紗綾さんの略)
カヤカ:絶好調すぎる(爆笑)。
紗綾:素で吹き出してしまった(笑)。
秀史:天に愛されてる……!
紗綾:この流れなら2回攻撃をしない選択肢はないですぅ!
天美:減った分は私がすぐ回復できるから遠慮なく!
紗綾:命中27、回復したLPもすぐにつぎ込んで31!
GM:19で通常失敗。ダメージください!
紗綾:(ころころ)53点!
GM:なかなか削れたっ。
紗綾:これで『完全憑依』が切れました。ここからは消耗戦です……!


●天美のターン


天美:紗綾さんとカヤカ君のSPを治療+応急処置!
カヤカ:ありがてえ……!
紗綾:ありがとうです~。
天美:それぞれ『ウィッチメディスン』、『魔力制御』、薬も使ってフル回復。
秀史:人災派遣はヒーラーも大活躍ですね。
天美:まず紗綾さん。(ころころ)37点。
紗綾:ほぼ全快。
天美:次、カヤカ君。(ころころ)わあ、回った55点!
カヤカ:全快した!てか最大SPが55点だ!
チシャ猫:鼻血出そうにゃ(笑)。
天美:私自身はSP-22点です。

●敵のターン


GM:次はゆるキャラゾンビ。あー、うー、とか言いながら、ネグラをかばう。
カヤカ:これでおれはネグラを殴れなくなったわけか。
チシャ猫:イニシアそのものは遅いから、ダイス目が腐らなければ心配しなくて良さそうだけどにゃ。
GM:解析で手の内がバレてしまっているともう何も面白くないですね(笑)。


●チシャ猫のターン


チシャ猫:天美のSP回復できるかにゃ?
天美:それが、猫さん観客席にいるんですよ(笑)。
チシャ猫:そうだった。仕方がない、ここは素直にミスティックで解析(ころころ)、成功!
GM:はい。ではゆるキャラフレッシュゴーレムのデータとギミック。
 
 イニシア:2D+12
 命中:2D+8 白兵
 ダメージ:8D6+8
 防御:2D6+5 反応
 アクション:
  紗綾以外のPCがネグラに攻撃した場合、自動的にネグラをかばう。
  (イニシアで勝っている場合に限り)
  紗綾以外のPCにランダムで攻撃。
  5点ダメージを受けるごとに、イニシアティブ-1

秀史:ゴーレムのイニシアがこっちより高いと、ネグラをかばう。
カヤカ:素のイニシアが高くて妨害に入られやすい。だけど殴ってダメージを与えていくとどんどんイニシアが落ちていって、先行できるようになるってわけだ。
GM:インプットされたコマンドを実行するだけなので判断が早い、ダメージを受けると体が崩れて動きが鈍くなる、というイメージです。
天美:命中は大したことないけど、当たると8Dで事故が起こりそうですね。


●カヤカのターン


カヤカ:フレッシュゴーレムをグーパン!さっき殴ってきたA!お前だ!(笑)
GM:ですね(笑)。
カヤカ:『心眼』使って36で白兵攻撃!
GM:回避……21、ぜんぜんだめ。
カヤカ:よっしゃ、全部乗せ!『ファントムペイン』『浸透勁』『スマッシュ』『マインドブラスト』『散打』!まずは通常6D+5で(ころころ)26ダメージ!
GM:いたいいたい。
カヤカ:続いて衰弱、衝撃もろもろ追加ダメージで31点!はいっどーんッ!
チシャ猫:大ダメージだにゃ!
GM:(計算)HPがごっそり減って、次回からイニシアも-10だ。
チシャ猫:これで次回からは先行できそうにゃね。
カヤカ:んで罰則。(ころころ)知らんぷり、ノーペナルティ!
天美:良い目だすなあ(笑)。
カヤカ:えっ絶好調……こわ……。
秀史:いいなあ(笑)。
カヤカ:サブでSP回復(ころころ)12点。


GM:ということで、ここで1ターン終了です。
天美:で、戦闘で一気にダイス数が増えて、いいね!が583になりました(笑)。
GM:おめでとう!君たちは見事500いいね!を達成しました!これにより最終ボーナス、覚醒ポイントをプレゼントだぜ!
カヤカ:やったぜ!
GM:これでいいね!周りの判定は終了。今後下がってもペナルティや報酬取り消しはないので、あとはいいね!を気にせず好きに暴れてください!
一同:わーい!


●第ニターン


GM:ちゅうこって、第二ラウンド行ってみましょう!
天美:今回はイニシアで敵を上回れるかがかなり重要ですね!

 ギミックを警戒しイニシアを振る一同。
  カヤカ 29
  チシャ 26
  ゆるキャラゴーレムB(無傷) 18
  魔剣ネグラ 16
  天美 5
  ゆるキャラゴーレムA(負傷) 5
  秀史 4
  ゆるキャラゾンビたち 4
 となった。



チシャ猫:(笑)回りすぎ!2d+2で26。
カヤカ:はははは、2D6+5で29(笑)。
チシャ猫:カヤカ君の本日のダイス目終了のお知らせ。
カヤカ:やだーっ!!!
天美:2D6で24が出る。そう、人災派遣ならね!
カヤカ:よぉし魔剣大決戦に横槍入れるぞぉ(うきうき)。
秀史:まさかの4(苦笑)。
GM:せっかく作ったイニシアギミックに引っかかってくれて嬉しい!(笑)


●ファストフェイズ


チシャ猫:そういえばハムサの件なんですが、素肌に描かないと駄目?
GM:実際は護符を着けたりするので、服や着ぐるみに描いても良しとします。
天美:猫さんの額に3コめの目を描いてあげましょう(笑)。
チシャ猫:ありがとにゃーん。攻撃は飛んでこないと思うけと一応『後退』。
秀史:ではここでイニシアを加速。『壁走り』とLP1点(ころころ)。合計16。
天美:ゴーレム潰す方向でもいいと思います。一回殴ればかなりイニシア落ちるみたいですし。
秀史:なるべくネグラを削っておきたい。もう一点LPを消費して19!
GM:そしてここで、ネグラのファストアクションだ!
天美:むっ。
GM:『クク……慣らしは終わりだ。そろそろ本気で行こうか』『完全憑依』!!
一同:ぎゃー!!(笑)
秀史:紗綾さん2号だ(笑)。
カヤカ:あるだろうなあとは思ってたけど(苦笑)。
天美:紗綾さんは前回使い切ってるので、形勢逆転……!
GM:『ククク……。使い手は柔いが不満は言うまい。骨さえ形を保っていれば、後はどうとでもなる。どのみち使い捨てよ』
紗綾:『ええい、初手で殺しきれぬとはな。ワシともあろうものが太平の世で腕がなまったか!』
GM:魔剣に浮かんだダマスカス紋様がずるずると蠢き、見たものの正気を蝕むような、名状しがたき形状をなす!!そして、何やら瘴気めいたものが吹き出し、怪傑Pナッツ の着ぐるみにまとわりつく!
天美:「紗綾さん、大おじいさん! ここを凌がないと……さすがにマズいですよ!」
紗綾:『ふん、我等が鍛え上げた次期当主を甘く見るでない!紗綾よ!お前の力、存分にここで披露するが良い!』


●カヤカのターン


カヤカ:イニシアで勝ってるから、直接ネグラを殴れるわけだ。
天美:でも【完全憑依】中でカタいんですよね。……どうしましょ。
秀史:ゴーレムを殴ってイニシアを削るという手もあるが。
カヤカ:本命が追加ダメージなので、殴れるときに殴ろうかとッ!……あと、『完全憑依』中に殴って「全然効いてないッ!?嘘だろッ!?」ってやりたいので殴ります(一同笑)。
GM:ではお願いします。
カヤカ:いくぞネグラ!『完全憑依』だかなんだか知らないが、見た目ゆるキャラだしーーーッ!!!『心眼』『マインドブラスト』『ファントムペイン』『浸透剄』『スマッシュ』『魂砕き』!マシマシ、LPも乗せて命中(ころころ)51!
天美:いい出目!今日のカヤカくんは荒ぶっています!
紗綾:アラブ系の敵だけに(笑)。
GM:防御だ!(ころころ)14、ち、全然だめだ!完全失敗!
カヤカ:着ぐるみの中で栄養剤を飲み干して、いざぁッ!属性ダメージに全乗せ!(ころころ)通常29点、属性29点!ちぃ、肝心の属性ダメージで湿気た。
GM:まずダメージ。『完全憑依』をしてもなお、カヤカの拳はネグラにスマッシュヒットした!
秀史:刀を殴ってるのか持ち主を殴ってるのか。
GM:そして、属性ダメージ。君の拳から放つ霊力がネグラを貫く……。
カヤカ:みんな忘れているかもだけど、ウチの流派は退魔武術なので特攻っすよ!
GM:……のだが、ここで『セキュリティシステム』!
カヤカ:ちょっ!?
秀史:ち、『10セント』の支援か!
GM:着ぐるみに仕込まれた謎の衝撃吸収ギミックが展開され、君の属性ダメージを大幅軽減する!
カヤカ:珍しくいい感じの働きをしたときに限ってそういうーーーッ!!(笑)
GM:『ク、……余計な真似を、しよるわ……!』
天美:「でも、敵の切札を一枚切らせたんだから上出来よ!」
GM:実際のところもう少し温存しておく切札でしたが、カヤカの目が良すぎて切らざるを得なかったという感じです。
カヤカ:「っだー!?あれ猫のアレだろアレ!」
秀史:「おい猫、ネタパクられてるぞ」
チシャ猫:「にゃにゃーん、パクられてるってことは対処も知ってるってことだにゃーん!」『ノイズ』で打ち消し。いけますよね?
GM:ろんもち。敵は謎のギミックを発動させた、かに思われたが、これを直前で察したチシャさんのカウンターハックにより不発に終わった。
カヤカ:「っくしょ、これ何回もできねえのに!…………いや、入ったあ!!」
GM:『……ふん、くだらん手助けは不要』強がってるが、直かなりダメージが通ってるね。
チシャ猫:そして罰則に到達。(ころころ)不運。あなたの行為は、人に見られてしまった。まったくツイてない……。LPを1点失う。おおおうい!(笑)
カヤカ:猫ーーッ!!いい奴だったよ(笑)。
GM:カヤカが刀身に拳を触れると、なんともおぞましい感覚が皮膚を貫いた。人間とは異なる精神構造。善悪の基準がズレているのではなくそもそも異なっている存在。
カヤカ:「ぞわってするぜ。左右非対称の絵画を見た時みたいな気持ち悪さだ」
秀史:「引きずられるなよカヤカ……!」
GM:『クク、気に入ったぞ小僧。あの刀を砕いたら、次は貴様を依代に選んでやっても良い』
カヤカ:「お断りだ!」もう一発殴ります!さすがにガス欠なのでスキルは減らして、『速攻』『ファントムぺイン』『浸透剄』!残りSP8点!
チシャ猫:『アドバイス』も持っていけにゃ―。
カヤカ:やったぜ!LPも足して、33!
GM:『完全憑依』で回避。(ころころ)回った、36で回避成功!『幸運は二度はないぞ、小童!』
カヤカ:ぐっ!属性ダメージが3Dしか通らねえ……!
GM:魔剣は依代のことを全く考えない非人間的な挙動で、君の攻撃を軽減する!
カヤカ:(ころころ)通常ダメ24点、属性ダメージ23点から半減。
GM:計算中……。打撃は防ぎ、霊力はやや徹った感じだね。
カヤカ:ぞわっとしたので思わず手が出た、無意識だった。反省はしていない。
天美:……それにしてもカヤカ君、さっきめっちゃ回復した気がするんだけど、何でもうSP一桁になってるの?
カヤカ:異能3つで手広くやってるといろんなスキルを乗せるので、こう(苦笑)。



GM:と、ここで皆さんのインカムに通信だ。『CCCの皆さん、連絡事項です』
天美:「その声は、十亀さん!?」
GM:「はい。今の妨害行為は、私のセキュリティ障壁を通過せず行われていました。……つまり、10セントは、今この会場の中にいる可能性が非常に高い」
秀史:ですよねー。
GM:「可能であれば、やつを確保してください!」
秀史:周りのゆるキャラの中か、観客席だろうな。
GM:ということで、お待たせ。判定『10セントを探せ!』が追加されました。


   ●判定『10セントを探せ!』
     ハッカーで判定、『10セント』(6D+8)とダイス勝負を行い勝つこと。(一発勝負)


カヤカ:『高速処理』で判定に挑戦しようか?
天美:んー、ハッキング目標で、しかも一発勝負で達成値の積み増しは出来ないから相性が悪いかも。
カヤカ:確かに。
チシャ猫:まあ、戦闘中は猫の仕事ないしぃ。暇を持て余してるんだにゃあ(満面の笑み)。
秀史:まさかイニシアティブでクリティカル出したのが正解とは。ちょうど次の行動順になるあたり、持ってるなあ(笑)。


●チシャ猫のターン


チシャ猫:「にゃにゃーん、さてさて。ハッカーは表に出てくるもんじゃないにゃーねー」先程の『セキュリティシステム』の電波情報を解析。大体の発信場所を調べるにゃね。
GM:今回はガチ判定です。チシャさんが任意でリソースを突っ込んで判定していただき、こちらで6D+8(クリティカルあり)の勝負とします。
チシャ猫:OKOK、丁度いいハンデ(ちょうどよくはない)。
カヤカ:猫が既に強い。
チシャ猫:通常『ダイブイン』、『カンファレンス』。本来は振りたしですが、ここは全部突っ込みます。(ころころ)43!ああん低い。
カヤカ:固定値の暴力を感じる……!
天美:LP足せますけど。
チシャ猫:ごめん、ハッカーとしてのプライドがあるので、このままで!
GM:了解です、ではこちらも名うてのクラッカーとしての意地で追跡を振り切る!
秀史:期待値的にはドキドキ。
天美:まぁ、これで負けたらしょうがないです(笑)。
GM:(ころころ)22(一同爆笑)。
秀史:悲しいなぁ。
GM:ワシは、ワシは名うてのクラッカーなんじゃあ……(笑)。
カヤカ:出目でも固定値でも完璧に勝ったぞこの猫。
GM:……君は電脳の防壁をくぐり抜けて発信源を特定する。観客席。パニックになったり熱狂したりしている群衆の中で一人、カリカリと脇目も振らず一心不乱にタブレットをいじっている男がいる!
チシャ猫:「にゃにゃーん、余裕がないにゃねー。十亀さん、10セント発見にゃー、位置情報送るから後頼むんだにゃ」
GM:ゲーム的には、判定成功後、誰かが観客席に行けば捕まえられるのですが、すでに猫さんがいるので捕まえられます(笑)。
チシャ猫:直接捕まえには行かないけど(笑)。
カヤカ:ハッカー対ハッカーの肉弾戦見たいな(笑)。
チシャ猫:嫌DEATH YO☆
GM:では、君の情報をもとに十亀さんの部下が『10セント』を差し押さえる。「……君、ちょっと来てもらえますか?」「な、何だお前らは、ええい、離せッ!」「CUBEの10セントだな?確保する!」
紗綾:ようぎしゃかくほー!
GM:「ええい、離せ!どいつもこいつも!俺の、俺のハッピーリタイヤを邪魔しやがってえええええ!!」
紗綾:リタイヤは出来ましたね、ハッピーかどうかは分かりませんが……。
GM:「俺はこれだけ働いてきたんだぞ、退職金をもらって何が悪い!……!……!」などと喚き散らしながら連行されていったのであった。
チシャ猫:「同情だけはしとくんだにゃー、アホだと思うけど」
秀史:「社内規定に則らないものを退職金とは言わない」
紗綾:「なんでああいう人はばれるレベルでやらかすんでしょうね?」
チシャ猫:「そもそもハッカーは手に職だからフリーで仕事とったほうがいいとは思うんだよにゃぁ」
天美:「普通に退職してれば年金もついたのに、これでおじゃんですねえ」
カヤカ:「年金あるんだ派遣業界!」
天美:派遣業は普通に厚生年金入りますからねー。
GM:ということで、十亀さんからのボーナスとしてクリア報酬が割り増しされます!


●秀史のターン


秀史:ここは畳み掛ける。ネグラを撃ちます。
GM:くっ、射撃は回避しにくいんだよなあ。
秀史:「『一対一で戦わせろ』なんて寝言を聞く気はない。貴様は紗綾さんと戦うために他の参加者を傀儡にして、彼らの決意を踏みにじった。誠意なき相手に、俺は同情しない」
天美:シタナガ君だけ格好いい(笑)。
カヤカ:そりゃ着ぐるみ着てねえからな!(笑)
秀史:『ロングショット』覚醒『アサシネート』『暗器使い』『スティング』覚醒『隠形術』でアサシンダガーを投擲!(ころころ)32!しょぼい!?
チシャ猫:二さんにカヤカが乗り移ったようだにゃ。
カヤカ:うぉい!
秀史:ここはLPで振り直し。(ころころ)42!
GM:では回避!(ころころ)ああん大失敗。
秀史:通常ダメージ10点。
GM:GPで弾いた。
カヤカ:このあとが怖い!
GM:『アストラルバリア』もあるんだけど物理だから意味ないんだよなあ。
秀史:続いて出血ダメージ。(ころころ)47!
チシャ猫:うひぃ!
紗綾:6がいっぱい!
カヤカ:二さんは仕事人やで……。
GM:……………(計算中)。
紗綾:もしかして、終わりました?
GM:……かなりやばかったが耐えた!君の放ったクナイ・ダートが、怪傑Pナッツの腕に深々と突き立つ!彼を包んでいる瘴気も、ゆらぎ弱まったように思える。
秀史:「点穴を突いたが……。まだ動くか」罰則、露見でAP+1。


●敵のターン


GM:さてこちらのターンだ!まずはゴーレムBがカヤカを12で殴る!
天美:あたると結構痛いから気をつけて!
カヤカ:17で通常成功……。むむむ。完全成功は遠いのでこのままで。
GM:では『まっ』と叫びを上げて拳がカヤカをかすめる!どごーん、32点!
天美:一応盾を飛ばしておきましょう、21点減殺。
カヤカ:ありがたい、GPと合わせてぴったり止まり!


GM:そしてネグラの番。君たちのフォーメーションに、やや攻めあぐねた感もあるネグラだが。『……、……、……くだらん』不意に、興ざめした声。だらりと構えを崩す。

『……所詮、人間の体で振るう技などこんなものよの』
 魔剣は構えを変える。攻めと守りを考慮した剣士の構えではなく。
『まあ、他の有象無象が死のうが生き残ろうが、この体が千切れようがどうでもよい』
 ただ最大の破壊力を生み出すための、捻れた奇怪な構え。
『………そこのなまくらを叩き割る。我が盟友の仇を討って、全てを終わりにするとしよう!』



GM:『アウターハウル』。魔剣から迸る狂気が一層禍々しく転じ、紗綾に吹き付ける。
天美:「……っ! まずいわ! このままじゃ小見川さんの体がもたない……!」
チシャ猫:「きゃ、客席にいてもわかる禍々しいんだにゃ……」
紗綾:『ふん、侮るな。受け継がれた我が血脈、たやすく斬れると思うな!』


 魔剣が呪詛の呻きを紡ぐ。
 ――それは、砂漠の砂嵐にも似た、不吉な風だ。

 『砂が吹くぞ』
 『大鴉が羽を広げるぞ』
 『太陽が隠れるぞ』

 濁った妖気が天を覆い、光を隠す。

 『見てはならぬ』
 『マジュヌーンが剣を振るうぞ』

 暗闇の中、掲げられた剣が凶星のように赤く輝く。

 『焔の時刻』
 『………皆死ぬぞ!』

 砂漠の旅人が怖れた凶々しい夜の一撃が、紗綾に振り下ろされる!


GM:(ころころ)39で命中!
紗綾:『ならば我らは大鴉の翼を切り落とそう。覆いし闇を斬り裂こう、その汚れた星を叩き落とそう!』(ころころ)23、中失敗。
カヤカ:『硬気功』『献身』でカバーリング!
紗綾:ありがとうです!
チシャ猫:『セキュリティシステム』と『絶対防御壁』はありますので!
天美:私の盾もね!
GM:ダメージいきますね!
カヤカ:こいやー!
GM:12D6+25で(ころころ)70!ちっ!あまり走らなかったか!
紗綾:すごっ!
カヤカ:……アカンかもしれない!(笑)22点軽減してまずは残り48点!
天美:そして『魔力の盾』!30点減殺!
カヤカ:LPで軽減入れるぞー!2点使って(ころころ)回った、GP含めて17点減殺!……1抜けで残り64点!
紗綾:すごい!
GM:渾身の振り下ろしを、君たちは総力を上げて防ぎ止める。だが、その反動を利用するように、ネグラは再度跳躍。天井を蹴り、紗綾の脳天を貫くべく急降下する!
天美:「もう一撃来るわっ! 備えて!」
GM:紗綾の脳天へ兜割りだ!(ころころ)29!
紗綾:みんなの協力に答えるためにも!ここでは!やられないですぅ!(ころころ)回りました!22!
天美:LPで29までもっていきましょう! 成功すればダメージ半減で大分安心。
紗綾:確かに。格好つけた台詞を言った以上、自前で成功ぐらいには持って行きたい!(ころころ)2、(ころころ)1。おおう?
天美:あ、あれっ?
紗綾:何の最後のひと押し。(ころころ)4、ぴったり成功!
秀史:セーフ!
チシャ猫:さすが紗綾さん!カヤカらない!
カヤカ:疫病神の具現化みてーな扱いされとるぅ!?
GM:『なまくらめがああああああッ!』
紗綾:「大おじいちゃんはなまくらなんかじゃないですぅぅ!凄い、凄いご先祖様なんですぅぅ!」
GM:【完全憑依】はまだ生きてるからね!ダメージは……(ころころ)おっしゃ78!
天美:わっ、ここで出してきた!
チシャ猫:うひい、半減で良かった!
紗綾:大おじいちゃんで受け止めてなかったら、ずんばらりんされてましたぁ!
天美:とにもかくにも『魔力の盾』『ハードブロック』!43点減殺!
GM:くそー『10セント』が生きていればここでノイズで絶望をたたきだすシナリオだったのですが(笑)。
チシャ猫:『セキュリティシステム』!10点減少。
紗綾:ありがとうですー!トータルで2点抜けです。
チシャ猫:さらに罰則……三回目なのでさすがに洒落になりません。いいね!で得たキャンセル権を使用させてください。
一同:了解。
GM:いやーわかってましたけどホントこのチーム固いなー。
チシャ猫:まだ『絶対防御壁』もありますからね。
GM:『……………何故だ、何故折れぬッ!何故だああああッ!!」
紗綾:『わからんか?これが人の力じゃよ』
カヤカ:「じいさん、なんだかんだで心はまだ人だしな。精神性がだいぶアレだけど」
秀史:「爺さんは刀になっても武は手放さなかった。お前は刀に封じられてなお悪霊でありつづけた。武人と悪霊が武を比べたら、どちらが勝つかなど論じるまでもない」
チシャ猫:「コマをたくさん作ることばかり考えてた貴方と、子孫を見守り、仲間を作ったおじいちゃんの差なんだにゃーん」
GM:『くだらぬ、くだらぬ!武だと?仲間だと?群れることしか出来ぬ人間の習性ではないか!そんなものに、我が力が……』
天美:「哀れなジン(悪霊)……。人とも大地とも繋がれなかった貴方の行く先は、ゲヘナ(地獄)しかないのよ」


●紗綾のターン


GM:さあ、おまたせ紗綾さん!!
紗綾:『お前は知らんだろうが、お前の相棒とやらを斬ったときも、同じことを言うとったよ。……いけ!紗綾!』
天美:ここで仕留めましょう!
紗綾:「みなさんの力を集めたこの技、受け取るが良いですぅ!」『鬼神力』『心眼』『アウターハウル』!残りLPも突っ込みます!
チシャ猫:『アドヴァイス』どーん!
天美:解析分もあわせて!
紗綾:(ころころ)51で命中!
GM:うおのれ、だが『完全憑依』は生きている!(ころころ)22、流石にこれはかわしきれない。大失敗!
紗綾:続いてダメージ!こちらにも残りLP限界まで入れます!(ころころ)57!うわーん低い!
チシャ猫:これだけダイス入れて振りたしが1回しかないとは……!
天美:通るかな……?
GM:…………君の渾身の一撃を受け止め、魔剣の刀身に異音が走る!だが、なんと、あと2点残った!!
天美:ファー。
チシャ猫:まさかの!
カヤカ:ひゃー!
GM:……いや待て、大おじいちゃん、『霊刀』扱いだよね?
紗綾:あ、そうですね。
天美:となると、物理GPではなく、EnGPを適用しないといけなりますが。……足りてた?
GM:……魔剣に異音が入る。『……まだだ、まだ終わらぬぞ!』
天美:足りてなかった!
紗綾:フラグであることを祈ります!
GM:そう叫ぶ魔剣のヒビに、水が染み渡るように白い清浄な光が満ち…………魔剣は、甲高い音を立てて粉々に砕けた!
一同:おおー!!
天美:祈りが通じて折れた!
紗綾:「やったー、おおおじいちゃん!やりましたよ!」
カヤカ:「やったな!」
チシャ猫:「ほんと、非科学なんだにゃぁ」
GM:黒い破片が宙を舞い、君たちは『何か』が断末魔の叫びを上げて天に昇っていったような気配を感じた……!
秀史:「南無阿弥陀仏」
GM:……魔剣ネグラ撃破。ゲームとしてミッションクリア―です!おめでとう!
秀史:パチパチパチパチ。
カヤカ:「やったああああ!!」
紗綾:『みな、ようやった!ようやってくれたぞ!』
GM:みんな頑張ったー!ガチで仕留めにかかったのに、HPだけで見るとほとんど削れなかったなあ!


カヤカ:あとはこの地獄のようなゆるキャラグランプリで優勝するだけ!……なんだが、まだ続いてるのかこれ!?
GM:魔剣の呪縛が解かれるとゾンビ達は倒れ伏し、ゴーレムたちも分解、ほどけて倒れてゆく。
紗綾:分解……?
GM:そして、立っているのはねぎざむらいとせんべいまる、二人のゆるキャラだけであった。
GM:『えー、その、これは、一体……』
天美:私はとりあえず、小見川さんを緊急搬送してますので(笑)。
秀史:俺もセコンドに引っ込んでいよう。
GM:『ええい!とにかく!生き残ったのは、ねぎざむらいとせんべいまる!!……従って今回のゆるキャラグランプリの優勝者はこの二名だ!!』
一同:わぁぁぁぁぁ!!
GM:『優勝おめでとう!』『WOOOOOOOOO!!!』魔剣が砕けて毒気が抜けたのか、殺伐とした雰囲気は鳴りを潜め、観客席からは君たちに惜しみのない拍手が送られるのであった……!
天美:「カヤカ君、紗綾さん、今こそ『あいむうぃなー!』するべき時ですよ!」
カヤカ:「いつまでそれ引っ張るんだよ!?」
天美:「私はまだ直で見たことないから」(笑)
紗綾:じゃあ私が(笑)。「あーいむ……、いいえ。うぃーあーうぃなー!」


●エピロ―グ


天美:まさしく地獄のようなコンテストでしたねえ……。
カヤカ:「終わったァー……。もう着ぐるみとか着ないぞ」
チシャ猫:「あ、あ、あ、あ、10セント捕まえちゃったからギャンブルサイトが更新されなぁぁぁぁぁい!せっかくねぎざむらい1点買いしてたのにぃぃぃぃ!!」(笑)
紗綾:『ま、胴元がいなくなれば賭場は閉鎖じゃな』
秀史:「いや、気づくのが遅すぎるぞ猫」
天美:十亀さんにも協力してもらって、魔剣の影響受けた人を医務室へ。
GM:君たちにが怪傑Pナッツの頭部を外すと、気弱そうな青年が、憔悴しきった状態で収まっていた。人体の限界を超えた酷使で非常に衰弱しているが……。天美の見るところ、とりあえず命に関わるレベルではなさそうだ。融合していたゴーレムの中の人たちも同じ。
天美:ほっ。一般人に被害を出したとあっては、業界全体の信用に関わりますからね。
GM:ちなみにゆるキャラ達のうち何人かは過酷な環境からのバックトラックに失敗し、自分が本当にゆるキャラだと思いこんでしまう。
一同:ぎゃー!
秀史:ダブルクロスですか(笑)。
GM:以後彼らはこの大会に魂を囚われてしまうのだが、これは君たちには関係のない話である……。
チシャ猫:じ、地獄……。
紗綾:闇が深いですぅ。
GM:2回戦で君たちが戦ったキデジカも、かつては企業に派遣されたエレキネシスだったのだ。
カヤカ:軽率に番組外に地獄をつくらないで!(笑)。
天美:今生こそがゲヘナでしたか……。
GM:「みなさん!みなさんよくやってくれました!これぞ坂東武者の心意気ですよー!!」と、濃い目にキャラを設定したはずなのだが競技に押されてちょっと影の薄くなっていた依頼人さんも君たちに飛びついてくる。
天美:任務をまっとうするのが我々の仕事ですから!
GM:ということで、皆様、ミッション完全コンプリートです。まずはお疲れさまでした!!
一同:お疲れ様でした!
天美:いつもの3倍位疲れた(笑)。


●精算


紗綾:おっと、最後の露出判定がまだでした。(ころころ)……『処分:あなたの行為は、会社で大問題になってしまった! 最早処分は免れない。〔HP/SP/PP〕を合計[30] 点支払う。さらに「生活費」が永久に+[2] される』
一同:ぎゃー!!
紗綾:ひーーー!オチがついた!
天美:LPで振り直しができるよ……?
紗綾:そ、そうでした。LPを使用して、(ころころ)不運、LP-1点で実害なし。あ、焦った……!
GM:やー主役回でリソース使わせすぎて恒久ペナルティとか申し訳無さすぎるからね。
紗綾:まあ、露出してなんぼのキャラですから(笑)。
天美:まあ、3Dや4Dは当たり前、5Dからが本番ですから……、と一人だけ露出判定していない私が言うのであった。治療してると驚くほどApが溜まらない(笑)。
チシャ猫:『アドヴァイス』のAPがきついー。
カヤカ:全力で動くとごりっとリソースが死ぬ!
GM:そんな皆様に報酬をば。36PP + いいね5PP + 10セント捕獲で1PP。42PPが報酬となりますー。あといいね!による覚醒ポイント1点。
一同:おおー。
GM:ハイレベルキャラだしこのくらいはね!さすがに赤字でロストの人はいないよね?
天美:むしろ潤ってしまってQoLしちゃおうかって感じですね(笑)。


 様々なアクシデントを乗り越え、ついにゆるキャラグランプリ優勝の称号を手にした一行。FORESTVでは、突如現れ優勝をかっさらった二人組で話題騒然となり、フォロワー達が急増、ねぎざむらいやせんべいまる、ついでに怪傑Pナッツの、様々なグッズ、派生作品や二次創作が作られることとなったのであった。
 もともとの商品の質がよかったこともあり、優勝賞金と、ゆるキャラによるPR効果をうけて、『ふかやねぎせんべい』も、『小見川落花生店』も、兄弟揃っての経営に、前向きの風が吹き始めたようである。



紗綾:一体どんな放送になっていたんでしょうか(笑)。
チシャ猫:Pナッツも体は張ったけど、いい結果になったみたいなんだにゃぁ。
紗綾:小見川落花生店も持ち直したようで良かったですぅ。
秀史:怪傑Pナッツ×ねぎざむらい(笑)
カヤカ:はぁー?ねぎざむらい×Pナッツ派です、リバ地雷(笑)。
天美:ちょっとあなた達(笑)。
GM:着ぐるみの中で体を張った君たちの活躍が、TVの向こうの視聴者には知られることはないとしても、君たちの仕事は、たしかに何かを変えたのである。
カヤカ:確かにこれ、世間に知られちゃいけない舞台裏だよなあ!(笑)
GM:……ということで、第5話完となります、改めてお疲れさまでしたー!
一同:お疲れ様でした!

カテゴリー:リプレイ3ー5話 | タグ:
|コメント(-) |トラックバック(-) | 2020年01月18日 (土)11時23分

人災派遣TRPGリプレイ『かがやけ!ゆるキャラの星』 04

●第3ラウンド


GM:またまたよろしくお願いします~。
一同:お願いします~。
GM:なお、紗綾さんは本日、用がありちょっと参加が遅れます。その間は必要に応じGMがダイスを振ったりポジションを決めたりして構わないとのことですので、よろしく。
一同:はーい。
GM:前回までのおさらい。君たちはトンチキ……もとい、ゆるふわな競技を二回戦まで勝ち残った!
天美:逆でしょッ!?……いけない、回を追うたびツッコミ担当になっていく(苦笑)。
秀史:ゆるふわとトンチキは両立するから。
カヤカ:頭がゆるふわなヤツが考えた競技じゃねえかとは思う。
GM:競技と並行して、謎のピーナッツ怪人や、裏で行われている賭けについて調査をすすめるうちに、ホテルのネットワーク管理者を名乗る男と出会った、というところです。
カヤカ:猫の代わりに頭下げねえといけないんだっけ。うちのがすんません、とか。
GM:気になるところだが、彼から詳しい話が聞けるのは判定に成功したあとだ!!!
カヤカ:くっ!!前回もう少しダイスが回っていれば!
秀史:まぁ要件は概ね予想できるが。
GM:さあ次のラウンド、イニシアを振ってくださいまし!


 今回の行動順は紗綾、カヤカ、秀史、天美、チシャ猫 となった。


天美:とはいえ、競技に参加するかしないかで実際の行動順は変わるんですけどね。
GM:ではご期待に答えて。君たちがホテルに戻ってしばらくすると、三回戦の内容が発表される。
カヤカ:期待というか、絶対ろくでもないという予想はある。


  ●ゆるキャラ二人羽織
    概要:二人羽織の態勢となり、対戦相手の妨害を防ぎつつ、
        片方が他方に激辛担々麺を食べさせる

    判定:
      食べさせる役 と 食べる役 に分かれる
      ①敵の妨害(近接攻撃判定)を食べさせる役が防御する
          「成功」以上 → ノーペナルティ
          「失敗」以下 → ②の難易度 +10
        ②へ

      ②食べさせる役 がラーメンを食べさせる
         難易度:マニピュ 15(+10)
         成功→③へ
         失敗:「食べる役」にダメージ10点(HP or SP)し
         ①へ戻る

      ③食べる役 がラーメンを食べる
        まずダメージ10点(HP or SP)を受ける
        特殊効果表(別表)を振る
        成功!→①に戻る
 
    3回成功すれば完食! 



カヤカ:二人羽織り……。
GM:『三回戦!ゆるキャラ二人羽織タッグマッチ!ゆるキャラさんたちが二人羽織でご飯をたべるぞ!ちゃんと食べられるかな?おうえんしよう!』などと表示されるのであった。
秀史:要は着ぐるみを来て二人羽織で担々麺を食べさせるということだな。
カヤカ:食べさせる側は敵の妨害をブロックして、食べる側はダメージに耐え抜く、と。
天美:これまたひどい試合だなぁ。
秀史:カヤカのためにあるかのような種目だ(棒)。
天美:能力的にもマニピュレータ大活躍って感じですしね。
カヤカ:あっ、でもこれなら今までの競技より安全じゃないか?
チシャ猫:まず食べるのに10点ダメージを貰うラーメンを安全、と?
カヤカ:……多分激辛とかそういうのだろ、おう。きっとそうだ。
チシャ猫:現実でも激辛麺を食べて胃腸に穴が開く人はいますからねえ。
秀史:『特別協賛:ナロック』
天美:着ぐるみ状態で食べるわけだから、実際には食べずに内部のビニール袋に移すとかは難しくなさそうですけど。……というかこの『特殊効果表』って嫌な予感しかしないんですけど!?
GM:そうおっしゃると思って、『謎の担々麺 効果表』も用意しました。


 ●謎の担々麺 効果表 1Dを振る
   1:汗が止まらない! ファスナーを緩めなければ… 露出+1
   2:お腹が痛い… さらにダメージ10点(HP or SP)
   3:なにか異様な活力がみなぎってくる! 20点回復!(HP or SP)
   4:汗が止まらない!!! ファスナーを全開だ!露出+2
   5:吸い込んでむせてしまった!次回のマニピュ判定-5
   6:強力な刺激が脳の新たなスイッチを押す 最大HPorSP +1


天美:うーん、予想通りにヒドい。
カヤカ:露出+1でうっかり笑ってしまった……!
GM:えーと、GMとしては昔のダンジョンズ&ドラゴンズの泉トラップのようなえげつないランダムトラップをやりたかった。などと供述しており。
天美:ああ、泉を飲むと回復したり毒になったり老けたり若返るアレね。
GM:ということで、『食べる人』『食べさせる人』を選んでくださいまし。
チシャ猫:カヤカが食べるほうが面白そうなんだよにゃー。
カヤカ:面白さで決めるのやめろよ!?……といいつつ中の人もそれはそれで面白くなるよなあって思う(笑)。
GM:あと、セコンドが支援することもできるので忘れずに。
天美:オホン、勝つのが目標ですから、面白さより確実性でいきましょう。

 しばらくフォーメーションで議論する一同。
 特定層のニーズに対応するため、カヤカが秀史に汗だくで担々麺を食べさせる、などの案も出たが、結局、
  ・マニピュレータに優れるカヤカが食べさせ役(せんべいまる)
  ・リソース消耗の激しい紗綾が動かずにすむ食べる役(ねぎざむらい)
  ・セコンドの天美がカヤカのサポートと紗綾の治療
  ・秀史が『ビジネスパートナー』調査
  ・チシャ猫が『アプリの運営』調査
 となった。


秀史:実はちょっと担々麺を食べる側も興味はあった(笑)。
チシャ猫:狙撃型だからシリーズ通してもあまり大ダメージ受けてないんですよね。
カヤカ:初大ダメージが担々麺ってのもいかがなものかと(苦笑)。
GM:君たちが作戦会議をしていると、二人羽織の対戦表が発表される。
秀史:次はどんなトンチキゆるキャラが相手なんだ……。
紗綾:遅くなりました。すみません。
天美:おお、いらっしゃいませー。
GM:どなたか紗綾さんに完結にして要を得た状況説明を。
チシャ猫:カヤカ×シタナガ。
カヤカ:うぉい!
秀史:要を得て無いと思いますよ?
天美:三回戦は二人羽織で激辛タンタンメンを食べるよ!
紗綾:わかりました!担々麺食べ放題というわけですね!(笑)
GM:そんな中、君たちの対戦相手が発表される。


   ●エネミーネーム「長久手の悪魔&東海の邪鬼」
    akuma_jaki2.png
    (※画像はイメージです。イメージです)



GM:テレビからは観客のどよめきが伝わってくる。
カヤカ:いやもう見ただけでヤバいですこれ、色んな意味で!(笑)
GM:「長久手の悪魔……!」「東海の邪鬼……!」「やれやれ、あいつらと当たるとはついてねえな、ねぎざむらい達も」「ああ、今年の最有力候補の一人だぜ……!」
天美:あの二人も都落ちですか……。
チシャ猫:実際、今のモ○ゾー&キッ○ロ像も、完全に崩壊して別生命体ですしね。
GM:「ああ。昔は可愛い名前を持っていたらしいが、今は権利の関係で無名の修羅となり、このグランプリで己を倒すものを求めて日々戦い抜いているって噂だぜ……!」
カヤカ:権利の関係……。


map5-3.png


●ファストフェイズ

GM:ファストフェイズ、何かありますか?
一同:なーし。
GM:おっと、滞在場所に応じて各自APチェックもお願いします。
秀史:そうだった。バーに滞在てAP3点、7点超えたので罰則……(ころころ)露見でさらにAP+1。
カヤカ:調査組は地味に露出たまりますねぇ。


●秀史のターン


秀史:では、カヤカの後を継いで、『ビジネスパートナーについて調査』。
GM:はいさ。判定お願いします。
秀史:カヤカからファンブルしろと思念が送られてくるが(ころころ)13、楽勝。
カヤカ:送ってない送ってない(笑)。成功するに越したことはねえし。
秀史:演出としては、前回カヤカに動いてもらいつつ、自分でも調査を進めていたという感じで。
GM:了解。まず、アンダーグラウンドに通じた君は『怪しいパートナー』の正体を突き止めることができた。
秀史:ほほう。
GM:ズバリ、小見川氏に接触していたのは『10セント』なるエージェント。ハッカーなのだが、どちらかというと詐欺や知的犯罪に長けており、違法賭博で荒稼ぎしているフリーランスの厄介者だ。
天美:ふむふむ。
GM:依頼を受けて仕事をすることもあるが、自分の意志で金稼ぎのために活動することもあるらしい。
カヤカ:違法賭博ねえ。ゆるキャラグランプリでは聞きたくない名前だなぁ。
秀史:……ここらへんでカヤカと十亀氏に合流したことにします(笑)。「となると、十亀氏の要件も賭けについての調査か」
GM:「やあ、こちらから声をかけようと思ったのですが、もうそこまで調べていましたか」と十亀さん。
秀史:「ただの推測だ。運営側と我々の利害が一致するものはそれくらいだからな」
GM:「いやいや、こちらのジャージの方に声をかけようと思ったのですが、もう三回戦に出場しなければならないと伺いましたので」(笑)
天美:すっかりジャージの人に(笑)。
カヤカ:ジャージの人で悪かったな!?っと、集合時間だ!ニサン悪いけど頼んだ!
GM:「ええ。実は皆さんに相談させていただきたいことがありまして……」
秀史:「このタイミングで我々に声をかけたことで、大体予想はつく」
天美:二さん強キャラムーブですよねえ(笑)。
チシャ猫:全てはお見通しだ系。
GM:以下、十亀さんの相談をまとめます。まず十亀さんは、ホテルから委託されてセキュリティと番組配信のインフラを一手に管理している、優秀なCUBE社のエンジニアです。そして外部との通信を握っている彼は、当然、賭けアプリが蔓延っていることも最初から承知していた。
天美:『知っていた』……。賭けはダメだけど、黙認していたってことですかね?
GM:そういうことになりますね。何しろ賭けというものは、映像が受信できるなら世界中どこでも発生しうる。それこそ、個人がプロ野球の試合結果に小銭や昼飯を賭けるようなものまでね。そういった原始的な賭博までは禁止するべきではないし、そもそも出来ない、と考えていたからこそ黙認していたのだった。
天美:むむむ。
GM:問題は、回を重ねるにつれてどんどん賭博の参加人数と、動く金が大きくなってきたことだった。多くの違法賭博においては、こういう場合一つの深刻な問題が発生する。
秀史:賭博組織がゲームそのものに介入すること、だな。
GM:そのとおり。『賭け金が巨額になりすぎると、ゲームそのものに干渉して結果を操作しようとする者が必ず現れる』というやつだね。
カヤカ:そりゃ確かに迷惑だな。
GM:「我々はスポーツの世界でも時々あるような不祥事……審判の買収や選手を抱き込んだ八百長などが発生することを一番恐れていました。そして、とうとう厄介者が動き出しました。それが『10セント』なのです」
チシャ猫:「にゃにゃーん、この内容の大会やってるのに、至極まっとうなこと言ってるのが逆にこわいんだにゃーん」
秀史:「逆だろ。まっとうにやるから一番儲かるんだよ」
GM:「おっしゃるとおりです。結局、違法賭博で動く金など、全世界の会員が毎月支払う会費と、放映権で流れ込む金額からすれば些末なものですから」
チシャ猫:「競技内容は到底まっとうとは言えないんだにゃーん」
カヤカ:一番儲かるのは胴元か。
紗綾:胴元以外は基本儲からんもんだからのう、まあ一番儲かるのは胴元を潰して巻き上げることじゃが。
天美:でもまあ、読めてきましたね。十亀さんは、番狂わせを起こしているチームを疑っていて、我々がCCC経由の参加であると裏がとれたから接触してきたって感じじゃないでしょうか。
GM:「おそらく、アプリを配信しているのは『10セント』本人であると考えています。皆さんにはその確証を掴んでほしい。そして、彼が今回の大会で使おうとしているイカサマを確定してほしいのです」
秀史:「こちらと利害は一致するな」
カヤカ:「おれたちが勝ち残るためにも、番狂わせは早々に蹴落としたいところ」
チシャ猫:「ねぇねぇシタナガ。セキュリティ緩めてもらったらチシャが調べてみるにゃけど、お願いできるかにゃー?」
GM:「ええ。協力の証として、アクセス権を提供します。これで、外部ネットワークとは問題なく連携できます」
チシャ猫:「うひ、会話把握されてる。厄介なほど優秀だにゃ」
天美:「うーん、二重依頼になっちゃったりしないかしら?藤村さんに話を通さないと」
秀史:「あと、一応俺たちの依頼人の了承も取らせてもらうぞ」
チシャ猫:「え、裏で受けたほうが儲かるにゃん?(笑)」
天美:「めっ! 筋を通さないと裏でも仕事できなくなっちゃいますよ!」
紗綾:藤村さんに今連絡つながります?
GM:はい、繋がります。藤村くんいわく、「これは受けるべきと考えます。十亀さんとは過去に共同で仕事をしたこともあり、信頼できる人物と考えています」
カヤカ:お、柔軟な対応。
GM:「貴方達の情報に基づきこちらでも調査を開始しますが、『10セント』なるエージェントの配下が、何やら日本に持ち込んだことが確認されています。彼らの動向について調べておくことは、優勝への大きな助けとになると思われます」
秀史:「何やら、か。あんなでかい剣がよく空港を通れたな」
チシャ猫:「多分海からの輸送だと思うにゃーん」
カヤカ:「割とメジャーだよな、海輸。港湾警備の仕事は結構聞くぜこの業界」
GM:これにてシタナガさんのターン終了。この調査完了により、『アプリ運営者』の目標値が下がりましたのでチェックお願いします!


天美:それからこの仕事、麻生さんが絡んでるんですよね? って釘刺しといて(笑)。
GM:「え、いや、そのようなことは……ないですよ?」
天美:嘘がつけませんね……藤村さん(ほろり)。


●チシャ猫のターン


GM:それでは、チシャ猫さんのターンです!
チシャ猫:「さーって、さーって、さーって!我が泡銭を吸い取ってくれた恨み、ここではらさでおくべきか」(カタカタカタカタカタ)
カヤカ:SA・KA・U・RA・MI!
天美:JI・GO・JI・TO・KU!
チシャ猫:みんな酷い(笑)。
紗綾:毒をもって毒を制す(笑)。
チシャ猫:「お前の悪事はここで終わりだ『10セント』!!」
天美:目標45、だいぶ現実的な数字になりましたね(感覚がおかしい)。
チシャ猫:覚醒『ダイブイン』5D6+24(ころころ)44!カヤカった!
GM:ひいいい。
チシャ猫:しょうがないのでLP消費、確実に成功。
GM:(難易度緩和をふまえて、2ターンぎりぎりと見込んだ設定でした)
カヤカ:カヤカったとかいうワードを流行らせようとするのやめろぉ!
チシャ猫:(満面の笑み)


 制約がなくなったチシャ猫にしてみれば、違法アプリの配信者をつきとめるのはさほど難しいことではない。幾つかのダミーも一気にぶち抜いて、運営者を特定することに成功した。


GM:では早速結果を。まず、運営者の正体は『10セント』当人に間違いない!そして、彼は、C.U.B.E systemsも派遣会社に所属するエージェントだ。
チシャ猫:「正規エージェントにゃのかー」
カヤカ:「……んん?」
天美:「つまり、十亀さんと同じ会社に勤めているってことですね?」
GM:はい、勤めていました。
天美:……いました?
紗綾:内部で派閥争い?
天美:……そう言えば聞いたことがあります。CUBE社は創設以来、まっとうなネットワーク系のお仕事を生業とするホワイト部門と、ネットなんてハックしてクラックするもの、というアングラ部門の対立が絶えないと。
カヤカ:そういやそんな話がルルブ載ってたなぁ。
GM:はい、そのとおり。彼はCUBEのアングラ部門で長いことやってきたあと、ついに退職を決意したという次第です。
秀史:なるほど。
チシャ猫:チシャが在籍してたら、どっちも儲かるならどっちもやろーにゃーん、って中立にいそう。


 判明した情報を総括すると、このような内容だった。
  ・エージェント「10セント」の目的は『退職金稼ぎ』である。
  ・まず、違法アプリをばらまき、胴元として金を集め、広告収入で儲ける。
  ・そして、身元がバレてCUBEのホワイト部門に制裁を食らう前に
   賭けに自ら参入、イカサマで元金を倍々に増やして一発逃亡、を狙っている。
  ・よって、賭けの開催はこれで最後。
  ・10セントの目的は、オッズの低いダークホースにこの大会を優勝させ、
   賭け金をごっそり総取りするつもりである。



カヤカ:……せ、せちがらい!
チシャ猫:アプリの広告収入とか小遣い稼ぎが過ぎませんかねぇ。
秀史:しょーもな。
チシャ猫:言っちゃった!
紗綾:無敵パワーを発揮している一番たちが悪いパターンですね。
天美:後は実績をもとにアングラ界隈に実力を誇示しよう、ってところですかねえ。
カヤカ:ダークホース、ねぇ。
紗綾:何かつながったかもです。
GM:猫さんはもうわかってしまうのですが、超万馬券の『怪傑Pナッツ』には、複数のアカウントをつかって不自然に大金が賭けられている。
カヤカ:わっかりやっすぅ!!!
チシャ猫:「先越されたにゃん!!チシャも知っていればねぎざむらいに賭けたのに!」
天美:こらー!?……うーん、動く金が金だから、動機はともかく放置できないですねえ。
GM:そして、最後。10セントが今までの任務報酬として得た財産で、切り札として日本に持ち込んだものがあります。
天美:……例の剣、ですね。
GM:魔剣『ネグラ』。中東の地で発掘された剣で、持ち主の体を乗っ取り超人的な力を発揮させる魔力を持つとされます」
秀史:「爺さんと同類のやつか」
紗綾:『あんななまくらと一緒にするでない』
カヤカ:「叩き折ったらなんとかならんかね」ぐっぱーぐっぱー
GM:嘘か真か、悪霊(ジン)を坩堝に溶かして灰にして、それと鉄を交えて鍛え上げた刀身で出来ており、斬りつけた相手の精気を奪うと噂されます。
紗綾:『誰が悪霊じゃ誰が!』
チシャ猫:「自覚なかったのかにゃーん」
カヤカ:「人斬りの悪霊じゃなかったのか……?」
天美:ずっと疑問だったんだけど、おじいちゃんの声って我々も聞こえてるの?(笑)
GM:「素性がわかってしまえば、ある程度対策は立てられます。魔除けの護符をCCCで手配しますので、みなさんはまず目先の競技を勝ち抜いてください!」と藤村くん。……ゲーム的には、調査項目をクリアしたことにより怪傑Pナッツ、というか魔剣との戦いの際にボーナスを得られます。
カヤカ:やることは横やりぶっこんで勝ちを掻っ攫う!変わんないな!
GM:以上チシャさんのターンでした!!
チシャ猫:出番終了。あとは開放されたシステムを使ってアプリをハック、ポイントを盗んで無言で賭けを続行(カタカタカタカタ)。
紗綾:あかんやつだこれ(笑)。
秀史:「あー、十亀さん、もう特定したんでアクセス権お返ししますね」
GM:「わかりました」ではチシャさんがハックに勤しんでいると。
チシャ猫:「にゃにゃん?」
GM:いつの間にか電脳世界の四方を長大な壁に囲まれていることに気づく(笑)。
天美:亀さんマークの防壁が。
秀史:上空に巨大な黄金立方体が……(違う)
紗綾:シャドウランを彷彿とさせる演出だ。
GM:これぞ電脳エージェント『眠り亀』のスキル。自ら攻撃することはないが、決して何者も通すことのない鉄壁、『盤古の長城』である……。君は四方を迫りくる絶壁に囲まれ、脱出できぬまま身動きが取れなくなっていくのであった。
紗綾:ヤバイ級のハッカー!
GM:ということでチシャさんのハッキングが成功したかは別の物語となります(笑)。
チシャ猫:「ぐぐぐぐぐ、自宅のPCさえあればぁぁぁぁぁ!」(笑)
天美:猫さんは大分好き勝手しているように見えますけど、この世界はそれ以上のハッカーがたくさんいるって設定ですからねえ。
チシャ猫:基本素人相手で異能相手は避けてますからね。あと悪いことをしているように見えてそんなにしていないし、身バレも怖いですし。
天美:ハッカーに限らず、どっちを向いても上には上がいる……。



●第三競技(紗綾&カヤカ&天美)


GM:では競技のお時間です。参加組準備お願いしやす。
カヤカ:おーう。地獄に蹴り込まれてくるか……。
紗綾:食べれば良いんですよね!
天美:セコンドは任せてくださいね。


 会場入りする一同。またも会場は様相を変えている。
 今までのような奇異なギミックが無い代わりに、柔道の試合のように、会場が幾つかのエリアに区切られていた。



GM:「みんなー☆ ゆるキャラはだい好きかーい!?」(わざとらしく耳に手を当てて会場に向ける司会者)
秀史:「うおおおおー!」
紗綾:「どうしたんだーい?こえがちいさいぞー?」(笑)
秀史:「ゆるキャラ(が苦しむ姿)大好きー!」
GM:「殺せ!殺せ!殺せ――!!」
カヤカ:「えっ」
GM:「ねぎざむらいをひねりつぶせー!金を返せー!」
カヤカ:「えっ」(競技場までくるの初めて)
GM:配信時はすべてリアルタイムできれいな言葉に変換されているからねえ。
チシャ猫:(自室で)「わー、こっちだとマイルドー☆」
天美:「がんばってね、カヤ……じゃなくてせんべいまるくん。こういうアレだから……」
カヤカ:「あー、あー、やってやんよ!とりあえずあの司会の顔ぶんなぐっていい!?」
チシャ猫:「まーた始末書書きたいなら止めないにゃーん」
GM:「さあ、勝ち残ったゆるキャラも残りわずか!彼らの愛らしい姿をみなさん目にしっかりと焼き付けてくださいね!三回戦!ゆるキャラ二人羽織タッグマッチ!のスタートです!」


 一行が席につくと、会場の奥から何やら怪しげなものが運ばれてくる。


GM:「ゆるキャラの皆さんに食べてもらうのはこちら!MBSフードチェーン謹製、この覇褸吻弖(ぱるぷんて)担々麺です!」
天美:「今MBSって……」
カヤカ:「すげえ嫌な企業の名前が聞こえたなあ!」
GM:すると、『メガ盛りで赤色をベースにした七色に光りうごめく麺のような名状しがたい何か』が饗されるのでありました。
秀史:何やってんのMBSぅぅぅ!!!(笑)
紗綾:さばとさばと。
天美:中華街の事業はだいたいMBS絡みと考えておいたほうがいいですね。
GM:「今回はタッグVSタッグです!ゆるキャラさん達も時にはケンカもしちゃうぞっ!」
秀史:時には……?
天美:むしろ今までケンカしてない時があったかな……?
カヤカ:な、仲間内ではしてなかったはずだから!
GM:「第1試合ぃ~、『ねぎざむらい』&『せんべいまる』ぅ~、バーサス、『長久手の悪魔』&『東海の邪鬼』ィ~」!!!(大歓声)
カヤカ:「ゆるキャラの名前じゃねえっ!」
紗綾:「名前を失って闇落ちしたわけですね……」
GM:「邪鬼ー!!そいつをひねりつぶせ―!!」「キャー、モ○ゾー頑張っ……アバッ!」
カヤカ:ああ、誰かが権利関係の餌食(物理)に!(笑)
秀史:言霊縛りとは……高位の術者か(笑)。
GM:『我は虚ろなる魔……』『我は名無しの鬼………』『『左様、我らに名は要らぬ。只すべてのゆるキャラを殲滅する修羅也……』』
紗綾:「本当に闇落ちしている!?」
カヤカ:「ゆるキャラの台詞じゃねーんだけど!」
GM:悪魔と邪鬼は、粛々と肩車をして羽織をまとい、二人羽織の体勢になる。
チシャ猫:「でもやるのは二人羽織なのにゃ」
カヤカ:「コレただの二人羽織り早食い勝負だよな?」
天美:「今までだって……ってそうか、カヤカ君は映像通してしか見てなかったのね」
カヤカ:一応会場まで来たの初めてのはず(苦笑)。
紗綾:科学の力はすごいですぅ……。
GM:『涅槃への旅立ちの時だ』『案ずるな、落ちれば三途、抜ければ浄土。恐るるものは何もない……』……っということで、お二人は二人羽織体制になってください。
カヤカ:「ええいやるぞ紗……ねぎざむらい!なんか負けたら怖いし!」
紗綾:「がんばりましょう!」
チシャ猫:ねぇねぇ冷静に考えて、どうやってゆるキャラで二人羽織するの?腕延びないと無理じゃない?
GM:ヒント:マニピュレーター技能。
チシャ猫:伸ばすんだ……
紗綾:んじゃ、もそもそっと前になりますぅ。
カヤカ:後ろからくっつきます。うーん着ぐるみ。とても着ぐるみ。
GM:パイルダーオン!
秀史:「女の子に抱きつけて嬉しいだろ?」
カヤカ:「いや着ぐるみなんだけど」
紗綾:「担々麺なんて久しぶりですぅ、たのしみー」
GM:では、ねぎざむらいさんの口には太いホースが突っ込まれる。
秀史:おい!(笑)
カヤカ:ほーす。
天美:紗綾さんが不憫……!!
GM:ゆるキャラの口に麺と汁を流し込むと、ホースを経由して中の人の口にダイレクトに注ぎ込まれるという段取りですね。
秀史:肺活量で考えて、吸うのは無理だから機械で押し込まれるんだな……。
紗綾:色々ひどい(笑)。
GM:まあタピオカミルクティーみたいなもんです(爆笑)。
チシャ猫:物騒なタピオカミルクティーもあったものだにゃ。
秀史:ラーメンをストローで吸う光景は初めてだ……。」
カヤカ:こう、風情台無しって感じすごいな。
GM:「準備はよろしいですか?よろしいですね?……では!『ねぎざむらい』&『せんべいまる』VS『長久手の悪魔』&『東海の邪鬼』……開始めいッ!!」(カーン!)
秀史:「お お お お お お お お お」
チシャ猫:ド ド ド ド ド ド ド ド ド
カヤカ:やだ……。歓声が野太い……。


GM:では判定してまいりましょう。
天美:整理すると、食べさせ役が大変で、食べる側はひどいめに遭うだけっていうクエストですねこれ?
カヤカ:ひどい絵面だということだけしかわからない(笑)。
GM:まずは敵の攻撃!食べさせ役(カヤカくん)が防御するか、セコンド天美さんのダメージで潰すかを選択してください。
天美:ここはカヤカ君に任せて大丈夫でしょう。
カヤカ:近接なら十分、反応で行けるはずっ!
GM:『問おう。汝、その麺に箸をつける資格はありや……?』
紗綾:何でいちいちシブいの?(笑)
GM:『東海の邪鬼』のモサモサした体から、名状しがたき何かが槍のように伸びて君たちを貫く!(ころころ)17!
秀史:あれ体毛じゃなくて触手だったのかよ!(爆笑)
天美:この10年の間に何があったの、モ○ゾー(笑)。
チシャ猫:現在の姿を画像検索してみると結構衝撃なんだにゃ。
カヤカ:んじゃ反応で防御!
天美:でもちゃんと『心眼』使おうね(心配になってる)。
カヤカ:はーい(笑)。覚醒『心眼』で……(ころころ)24!成功!
天美:おみごと!
カヤカ:っし上々、奇怪に伸縮する冒涜的な槍のような何かを箸で叩き落す!
秀史:久々のカヤカ強キャラムーブ!
カヤカ:一般ゆるキャラに負けてられねーし!?……一般?(笑)
天美:着ぐるみの裾から蔓がっ! 蔓がっ!?
GM:『見事哉』『善哉』『『斯様なればこそ我等がが殲滅するに値する……!』』
天美:もう自然に帰ろう!?コ○モ星丸とかさい○ーマンが待っているわ!
GM:続いて、担々麺を正しくホースに流し込めるかの判定だ!
カヤカ:ホースに。
GM:マニピュレータ、13で判定どうぞ!
カヤカ:これエアーコンプレッサーの操作とかそういう……いや、考えるのはやめよう!これなら余裕……(ころころ)14!成功。
秀史:カヤカなのに珍しいな。
天美:ギリギリですけど(汗)。
カヤカ:(目逸らし)もう素でダイス振るの怖い!!
GM:では、麺と青梗菜と七色の肉と赤いスープがホースにどっぷどっぷ投入される。
秀史:激辛担々麵をキメるのです。
紗綾:いっただきまーす!(ぎゅおおおおおお)
GM:ごぽごぽごぽと音を立ててホースに吸い込まれる担々麺!!そして中の人の口に圧入だ!!
カヤカ:ホースで流し込まれる激辛って非人道的では?
チシャ猫:いまさらぁぁぁ!(笑)
GM:まずは無条件ダメージ10点。HPとSP、どちらで受けても良い。
紗綾:なんかこの担々麺痛いですー。HPを減らしました。
秀史:辛いとか苦いじゃなくて、痛い……?
天美:……ちょっと安心した。紗綾さんの普通なところが見れて。
GM:続いて1Dを振って、特殊効果を判定せよ!
紗綾:はーい。(ころころ)3!
GM:『なにか異様な活力がみなぎってくる』!HP20点回復!(一同爆笑)
天美:回復してんじゃないいいいぃぃぃ!(爆笑)
GM:(笑いすぎて手が止まっている)
天美:ちょっと、ちょっとまって!?前回のカヤカ君といい、なんでフォローしたそばから畳みかけてくるの!?
紗綾:あれ、けっこうおいしいです!(笑)
カヤカ:つまりどんどん流し込んでいいってことだな!?(爆笑)
秀史:「ダメージを与えて超回復させる。身体を強くする常套手段だな。流石MBSだ」
紗綾:これおいしいです!今度おとーさんにも作ってあげますー(笑)。
GM:観客「ゲヒャヒャヒャヒャ、おれは毎回ゆるキャラどもがあの担々麺を食って無表情のまま七転八倒するのを見るのが、三度の飯より楽しみなんだぜぇ~っ…………あれ?」(笑)
天美:紗綾さんの悪食ぶりを甘く見ていた……っ!!
紗綾:大おじいちゃんを振り回して元気をアピール!HPも全快ですぅ!(笑)
GM:「おおーっと、ねぎざむらい、激辛担々麺をどんどん飲み干してゆく!早速三分の一をクリアだ!!」「すげえええ!」「おい中に入ってるの本当に人間なんだろうな?」
カヤカ:「なんだ。結構ちゃんとした料理じゃないか。ったくビビらせやがって」
チシャ猫:「カヤカ横見るんだにゃーん」
カヤカ:「よっしゃどんどん行こうぜ!……ん?」
チシャ猫:「別チームだと、食べる役が流し込み役をぶん殴ってるにゃよ。あと悶絶して手足バタバタさせてるのもいるにゃーん」
秀史:「喉が灼けて喋れないのが大勢いるな」
GM:そのまま反転してトイレにダッシュするものもいるね。
カヤカ:「いや、この態勢だと首回せなくてな……」
天美:「知らぬが仏ってこのことですね……」
チシャ猫:「まぁ、気がついてないならいいにゃん」
天美:「ねえ、ちょっと、紗綾ちゃん!? 送り出しておいて今更言うのもアレなんだけど、普段どんな食事してるのっ!?」
紗綾:「え?普通のご飯食べてますよ?」
天美:「……普通の……基準が……ッ」(涙)
秀史:ファリス王女を髣髴とさせる味覚だ。
GM:一方、東海の邪鬼も一切動じることなく担々麺を食している。『これぞ煉獄……』『左様、我らの棲処に相応しい……』
チシャ猫:ねぇねぇ、Pナッツが剣に操られてるとしても、コレ食べるのかにゃあ?
秀史:剣の悪霊に味覚はないだろうし、依代に食わせるのではないか?
天美:でも二人一組が条件なんですよねえ。Pナッツが食べさせる役で妨害を排除するにしても、食べる役が一般人では耐えられないかも……。


GM:ってことで、第二ラウンドだ!!
カヤカ:「どんどん行こうぜ!ねぎざむらいがオイシイって言ってるからヨシ!」
GM:まずは妨害!『ゆるキャラ道の修羅を目指す者よ』『汝、己が魂で名を刻むか?』…『長久手の悪魔』の体が膨れ上がると、鱗の生えた涜神的な尻尾が躍り出る!(笑)
カヤカ:ねぇこれ中の人いるの?(笑)
チシャ猫:正確に言うと人なの?っていう。
秀史:きっと尻尾の生えた人なんだろう(投げやり)。
天美:着ぐるみのギミックと思いましょう。
カヤカ:「最近の着ぐるみってすごいんだな!」
GM:ここから本気を出す!尻尾が妖しくうねる。フラクタルめいた軌道は予測が困難だ!(ころころ)31!
カヤカ:んん゛ッ!?高いな!
天美:防御するか、攻撃で潰すか。もしくは妨害は甘んじて受けて、マニピュの判定でなんとかするという手もありますね。
チシャ猫:いずれにせよ、いいね!が増えるから、ダイスは振るべきですね。
天美:セコンドからダメージ出すと、難しいうえにいいね!が減るんですよね。
チシャ猫:残念ながら『アドヴァイス』は使えないにゃね。
カヤカ:とりあえず振ってから考えるよ。『心眼』使って(ころころ)28!
秀史:やるやん。
天美:なんか行けそう!
カヤカ:……LP使うぞー!(ころころ)ぴったり33!
天美:「大丈夫、避けきれなくても技術でカバーでき……あら?」(笑)
GM:物理法則を無視したような奇っ怪な軌道を描いて迫りくる尻尾を、君の『心眼』は適切に見切り、叩き落とした!!
秀史:(拍手)
チシャ猫:ねぇこれ本当にカヤカ?中の人いつもの人?(笑)
カヤカ:疑うの酷くない!?
秀史:こんなの俺の知ってるカヤカじゃない!(一同笑)
チシャ猫:「にゃっはっはーやっぱカヤカは着ぐるみ着てると輝くんだにゃー。ずっと着ぐるみ着て仕事したほうが良くない?」
天美:「そういえばオオカミケン太役してるときも大活躍だった……わね?」
カヤカ:「絶対やだ」
天美:そしていいね!が304になりました!
GM:おっと、ではここでサブイベント。「おおおおおおお!」「やるじゃねえか、あの犬!!」歓声どよめくなか、客席から男が立ち上がる!「オー!あのDOGトテモクールね!ぜひウチのスタジオで映画化サセテクダサーイ!!」
カヤカ:なんか来たーッ!?
GM:ということで、『スピンオフ』。君たちを主役にしたショートムービーが、後日ネット配信でマニア向けに好評を博するのであった。追加報酬+2!
カヤカ:そのままマニピュ行くぞーっ!(ころころ)16、成功!!
GM:君は残りのネギ、ゴマ、汁をどんどんとホースに流し込んでいく!!加圧された混合物が紗綾さんの胃袋にダイレクト・イン!!
紗綾:いっただきまーす!
GM:まずはダメージ10点。
紗綾:HPで受けます。追加効果~(ころころ)4!
GM:『汗が止まらない!ファスナーを全開だ!』露出+2。
天美:さすがにそううまくはいかないか(笑)
カヤカ:マトモな反応だ(笑)。
紗綾:おいしいけど暑いですぅー!
チシャ猫:まずいとか、食べられないとかは一言も言ってない(笑)。
カヤカ:ここまで辛いとも言ってない(笑)。
GM:胃腸が活発になったからか、猛烈な発汗を催す。カヤカくんか天美さん、チャックを下ろしてあげてください。
天美:はーい。何もしないのもアレだから、セコンド席で休憩してる間にいっぱい風を送り込んであげよう。
GM:チャックを下ろすと、間欠泉めいた蒸気が噴出するのであった。ぶしゅうううう!
カヤカ:ロボットアニメで見たことあるやつだ!
天美:換気換気!氷をどばー!
チシャ猫:「あの担々麺みたいな何かを食べたらどうなるか、正直考えたくもないにゃ」
紗綾:む、7点になってしまったので露出判定……(ころころ)『知らんぷり』。あなたの行為に気を止める人はほとんどいなかった。知らぬ存ぜぬで通してしまえ!ペナルティなし。
一同:なんという強ダイス……!
紗綾:排気の湯気に隠れて何も見えなかったんですね。
GM:そうそう、皆さんいいね!報酬で、露出判定を一回無効化できる権利を持っていることもお忘れなく。
カヤカ:最後の最後で使う感じでー。
天美:どうせ後半大量にリソース消費しそうですしね。
GM:「おおっと!ねぎざむらいの快進撃が止まらない!!食べる!食べる!その腹の中はクラインの壺かー!?」
天美:戻ってる戻ってる!
紗綾:クラインの壺じゃぐるぐる回ってしまいますう。


GM:そして運命の第三ラウンド!
カヤカ:相手の攻撃手段が楽しみになってきたわけなんだが。
GM:『そうか』『そうだな』『得たり』『然り』
カヤカ:なんかカッコいいこと言い始めたんだけど?
秀史:何故に夢枕獏文体。
天美:なんだか私もう疲れちゃった……色んな意味で……。
GM:『此処に』『我ら』『永き旅路の終尾を見る』
紗綾:何やら向こうは悟っているようです。
GM:『阿』『吽』『我ら』『否』『『我、総身の力以て汝を討ち果たす……!』』
紗綾:台詞だけ聞くととても激辛ラーメン対決をしているとは思えない。
カヤカ:ゆるキャラってところも既にどっか行ってるんだよなあ……。
チシャ猫:正直ルールってなに?
GM:黄緑の『長久手の悪魔』と緑の『東海の邪鬼』が融合し、玉虫を思わせる怪しい輝きを纏う極彩色のなにかに変じる。
天美:!?一体化したんだけど……。
カヤカ:融合。
秀史:悪魔と邪鬼が合体したから悪鬼かな……。
GM:その全身から、無数の目を持った触手が飛び出す!MYAAAAAAAAAAAAAAAA!!
天美:ぐろい(笑)。
GM:カヤカに妨害だ!(ころころ)あ、しょぼい16。
チシャ猫:融合うまく言ってないみたいね(笑)。
GM:ダイスは増えてるのですが。やはり固定値が正義だったか。
カヤカ:『心眼』使って反応で防御!4D6+11で(ころころ)……!
一同:(沈黙)
カヤカ:……うん?
天美:この子は……!この子は……!!!
チシャ猫:1Dで4回連続クリティカルして29出てる(一同爆笑)。
秀史:この主人公力よ。
チシャ猫:カヤカ死ぬかも。この回で(笑)。
GM:どうなってるのこれ。
カヤカ:お、おれが聞きたいよ!?(大爆笑)合計47で完全にクリア!
天美:もうずっとお腹かかえっぱなしだよっ!?
カヤカ:自己最高記録に並んだかも(爆笑)。
紗綾:『蝋燭の炎は消える一瞬前にこそ激しく燃え盛るというしのぅ。カヤカよ、思い残すことはないか?』
カヤカ:「勝手に殺すなッ!?」
GM:見ているだけで魂が汚れるような冒涜的な嵐めいた攻撃を、君はことごとく箸で叩き落とす!捌く!いなす!居垣カヤカの技量は今、ここに極点を得た……!!
カヤカ:「融合して狙いが雑になってんなあっ!さっきのデカいの一点突破より、よっぽどおれと相性がいい!」べしべしっ!
GM:『『有り得ぬ』』『『我が混沌が弾かれるのではなく』』『『見切られるなど』』
カヤカ:続いてマニピュいきまーす。なんだこれ。なんだこれ……。(ころころ)13。
チシャ猫:あっぶね。
カヤカ:なんでこっちはギリギリやねん!(笑)
秀史:オチをつけるな(笑)。
天美:おかえり(笑)。
GM:超人的な動きの反動であわやバランスを崩しそうになりながらも、君は丼の中身をすべてホースに流し込んだ!!!
紗綾:では私の番ですね!またまた頂きまーす。
GM:HPを10点減らして、最後の判定どうぞ!
紗綾:(ころころ)3!(一同爆笑)
GM:『なにか異様な活力がみなぎってくる!20点回復!』(一同爆笑)
チシャ猫:やっぱり回復ぅぅ(爆笑)。
天美:回復してるううううう!
カヤカ:激辛担々麺とはいったい……?
秀史:マジか……。
紗綾:HP全快になりましたっ!(笑)
カヤカ:おれのSPとLP以外損害がなかった(笑)。
GM:では、君はごっごっごっごっ、と飲み干し………完☆飲!
秀史:おおおおー。
カヤカ:まくったわー完璧にまくったわー。
GM:高らかに掲げられた丼の底に浮き上がった『完食してくれてありがとう(はぁと)』の文言が、巨大スクリーンに映し出される!!
紗綾:ごちそーさまでしたっ!
GM:「うわあーっ」「あの担々麺を食い切りやがった!!」「まじかーッ!」「おい、見てるやつが失神しちまったぞ!」「担架回せ、担架ーッ!!」
天美:「なんか……心配したり警戒したりしてる自分が馬鹿なんじゃないかって気持ちになってきた……」
チシャ猫:「天美さんは頭を痛めるお母さん役にゃよ」
カヤカ:多分普通にやったなら最後のメッセージが最高にイラっとくるんだろうけど……今回はなあ(笑)。
紗綾:「こちらこそおいしいものをありがとう。また食べたいですぅ」
GM:欲と銭にまみれた観客たちも、この一瞬だけは、ただ純粋に感動に打たれて君に拍手を送るのであった……。(パチパチパチパチ)
天美:「なんで観てただけの私の方が胃が痛くなってるの?」
チシャ猫:「頭じゃなくて胃だったにゃん」
GM:『見事』『見事也』『『ゆるキャラとしての』』『使命』『任免』」『『ここに果たされり』』
秀史:そういえばこれ、ゆるキャラグランプリでしたね。
GM:『征け』『征くがいい』『『我らの意志を継ぎし新たなるゆるキャラよ……!』』
紗綾:だから何でいちいちカッコいいんですか。
カヤカ:え、じゃあ二人(?)とこぶし(?)を突き合わせて出ていこう。
GM:君と拳を突き合わすと、『長久手の悪魔』と、『東海の邪鬼:は、さらさらと砂のようにこぼれ、会場の中に崩れ、消えていった……。
チシャ猫:消えとるぅぅぅ!
紗綾:えーと、どっから突っ込めば良いのでしょうか。
カヤカ:何だったんだろうなあ(笑)。
天美:もう私疲れちゃった……次のR控室で寝てていい?(笑)
GM:あ、天美さん、副動作でペナルティなしで治療とかしてもいいっすよ。
天美:嬉しいけどいいね!が減るならパス(笑)。
GM:ペナルティなしでいいよ。
天美:じゃあお言葉に甘えて自分に1回だけ『応急処置』。『ウィッチメディスン』]と傷薬で(ころころ)31点回復、人並みになりました。本当にいいんです?
GM:……天美さんがカメラを気にする必要はなかった。なぜなら今、君たちの激闘とはまた別のベクトルで、衆目を惹きつけてやまないゆるキャラがいるからだ……!
カヤカ:まさか、そいつは!
GM:『おおっと、怪傑Pナッツ、突如持っていた剣で、パートナーの胸を貫いた!』
カヤカ:……なんて?
紗綾:あらら?
秀史:きゃー人殺しー!
GM:『そしてパートナーに肩車で乗っかり、二人羽織で……パートナーに担々麺を流し込む、流し込む、流し込む!!……怪傑Pナッツ、勝ち抜きです!!』
天美:えー!!?
カヤカ:なる、ほど……?
GM:「ちょ、あれヤベエんじゃねえのか?」「いや、生きてるようだぞ……?」
天美:相方の口にビニール袋とか取り付けておいて、体内に入らないようにしている?
紗綾:え?おいしかったですよ?担々麺。
GM:怪傑Pナッツがさっと手を挙げると、胸を刺された相棒らしきゆるキャラがずるりと立ち上がり、異常に痙攣しながら、ふらふらと歩いて会場を後にし……場外に出た途端にばたりと倒れる。
秀史:パートナーを操って生贄にしやがった!
天美:これはひどい。剣の力で無理矢理動かして立たせてたってことですよね?
GM:……カメラの衆目を十分に集めたところで怪傑Pナッツはすらりと剣を抜き放つ。
紗綾:むっ、大おじいちゃんの準備しておきます!
GM:彼は担々麺の丼を宙に投げると居合で一閃!破片は凄まじい勢いで、ねぎざむらいに飛来する!!
天美:「紗綾ちゃん、危ないっ……!」
カヤカ:とっさに庇う態勢に入るけど、着ぐるみなので出遅れます。
紗綾:『ひゃははは、すべて撃ち落としてくれるわい!』破片をすべて斬り捨てます!
天美:破片の破片が観客やスタッフに向かわないように『盾』を飛ばしましょう。
GM:……と、さーやさんの足元に、ひとつの破片が転がる。
紗綾:なんでしょう?
GM:『完食してくれてありがとう(はぁと)』の、ちょうどハートマーク部分で真っ二つに割られた破片だ。
紗綾:これは、告白?
GM:彼は刀の切っ先で、君の胸元をちょいちょいと指し示す。
紗綾:『次は君のハートを斬っちゃうぞ!(はぁと)』
GM:いえす(はぁと)。
紗綾:『紗綾よ、奴からのラブコールじゃ、懇切丁寧に切り刻んでやれい!』……妖刀のお眼鏡に適ったという事なのでしょうが、一体今回の何が彼の琴線に触れたのでしょう?(笑)
カヤカ:なんなんだろうなー(棒)。
チシャ猫:最初からおじいちゃんを敵視してたにゃ。
GM:『これにて、三回戦終了となります!!次回はいよいよ決勝戦!優勝は誰の手に渡るのか。も・ち・ろ・ん、チャンネルはそのまま!」
カヤカ:どうやって決着つけるのかまったく想像つかねえ!
GM:『FORESTV!』テロップが出て、次回に続くっ!



GM:今回消耗させるはずが、まさか回復されるとは(苦笑)。
チシャ猫:紗綾さんの鉄の胃袋と、カヤカのダイス爆発がすごかったにゃー。
天美:ダイスの神は恐ろしい……。
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|コメント(-) |トラックバック(-) | 2020年01月17日 (金)21時56分

人災派遣TRPGリプレイ『かがやけ!ゆるキャラの星』 03


●第2ラウンド



GM:ということで、イニシア降ってもらいましょう。
一同:はーい。

 結果、天美、カヤカ、チシャ猫、紗綾、秀史の順となった。

GM:セカンドになってから如実にイニシアが下がったなあ。
天美:イニシア値上げる手段が結構限られてるんですよね~。
カヤカ:その分、イニシア弄れるスキルは使い勝手よくなってますね。
GM:では、配置を決めてください。現在、調査項目は2つ。それからもちろん、競技二回戦への参加だ。
カヤカ:おれは気楽な調査に回るから頑張ってな!
秀史:調査は「兄とやらについて」と「賭けに参加」か。やはり参加したほうがいいものか。
天美:「参加することで何か情報が得られるかもしれませんね」
チシャ猫:「賭けはチシャいくにゃ」
天美:紗綾さんがねぎざむらい、今回は私がせんべいまる。あと一人、競技のサポートに回すか、調査に回るか、ですね……。


 相談の結果、
  紗綾と天美が競技。秀史が「兄」を調査、チシャ猫が賭けに参加。
  万能型のカヤカが行動順を遅らせ、最後尾でどちらかをアシストする
 こととなった。



map5-2.png



天美:では配置コストを支払って……と、競技参加なら0でしたね。
チシャ猫:観客席は1D6-3ってなってるけど。
GM:後述しますが、賭けによって参加費が変動します。うまく行けば逆に儲かるかも。
チシャ猫:(ころころ)わあい、-2。
GM:おおっと。チシャさんは運よくAPが回復しました。
天美:えっ、回復もあるの?
GM:ギャンブルに勝ったという演出ですね。どんなギャンブルをやったかについては、手番のタイミングで!

●ファストフェイズ

GM:ファストフェイズ、何かありますか?
カヤカ:今回は高速移動の必要もないから、特にないなあ。できる人は『後退』選択で。
GM:はーい。

●カヤカのターン(先送り)


GM:まずは調査メンバーのターン。初手はカヤカくん、なのですが。
カヤカ:いったん手番を空けて、何か次のイベントが発生した時にすぐにかけつけられる、というポジションを取りました。ホテル内をうろうろしてる感じです。
GM:はーい、ではホテルのソファに座ってみたり、バーの入口のメニューを眺めたりしていてください。
カヤカ:「このソファふっかふか……!」「グラスビール1300円!?マジかよ!」(笑)
天美:「ダメよ、カヤカ君。未成年なんだから」
カヤカ:「仕事中に公の場で飲むつもりはないカナー」
秀史:「なに、任務上、年齢誤魔化してでも飲まなければならない時もある」
天美:「もぉ……。みんな都合よくルールを破ることばっかりうまくなって」
紗綾:「お酒はダメなんですぅ」


●チシャ猫のターン


GM:次はチシャさんのターン。賭けについて調査すべく、君は観客席に潜り込むのであった。
カヤカ:潜入する着ぐるみ……。
GM:ちなみに、会場には普通のお客さんの他にも、ゆるキャラのコスプレをしてる女子とか、偽くま○ンみたいな被り物をつけているお祭り好きも多数参加しているので、君の格好はそれほど目立っているわけでもない。
カヤカ:野良着ぐるみがいてもおかしくはないわけだ。
チシャ猫:「にゃー、アイデンティティがー!」(笑)
GM:「んー?あんなゆるキャラいたかなあ?」「知らね。よっぽどマイナーなのか?」
チシャ猫:「チシャだにゃ。アングラだにゃ。あ、ドリンクとかはいらないにゃー」……などと、寄ってくる売り子さんをあっさり断りつつ、賭けの受付を探すにゃ。
GM:君は大会規約をチェックする。しかしそこには、はっきりと「賭博行為は禁止」と明記されているね。もちろん、賭け事の受付場なんてどこにもない。
チシャ猫:ふんふんふーん。そうにゃねそうにゃねー。
GM:では賭け事についての調査判定お願いします!
チシャ猫:ファンブル以外は自動成功……(ころころ)29、あぶな!
天美:ダイス目が1、2、2でちょっと怪しかった(笑)。
カヤカ:なんでそういう時に限って危ねーんだよ!(笑)
チシャ猫:ちょっとギャンブルに熱くなって焦ったにゃ。
秀史:(笑)。
GM:では、会場に入ってすぐに気がついた。賭けをやっていると思しき観客達は一様に、スマホで何かのアプリを夢中でいじくり回しているようだね。
天美:んん?専用アプリが配られてるのか、出回っているのか。
紗綾:アングラアプリ?
チシャ猫:意外と公式かもにゃ?(笑)
カヤカ:公式提供の非公認アプリ……。
紗綾:アプリで勝つとカードが貰えて、ホテルの外で買い取ってもらえたり(笑)。
秀史:きっと賭けの報酬をボールペン〇〇円分でくれるんですよ。
チシャ猫:では、1回戦で負けて熱くなってそうなお客を見つけて話しかけます。「ねぇねぇ、オニーサンちょっといい?」
GM:「ちっくしょー!山形キメラのヤロー負けちまいやがった!!……あん、なんだよ、うわっ、ネコ!……か?」
チシャ猫:「チシャだにゃー。オニーサン何やってるんだにゃー?」
GM:「お、おう、あんた選手、じゃねえな。名前ねえし」(スマホをチェック)
チシャ猫:「チシャはチシャだにゃー」
GM:「……ま、まさか運営かよ!」慌ててスマホをオフにして、後ろ手に隠す。
天美:ん?一応取り締まってはいるのかな?
紗綾:建前上非公式?
チシャ猫:正直ボクが簡単に見つけれるなら運営も気がついてると思うんだにゃー。噂になってるし。
秀史:気づいていて黙認しているのか。
チシャ猫:「ね、それ何?チシャもギャンブルしたいんだけど」
GM:「ン?ああ、なんだ。あんたもイケる口か」男は露骨に安堵した表情でスマホをオンにする。「へへ、了解了解。ほれ、紹介コードを発行してやるから、これでアクセスしろよ」画面にQRコードを表示。
チシャ猫:「んんー?もしかして、紹介コードで登録すると、オニーサンにいい事ありそうだにゃ?だにゃ?」
GM:「おう!一人紹介すると一回タダでエントリーできるんだよ。助かったぜ、これで二回戦も楽しめるってもんさ」
紗綾:招待でどんどん会員を増やす方式ですか。
カヤカ:ああ、マルチ的な何か。
秀史:ネズミ講だ……。
紗綾:ネズミ講に手を出す猫の図。
カヤカ:ギャンブル狂いの着ぐるみ猫って相当やべー絵面じゃねーか…?
チシャ猫:うーん、チョロすぎる。簡単にバラすのはどうかと思う……。
カヤカ:こんだけ簡単に参加できるくらい土壌ができてるってコトなのかな?
チシャ猫:そもそも携帯アプリで参加なのに、ホテルのWifi経由必須とか、もうやってる人バレバレのバレでしょ。
天美:そういえばそうでした。
チシャ猫:アングラだから運営に苦情は来ないし、参加者のつまむ部分の割合が多くても文句は出ないし、いいことづくめだにゃー。
カヤカ:やっぱ公認じゃねえか?
天美:公認はしてないけど、運営はしてるパターン?
チシャ猫:「なるほどなんだにゃー、オニーサンありがとねー」
GM:「おう!あんたも楽しみなよ!」男はさっきまでのイライラは嘘のように、飲み物を受け取って人混みに消えていった。
チシャ猫:「結構あっさりだったんだにゃー」
GM:君が周りを見ると、他にも何人も同じアプリを立ち上げている人間がいる。
チシャ猫:ウイルスチェックして、アプリを起動してみるにゃ。


 チシャ猫がアプリを起動すると、そこにはゆるキャラたちの写真が掲載されていた。
 競技前に誰に賭けるかを決めて、クレジットカードで課金し、勝つと口座に金が返ってくる、というもののようだ。



カヤカ:きっとタイトル画面はファンシーなゆるキャラ大集合なんだろうなあ。
チシャ猫:「クレジットカードかぁ。履歴が残るのはいやにゃね」
GM:おっと、プリペイドにも対応しているよ。
チシャ猫:良かった良かった。
紗綾:至れり尽くせりじゃな。
GM:君はざざっとチェックする。作り自体はシンプルなものだが、データ送信元のサーバーをたどるのはかなり難しいようだ。
チシャ猫:「ちぇ、セキュリティはしっかりしてるにゃね。これハックするなら自宅のマシンいるわぁ」
GM:おりしも今、一回戦の後半戦の真っ最中。君たちが勝ち残った硫酸落下ゲームについて、熱い賭けが行われている。
チシャ猫:硫酸落下ゲーム?
GM:間違えた。「ゆるキャラマッスルクイズ」です!!!(一同爆笑)
チシャ猫:(爆笑)
GM:「ゆるキャラマッスルクイズ」ですから!!!
カヤカ:……やっぱりあの下やべーんじゃねーか!?
紗綾:いろいろヤベーイ状況というのはよくわかりますぅ。
GM:ということで、スマホが鳴る。『次のゲームにエントリーしますか?』
チシャ猫:「当然だにゃー」
GM:タップすると、これからクイズゲームに挑むゆるキャラの写真とオッズ(掛け率)がずらりと表示されるね。
チシャ猫:お小遣い稼ぎの仕事でもらったWEBマネーの1つから入金。
GM:君にはいずれも馴染みはないが、過去の大会の成績などによって掛け率が決まっているのだろう。
秀史:今までの戦績もあるくらい前からやってるんですねぇ。摘発もされずに。
天美:豪華客船の船上とかなら、公海上でやれば問題ないのにね!
チシャ猫:3AP消費してトライ。経費でギャンブルとか夢の響きだにゃー!
紗綾:領収書はどうやって切るんでしょうね(笑)。
チシャ猫:本当だよ!(笑)
GM:……では、君は初回それっぽい候補に適当に賭ける。……残念ながら負けてしまった(参加料-3AP)。
カヤカ:それっぽい候補、たぶんキメラ系なんだろうな……。
チシャ猫:「ぐぁぁぁ、何やってるんだ!LOVEキゥイみかん犬!!!!蹴落とせやぁぁぁぁ!!!!」
天美:キメラゆるキャラを創造しない!!
チシャ猫:「殺せ殺せぇぇぇぇ!あ゛、あ゛ー!何落ちてんだてめぇ!!!根性なしがー!!!」
秀史:「おい、素がでてるぞ」
GM:そして、もうちょっとやってみると、今度は勝った(このエリアに参加した際の+2AP)。
紗綾:決済名は偽名になってそうですぅ。
GM:ちなみに、課金も返金も至極スムーズであった。アプリとしても過不足なくよくできているなあ、と君は思ったのであった。
チシャ猫:「え、なに?スムーズ?なに?今それどころじゃないんですけど!」
紗綾:ドはまりしている(爆笑)。
GM:周りの観客も酒が入ってヒートアップして、もう賭けてるのを隠すつもりはないようだ。君と同じようにヤジを飛ばして、めちゃくちゃ盛り上がっている。
天美:うーむ、どういうノリで参加すればいいのか今一つ掴み切れてません(苦笑)。
チシャ猫:完全におじさんの守備範囲ですしね。
GM:「くそ、さっき怪傑Pナッツに賭けときゃよー!」「あんなんわかるか!万年最下位の大穴じゃねえか!」などなど。
チシャ猫:「ふぅ、まぁ経費だしいっかにゃー。(クールダウン)とりあえず、チームの皆に紹介して登録してもらお」
天美:「いいのかなぁ」
カヤカ:「えっ……やだ……」(笑)
GM:以上、調査でした。これにより次の項目『アプリの運営者』が開示されました。
チシャ猫:「紹介ポイントを全部ねぎざむらいに注ぎ込まねば!」
GM:ちなみに君たち「ねぎざむらい」と「せんべいまる」は弱小無名ゆるキャラだったので、大穴扱いとなっている。二回戦は君たちにも掛けが集中するかもだよ。
チシャ猫:あああああああ!乗り遅れたァァァァァ!!!!
GM:一回戦、二回戦 と賭けていくルールとは別に、開催前に優勝ゆるキャラを当てる一発ギャンブルももちろんある。これが一番、倍率が高い。1,000倍とか10,000倍とかもあり得る。
チシャ猫:じゃぁそれに注ぎ込もう。
秀史:一回戦始まる時点で締め切ってるだろ。
天美:正論(笑)。
チシャ猫:…………おうちかえります。


●秀史のターン


GM:次は二サン。
秀史:了解。早速、小見川実之なる人物を調べることにしよう。
天美:怪傑Pナッツが所属している、落花生店の跡継ぎになるはずだった男ですね。
秀史:イントルーダーばっかりなのも芸がないので、アウトサイダーで調べます。アドヴァイスお願いできますか?
チシャ猫:それが、『競技場から自室には干渉不可』って書いてあるんだにゃあ。アンビリカブルケーブルを自室から会場まで伸ばさないと(笑)。
秀史:あ、そうでした。了解です、ここはLPでごり押そう。
GM:チシャ猫さんなら技術的にはやってやれないこともないかも知れないが、君たちはギリギリな情報のやり取りを、ホテルのWiFiの履歴に残すのは危険と判断した。
秀史:(ころころ)14、LPで振り足して(ころころ)18!
一同:おおー!!
天美:1点でぴったり通しますねえ!すごい!
GM:君はスマホで外部に連絡を取り、独自の情報網を使って調査する。ニンジャ独特の符丁を使って単語や用語を置き換えてのやり取りであり、音声記録やメールも、事情を知らない者にはただの日常会話としか思えない。
チシャ猫:酷い!チシャというものがありながら!!!
紗綾:まさかの浮気が発覚。
秀史:セカンドオピニオンは大事。
カヤカ:……おれも外部にツテもっとこうかなあ。
GM:やがて、君が懇意にしている情報屋から連絡が入る。「シタナガか。例の男の件、わかったぞ」……実際の単語は、符丁で当たり障りのない言葉に置き換えられています。
秀史:「助かる。情報料は後で送金しておく」
GM:「小見川 実之。『小見川落花生店』の店主として、最近まで活動していた男だ」
カヤカ:最近まで?
GM:「一応伏せられてはいるが、傾きかけた店を救うために、怪傑Pナッツのぬいぐるみに入って参加していたのは彼で間違いない」
秀史:「ほう。あの動きは明らかに殺し方と壊し方を知っている動きだったが」
GM:「頭は良いが、どうにも運動はからきし。とにかく真面目だが要領の悪い男、という評判だそうだ」
天美:やっぱりあの剣がカギかな……?
紗綾:修行もしないで強くなれることはないですぅ。
GM:「ここ最近、彼の姿が見えなくなっている。そして、その少し前から、何やら怪しい連中とつるみ始めたという噂だ。……なんか和菓子屋には不釣り合いな「コンサルタント」って名乗る連中が出入りしていたって話だぜ」
秀史:「コンサルタント……?」
天美:「私、その単語には嫌な印象しかないですね」
チシャ猫:「ち、チシャは噛んでないにゃよ!?」
秀史:「コンサルタントなんて資格がなくても名乗れるからな」
天美:「素人を能力者に開発しては使い潰す。そういう連中に心当たりがないわけじゃないので……」
GM:ということで、『怪しいビジネスパートナー』が調査可能となりました。
紗綾:『アプリの運営者』『怪しいビジネスパートナー』……どっちもきな臭くなってきました。
GM:待機しているカヤカくんは二回戦終了後、このどっちかに挑戦しても良い。
カヤカ:了解。ま、使える職能的に『ビジネスパートナー』の方しかないよな。



●第ニ競技(紗綾&天美)


GM:さあ次は二回戦!がんばってかわいいモーションでいいね!を稼ごう!!
天美:なんだろうか、この妙に徒労感を煽るコピー。
カヤカ:この大会にKawaiiムーブって必要なのか?
チシャ猫:そもそも前回、かわいいモーションなんてありました、か……?
カヤカ:巣に水を流し込まれて溺れる足を必死に動かすアリをかわいいと表現するなら?
天美:視聴者側も完全に無様に足掻く社会の底辺を嘲笑う感覚ですからねえ。
GM:『ピン ポン パン ポン まもなく二回戦が開始となります。選手の皆様は会場に集合してください』
秀史:「頑張ってこーい」
天美:「はぁ。まぁ、やるからには勝ちに行きますけどね」
紗綾:頑張りましょう!


 『FORESTV』のロゴが会場に浮かび上がる。
 再び入場するゆるキャラ達。数は大幅に減っているが、その分生き残った者たちのオーラは段違いとなっており、もはや鬼気迫るものがある。



GM:「さあやってきました二回戦!過酷な一回戦を勝ち抜いた愛らしいゆるキャラたちの入場だッ!!」
天美:なんだかなぁ(笑)。
GM:ド  ド  ド  ド  ド  ド  ド  「オオオーッ! 殺せーッ!」「よくも俺を破産させやがって!死んじまえー!!」「キャー!勝って!勝ち残ってー!!」
紗綾:『ほほう、良い歓声じゃ!』
GM:「ファンの皆様の熱い歓声に迎えられて、選手たちのエントリーだ!!」
秀史:熱い……?
カヤカ:ゆるキャラ #とは
GM:チシャさんは当然観客席にいるので、観戦できます。
チシャ猫:「殺れぇ!ねぎざむらい!全部叩き切るんだー!」
紗綾:『おおう!任されよッ!』
カヤカ:賭けてるわこいつ。
GM:『二回戦!ゆるキャラグルメトライアスロン!! その会場を紹介するぜ!』
天美:猛烈に嫌な予感がします。
紗綾:『なーに、全て斬り伏せれば問題なしじゃ!』
チシャ猫:「そうだそうだー!」
紗綾:「うう、猫さんが壊れてしまったですぅ」
カヤカ:で、本当の二回戦のタイトルはなんなんだ?(笑)


 会場についた一同。すると一回戦の名残はまた綺麗サッパリ拭い去られ、先ほどとは一転して、長大なサーキットが設置されているのであった。


紗綾:サーキット……。
チシャ猫:しかも長大な(笑)。
秀史:このホテルってサーキット置けるのか……。
チシャ猫:多分有名人が何億もかける結婚式とか出来るんでしょうね。
天美:ぬぅ、あれぞまさしく中国拳法で言うところの殺暉兜(さーきっと)……!とか言ってしまいたくなる(笑)。
GM:そこには、これまたユーモラスなマスコットキャラ、ただし人型ではなく動物系のそれがいくつも配置されてるのであった。
紗綾:『アレを切り伏せながら進むのか』
チシャ猫:納得が早い。
GM:「みなさんには、サーキット場に配置された動物さん達を追いかけてゲットしていただきます!!」
カヤカ:あ、リアルミニ四駆じゃないんだ。
秀史:着ぐるみ、ゲットだぜ!!!
紗綾:殺ってしまってもかまわんのか?
天美:まあ、私がつかまえる担当じゃないとダメですよね、これ。
GM:「そして、調理担当の皆様は、こちらにどうぞ!」というと、ねぎざむらいの乗っていた床がウイーンとせり上がるのであった。
カヤカ:調理担当……。
GM:「調理担当の皆様は、この二階のステージで腕をふるっていただきます!追跡担当の方がサーキットを走って、動物さんをつかまえる!つかまえた動物を二階席に運び!それを調理担当が調理します!料理を作れば、ミッションクリアです!」
秀史:「……捕まえた着ぐるみに応じた食材をもらえるのか?」
チシャ猫:「着ぐるみの中に動物はいってたら面白いにゃー」
天美:ん?配置されてるのはマスコットキャラ、ですよね?
GM:よく見ると、動物型マスコットさんの皮の下には、最新のドローンや四足歩行ロボットのフレームが見える。
カヤカ:わぁ無駄に豪華!
GM:それをぶっ壊すと、中の食材が出てくるという構造のようだ。
チシャ猫:「なーんだ機械かー」
カヤカ:「てっきりマスコットの動物を捌くのかと思ったぜ」
GM:ということで、走って捕まえるのが追跡担当(判定)、捕まえた食材を調理担当がぶったぎる(ダメージ)となります。
天美:多分適材適所なんですよね、これ。さーやさん料理自体は苦手じゃないと思うんで。……素材選びが貧乏に寄り過ぎちゃうだけで。
カヤカ:ああー。
秀史:わかる。
チシャ猫:調理 #とは
GM:むしろ調理スキルはかなりあるのに牛肉とか料理したことないって感じ?
紗綾:「牛肉!あの伝説の食材!イノシシとか鹿なら修行中に食べたんですけど、牛さんは切り伏せようとしたら怒られました!」
天美:だからむしろここは斬りに出たがるおじいちゃんを私が制して、追跡担当にならなくちゃ!
GM:「さあ、追跡担当の皆さんはスタートラインについてください!」
紗綾:『腕が鳴るわい!」
天美:「ままま待って、紗綾さん!じゃなくておじいさん! ここは私が出ますから! 華麗な刀捌きは檀上で!!」
紗綾:『むぅ、おぬしが言うのなら仕方が無い、食材、とくと斬り落として見せようぞ!からくり仕掛けを斬っても面白くないしの!』
天美:(ほっ)任せておじいさん、刀捌きが一番映える最高の食材を採ってきますからね!」
紗綾:『やはり、命と命のやりとりがあってこその戦場よ!』
天美:「料理もある意味命のやり取りと言えなくもないけどね」
カヤカ:もっと直接的なのやりそうで怖いんだけどこの大会。
GM:「なお、二回戦から選手同士のインターセプトもありとなります!ライバルをどんどん邪魔しちゃえ☆」


 天美がスタートラインに着き、紗綾は調理場で待機となる。


GM:スタートラインには、愛らしいゆるキャラたちが沈痛に俯いて号砲を待っている。
カヤカ:『愛らしい』から『沈痛に俯いて』って普通つながらなくないです?(笑)
GM:「……これで刑期が短くなるなら……」「今度こそ家族に……」「ローン免除……」「やってやる、やってやるぞ……」
秀史:中の人が悲壮すぎるぞ!
GM:「それではみなさん!位置について……よーーい!ドン!!」


 号砲が鳴り響く。
 サーキット場に配置された動物型ドローンが逃げ散り、ゆるキャラたちは着ぐるみの足を動かして、必死に追いかけてゆく……。



GM:のだが。
天美:はい?
秀史:なんだろ。
GM:突如、サーキットの壁が開いて、でっかいハンマーが君を突き飛ばそうとする!(笑)
天美:ファッ!?
GM:(ころころ)16で命中!回避どうぞー!なお、ダメージを食らうと体勢が崩れて、判定の達成値が-8される!
チシャ猫:「……チシャ、こっちじゃなくてよかったにゃー」
カヤカ:無駄に金掛かってるよなあやっぱり!
天美:ええい、ここは気張ります。『フラッシュムーブ』と『魔力制御』を使用。(ころころ)23で回避成功!
秀史:よかったよかった。
GM:おみごと!どんくさい容姿のせんべいまるの、思いも寄らない華麗な回避アクションに、会場からはいいね!の嵐だ!
チシャ猫:「さすがせんべいまるなのにゃー!ってどんくさいとは何事なのかにゃー!」
天美:「もー、どうせそんなことじゃないかと思ってたけど!」
GM:「あっと、言うのを忘れてましたが、コースには愉快な仕掛けがされていますので、気をつけてくださいね!!」
一同:遅いよ!!(笑)
GM:ええと、これでいいね!の合計が100を超えましたのでさらにボーナスが入ります。まずは80超えで、FORESTVからの報奨金が入る。君たち全員の報酬額が+1だ!
秀史:おおー!
GM:そして100突破で、『お目こぼし』……誰か一人の罰則判定を一回だけキャンセルできる権利をゲットしました!君たちの人気は急速に高まっている!!
天美:やったね!
カヤカ:やったぜ!
チシャ猫:「いいぞー!せんべいまるー!叩き斬れー!ねぎざむらいー!!!」
GM:「やるじゃねえか!」「一回戦の動きはまぐれじゃなかったか!」「おい、あいつらのオッズはどんだけだ!?」
天美:では、食材ゲットの判定に挑みます。不可視の妖精たちを小瓶から解放して、会場に放ちますよ。「さあ、みんな。一番美味しい子を呼んできてちょうだい!」(ころころ)39!成功!
カヤカ:おみごと!!
天美:妖精たちに一番美味しい食材を持っている動物をコントロールしてもらい、自然に捕まえやすい位置に誘導します。
GM:では君は過酷なトライアスロン……のはずなのだが、割かし動物が君に導かれるように近寄ってきたので、すんなりと捕獲できた。
天美:「いい子ね、さすが私の妖精たち!」
GM:君が捕まえたのは、鶏のドードゥル君だ。「コケッコケッ」と愛らしく鳴いている。
カヤカ:愛らしいって表現がちょっと怖くなってきましたよこのシナリオ。
GM:「さあ!ゆるキャラくんたちが動物さんたちをつかまえていくぞ!今日のごはんはなにかな?なにかな?」
天美:中身は比内地鶏かな?フレーバーで魔力の矢を使って、檀上のさーやさんに絶妙な位置へのセンタリング~!
ぱーす!
紗綾:はーい、三枚に下ろしてしまいますぅ!
GM:はいはい、ではダメージ判定をよろしく!例によって、どこまでリソースを乗せるかを決めた上で殴ってくれたまい!
紗綾:ちなみに、あと何回戦あるんでしょう?
GM:4回戦と考えてください。
天美:切札以外は使ってもよさそうですけど。
紗綾:ですね。『霊刀』『鬼神力』『アウターハウル』で……(ころころ)えいやっ!46!
天美:ひえー。これならあと2回でクリアできそうですね。
紗綾:むぅ、後4あれば半分だったのに。
GM:「コケーーーーーーッ!!」リアルな断末魔を上げて、にわとりさんは血しぶきを吹き上げるのであった。
紗綾:返す刀で鶏をぶんっ!と振って遠心力で血抜きをしよう。
GM:そして、中からカプセルに入った唐揚げ用の鶏肉がでてきました。やったね!
チシャ猫:「……それ、血しぶきいる?」
紗綾:『なんじゃい、出来上がっているんかい』
天美:いいね!が一気に168に達しました(笑)。
GM:おめでとう!報酬がさらに+2された!!
天美:えーと、また捕獲からやり直しなんでしたっけ?
GM:はい。ガンガン捕まえて捌いていこう!
天美:私はそんなに全力出さなくていい気がしてきた(笑)。
チシャ猫:後半に備えてリソースを温存するのも大事ですね。


 首尾よく食材を手に入れた一行。
 他方、周囲では惨劇が起こっている。

 「まちやがれ牛ー!!……ぎゃああああ!」(落とし穴に落ちる)
 「羊さんーまっt」(転がってきた鉄球により轢かれる)
 「よし馬刺しを狙うぞ!!……ごぶっ」(四足歩行ロボのキックを胸骨に受け陥没)



紗綾:阿鼻叫喚。
天美:ひどいゲーム……。
秀史:地獄だ……。
チシャ猫:「しかしさっきの硫酸よりはだいぶましなんだにゃー」
カヤカ:「硫酸ってマジで硫酸だったのかアレ…?」
天美:「どうせろくなものじゃないですよ……」
秀史:「知らない方が賢いだろ」


 そして二週目の判定に入る。

天美:早速次を捕まえましょう。『ウィッチメディスン』だけ使って3D6+12で(ころころ)28、余裕です!
紗綾:ぎゅうにくっ!ぎゅうにくっ!
天美:肉はあるから、次はつけあわせの高級国産舞茸とかにしたいなあ(笑)。
GM:はいさ、演出はやりきったのであとはバシバシダイスを振っていきましょう……と言いたいところなのだがっ!
天美:だが?
秀史:インターセプトかな?
GM:「待て待てまてーい!貴様らばかり勝たせるわけには行かぬ!」食材を渡そうとするせんべいまるの前に、何者かが立ちはだかる!
天美:また私の方?
紗綾:そっちに行ったー!
カヤカ:貴様は……(マップ上のチップを見る)誰ーーーッ!!(爆笑)
GM:なにやらシカのゆるキャラが、君たちを妨害する!


●エネミーネーム:『キデジカ』
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(※画像はイメージです)



天美:キデジカ!(笑)
紗綾:色々ヤバいネタが!
秀史:(笑っている)
GM:「ディアッディアッディア~~~!我こそは財団法人、日本広域放送委員会……通称JBCA(ジャパン・ブロード・キャスト・アアライアンス)のマスコットキャラ、キデジカであーる!!」
天美:またその変な笑い声ーッ!(笑)。
秀史:これはヤバい(爆笑)。
紗綾:2年ぐらいで他の組織に吸収再編成されそうなレベルの法人名ですぅ!
GM:「財団法人公式マスコットの名にかけて、貴様らのような二流ゆるキャラをのさばらせるわけには行かないのディア~ッ!!」
カヤカ:言ってることは三流だけど大丈夫か!?
紗綾:財団公認はつよい(迫真)。
GM:「ああーっと!ここでアクシデント!優勝候補の一角キデジカ、せんべいまるとねぎざむらいを強力にインターセプトだー!!」
天美:「人の邪魔してる暇があったら、自分のオリジナリティを磨いたらどうですか? そんなだからキャラ立ちできないんですよ」
秀史:こんな場所まで堕ちてきてるくせに……。
GM:「誰ディア!?今こんな場所まで堕ちてきてるくせにっていった奴は!!」
チシャ猫:あの喋り方の癖や偉そうな所、基本あんまりチシャとかわらない気がする……(がっくし)。
秀史:「そこのジャージ着てる高校生です」
天美:さすがデジタル、人の思念もキャッチしてる。
チシャ猫:君らは今自室待機中や!(笑)
GM:「あれほど!全国キャンペーンでCM映像を流したのに!電波の移行が済めばお蔵入り!誰にも見向きもされない!!」
カヤカ:アカンアカン(笑)。
紗綾:危険なネタを(笑)。
チシャ猫:「そら、元々そういうキャラだしにゃー」
天美:役目を全うしたんだから、良いんじゃないかって気がするけどなあ(笑)。
カヤカ:むしろゆるキャラとしては殿堂入りって感じだよなあ。
GM:「問答無用!吾輩は今一度!!スポットライトの下に返り咲くのディア~~!!くらえいッ!!マルチメディア双方向ウェーブ!!!」キデジカの角が怪しく輝くと、電波があたりにゆんゆんと乱れ飛ぶ!!
カヤカ:電波って視認できるんですか?(真顔)
紗綾:もうなんでもありなんですぅ!(笑)
GM:『サンダーボルト』『サンダーストーム』相当の電波攻撃だ!!
チシャ猫:電波じゃない!(笑)
紗綾:電波と電気は友達!仲間!すなわち何の問題も無い!
天美:やっぱり無理にでもお父さんに出張らせるべきでした(泣)。
GM:といっても簡易判定なので(ころころ)16目標で抵抗してくださいまし。
天美:うーん、抵抗はまあまあ得意だけど、属性ダメージは防ぎようがないんですよね~。
GM:抵抗に成功したらダイスダメージはゼロ。でも属性ダメージは入ります。……っと、範囲攻撃なので紗綾さんも対象ですよ!!
天美:なんと。(ころころ)23、ここはLPも使って……完全成功!属性ダメージも防ぎました!
GM:ちっ!では続いて紗綾さん。
紗綾:はーい。(ころころ)13、むぅ、さすがにきつい。LPを使って……通常成功です。
天美:あっ、戦の記憶があるから抵抗+1Dできた……!
チシャ猫:しまった、会場にいたから『アドヴァイス』も乗せれたにゃー。
カヤカ:あるあるだぁ。
紗綾:まあ、不意打ちと言うことで紗綾さんが動揺したのでしょう。『こんなことで動揺するとはまだまだ修行がたりん!』
GM:では、コミコミで(ころころ)15点ダメージ!
秀史:高いな!
チシャ猫:でも半減、7点ですね。
天美:これは止めようがない……。
GM:「ディアッディティア~~!!これぞ21世紀のITテクノロジー!山間の集落にも電波をお届けするのディア~~!!」
紗綾:まあ、7点ぐらいなら大丈夫です。あー、これが電気マッサージというものなんですねっ!
天美:妨害はあったけど判定は成功。いったん放置して食材をぽーい!
GM:了解。何はともあれ、食材は紗綾さんに渡ったよ!!
天美:高級舞茸内臓のまいタケル君です!
GM:ここで紗綾さんが52点を叩き出せば、このままクリアだ!
紗綾:いっきまーす!
秀史:頑張れー!
カヤカ:いけーっやれーっ!
紗綾:(ころころ)回った!55!!
GM:おみごと!!
秀史:すげー!
天美:ええええ!1回目も相当まわってたのに!
チシャ猫:凄いし、無駄がない。
カヤカ:マジで出ちゃったよ!
紗綾:ぶい!
GM:まいタケル君はずんばらりんと解体されたのであった!……いや、正直2回はきつい、3回でキデジカの妨害をもう一回って考えてたんだけどなー!
天美:さすがの天美も、紗綾さんの剣の冴えには驚嘆です。「父から話は聞いてましたけど、ここまでとは……!」
GM:中からは、これは普通に良質なきのこ、ついでに秋の野菜の詰め合わせが出てきた!
紗綾:焼きやすいように薄切りにして最後はおおおじいちゃんで串刺しにしますっ!
天美:あ、いいねが263に達しました!全員LP+1!
チシャ猫:わーいLP増やしておきます。
秀史:増やしまーす。
カヤカ:わーいわーい。LP10点!
GM:いやー200に到達するの早かったなあ(笑)。
天美:さっき使った分が戻ってきた。
GM:ということで、野菜、鶏肉が揃いました。ごはんとか味噌汁とかは自由につけて良いので、なんか好きな料理を作ってくださいまし。
カヤカ:好きな料理。
秀史:チキンカレー。
天美:照り焼きに温野菜の付け合わせとかどうかな(今食べたい)。
カヤカ:鹿肉ってジビエくらいしかないよなあ?
天美:いや鹿肉は捌いてませんからね(苦笑)。
紗綾:じゃあオーダーにお答えして。『旬の野菜ごろごろ彩りチキンカレーライス』&『キャベツたっぷりあったか鶏スープ』で~。
一同:すげえ!料理がまともだ!?
紗綾:こんなに良い食材が使えるなんて夢みたいですぅ!調味料も使い放題ですう!
天美:(審査員)「うーん、食材も悪くありませんが、この切り口が凄いですね。食材を一切押しつぶしてないから、美味しさが一切零れだしてない」
GM:審査員「ほほう、これは見事な……。ええ、ちゃんと料理として完成されています、とても美味しいですよ!!文句なし!ねぎざむらい&せんべいまる、二回戦突破です!!!」
一同:おお~。
秀史:よかったよかった。
天美:「やったわん、ねぎざむらいさま~♪(裏声)」
チシャ猫:「っていうかここまで色物なのにちゃんと味みるにゃね……」
カヤカ:「ここで落とされたら相当無念だよな」
天美:ハンター試験みたいなものです。
GM:「バ、バ鹿な、我がマルチメディア双方向ウェーブの妨害を物ともしないとは……!!」
天美:そういえばこの人どうされるんでしょう。改めて食材集めですかね?
GM:「……ハッ!?」 そんなキデジカのスキを突いて、剣が一閃する。
秀史:あ、Pナッツだ。
GM:「き、貴様は、万年最下位の……」「雑魚に要はない、失せろ」剣撃を食らって、落とし穴へと落下していくキデジカであった。
天美:南無~……。
GM:「よ……4K放送も……よろしくディアーーーー!!!」
チシャ猫:「仕事してるにゃぁ」
天美:きみPRうまいね!?
カヤカ:仕事人じゃん。
紗綾:最後までPRを忘れない、あっぱれなゆるキャラっぷり。
天美:審査員とかPナッツとか色々突っ込んでくるからツッコミが追い付かないじゃないですか!
チシャ猫:(笑)。
GM:ということで、例によってクレーンからワイヤーが吊り下げられてくる。君たちはそれを身体にくくりつけ、阿鼻叫喚の地獄から脱出するのであった。
秀史:やっぱり蜘蛛の糸。
GM:爆薬で吹き飛ばされるもの、槍で刺されるもの、食材に反撃されるもの……。まだまだ死闘はつづく。
天美:あ、何度も判定しといてアレなんですが、同じ現場にいる今ならサブアクで紗綾さんのSPを治療したりできます?
GM:おっけーです、治療を認めます。ただしこれはいいね!にはカウントされませぬ。
天美:あいー。『ウィッチメディスン』で(ころころ)31点、全快!
紗綾:ありがとうです~。
天美:でもこれで大分消耗しちゃったんで、次は忘れず自分を回復しとかないと。
GM:なお、Pナッツ氏ですが、あっさり食材を切り伏せて、相棒と思しきゆるキャラが料理を作ってクリアしました。
カヤカ:「キワモノから消えていくなー」
チシャ猫:「あ゛あ゛あ゛あ゛ー!!大穴の羊羹エガオハラ茶伝説がーーー!!!」
秀史:まだ賭けやってたのか(苦笑)。
紗綾:なぜそこで味方に賭けないんですか(笑)。
チシャ猫:「にゃーーーーー!ねぎざむらいの勝ちを全部大穴の羊羹エガオハラ茶伝説につぎ込んで一攫千金を目指したら全部溶けたんだにゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
天美:収支0(笑)。


●カヤカのターン(再)



GM:一方、遊撃に徹していたカヤカくんのターンである。
カヤカ:ハッカー技能はないし『怪しいビジネスパートナー』狙いだな。バーへ向かう。
秀史:「バーで値段見ても噴き出すなよ」
カヤカ:「酒の値段とか元からわかんねえしぃ?」
秀史:「大学の飲み会だと居酒屋で大体2時間4000円くらいだ」
カヤカ:とりあえずソファでゆっくり観戦し終えてから動き出します。
GM:では滞在コストを割増で消費していただいて……。『怪しいビジネスパートナー』なるものの尻尾をつかめないか、君はホテル内を動き回る。
カヤカ:「ビジネスパートナーっていうか、教唆って感じっぽいんだよなあ」
GM:ということで判定行ってみよーう!
カヤカ:正直どっちもどっちなんだよなあ。トラフィッカーで判定した方がいいんじゃないかなって(笑)。
天美:ねー。
秀史:非推奨技能でごり押せ!
GM:今回は判定が偏ってます。室内ミッションなので運転系は冷遇なので深謝だぜ。
カヤカ:トラフィッカーで行こう。ロールは思いつかなかいけど!(笑)
天美:トラフィッカーは足取り調査とか追跡も含む職能なので、コンサルタントとやらの足取りを調べるとかでもいけるかな。
カヤカ:んじゃ、地道に足跡を辿ることにしよう。多分声掛けたりしたのも、小見川さんが初めてじゃないんじゃないかと思うし。トラフィッカー、PP2点追加で……(ころころ)21、くそ、推奨技能なら一発クリアだったのになー!
チシャ猫:あと6!
GM:ちときつい気もしますが。
カヤカ:……いいね!のおかげでLPに余裕があるし、振り足し行ってみるか。
秀史:頑張れー(面白い出目を期待してる顔)。
カヤカ:(ころころ)1。(爆笑)
天美:ちょっ、シタナガさんっ!フラグたてないのっ!!
カヤカ:ちくしょうッ!?も、もう一回!もう一回!
GM:プレイヤーの判断にゆだねまする(笑)。
カヤカ:(ころころ)……1。
チシャ猫:カヤカってる。
秀史:カヤカはやっぱりカヤカだった。
カヤカ:あの、その。
天美:ど、どんまい?
GM:お、おかしいなあ、ここまでまっとうに来てたんだけどなあ(笑)。
カヤカ:さすがにあきらめまーすッ!!
天美:うーん、正直、フォローのしようがないほど面白かった(爆笑)
カヤカ:ダイスを振ると面白くなる人種なので……。
GM:君は、ホテルの中の人間をつぶさに観察していく。『あやしいビジネスパートナー』なる曖昧なワードだが、注意してみると、視界の端で、Pナッツが二回戦突破したときに、そそくさと席を立って彼のもとに駆けつける男たちを見つけた。これを追いかけて捕まえれば、事態が進展するかもしれない。
カヤカ:「もしかしたら、会場に来てるのか?」
秀史:「そう言えばここは、電波的に孤立していたな」
カヤカ:「……ちょーっと探してみるか」
GM:では、ここでヒキを。
カヤカ:おや?
GM:動き出そうとした君の肩が、後ろから叩かれる。
天美:どきどき。
GM:気配には敏い君だが、本当に悪意がなかったので気づくのが一瞬遅れた。
カヤカ:「あん?もう引き上げてきたのか?」
GM:「……君たちだね、ねぎざむらいの中に入っている『同業』は」
カヤカ:「はい?」
GM:そこには朴訥な雰囲気の、四十歳くらいのエンジニア風の男が居た。「はじめまして。僕は十亀。十亀達興(そがめ たつおき)と言います。このホテルのネットワークを管理している、エンジニアです」
カヤカ:「……はい?」
GM:というところで、続くッ!
紗綾:なんか引きが来た!
秀史:実に気になる引き!
天美:CUBEの社員ですか、道理で。
カヤカ:お、wikiで検索すると一発で出てくる。
天美:みんなも活用しよう! 人災派遣wiki!(宣伝)
チシャ猫:これ、賭けがバレた猫のかわりにカヤカが怒られる?
カヤカ:いや猫の代わりに謝るのはちょっと。でも猫を生贄に捧げるなんて、捧げるけど……(笑)。
GM:以上、第二ラウンドでした!
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|コメント(-) |トラックバック(-) | 2020年01月13日 (月)22時54分

人災派遣TRPGリプレイ『かがやけ!ゆるキャラの星』 02


●第1ラウンド


GM:長々とおまたせしてすみません!!ここからゲームスタートとなります。まずは近況判定お願いしまーす!!!
カヤカ:いぇーい!(ころころ)『緊張:最大SP-10』うげっ!!着ぐるみと聞かされたストレスが(笑)。
チシャ猫:カヤカってるなぁ(笑)。(ころころ)『充実:職能ポイント+1(永続)』……こっちはあたり引きました。
天美:(ころころ)『臨時収入:+3PP』お小遣いかな?
秀史:(ころころ)『平穏:特に効果なし』何も言うことがない(笑)。
紗綾:(ころころ)『鍛錬:技能ポイント+1(永続)』土日に食料調達に山に行ってましたー。熊肉おいしかったです。


●成長報告:天美


天美:「なんだか、予想の斜め上を行く仕事ですけど……。今日はよろしくお願いします。本当は父の担当でしたが、先日の仕事で年甲斐もなくはしゃいだそうで」(笑)
カヤカ:「そりゃあんだけハシャいでたらなぁ」
紗綾:「砲弾浴びながら大はしゃぎでしたよね」(苦笑)
天美:「持病のギックリ腰が長引いて、今日は私が参加することになりました。受験も近いのに……。はぁ」
秀史:「おっさんも歳か」
天美:そんな感じで、そろそろ裏稼業から足を洗いたい高校3年生。柳沢天美です。性能は、基本的におじさん互換ですが、ビジネスマン→シャーマニックなので治療・防御寄りの能力。HPもSPもはちゃめちゃに回復できるので、景気よくいって大丈夫ですよー。
秀史:頼りにしてます。
カヤカ:結構ピンチになるから頼もしいぜ。
GM:「あ、おおかみケン太の舞台のときにひよこに入っていた人ですね!」と依頼人。
天美:チェックされてる!?(笑)
チシャ猫:実は版上げしてから一番貧乏なの柳沢家なんですよね。
天美:生活費が報酬とだいたい同じですからね。まあメンバー中では低いですが、ゲーム中は赤字で報酬で黒字くらいが平均値なので、こんなものかなって思ってます。


●成長報告:チシャ猫


チシャ猫:「チシャだにゃー。べーつに最近特に話すことはないにゃぁねぇ。チシャは完璧な存在だからにゃー」……というわけで、能力的には大きな変化はなし。そのうえで怒られかねない『ヘルプ』を取りました。
GM:今回の任務にはハマっているかもですね……。
チシャ猫:前回の仕事で人を使う利点を覚えたんでしょうね。MAXまで使えば1M1回だけですけど9D+24とかになります。
秀史:すげー!
チシャ猫:あとSP消費が前回厳しかったので共通の『キープ』を取って、高級傷薬セットを装備。外付けタンクを増やしました。以上です。
GM:「あ、本当にあの時の猫さんなんですね!あの舞台挨拶、ブルーレイの特典で見ましたよ!」
チシャ猫:「舞台挨拶?なんかしたかにゃー?」
秀史:「ラスト、舞台でくるくる踊ってたな」
チシャ猫:「あー。あの時はちっちゃいぬいぐるみの方だったにゃんからねー。正直このサイズはちょっとかわいくないにゃ」
GM:「いえ、とっても坂東武者っぽくて天下取れそうなデザインだと思います!」
チシャ猫:「正直開会式だけでお腹いっぱいなんだにゃー」(笑)


●成長報告:カヤカ


GM:「あ、おおかみケン太の人ですよね!」
カヤカ:「ぎくぅ」(笑)……カヤカだ。着ぐるみの仕事ってことでまあ、前回のことを思い出してちょっと目を逸らしていたらSPが減ってた(笑)。
天美:イラストも新しくなって気合十分ですね。
カヤカ:へへ……!イラスト描いたことすっかり忘れてたけどな!
秀史:イケメン度が増している。
カヤカ:QoLを上げて、退魔の『霊感』とサーヴァントの『従者の職分』の二つを取得。覚醒ポイントは【心眼】に振って、判定方面を強化した。
GM:今回は室内任務ということを事前にお伝えし、愛車は置いてきてもらいました。
カヤカ:そ、バイクない分、DB上げるアイテム持ってたりするぜ。あまり大きな変化はないけど、今回こそはいい空気吸ってやるからなっ!!
秀史:フラグ(笑)。
カヤカ:フラグ言うな!(笑)
チシャ猫:いい空気、つまりはオイシイ空気だにゃ!


●成長報告:紗綾


GM:「ええっと、ストーカー事件の時は参加されてなかったんですよね、紗綾さん、よろしくおねがいします!」
紗綾:はーい、その時は大おじいちゃんに引っ張られてヤクザ屋さん清掃をしてましたですぅ。
カヤカ:また東京がキレイになってしまった。
GM:東京オリンピックに向けてきれいなとうきょうをつくろう!
秀史:きれいな新宿キャンペーン……!
GM:別のシナリオで新宿清掃キャンペーンというネタを出しましたが、最近は結構似たような企画がリアルでありますねえ。
紗綾:前回、ついに秘伝のお茶が某宗教団体の機関誌に取り上げられました!売り上げがうなぎ登りですぅ、これで電気を止められなくなりましたぁ!
カヤカ:いやいやいやいやこれ大丈夫なのか!?(笑)
紗綾:『一杯飲めば身体から不浄なものがすべて流れだし、二杯飲めば心が幻想郷へと誘われる』
天美:そのお茶データ的にはなんの裏付けもないのに、ちょうどいい演出になるようにダイスが爆発するんですよねえ(笑)。
紗綾:具体的には、生活費関連が改善されて少し余裕ができて、武器技能が細かく上昇。【アフターハウル】のレベルが上昇してダメージも増加しています。
天美:そろそろお茶の通販サイトとか自前で作ってもいいかもしれない。
チシャ猫:通販サイトで売ってて薬事法で一回捕まったけどねぇぇぇぇぇ!(笑)
紗綾:教祖さんが、これはしゅーきょーてきなものだから問題ない、と仰ってましたー(笑)。


●成長報告:秀史


秀史:「こっちは日々平穏、修行して大学行って暗闘する穏やかな日常だ」
カヤカ:暗闘(おだやか)。
秀史:アサシネートを成長させて、『蛇の道は蛇』を取得。このチームでやや弱いアウトサイダー判定を補強しました。
カヤカ:アウトサイダーって感じの人……いな……いな。う、うーん。
紗綾:忍術を学ぶ武道家、からだんだんリアルニンジャにシフトしてる感がありますね。
秀史:オートバイを装備したままだが、変えるのが面倒だったからそのまま。あとは装備をちょこちょこグレードアップしたくらい。
GM:データ的に乗り物持ってる人は、ホテルの駐車場に停めてあり、競技場に持ち込むぶんにはいつでも使用可能とします。
秀史:着ぐるみバイク……。
天美:今回は観客席からの狙撃というオプションもありますけど、場外からの支援はペナルティがあるっぽいのがリスクですね。
秀史:承知だ、流石に番組が盛り下がることはやりたくない。


●ファストフェイズ

 イニシアティブを決定。
 秀史、カヤカ、チシャ、紗綾、天美 の順番となった。


GM:イニシアを決定していただいたのですが、ゲームの進行上、まず会場にいないメンバーの行動を判定。そののちに競技シーンに移り、試合会場、観客席、セコンド席にいるメンバーの行動となります。イニシアの数値は、ライバルキャラとの行動順などに影響します。
一同:了解〜。
GM:それでは、謎のライバルキャラも現れたので、調査項目を開示しました。
カヤカ:怪傑Pナッツについて調べるか、その雇い主について調べるか。
GM:誰がどこで調べものをして、誰が競技に参加し、誰がサポートするのか、作戦決定をお願いします。あ、どのエリアに滞在するかでコストが変わることも忘れないでね!
天美:悩むなあ〜。

  ★調査項目①:快傑Pナッツとは何者?  推奨:ネゴシエータ、アウトサイダー

  ★調査項目②:小見川花生とは誰?  推奨:ネゴシエータ、ビジネス



 クイズに参加するメンバーを誰にするか迷ったが、結局、一回戦は紗綾がねぎざむらいに入り攻撃役、チシャ猫がせんべいまるに入り、ハッカー技能を代用しての回答役となり、天美がセコンド席でトラブル発生時のフォローすることとなった。


カヤカ:着ぐるみの上に着ぐるみを着れるのか?
チシャ猫:いっそもうチシャのままで行きたいぐらいだにゃ(笑)。
天美:着替えるわけにはいかないんですか?
チシャ猫:出来るけど出来るけどぉ、って感じだにゃ。
GM:ゲーム的にはペナルティ等は一切ないので、あとは演出とキャラクターとしてのポリシーで判断をお願いします(苦笑)。
チシャ猫:仕方ない、着替えよう。中身は誰にも完全に見せたくはないのですが、セキュリティが厳重ということは、トイレも撮影されてると疑ってかかるべきですかね?
GM:いや、トイレやバスタブにはプライバシーが考慮されてるので大丈夫っぽい。……君はなんとなく、この厳重なセキュリティに、『いやらしい束縛』というより『堅固な信頼』という印象を抱いた。
チシャ猫:ふむふむ。マジで猫の中身はトップシークレットなので助かるんだにゃぁ。
紗綾:猫さん主役回ですら出さなかったですしね。
チシャ猫:「まさか、こんなことになるなんて」……とかぶつぶつ言いながらWi-Fiをハック。シークレット回線を作って、今までの猫からせんべいまるの着ぐるみにデバイスを一部移す。これでカンニングしながら回答できる!
紗綾:いっしょにがんばりましょー!(ねぎざむらいを着込みながら)
チシャ猫:正直火力の点では全く心配してないんだにゃ(笑)。
天美:試合ごとにインターバルってあります?
GM:演出上はありますが、ゲームとしては、第二ラウンド=二回戦、と思ってください。
天美:ということはゲーム上は毎ラウンド競技が行われるということですね。治療のタイミングを確保しないとまずいかもです。
GM:では競技に参加しない組。『小見川花生について』『怪傑Pナッツについて』を調査したい人は、所定のエリアに向かってください。
秀史:Pナッツとやらについて調査するため、『ホテル施設』エリアに移動する。
カヤカ:なら俺は部屋に残って、依頼人さんに小見川さんって人について聞き込みだ。


map5-1.png



GM:みなさんポジション決まりましたね?では、皆さんが移動したエリアに指定されている『滞在コスト』をAPでお支払いください。
チシャ猫:居るだけでお金が出ていくって何!!?(笑)
秀史:宿泊費と食事代は持ってもらえるんですよね?
GM:はい。しかし高級ホテルというものは、宿泊以外でも、ルームサービスやアルコールで、いつの間にか結構お金が出ていっちゃうものでして……。
一同:ああー。
チシャ猫:あ、競技に参加している間は滞在コストゼロなのにゃ。
カヤカ:自室にいるだけで1AP蓄積!
チシャ猫:プリペイドカードでわけあり動画鑑賞かにゃ。
カヤカ:ぅおいっ!冷蔵庫から水を取り出して飲み干した後、「割高じゃんか……」と気づく(笑)。
GM:(私はホテルのコーヒーで2400円ってのを見たことがあります)
天美:(ファー)
秀史:俺は施設エリアで3AP消費。
GM:今回は高速移動が存在しないので、ファストアクションでできることはだいぶ限られちゃいますね。
チシャ猫:いちおう【後退】を宣言しておきます。


●秀史のターン

秀史:怪傑Pナッツについて調査。推奨技能よりも得意なイントルーダーで挑戦します(ころころ)。……23。
紗綾:おお、綺麗に抜きましたね!
天美:さすが!
秀史:ロビーやバーで周囲に溶け込みながら、噂話を拾っていこう。
GM:君は飲み物をオーダーしつつ聞き耳を立てていく。
秀史:「コーヒー一杯2000円……だと……!?」(笑)
GM:忍びの心得を学んだ君は、バーに佇み無心に耳を澄ます。周囲の大量の音声情報を聞き流すうち、怪傑Pナッツに関する情報のみが無意識のうちにフィルタリングされ脳裏に蓄積されていくのであった。
紗綾:かっこいい。
GM:「ああ、見たか?あれ。なんだけあのPなんとか」「ああ、Pナッツだっけ?アイツ今回も参加してんのかよ、ははは!」
カヤカ:連続参加しているのは中の人か、それともPナッツってキャラのことか。
GM:「なんだそいつ、知らないぞ?」「ああ、この大会のマニアなら知ってるってやつだよ」「万年初戦敗退の、雑魚ゆるキャラさ」
紗綾:大会マニアなんているんですか。
GM:「顔がヘンテコなうえに弱い、そのくせ諦めが悪いからな」「ああ、ああいうのがみじめに負けるとスカッとするぜ」「そうそう、あれがまた転んだり滑ったりすると、本当に滑稽でなあ!」
カヤカ:いやなんなんだこの世紀末場末ウェスタン酒場なノリの会話。
天美:……むー、やはり真面目な天美的には眉を顰めざるを得ないイベント。
GM:「どうだおまえ、アイツに賭けてみたら」「ばっか、おまえ、冗談でもそんな事言うんじゃねえよ(爆笑)」
チシャ猫:(くわっ)「賭け……ッ!?」(笑)
紗綾:そもそも何回開かれているんですかこの番組?
GM:10数回くらいと考えてもらってください。
チシャ猫:チシャは今からねぎざむらいに高額を賭けてくるぅぅぅ!カヤカも乗らないぃぃ!?
カヤカ:関係者は自分に賭けるの禁止だろ(笑)。
チシャ猫:じゃ、じゃあ知り合いの人呼ばなきゃ!!
天美:それは信頼できる友人がいない人のセリフでは……。
GM:「おいやめろ。一応ここでの会話は録音されてるからな。不穏な単語は出すなよ」「お、おうすまねえ」
秀史:では会話に参加しよう。「よう、お二人さん、面白そうな話してるじゃないか。一杯奢らせてくれ」……支払った3APは酒代ということで(笑)。
チシャ猫:支払ったコストをロールプレイに還元するお手本のようなムーブッ!
GM:「おう、兄ちゃん。あんたもその年でこんなところにたどり着くとは、ずいぶん遊んでるじゃないか」カンパーイ!とグラスを打ち鳴らす。
秀史:「あの顔の面白いPナッツとやら、勝ったことないんだって?」
GM:「あったか?」「ないない。一度でもありゃあオッズがあんなに悲惨な……い、いやなんでもねえ」
チシャ:ん?
秀史:「着ぐるみに誰が入ってるんだろうな?」
GM:「さあなあ?」「どう考えても素人って感じだったがな」「ああ。他の連中がそれなりに運動得意そうな奴を『中の人』に連れてくるけど」「あれは本当に一般人って感じだよなあ」
カヤカ:一般人ン?紗綾さんに喧嘩売ってくるようなヤツがぁ?
チシャ猫:あー、なんとなくわかったかも。
天美:もし、相手がおじいちゃんと同じような刀を持っているとすれば、ですね。
秀史:どうやら客の間で賭けが行われているのは間違いないようだな。「そろそろ試合開始だな。お先に失礼するぜ」


「へへへ、おいおい兄ちゃん、アンタは誰に賭けたんだよ」
「おい飲みすぎだ。黙ってろ」
「わりいな兄ちゃん」
 口を滑らせた男たちは、居心地悪そうにそそくさと立ち去っていった。



天美:悪趣味なイベント!(ぷんすこ)
秀史:そして支払い伝票が残った。
天美:「1/2ヒガシノでございます」
秀史:「……高っ!!」(爆笑)
チシャ猫:ここまでクールに決めてたのに!(笑)
秀史:「全員で10杯も飲んでないぞ!ジョッキじゃないぞ?グラスだぞ!」
GM:銘柄を見ると、お酒そのものは確かに一流でした。
紗綾:ぼったくりじゃないぼったくりバー(笑)。
秀史:煤けて帰ろう……。
GM:ということで、調査項目『賭けについて』が発生しました。好きな人は観客席エリアで実際に賭けに参加してみるのもいいかも知れない。

  ★調査項目③:賭けについて 推奨技能:ネゴシエータ、アウトサイダー  判定挑戦時 参加費3AP必要

●カヤカのターン


カヤカ:では俺のターン。ここは奇をてらわず、真面目に依頼人に話を聞こう。あんなことがあった後だし。
GM:はーい。まずは判定お願いします。
カヤカ:『サイコメトリー』を使ってネゴシエーターで判定。(ころころ)16!
GM:ぴったり成功です!
カヤカ:しかもぴったり平均値!あぶなっ。
秀史:お見事!
カヤカ:『サイコメトリー』はコストなし。美味しい美味しい。
GM:部屋に残った君は、依頼人の神河さんと今後の打ち合わせや世間話をしながら、情報を収集していく。
カヤカ:「……なるほどー、じゃあ神河さん達も、直前まで競技の内容は知らされていないんですね」
GM:えーと、前回の画商さんの時のように、君は会話しながらさりげなく自然に彼女の身体に触れて、感情を引き出しつつ会話を誘導していく。
カヤカ:言い方ァ!(爆笑)
秀史:チシャ猫:たらしだ!
紗綾:天美:セクハラ!
カヤカ:いきなり全方位が敵になったんだけど!!(爆笑)
天美:(依頼人になって)『えっ、やだなにこの子。すっごく……ううんだめよ桐乃、相手は高校生よっ!』
秀史:モテる奴はギルティ。
カヤカ:モテた覚えがなさ過ぎるんだが!
秀史:前回も愛の迫撃砲撃たれたじゃないか。
チシャ猫:二さんモテそうなのに……。
カヤカ:階下で缶コーヒーでも買って、手渡すときに多少読んだとかそんな感じで!
チシャ猫:缶コーヒー=1AP(笑)。
GM:了解、では真面目に行こう。会話が進み、雰囲気が割と打ち解けたところで君はさっきの女性のことについて尋ねる。「はい、彼女……花生さんは、私のお友達なんです」
カヤカ:「友人、ですか。ちょっと距離のある雰囲気でしたが」
GM:「はい。彼女は、わたしと同じく、地元のお土産物屋の跡継ぎで、年も近いんです。こういう仕事は横のつながりが大事なので、若手が集まる懇親会とか研修で何度か顔を合わせて、仲良くなったのです」
カヤカ:「なるほど。では、先ほどの彼女の態度はそちらにとっても予想外なのですね」
GM:「ええ。でも、彼女のお店が、ウチよりも、もう何段階か状況が悪いとは聞いていました。まさか、この大会に出場していたなんて」
カヤカ:意訳すれば、正気のまま紗綾さんに喧嘩売るようなノーフューチャーウーマンではないということですね(苦笑)。
GM:「それに、彼女がお店を継いでいるのも驚きました。てっきり、お兄さんが継いでいるとばかり思っていましたから」
カヤカ:「……お兄さんが?」
GM:「はい。小見川実之さん。運動は苦手ですけど頭は良くて、実直な後継ぎ、って雰囲気の方でしたが」
秀史:ほうほう。
天美:どこかで聞いたような特徴。
カヤカ:「ありがとうございます。ついでにこちらでも調べてみることにしますね」
天美:前回までPナッツに入っていたのが実之さん、ということかな?
カヤカ:安直に考えるなら、店がギリギリまで追い込まれて、花生さんがエージェントを『中の人』として雇って一発逆転を狙って参加した、なんだけど。
紗綾:今回も中身は実之さんだけど、さらに中身(妖刀)がいるに一票。
チシャ猫:それでしょうね。
カヤカ:だよなあ、刀がらみなのは間違いないよなあ。
秀史:「力が欲しいか?」「欲しい!ゆるキャラグランプリで勝てる力が……欲しい!!」(爆笑)
カヤカ:普通に経営再建の力を求めろよ!(笑)
天美:まあ、もうちょっと様子を見ましょう。ゲーム的にはラスボス感バリバリですけど、シナリオ的には手強そうなライバルの一人でしかないですしね(笑)。
GM:ということで、判定が完了。次の判定『兄について』が出現しました。

  ★調査項目④:兄こと小見川実之について 推奨技能:ビジネス、アウトサイダー



●第一競技(紗綾&天美&チシャ)



GM:ではお待たせ、『ゆるキャラグランプリ』一回戦を開始したいと思います。
チシャ猫:全然ゆるくないですけどにゃー。
天美:完全にカ○ジ。
カヤカ:殺伐としすぎている……。
紗綾:真っ当な手段が通じなければ身体を張るしかないのは電○少年からの理じゃな。
チシャ猫:おじいちゃん意外とTVっ子なんだにゃー。
紗綾:紗綾が学校に行っている間は暇でのぅ。


 指定時間になり、行動を先送りにしていたメンバーが地下競技場に集合する。
 そこに広がっていたのは、開会式のときとは打って変わって異質な光景だった。

 会場には、人間が十数人乗れるほどの直系の巨大な円柱がいくつも立てられ。
 床だったはずの地面は、何やら怪しく泡立つ液体で満たされた湖となっている……!!


チシャ猫:「…………え?」(笑)
GM:「さあ、ゆるキャラの皆さんは橋を渡って、円柱の上に集まってください!」
一同:「…………」
カヤカ:「これ、漫画で見たことあるぞ……」
天美:卍丸戦かな(遠い目)。
チシャ猫:天美さんの方をじっと見る。
天美:「え、なんです?」
チシャ猫:「あれボク行くのかわん?」
天美:「えっとぉ(視線を逸らす)」
チシャ猫:「……。にゃ~………」
GM:他のゆるキャラたちは、新人たちはおっかなびっくり、ベテランたちはやれやれという感じで円柱に集まっていく。
紗綾:間欠泉の中でヒグマと戦わせられたのに比べれば割と序の口ですぅー(てくてく)
チシャ猫:「相変わらずさーやさんはどうかしてると思うんだにゃー……」
天美:「紗綾さんの順応力の高さ……」
紗綾:「猫さん~早く来てください~」
チシャ猫:「あー、もう仕方ないわん」最後に渋々渡るよー。ここからは猫ではなくせんべいまるで。


GM:「みなさん、渡り終わりましたか?渡り終わりましたね?」
紗綾:はーい。
GM:「では」と司会がスイッチを押すと、ちゅどーん!と橋が爆破されて粉々に吹き飛ぶ(爆笑)。
天美:(唖然)
カヤカ:「いいのかアレ!?火薬の使用量とか大丈夫なのか!?」
GM:橋の破片がバラバラと落下していく。……そして湖に満たされた液体に触れると、じゅっ、と強い腐臭を上げて消滅する。
秀史:瓦礫が溶ける……?
カヤカ:「なんの液体で満たされてんのっ!?」
GM:「ではこれより、ゆるキャラグランプリ一回戦 『魔簾琉喰威頭』を執り行う!!!」と、なにか怪しげな中国人っぽい人が現れて宣言する。
紗綾:うさんくささ爆発ですぅ!
天美:死亡確認!とか言いそうですね……。
チシャ:「……マッスルクイズって読むのかわん?」
GM:はい。
チシャ猫:「ひぃぃぃ」
GM:「ルールは簡単。この円柱の上で相撲を行う。ゆるキャラを一人この円柱の外から押し出した時点で、喰威頭に回答する権利を得る」
秀史:「せっ……押せ……!」
チシャ猫:「ん。死なね?」(笑)
GM:「三問正解すれば脱出。武と知力を備えた者のみが、この試練を突破できるのだ!」……まあ事前に説明した判定のとおりです。
チシャ猫:「チシャ普段体張った時めっちゃ報酬普段もらうんですけどー!!!?」こんなに焦るにはデュラハン以来だ(笑)。
天美:「頭が……痛い。こういう仕事はお父さんの役回りでしょー!?」
カヤカ:「うんうん、あの下はクッションが敷いてあって。爆破された橋が溶けたのは演出か目の錯覚だよな。最近のARはすげーな!」
秀史:現実逃避している……。
GM:『※なお、下の液体はすべてフォレスト社の演出であり、参加者の皆様の安全は完璧に保証されていますのでごあんしんください』
紗綾:ぼうよみだー!
チシャ猫:まぁ正直、このコンビでこのルールならあんまり負ける気はしていない。
GM:相撲ですが、予選ということでまだまだ周りは一般参加者ばかりのようだ。
紗綾:『やつはどこだー、尋常に勝負せい~!』
GM:セコンド席にいる天美さんには見えるが、紗綾たちとは異なる円柱に、あのPナッツがいるのがわかるね。残念ながら今回はお互い手出しできる状況ではなさそうだ。
天美:「おおおじいさーん、勝ち進めばいずれあたりますよー」とでも言っておこう。
紗綾:予選から隣の円柱に大ジャンプとかしはじめませんからね(笑)。
秀史:自分で言うのか(苦笑)。
チシャ猫:「配信におじいちゃんってもう放送事故に半分足突っ込んでるにゃねー」
紗綾:「紗綾よ、とっとと勝ち進むぞっ!ふれんど○ーくを見て鍛えたワシの技を見るが良い!」


 トンチキな状況を理解し順応する間もなく、無慈悲に競技は開始する。


GM:「第一回戦 開始めいッ!!」(ドォン)
秀史:「頑張れー(やる気ない応援)」
GM:お お お お お お お!(歓声)
カヤカ:「がんばれー(抑揚のない声援)」
紗綾:ど ど ど ど ど!(足踏)
GM:「ころせー!」「落とせー!」「無残に溶けるさまを見せろー!!」
天美:まだこのノリに馴染めてないので苦笑いをし続けるしかない。
GM:さっそく、円柱の上でゆるキャラたちが隣のキャラと争いを始める。
秀史:円柱の上でおしくらまんじゅうする流れになるかな?
GM:ですね。押し出されたゆるキャラたちが悲鳴を上げながらぼとぼとと落下していく。愛らしいバトルとは裏腹に、その動きは非常に悲壮感あふれている……。
紗綾:『ワシの刀の錆になりたい奴からかかってこんかい!』
チシャ猫:「相撲に刀っていいのかわん!?」
カヤカ:「マッスルクイズだからいいんじゃねえかな」
紗綾:『戦というものは、ダメと言われていなければ何を使っても良いもんじゃよ!』「あ、あのー!死にたくなければ近寄らない方が良いですよ?」
GM:ではさっそく近寄ろう(笑)。「ゲヒャヒャヒャヒャッ!!な~んか弱っちそうな犬がいるぜぇ~~~~!!」
紗綾:「な、なんか狙われてますですぅ!」
天美:「犬ってことは狙われてるのはチシャさんの方ですね!」
GM:チシャ、もとい。せんべいまるに近づいてきたのは……、頭部がさくらんぼ、胴体が牛、手がこんにゃく、足が枝豆というキメラゆるキャラだ!(一同爆笑)
一同:「与太話が過ぎるぞ!?」
チシャ猫:(笑)「その見た目はいかがなモノかとボク思うんだワン」
紗綾:「……居酒屋さんのゆるキャラでしょうか?」
チシャ猫:「さくらんぼだから東北のどっかだとは思うけど」
天美:「混ぜればいいってものでは……」
GM:『ケヒャヒャ~~ッ!俺は山形の宣伝観光大使、『さくらギュウこんだだ茶豆くん』だぜぇ~~ッ!』
紗綾:山形のみなさんに謝れーっ!!(爆笑)
カヤカ:仮にも県のゆるキャラがここにいていいのかよっ!?
チシャ猫:非公式なんじゃないかなぁ。ふ○っしーも非公式だし。
紗綾:あと、こんにゃく特産地のグンマーにケンカを売るなですぅ!
GM:「莫迦め!山形県も玉こんにゃくが有名なのだッ!……おのれ役所の奴らめ、県の名物はどれが欠けても不公平だとか言って要素を全部載せで俺を作ったくせに、デザインがダサいってリストラしやがった……!」
天美:「あああ……。なんかこう、目に浮かぶ」
秀史:「役所で決定権持ってる奴に美的センスなんかあるわけないだろ」
カヤカ:「辛辣」
チシャ猫:「そもそも要素を載せて上手く纏めるのがデザイナーの腕では?」
天美:「まとめた結果がアレなんでしょうね」
カヤカ:「これお叱り受けるやつだわ……」
チシャ猫:「まぁキメラもインパクトあるし、話題になればいいとは思うワンけどねー」
天美:「強いて責任を問うなら、焦点を絞り切る交渉に失敗したディレクターの責任かな……」
チシャ猫:「まぁ所詮負けさくらんぼの遠吠えだワン」
GM:「何とでも言ええいッ!この戦いに勝ち抜いて、俺は山形県の公式ゆるキャラに返り咲くのだー!」と言いつつ、さくらギュウ……何とかはせんべいまるに襲い掛かる!!
カヤカ:もうGMも名前忘れてんじゃねえかっ!(笑)


 ちなみに一発ネタキャラとして出そうとしたのだが、調べてみると実際こんなコンセプトのゆるキャラはゴロゴロ実在している、というのが今回一番の闇である。


チシャ猫:「助けてねぎざむらいー」
GM:山形の皆さんごめんなさいー(リプレイで公表されることを織り込んだ謝罪)。
秀史:お中元で来たさくらんぼ美味しいでーす(謝罪)。
チシャ猫:「リストラされるような運用してる時点で脳みそまでこんにゃくで出来てそうなんだわん」……あと紗綾さんたすけてー!!
紗綾:す、すみませんリビルドしたキャラシを再チェックしてました(汗)。
チシャ猫:そういえばフレーバーで異能を使うのはありでしたっけ?
GM:あ、いいですよ、そういう与太はどんどん入れてください(笑)。
チシャ猫:では、襲われた瞬間にセキュリティ装置でエアバック出して衝撃吸収。ねばーるくんみたいにお腹からエアバックで相手をドン!」
GM:「ぬおおおおっ!」格下と侮っていた相手の奇襲に、よろめくさくら某。「このダイヤモンドの10倍の硬度を持つマグナムスチールで出来た爪を弾くとは!!」
カヤカ:爪?さっき手がこんにゃくって……。
チシャ猫:「ダイヤモンドの10倍って頭悪い数値だわん」
GM:「ダイヤモンドの10倍の硬度」「硫酸の20倍の液体」みたいな頭の悪い数字は積極的に今回使用していきます。
天美:……(ぼそっ)F・P・M・C(フラッシュピストンマッハクロー)。
チシャ猫:天美さんが真面目すぎて与太シナリオに戸惑っている(笑)。
天美:ほんとに困ってます(笑)。これでおじさんだったらノリノリで男塾ネタに全部ツッコめたのに!(笑)
チシャ猫:「ねぎざむらいさんチャンスだわん!」
紗綾:おおおじいちゃんがヤル気満々なので、とっとと斬り伏せますですぅ!『ふははは、そのようなまぜこぜのゆるキャラがワシにかなうわけ無かろうが!』判定行きます!
GM:どんときなさい!
紗綾:実際目標値20ならそれほど。(ころころ)35、まあまあ。
GM:楽勝ですね。君はせんべいまるに襲い掛かっていたさくら某を、抜き打ちに吹っ飛ばした。
紗綾:はっ!(ばきーん)
GM:「うぎゃあああああああーっ!」と断末魔の悲鳴を上げながら円柱の下に落下してゆくさくら略。
天美:死なないと思うけど、フレーバーでこっそり『魔力の盾』を撃っておこう(笑)。
チシャ猫:さて、どうなるのかな。
GM:どぼーん、じゅわっ、という音ともに、一瞬で溶けて消えた……!
一同:「…………」
GM:「死亡確認」と審判役の男が告げる。
秀史:「骨も残らなかったな」
カヤカ:「これで絵面がゆるキャラだからたまったもんじゃねえ」
チシャ猫:「今思ったんだけど、この場合仁義ってどうなるの?」
天美:「うーん、さすがに人死にを出したら警察ざたですしね……」
GM:『※なお、下の液体はすべてフォレスト社の演出であり、参加者の皆様の安全は完璧に保証されていますのでごあんしんください』
天美:さらっと流された!?
カヤカ:「CCCが事前調査入れてんだから大丈夫だろ」(目を逸らす)
天美:「事前調査入れてるなら、こういう試合だって話通して欲しかったんですけど!?「てゆーか、これ麻生さんでしょ!? わざと黙ってろって指示したんでしょ!?」
チシャ猫:まぁ死亡確認は生存フラグだから(笑)。
紗綾:うう、さくら略さん、あなたのことは夕方ぐらいまでは覚えてますですぅ。
チシャ猫:あーあ、手が本当にこんにゃくなら紗綾さんに勝てたかもしれなかったのに。
秀史:斬鉄剣ですね(笑)。
GM:君の華麗な抜き打ちに、観客は大盛り上がりだ!壁の大型エキシビジョンにねぎざむらいがアップで表示され、リアルタイムで君に「いいね!」が集まってくる
紗綾:なんか、注目されてますですぅ、あ、あの演武でもした方が良いでしょうか?
GM:「ねぎざむらい!」「ノーマークだぞ!」「ちいっ、中の人を雇いやがったか!?」どよめく観客たち。


 今回はシナリオの通常ルールとは別に、「いいね!」というシステムを設定した。
 競技で華麗な活躍をする(高いダイス目を出す)と、観客から「いいね!」がもらえ、いいね!が一定数に達するとスポンサーであるフォレスト社からボーナスが貰えるのだ。
   20いいね!:「ビギナーズラック」:誰か一人のLP+1
   50いいね!:「運営からのプレゼント」:誰か一人に「魔女の霊薬」+1
   80いいね!:「MVPボーナス」:全員のクリア報酬 +1PP  
  100いいね!:「お目こぼし」:誰か一人、一度だけ罰則判定を無視して良い。 
  150いいね!:「人気タレント」:全員のクリア報酬 さらに+2PP  
  200いいね!:「もってる連中」:全員のLP+1  
  300いいね!:「スピンオフ」:全員のクリア報酬 さらに+2PP  
  500いいね!:「マーベラスエンタテイナー」:全員に覚醒ポイント+1点  



天美:ただいま25点。
GM:これにより報酬『ビギナーズラック』をゲットしました。誰かのLPが+1点されます。誰でもよいので、決めておいてくださいまし。
秀史:今回の主役、かつ出ずっぱりになりそうな紗綾さんでいいんじゃないかと。
一同:異議なーし。
紗綾:じゃあ、ありがたく頂いておきますー。
天美:500点まで稼いで覚醒ポイントをゲットしたいですね。
紗綾:満額まであと475点ー。
GM:「さあ、今こそクイズに答えるがよい」と審判役。「答えるのは汝か?ねぎざむらい。もしくは仲間に託すか?」
チシャ猫:「はいはいはーい、せんべいがやるワンよー」元気に手を上げて回答マイクを奪い取る。
天美:いいね!狙いなら判定を3回にわけてポイントを稼ぐという手もありますが。
チシャ猫:3回やるほうが美味しいのだけど、そこはプライド高いチシャにゃねー。
天美:ですよねー。
紗綾:せんべいワンさんお願いしますー!
GM:「では答えるがよい……!!第一問!中米にある産油国で有名な国家は……」
秀史:「ルーナライナ!(違う)」
天美:あそこはレアメタルだっけ。
GM:あの国も石油が出ればよかったんですがねえ。


 中央アジアの小国ルーナライナをめぐる任務を綴った『人災派遣のフレイムアップ 7話 壱番街サーベイヤー』現在好評公開中です(宣伝)。


GM:「べネズエラ……ですが。では、ベネズエラの2007年から2008年にかけてのGDP成長率は何%でしょうか!?」
カヤカ:普通に難しい知識問題やめろぉ!!
チシャ猫:これ普通に答えられたら超かっこいいね!(無理無理無理)
天美:高校生クイズとかだとやっちゃう人いるかもですね。
GM:ということで、いわゆるバラエティによくある正解させる気のないクソ問題です。判定お願いします!
チシャ猫:では密かにハックしてるWi-Fi回線を使って自分だけテレフォンを使うにゃん。
カヤカ:着ぐるみの中にPCとか持ち込んでるのか?
チシャ猫:「普段のチシャの着ぐるみと一緒でいろいろ入れたよ。モバイルPC、虎の巻、ルータ、完備!」覚醒『ダイブイン』、『ヘルプ』。(ころころ)46。……ありゃ、ダイス目が死んでる。ギリギリ2成功、3は狙えないので諦めます。
GM:はい。君は知らなければ絶対正解できないクソ問題を華麗に解く。「ベネズエラの成長率は、0.01%!せんべいまるさん、みごと正解です!」
チシャ猫:「はーっはっはっは!せんべいまる様に解けない問題なんてないんだわーーーーん!!!」
GM:「では第2問。歴史の問題。『武田二十四将図』に描かれた二十四将全員をフルネームで答えよ」……という意地悪問題を。こっそりwikiを見ながらバリバリ回答していくチシャさんであった。
天美:解答時間だけで尺をとられちゃうでしょ!せめて天正遣欧少年使節団4名くらいにしましょうよ(笑)。
GM:そうね、では2問正解した時点で、持ち時間が切れたって感じで(笑)。そして、チシャ猫さんも22いいね!をゲット!
天美:わーい。メモのいいね欄に現在値を記入~(こういうの書き留めるの好きな人)。
GM:「あんな問題すらすら答えるとか」「チートじゃねえの?」ざわざわ。
秀史:実際文字通りのチート(カンニング)なんだよなあ。


 引き続き紗綾のゆるキャラ相撲のターンとなる。
 今回は特殊ルールで、競技が終了するまでが1ラウンド扱いとなるのだ。



紗綾:「死にたくなければどいてくださいですぅー!」
GM:「キョーキョキョキョ!吾輩は北海道のゆるキャラ、『ラベンダーやきもろこしバター飴の恋人ちゃん』!いざ尋常に勝負!」(笑)
天美:ゆでっぽい珍妙な笑い方で雑にキャラ立てするのやめましょうよ!(笑)
カヤカ:「これ、流行りなの?」
秀史:「……北海道のどこだよ」(苦笑)。
チシャ猫:「……なんでキメラばかりなんだワン」
紗綾:『混ぜるな危険はとっとと退場するが良い!』(ころころ)36!成功!
GM:「くらえ!ペットに有害なラベンダー香水の舞……ぶべらっ!」
天美:「ネガティブなPRしてどーするのっ!?」(笑)
紗綾:「匂いがきついですぅ!あっちいってくださいっ!」(ずんばらりん)
GM:「ぎゃあああああ!!! 札幌まで、新幹線延伸、よろしくうううう!!」(どぼん、じゅわっ)
チシャ猫:「四国が先だわん」
紗綾:「四国は既に新幹線が走っていますっ」
チシャ猫:「そりゃディーゼルエンジンのやつだわん。詳しくは四国新幹線で検索すると良いわん」
GM:ということで、プラス26いいね。報酬として「魔女の霊薬」1個ゲット。これは相当のスペシャルメディカルキットとでも思ってくださいまし。
天美:枠消費しないの?
GM:枠消費なし!このシナリオ中、フォレスト社が枠を供給すると思ってくれたまい。
カヤカ:おれは特に要らないかなー。
天美:私は治療力は割とたっぷりあるので、ここは猫さんがいいかと。
チシャ猫:では預かっておくですねー。
GM:「さあ、クイズに答えるがよい!ここにあるプラモデル、ジェ○ン、○ェガン改、スタークジェガ○、ジ○ガンD型、ジェ○ンJ型……どれがどれかをすべて当てるのだ!」(笑)
カヤカ:普通に無理なもんお出しされた!?
秀史:出たよオタクしか喜ばない問題。
天美:人によっては楽勝かもしれない(笑)。
紗綾:マニアックすぎますよ。ジェ○ンのWiki見るだけでも冗談みたいなバリエーションありますからね。
カヤカ:プラモは沼っすよ沼。マイナーチェンジ系は改造しやすいからなあ。
GM:なお、二回目の判定なので、目標値は23→18に下がっています。
チシャ猫:今回は自動成功だけど、「いいね!」狙いで『ダイブイン』だけ使うにゃーん(ころころ)43、成功。さっきと達成値あんまり変わらないってどうなんだにゃーん?
GM:「すごいぞ!あの訳のわからんプラモデルの名前をことごとく当てていく!」「せんべいまる、侮りがたし!!」
天美:「知恵のせんべい、力のねぎざむらい、ですね!」+19いいね!をゲットです。
GM:華麗に回答する君に、無数のいいね!が集まってくる。特にガ〇タから熱い支持を集めているようだ(笑)。
チシャ猫:「にゃーっはっはっは!余裕、余裕だワン!」ちなみに中の人はそんな詳しくないにゃん(笑)。
カヤカ:「今後、ガン○ム案件きたら猫毎回呼ばれんのか?」
紗綾:ゆるキャラがガン○ム芸人で売っていくという新時代。
GM:「見事!3問終了!一回戦突破である!!」ファンファーレと共に、天井からハーネス付きロープが下りてくるのであった。
カヤカ:芥川かよ!(笑)。
天美:蜘蛛の糸じゃん……。
GM:お お お お お お お お(どよめき)
チシャ猫:さっさと脱出するにゃーん。
天美:われもわれもと群がるゆるキャラ、FORESTV様はその様を見て溜息をつくのでした……。
秀史:諸行無常……。
GM:こちらはちゃんとハーネス付きなので、他のゆるキャラは手を出せない。君たちは天井まで引っ張り挙げられる。君等に対して観客席から声が飛ぶ。「やるじゃねーか!」「おれはお前たちを応援するぜー!」「ちきしょー!さくら某を落としやがって!てめえらくたばっちまえー!」
カヤカ:最後のは賭けてた奴だろうな。
天美:残念だけどキメラさんたちは落ちるべくして落ちたとしか。
GM:釣り上げられた後横スライドして、天美さんのところに戻ってこれた。……お疲れさまでした、これにて一回戦突破です!
秀史:UFOキャッチャー……。
紗綾:「楽ちんですぅ」
天美:「えーと、なんてゆーか、その、おつかれさま?」
紗綾:『はははっ、ワシの切れ味を見たか!』
カヤカ:「切れ味見せたらダメなんだけど……」
チシャ猫:「結果的にはめっちゃドヤ顔できたんで良かったんだにゃーん!」
秀史:「検索した知識でドヤ顔してもな……」
チシャ猫:「なに言ってるんだにゃー、あの速度で検索するのも腕にゃよ」
天美:結局治療の必要もありませんでしたね。手番が余ってしまった。
GM:…………さて、君たちが一息つくと、と他の円柱でもどよめきが起こっている。
紗綾:「あー、なんとなくおおおじいちゃんに見せない方がいい気がしますぅ」
秀史:怪傑Pナッツとやらの方だな。
GM:そのとおり!


 「ゲッキョゲッキョー!まずは雑魚から始末してやるぜー!」
 「コケー!万年最下位のピーナツ野郎をなぶり殺しにしてやるぜー!」
 回答権を確保すべく、ゆるキャラ達が怪傑ピーナッツに襲いかかる。しかし。



GM:「……フン、雑魚どもめ」どかっ! ずどっ!と、怪傑Pナッツなる人物は襲い掛かってきた他のゆるキャラを一閃で叩き落した。
天美:「ぐわー、比内地鶏をよろしくコケー!」
GM:そして危なげなくクイズに答え、悠々と単騎突破するのであった。
紗綾:「自力でクイズも解くとかすごいですぅ」
GM:さて、手番が空いた天美さん、ピーナッツ氏を解析してみてもいいよ。いいね!には影響なしで。
天美:了解。魔力制御で+2Dしてミスティックで判定。(ころころ)29!
GM:お、成功だ。怪傑Pナッツは一瞬だけ鞘から剣を抜き、すぐに収めている。凄まじい居合だが、君の目は刀身の一瞬の姿を捉えた。
天美:ふむふむ。
GM:その剣、日本刀によく似た曲刀だが、微妙に拵えが違う。これは、中東のシャムシールと呼ばれる剣だね。
秀史:アラジンで出てきたあれですね。
GM:そして、その刀身には、木目のような無数の文様がびっしりと浮かんでいる。これは中東で見られた、ダマスカス鋼と呼ばれる技法だ。
天美:現在では再現不可能とも言われるダマスカス鋼。業物の気配がしますね。
GM:そして、ミスティックに長けた君は見逃さなかった。その刃紋が、微妙に蠢いていることを!どうやら、この刀は何らかの意思をもっていると思われる!
天美:「やっぱり……おおおじいさんのお仲間ですか」と、聞こえないように独り言。
GM:君の判定は今すぐ何かに影響をするわけではないが、後々何かの役に立つかもしれない……。
天美:「……うーん、あれが本物だとすると、ちょっと怖いですね。ダマスカス鋼のルーツは古代インド、神秘の強度で言えばおじいさんよりも上かも知れない」
カヤカ:おおおじいちゃんより物騒な武器……?
紗綾:やはりきゃつも神殺しに名を連ねるものか。
秀史:何、神を殺すと武器に呪われるの?
天美:……現時点では確かなことは言えないから、おおおじいちゃんにはまだ秘密にしておきますよ(笑)。


 一回戦を勝ち抜いた一同、ホテルに戻ってくる。


秀史:「無事そうだな」
カヤカ:「無事……?」
GM:「皆さんすごいです!さすがです!」と依頼人さん
天美:「はぁ」(生返事)
チシャ猫:「正直フツーの依頼も結構アレにゃんではあるけど」
カヤカ:「かなり……過激って感じだよな」
チシャ猫:「今回普通に引いてるんだにゃん。落ちた人大丈夫にゃの?」
カヤカ:「エージェント同士の『小競り合い』の方がまだマシに思える」
秀史:「顔隠して好きなだけ暴れられるんだからいいじゃないか」
カヤカ:「いや暴れるの目的じゃねえから!」
GM:そんななか、君たちのテレビが点灯、『FORESTV』のロゴが浮かび上がる。「2回戦の協議が発表されました!」
カヤカ:(ぜったいろくなもんじゃねえという顔)
GM:『2回戦は……ゆるキャラグルメトライアスロン!!』(ファンファーレ)(軽薄なCGの演出)


●第二競技:ゆるキャラグルメトライアスロン!

 概要:ゆるキャラたちによる料理バトルだ!
     会場を逃げる動物さんたちを追いかけて捕まえて、「食材」をゲット!
     「食材」で料理を作って審査員に食べさせれば勝ち抜けだ!

 判定:
   ①せんべいまるが「食材」を捕まえる。
     推奨判定:ミスティック
 
   ②ねぎざむらいが調理する。
     ダメージダイスを振る(命中判定は不要)
     累積で100点を突破 → 競技終了
     突破しきれない → ①に戻る


チシャ猫:「ぐ、ぐるめ……?」
カヤカ:「とらいあすろん」
GM:『ゆるキャラたちが一生懸命料理をするぞ! みんなもお気に入りのゆるキャラを応援しよう!!』
天美:チシャ猫:「料理……?」
秀史:トリコでそんな競技があったような。
天美:(開示された判定を読む)料理ってミスティック案件なんだ……。
紗綾:HUNTER×HUNTERのライセンス試験であったような。
GM:うん、たぶん今みんなが挙げてくれた元ネタでだいたいあってる。
カヤカ:えーと、ミスティックが高いのは……ああ。
チシャ猫:狙い撃ち(笑)。
天美:はーい……(笑)。
チシャ猫:「天美ちゃん、料理とかやってそうだにゃーんね☆」
秀史:父親の分も作っていたのかもだ。
天美:「まあ……。そこはそれなりだとは思いますけど」
GM:「みなさん、気を付けてください」と依頼人。「二回戦からは、ゆるキャラ同士の妨害も解禁されます。一回戦のような相手の決まった相撲ではなく、一位になろうとする相手の足をみんなで引っ張るということもあり得るのです」
チシャ猫:「1回戦も十分妨害だったと思うにゃん……」
GM:ぶっちゃけGM的には、開示した以外のハプニングもあるかもしれない!
カヤカ:なるほど。
天美:「まぁ、現場にいた方が『盾』も使いやすいですし、やるだけやってみます」
GM:次回に続く!
カテゴリー:リプレイ3ー5話 | タグ:
|コメント(-) |トラックバック(-) | 2020年01月11日 (土)22時34分

(新)人災派遣TRPGリプレイ

オリジナルシステム『人災派遣TRPG』によるキャンペーンのリプレイです。
現在更新中!

●第一話:幽かなる竜胆
  東京近郊の里山で、文献にしか乗っていない幻の蝶が発見された。
  山中に分け入り、探し出して保護すべし。ライバルチームに先を越されるな!

●第二話:その声を守るため
  ストーカー被害に悩まされている人気若手声優からのSOS。
  収録やイベントで彼女を護衛しつつ、卑劣なストーカーの正体を暴け!

●第三話:泡沫のラインゴルド
  急逝した数学者のノートPCの中に、数十億円相当の仮想通貨が眠っていることが判明した。
  PCを解析し、仮想通貨を取り出せ。……教授が生前に契約した「護衛」に捕まるな!

●第四話:愛を買い戻せ!
  先日逮捕された窃盗団が、美術品をどこに売り払ったかを自供した。
  供述をもとに、美術品を追跡して買い戻せ!……途方もない「訳あり品」に注意せよ!

●第五話:かがやけ!ゆるキャラの星
  ネット配信限定の超過激バラエティに出演して賞金をゲットせよ!
  ライバルのゆるキャラたちは曲者揃い!「中の人」などいない!?

●第六話:洋灰の雨に茉莉花散る (仮:近日公開)
  山中の工場で外国人労働者によるストライキ発生の報告あり。
  調停の交渉団を護衛して現地入りした一行を待ち受けていたのは想像を絶する事態だった!
カテゴリー:★新リプレイ | タグ:
|コメント(-) |トラックバック(-) | 2020年01月10日 (金)23時15分

人災派遣TRPGリプレイ『かがやけ!ゆるキャラの星』 01

●スタート


GM:えー、それではみなさんお揃いのようですので、人災派遣の第5回を開催したく思います~。
一同:わー(ぱちぱちぱちぱち)
そんなに久しぶりのつもりはなかったのに半年経過していた……。
紗綾:TRPG自体プレイするのが久々だったりします(苦笑)。
カヤカ:前回成長させていたのを忘れて二回レベルアップしてしまうところでした(笑)。
GM:前回のリプレイをまとめて、小説を更新して、ポータルサイトを作ったりして……あっという間であった。
柳沢→天美:前回はおじさん当番回として活躍しきったので、今回は娘の方で皆さんを回復してまわります〜。
紗綾:よろしくお願いいたします。
天美:今回は紗綾さんがお当番回ですね。
紗綾:たくさんダイスが振れるようにがんばります(笑)。
秀史:レベル上げにあたって事前に任務の概要はもらってますが、今回は徹底したバトルものになりそうですね。
カヤカ:色々ギミックも仕込んであるみたいだな。
チシャ猫:にゃーん、これチシャの居場所どうなるのかにゃ?
GM:そこらへんもおいおい。


●ブリーフィング


GM:前回、ちょっとした外交問題になりかけた案件を揉み消した君たち。その後、とりあえず日本とC国との間には特に大きな問題も起こらなかったようだ。
カヤカ:「ひどい目にあったもんだぜ」
天美:「その節はうちの父が大変ご迷惑をおかけしました」(苦笑)
GM:しばらくは平穏な日々を過ごしていた君たちだが、安寧は短いもの。またも依頼が振ってきたのであった。ということで『任務概要』を参照くださいまし。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
●任務概要

<発信元>:CCC営業1課 藤村 櫂
<依頼主>:『ふかやねぎせんべい』代表取締役 神川 桐乃
<分類>:競争各種(身体能力、知識等) 総合評価……[B]
<報酬>:基本:18PP+18PP
<日時>:20XX年10月6日(土)~10/8(月)
<推奨CR>:3-4
<推奨職能>:戦闘系技能

<任務内容>
「バラエティ番組 『不人気ゆるキャラ敗者復活戦!』にて優勝せよ」
 
 外資系大手通販会社『FOREST』が運営するコンテンツ配信会社、『foresTV』。
 PCやスマホ限定の有料配信ながら、日本のTV番組にはない独自の企画を次々とヒットさせ、急速に普及が進んでいます。とくに海外資本と無数の有料会員をバックにした潤沢な予算は、国内のアニメやバラエティの数倍、数十倍にもなると噂されています。
 『不人気ゆるキャラ敗者復活戦!』はその一つで、各自治体や企業で粗製乱造され忘れ去られた不人気なゆるキャラたちが、優勝賞金を巡って様々な競争を繰り広げるという番組です。
 ユーモラスなゆるキャラが、企業やプロジェクトの命運を背負って真剣勝負を繰り広げる様が国内外問わず非常に人気を博しており、実際に賞金と知名度を得てメジャーに返り咲いたキャラも多く居ます。
 皆さんの任務は、埼玉県深谷市の企業『ふかやねぎせんべい』社のマスコットキャラクター『ねぎざむらいちゃん』とその従者『せんべいまる』に扮しこの番組に参加、優勝し、賞金5億円を勝ち取ることです。
 『ふかやねぎせんべい』社は近年経営が思わしくなく、起死回生を狙っての参加となります。

 ・会場はFOREST社が手配したお台場の高級ホテル
  『グラジオラス・マリーンベイ』の地下エリアとなります。

 ・皆さん含め、選手はホテル内に専用の部屋をあてがわれ、
  自室で休憩しつつ、地下で競技に参加を繰り返すこととなります。
  イベント間の外出は認められていないため、
  今回は移動はなしと考えていただいて結構です。

 ・『ねぎざむらいちゃん』『せんべいまる』に入れるのは
   それぞれ一人ずつですが、競技ごとに交代が可能です。

 ・競技内容は当日まで未公開です。前回までは、レースやクイズ、
  相撲など、バラエティ受けするものが選ばれています。


 ・回を追うごとに、人気と優勝賞金が高騰しています。
  今回、ゆるキャラの『中の人』として雇われたエージェントは、
  貴方達だけではない可能性は大いにあります。ご留意ください。
  
藤村拝
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



GM:といった内容がPCやスマホに配信されました。最近は技術の進歩で、メールのリンクから直接オンライン会議に入れる。
秀史:(熟読)「……ようするに、『中小企業の一発逆転のため、不人気ゆるキャラの着ぐるみに入って番組の企画に勝ち抜いてこい』ということか」
紗綾:「ねぎざむらい、に、せんべいまる、ですか。微妙なゆるキャラですぅ」
GM:ちなみにモデルは深谷市のゆるキャラ、「ふっかちゃん」でございます。こちらはリアルにゆるキャラのランキング上位の超勝ち組。
カヤカ:「ってか、こんな企画に出てる時点ですでに負け組じゃんこれ!?」
GM:『売れてるゆるキャラさんはそもそもこんな企画に出る必要がないんですよ』と藤村くん。
天美:「大変ごもっともです」
秀史:「むせる」
GM:『くま●ンさんとかひこ●ゃんさんとか!皆様が普段目にするゆるキャラ達は、過酷なレースを勝ち抜いた強者中の強者なのです』
カヤカ:「むしろこの番組に出られるだけ、まだマシな方なのか?」
紗綾:勝負の土俵にすら上がれていない子達の敗者復活戦ってことですね!
チシャ猫:「これなら、普通にネットでやってるゆるキャラ総選挙とかをハックして投票数いじったほうが早いと思うけどにゃぁ。賞金はないにゃけど」
GM:『皆さんは以前『おおかみケンタの大冒険』の着ぐるみに入られたことがありましたよね。その実績が大変評価されての選抜です』
カヤカ:「あれ評価されるもんなのか?」
チシャ猫:「我々は業界でどういう扱いなのにゃ?」
GM:『いわゆる実績解除的な……?着ぐるみを通過してこそ一人前、のような?』(目をそらす)
秀史:悲しいなぁ。
チシャ猫:「そう言えばデュラハンの時も着ぐるみでバイク乗ったりしてたにゃんねー」
カヤカ:「CCC伝統なのかなあ、着ぐるみ」
天美:そういえば、スーパー0157のドギー君とかもマスコットとして参加してるのかなあ。
GM:『と言うことで、早速ですがホテル・グラジオラスに現地集合でお願いします。依頼人もそこにお待ちしておりますので』
カヤカ:了承、と返事をして早速電車で向かうとしよう。
GM:画面の向こうでは、かすかに(藤村サーン、こっちの新人チームのアシストもお願いしまーす!)(あっハイすぐ行きます)などのやりとりがちょっと聞こえたりする。
天美:「藤村さん、ご苦労様です」
チシャ猫:もうすっかり中堅どころですね、このチーム。
GM:藤村くん達スタッフも、君たちに対しては「もうそこまでサポートはいらないかな」って感じになってますね。

 そして当日。都内超高級ホテル『ホテルル・グラジオラス・マリーンベイ』に現地集合した一同。
 依頼人が指定した、東京湾の夜が見下ろせるスイートルームにて顔を合わせることとなった。



紗綾:「ふわー、おっきなホテルですぅ!」
秀史:「実にいい眺めだ、狙撃がしやすい」(笑)
カヤカ:「フツーならご縁のない場所だけど、ここで着ぐるみに入ると思うとなぁ」
GM:ちなみにおひとり一泊ざっくり五万円以上でございます。
一同:ひえー!
紗綾:「テレビのお仕事はゴージャスですぅ」
チシャ猫:「いくらテレビでも、正直このご時世にどんだけバブリー!って感じだにゃ」
カヤカ:「確かにめっきり見なくなったよなあ、金使ってます!って感じの番組」
天美:「賞金5億はちょっとびっくりですね。お笑いのメジャーなコンテストでも優勝賞金1000万円とかなのに」
チシャ猫:「スポンサーが強いにゃかね?まぁ当たればマネジメント料金大きいのかも」
GM:ということで、これが地図となります。


●地図(ホテルグラジオラス・マリーンベイ)

map5-0.png


秀史:今回は移動コストの概念がないんですね。
GM:はい。今回は舞台がホテルの中だけで完結するため、移動コストは発生しません。毎ターン、好きなエリアに自由に移動することができます。
天美:こういうアプローチは面白いですねえ(←システムを作った人)。
GM:そのかわりに、そのターンどのエリアに滞在するかによって、『滞在コスト』が発生します。
カヤカ:自室にいても金が減るのか!?
紗綾:ああ、ホテルのルームサービスとか、なにげにお金がかかるんですよね……。
チシャ猫:さて、これ、猫の所在地どうしようかしらね。
カヤカ:いつものように引きこもろうにも、そもそも今回はマップ上に『本拠地』が存在しないんですね。
秀史:本体がホテルの中に入るのか?
チシャ猫:まぁ仲間の前には一度姿を表してますし、事情があるなら現場には出ますよ。
GM:ではここで演出を。……集合時、ITに詳しい人は気づいたのだが。このホテル全体が凄まじく堅牢なセキュリティで覆われているのを感じた。具体的には、無線の電波が完全に遮断されている。
チシャ猫:……じゃぁ、紗綾達と通話しながらホテルに入って、ロビーのあたりをぽてぽて歩いていると、急にパタンって倒れて動かなくなる。
カヤカ:「うお、おい猫?……猫が死んだ!」
秀史:「この人でなし!」(笑)
カヤカ:「よし、置いていこう」(笑)
紗綾:「猫さん、バッテリー切れです?」
GM:電波は遮断されているが、ホテル内に誰でもアクセスできる無料のWi-Fiが公開されている。それに繋ぐと、めっちゃ快適にネットが使えるので、君たちは何も困らないのであった。電話とかも、いったんホテルのWi-Fiを経由する形にはなるが、不自由なく通話できる。
天美:「全通信は監視下、ってことでしょうかね?」
GM:ここで、チシャさんは二択となります。ひとつ、『本人が着ぐるみでこの部屋に入り、任務に従事する』。ふたつ、『Wi-Fiにどうにか忍び込んで、ゲーム的に『本体』に相当するぬいぐるみをこの部屋に持ち込んで、そこを中継して仕事をする』。ゲーム的にはどちらもペナルティはないです。
チシャ猫:お気遣いありがとうございます(笑)。……まぁ仕事ですし、やはりここは本人が現場にでるにゃよ。メタでは問題なくても、Wi-Fiを切られたら無力化されちゃう環境だしにゃ。
GM:はーい。ではチシャ猫さんは着ぐるみを着て、改めてアジトを後にし現地に向かうのであった。
紗綾:あ、チシャさんが来る間にちゃんと自己紹介しておきますね。
天美:そうですね。「刀真さん、初めまして」
紗綾:「初めまして、あまみさん。刀真紗綾です」
天美:「実は名前、たかみって読むんです」(笑)
紗綾:「国語は苦手ですぅ~」プレイヤーも素で間違えていた(苦笑)。
天美:「父からお話は聞いてます。とても優秀なアタッカーだとか」
紗綾:「ありがとうございます~。お近づきの印にこのお茶でも~」
天美:こらー(笑)。
チシャ猫:たかみー、っていうとなんか髪の毛クルクル回ってそうね(笑)。
天美:「みなさんもお久しぶりです。今日はよろしくお願いしますね」
秀史:「久しぶりだな。半年ぶりか」
カヤカ:「おれ、天美さんだけじゃなくて全員と半年ぶりくらいな気がするよ」
天美:実時間ではなんと2年半ぶりという……。
カヤカ:そんなにでしたっけ(苦笑)。


 ホテルで思い思いにくつろぐ一同。
 テーブルを見ると、『FORESTV企画 番組参加者『ふかやねぎせんべいご一行様控室』と書かれたカードが置いてあることに気づく。


天美:「今回はここを拠点にして競技に参加するということですね」
カヤカ:「もう一生見ることないよな、『ふかやねぎせんべい様』って名札」
チシャ猫:「カヤカ!そんにゃんじゃだめだにゃ!優勝して当たり前にこの名前の札を掲げるのが仕事なのにゃ!」デュラハン事件の時に使った等身大の着ぐるみで入室します。
カヤカ:「うわ化けて出たッ!?」(笑)
チシャ猫:「Wi-Fi経由じゃないと携帯すらつながらないとか、高級ホテルも考えものなんだにゃぁ」
紗綾:「猫さんが二人……二匹?」
天美:「着ぐるみが増えた……」
チシャ猫:通信は完全にホテルの監視下にあると考えていいのかにゃ?
GM:はい。もしも君たちが抜け駆けして放送前に番組のネタバレとかをリークしようとしたら、速攻でつぶされることは間違いないであろう。
カヤカ:ああ、納得。
秀史:番組の盛り上がりが命だからな。
GM:チシャさんはその電子セキュリティに対し、『非常に豊かで、人の出入りが自由な城塞都市。 しかし一度何かあれば、即座に城門は閉ざされ、訓練された衛兵にたちまち取り押さえられる』……そんな印象を受ける。
カヤカ:「なんつーか、『陸の孤島』?いや、『電波の孤島』か」
紗綾:『一度入ったら逃げられない食虫花』、のような気もしないでもないですぅ。
チシャ猫:いざとなったら壁を破壊しそうな娘がなにかいってるにゃー。「あ、皆ひさしぶりなんだにゃー。娘さんとはこの姿では初めましてなんだにゃー」
天美:「ご無沙汰してます。今日もよろしくお願いしますね。あ、あと大おじいさんも」
紗綾:『カカカ、斬り込み役は任せいっ!』
カヤカ:「しっかしなんで今回は着ぐるみの方なんだ?」と水を向けます(笑)。
チシャ猫:(笑)では、かくかくしかじか。「こんだけの電波妨害は正直やりすぎなんだにゃー」
GM:「あっはい、FORESTさん、こういうITにとても詳しいらしくて。ネタバレはくれぐれもご法度、と殺気言われました」と後ろから声がかかる。
秀史:殺気!?(笑)
GM:うわ誤字った、「さっき」です(苦笑)。
紗綾:『何奴っ!』刀をしゅばっと。
天美:こらーっ!?(笑)
カヤカ:「ちょ、いきなり振り回すのはヤバ……ッ!」


 「きゃあっ!」
 背後の人影は、いきなり刀をつきつけられて尻もちをつく。
 そこにいたのは、ビジネススーツに見を包んだ20代の女性であった。



紗綾:『なんじゃ、敵じゃないんかい、すまんのう』
天美:慌てて間に入りますよ! もー!
GM:「あ……。どうも。依頼人の、神川桐乃ですっ」
紗綾:「す、すみませんですぅ~、久しぶりのお仕事なので、大おじいちゃんがハッスルしちゃってるんですぅ」……すみません、マジで『殺気』に脊髄反射してました(苦笑)。
チシャ猫:「藤村さん、やっぱりこのチームを自由にさせるのはどうかと思うんだにゃ」
天美:「できるだけフォローよろしくって言われてますけど……ちょっと心配になってきました」(苦笑)
紗綾:フォロー、つまりは紗綾をいかに敵陣に放り込むか(笑)。
秀史:自分で言いますか(苦笑)。
GM:「いえっ!いえ!!大丈夫ですっ!!むしろ安心しました!!深谷ねぎせんべいで天下を取るには、貴方のような坂東武者の気概がある人でないと!」
天美:どんなポジティブさですか。
チシャ猫:あ、依頼人もやべー人なんだにゃー。
カヤカ:やっぱりこの業界やべー人ばっかりかあ。
紗綾:まあ、CCCに依頼出すような人ですしねえ。
GM:「ふっふっふ!我ら深谷の地に生を受け創業600年の深谷ねぎせんべい、いまこそ武蔵の地から世界に羽ばたくときなのです!!手始めにまずここで!!優勝するのが第一!!皆さんよろしくおねがいしますよ—!!」
秀史:この人もアカン(笑)。
紗綾:『天下か!久しぶりに刃が鳴るのぅ!ワシにまかせい!』
チシャ猫:首置いてけぇ、とか言いながらゆるキャラの頭どんどん外して企画ぶっ壊れかねないんだにゃぁ。
紗綾:『カカカッ!全員頭をナマスに刻めばよいのだな!』
天美:紗綾さんに依頼するあたり、寧ろそれを狙ってるのかも知れません。
GM:「はい!皆さんの今までの実績は藤村さんから伺っています!とにかく暴れて!勝ち抜いて!!いいね!をいっぱいゲットしてください!」
天美:「暴れて……えっ、ちょっ、えっ、えっ?」
カヤカ:「有料会員限定の配信だから多少過激になってもOKって判断じゃねーの?」
GM:「あ、はい。なんかFORESTさんの最新技術で、ヤバイ映像が撮れても、配信するまでのコンマ数秒でモザイクかけられるらしいので。放送事故とかはあまり気にしなくて良いそうです」
チシャ猫:それは放送事故じゃなくてただの事故映像では?(笑)
GM:この番組に出資しているFOREST社ですが、いわゆる外資の密林的な大手通販会社です。そして制作をしているFORESTVは、FOREST社が独自に運営するコンテンツ会社って感じです。したがいまして、IT技術がめちゃくちゃ凄くて、予算がめちゃくちゃ沢山かかっていて、放送コードとか全然気にしない番組となります。
紗綾:あー(納得)、そういうやつですか。密林でプライム的なアレというか、ネットでフリックス的なアレというか。
チシャ猫:ネットで有料配信している、地上波では絶対流せない過激なバラエティだにゃ。
秀史:「了解した」
チシャ猫:「シタナガはいつも冷静なんだにゃぁ」
秀史:「暴れるのは紗綾さんだし。ひどい目に遭うのはカヤカだし。何も問題はない」
チシャ猫:「あ、そういう」
カヤカ:「まだおれが被害者になるとか決まってねえからな!?」(爆笑)


 一抹の不安を覚えつつ、依頼人と挨拶を交わす一同。
 依頼人の神河さんは、自社製品の深谷ねぎせんべいに社運をかける熱血若社長、といった体。シンプルに、大金を払って雇ったのだから、「皆には存分に大暴れして欲しい」とのことだった。



GM:「ええと、早速ですみませんが。皆さん、開会式へ出席をお願いします!」
カヤカ:「ああそうか、番組だもんな。って、リハとかもねーの!?」
紗綾:『ぶっつけ本番の生演出の方が、視聴者にはウケるもんじゃよ』
カヤカ:(ひそひそ)「刀のおじーちゃん妙に俗っぽいよな」
紗綾:(ひそひそ)「私が学校に行ってる間、ずっとテレビ見ているみたいですぅ」
天美:「はぁ。気は進まないけど仕事だからやることやろう」……実際のところ、この企画、負け組に引導渡す様を嗤おうっていう感じがありますよね?
秀史:ですね。カ○ジとかと似た空気はありますね。追い詰められて底辺で必死にあがく人間を見て楽しむってやつ。
カヤカ:とにかく身バレだけは死守!顔だけは死守…ッ!!
秀史:「……では行くか」
チシャ猫:「え、チシャも行かなきゃダメかにゃ?自分で言うのもなんだけど、現場混沌とするにゃよ?」
GM:「あ、スタッフの方は任意ですね。ただ、ねぎざむらいと、せんべいまるは必ず出席して下さい」
チシャ猫:「なるほど。みんな頑張ってにゃ☆」……実際、顔を死守したいのは猫も同じなので、極力競技には参加したくないにゃね。
カヤカ:「誰が着ぐるみに入るんだ?」
秀史:「カヤカは確定で、あとはどうするか」
カヤカ:「え、オレ確定なの?」
一同:(頷く)
カヤカ:「やればいいんだろ!?着ぐるみを着ればいいんだろぉ!?やってやんよ!」(爆笑)
チシャ猫:「さすが、こーいうときは頼りになるにゃぁ」
秀史:「頑張れ、おおかみケン太」(笑)。
チシャ猫:「芸人根性が染み付いているにゃね」
天美:「まぁ、状況次第では私が代わりますから、とりあえずはお願いね」
GM:「ええと、ねぎざむらい役はすみませんが紗綾さんにお願いします。サイズが小さくて、紗綾さんしか入らないのです。第一試合開始までには調整できそうなんですが」
紗綾:では私がねぎざむらいに入ります。GMから主役をやれと指名されている気がする(笑)。
カヤカ:こういう細かい調整が間に合ってないところが落ち目の原因では?
GM:「あっすみません!時間が押してますので、紗綾さんと……。じゃあ、居垣さん、お願いしますっ!」わたわたと焦る依頼人。
天美:では、私はスタッフ役で会場に。シタナガさんと猫さんは部屋でお留守番ですね。
GM:了解です。もちろん、チシャさん達も部屋のテレビで開会式は見られますからね。


 準備を整え、ホテルの地下に向かった一同。
 ホテルの地下には広大なスペースが設けられ、競技場となっていた。
 天井には無数のライトや中継用カメラが取り付けられ、スクリーンにはスポンサーである「FOREST」のロゴが踊っている。
 周囲にはぐるりと観客席が設えられ、すでに観客でびっしりと埋め尽くされていた。
 会場のテンションはすでにオーバーヒート。凄まじい歓声が地下の空間にとどろき渡っていた。



GM:う お お お お お お お お お お お お !
GM:お  お  お  お  お  お  お  お  お  お  お!
GM:お!  お!  お!  お!  お!  お!  お!  お!  お!
紗綾:大歓声ですね!盛り上がってますぅ。
GM:「殺せーッ!!」「ぶっ殺せぇー!!」(一同爆笑)
カヤカ:「待って待って!?」
紗綾:「そっちですか!?」
チシャ猫:「ぶっ殺せーはおかしくないかにゃぁぁぁぁぁぁ!!!?」(爆笑)
天美:(唖然)
GM:「中身を観たいわ!その着ぐるみの中身をみせてちょうだい!」と貴婦人風の観客。
チシャ猫:スポンサー客だぁぁぁ!
GM:「そうだ!中の人をぶちまけて果てろ!!!」
カヤカ:「いやだァァアアア!!?」
紗綾:『中に人などおらんわ!』
秀史:「妖刀が言うなよ」
GM:「あがけ!あがけ!お前たちが苦しむ様が!どんな酒よりも俺の乾きを癒やす……ッ!!!」
天美:「まぁ、破格の賞金てあたりで多少予想はできましたけど。これは想像以上っていうか」
秀史:「着ぐるみ着てるだけのコロシアムだな」
天美:想像以上にカ○ジ(笑)。
紗綾:ニュー○ークに行きたいかー!ぐらいかと思っていたらだいぶ斜め上(笑)。
カヤカ:「くっそ、もうヤバい雰囲気しかないんだけど!!」
チシャ猫:「相変わらずCCCは仕事選ばないにゃねぇ」
GM:「誰が勝つと思う!」「そりゃおめえ、キデジカだろう!」「いいや、今年はスシガッパもすごいぞ!」「何言ってんだ、スシガッパは前回中の人が再起不能になったじゃないか!」「ああ、だから今回はもっと優秀な奴を入れたっていうぜ!!」
天美:うわぁああ、これはひどい。
カヤカ:「勝ち抜くしかないじゃんか!ちくしょうがー!!」
GM:さて、控室の皆様。スマホを持ってると、FORESTVのアプリで、この動画配信が見られるよ。
チシャ猫:チェックします。
GM:『がんばってー!』『その子が戦う姿を見たいわ!』『中の人っているのかなー★』
カヤカ:えっ。
GM:『まけないで!まけないで!君の頑張る姿が力をくれるの!!』
チシャ猫:「……なるほどにゃ」
GM:どうやら、撮影からライブ配信のわずかな間に、音声を穏当なものに自動変換しているようだね。
チシャ猫:っていうかシステムすごいな!!!
カヤカ:どこのエージェントが関わってんだ……。
紗綾:『ふん、殺伐こそ祭りの空気よ。わざわざ穏当なものにする事もなかろうて』


 怒号が飛び交う中、他のゆるキャラたちも一同に介する。
 皆、見たこともないようなマイナーキャラ、あるいはどこかで見たようなパチものキャラといった、微妙なゆるキャラたちばかりであった。
 だが、そのいずれも、ゆるい姿とは裏腹に、ギラついたオーラを放っている。



GM:『皆様、長らくおまたせしました!!今回も司会は、我々FORESTVが務させていただきます』司会の男性が、壇上に立つ。
天美:賞金額も、番組上では500万とかそのくらいの穏当な額になってるかもですね。
GM:……男性が手をかざすと、ステージの上から、5億円……50kgの札束の塊が壇上に「ド ン ッ」!と降ってくる(爆笑)。
天美:そんなことはなかった(笑)。
紗綾:ビジュアル的にわかりやすい(笑)。
カヤカ:「すごっ」


 ――余計な前置きは無用です。

 司会は告げる。

 我々が欲しいのは、『ホンモノ』の映像です。

 つまらぬ規制を取り払った世界で繰り広げられる、退けない事情を抱えた皆様の、全てを賭けた死にもの狂いの姿。
 
 それを私たちと、ここにいる皆様、そしてネットの向こうの世界中の人々に見せつけてください。

 貴方の『ホンモノ』に、我々もまたシンプルな『ホンモノ』……すなわち、多額の金銭を以て応えましょう!!



GM:お  お  お  お  お  お  お  お!! 選手たちも観客席もヒートアップだ!!
カヤカ:「やべー連中じゃん。やべー会社じゃん」
秀史:「シンプルで実にわかりやすい」
天美:「そんな予感はしてましたけどね……」
カヤカ:「ドキュメンタリーでも作ってろよ……っ!」
紗綾:これは選ばれなかったマスコットキャラ達の熱き戦いの物語である、とか冒頭にナレーションが入りますね。
GM:『さあ、一回戦の種目の発表です!!』
紗綾:だらららららららら(ドラムロール)しゃーん!(シンバル)
GM:『一回戦は……『ゆるキャラマッスルクイズバトル!』 腕力と知恵を生かして、栄光をつかめ!!!』
カヤカ:「マッスルクイズ」(真顔)


●第一競技:マッスルクイズバトル!

 概要:ゆるキャラたちによるクイズバトルだ!
     他のゆるキャラとの相撲に勝つと回答権が得られて、
     三問正解すると勝ち抜けになるぞ!

 判定:
   ①ねぎざむらいがダメージダイスを振る(命中判定は不要)
    20点を超える → クイズに回答。②へ    20点以下 → ①をやり直し
 
   ②せんべい丸がクイズに答える。
     達成値 3
     推奨 スカラー、ビジネス、サーチャー
    
     すべて突破 → 競技終了
     突破しきれない → 目標値を5下げて、①に戻る



天美:「……あれっ!? これ私がいかなきゃならない流れ!?」
秀史:「俺パス」
GM:ざっくりゲーム的に説明しますと、一人が物理攻撃判定に成功すると回答権が得られ、もうひとりがクイズ判定に挑戦できる、というものです。
カヤカ:「物理」(真顔)
紗綾:回答権を得る手段がひどい(笑)。
GM:『知力と腕力にすぐれたコンビでなければ勝ち抜くことは困難でしょう!!もちろん、一人で挑戦しても構いませんよ!!』
カヤカ:つまりこれあれですよね。
一同:東京フレンド○ーク(一同爆笑)。
カヤカ:さあ走って!
チシャ猫:最近の若い子はわからないぞ!
カヤカ:ぱーじぇーろ!ぱーじぇーろ!
秀史:カヤカがたわしを持って帰る未来しか見えない(笑)。
チシャ猫:そしてパジェロを1投目で余裕で撃ち抜いて『選ぶ』に変えられるシタナガ。
紗綾:最後はエアホッケーですね(笑)。
天美:絶対そんな甘いものじゃないと思う(笑)。
チシャ猫:風雲た○し城のやばいやつとか、サ○ケとか(笑)。
GM:『以上で開会式は終了となります。一回戦開始までしばらくお待ち下さい!!ご視聴の方はこのままFORESTVのムービーをチェケラ!!』……お疲れ様でした。これでいったん解散となります。
秀史:「この内容なら紗綾さんと天美さんかな」
天美:「はぁ(ため息)。でも実は正直、私が行った方がいいかもとは思ってたんですよね」
チシャ猫:「電脳使えるならチシャだけどにゃぁ」
紗綾:『知力(物理)は任せい!』(笑)
天美:「これだけの賞金が絡むとなると、"手段を選ばない奴"が出てくる可能性が非常に高いですし」
GM:(笑顔でさむずあっぷ)
カヤカ:「ああ、もう相手にもエージェントがいる前提ってことなのか」
天美:「依頼書にもそう書いてあったものね」
チシャ猫:「そもそも、うちらも普通の参加者に比べればチートしてる側だと思うにゃ」
天美:「着ぐるみ、バックアップ、控え。配置は熟慮したほうが良さそうですね」
チシャ猫:「ある意味、着ぐるみに隠して異能を出し物にしているとも言えるにゃね」
GM:……さて。開会式を終えた君達は、そんな相談をしつついったん部屋に戻ろうとする、のだが。
カヤカ:はい?
秀史:って、変な着ぐるみが増えたぞ(笑)。

 GM、妙なピーナッツの顔に人間の胴体がついた、ゆるキャラを描いたコマをマップ上に置く。

チシャ猫:本当に変だにゃ(笑)。
カヤカ:なんて悲しい目をしているんだ(適当)。
GM:こちらは千葉のゆるキャラ「Pマン」をモデルにさせていただきました。千葉のゆるキャラ一位に輝いたこともあるメジャーキャラなんですよ―。
紗綾:猫マーク2さん?
チシャ猫:一緒にするなにゃん☆(笑)
GM:……変なゆるキャラが、ねぎざむらいこと、紗綾さんに近づいてくるね。
紗綾:「なんでしょう?」
GM:すっとぼけた表情の着ぐるみなのだが、腰に剣を佩いている。……ちなみに、大おじいちゃんはどうなってます?
紗綾:ねぎざむらいの元々の刀と取り替えて、持ち込んでいますー。
カヤカ:取り替えてるんだ!?真剣に!?
紗綾:鞘に入ってれば見た目は一緒ですぅ。
チシャ猫:何でもありだにゃぁ。
GM:(そのために侍のゆるキャラにしたのだから、そうでなくては困る)……妙な着ぐるみは、君の脇をすっと通り抜けるんですがね。
紗綾:はあ。
GM:……すれ違いざまに、自分の鞘を、おじいちゃんの鞘にカツン、と当てます。
一同:(ざわっ)それは……!
天美:鞘当てだぁーーーーっ!?

 鞘当て。
 武士と武士がすれ違うときに、鞘と鞘が当たってしまうこと。
 非常に無礼な行為であり、口論から刃傷沙汰に発展することもしばしばあった。
 鞘当てを防ぐため、武士たちは道の左側を通行するようになり、現在の日本の車道が左側通行なのはこの名残とも言われる。
 そして、故意に鞘を当てる行為が意味することは……。


カヤカ:喧嘩売られてるゥーーッ!!?
GM:そしてすれ違いざまに、ねぎざむらい……紗綾にだけ聞こえるように、こう呟く。「フン。なまくらか」
天美:ウワー!?
秀史:……やりやがった。
紗綾:『――紗綾よ、斬れ』


「大おじいちゃんはなまくらなんかじゃないですぅっ!」
 刀に意志を預けるまでもなく、紗綾は振り返りざまに鯉口を切る。しかし――



GM:はい、ご想像の通り。君が振り向いたときには、すでに着ぐるみの姿は、いつの間にか間合いの外に出ていたのであった……。
紗綾:「……」
カヤカ:っかしいなあ。今回の任務はゆるキャラグランプリのはずだよなあ!?
天美:今日のGMからは、紗綾さんに好きなだけ暴れて頂くという気概を感じます!(笑)
GM:そしてその後ろを、「ちょ、ちょっと待ちなさい、怪傑Pナッツ!」と、そのゆるキャラのマネージャーらしき女性が後を追いかけてゆく。
カヤカ:かいけつぴーなっつ……。
紗綾:『……ほう。貴様の墓標に刻む名、然と覚えたぞ』
チシャ猫:墓標に『怪傑Pナッツ ここに眠る』はきついなぁ(笑)。
GM:そして、そんなマネージャーに、「あ、あれ、あなたもしかして、花生ちゃん?」と声を賭けたのは、君たちの依頼人だ。
秀史:「知り合いか」
GM:「桐乃ちゃん……!貴方もこのグランプリに参加していたの!?」とマネージャーさん。
カヤカ:なんか因縁始まった……。
紗綾:百合的な何かを感じる。


「……ごめんなさい、悪いことは言わない、棄権することね」

 年若い女性マネージャーが、一同を見据えて言う。

「今回の大会は、私達、『小見川落花生』と、『怪傑Pナッツ』が優勝させてもらうわ」

 そう言うと、彼女は踵を返し、怪傑Pナッツとやらを追いかけ、去っていった。



カヤカ:「ライバル出現、って感じだけど、どっちも落ち目企業の不人気ゆるキャラなんだよな」(ぼそ)
チシャ猫:落花生……。
紗綾:我々が深谷ねぎせんべいだから、埼玉VS千葉じゃないですか!『翔んで○玉』ネタか!!(笑)
GM:(笑顔でサムズアップ)以上、オープニングフェイズでした!
カヤカ:ラウンド始まってないのにお腹いっぱい感(笑)。
テーマ:自作小説 | ジャンル:小説・文学 | カテゴリー:リプレイ3ー5話 | タグ:
|コメント(-) |トラックバック(-) | 2020年01月08日 (水)23時03分

登録社員名簿:104 『立ち枯れ病』(ファイトフトラ)

「やあやあ紳士諸君こんにちは。我輩、これでもさほど邪悪ではない吸血鬼だよ」

【名前】サー・オブライエン(通称)
【通り名】『立ち枯れ病』(ファイトフトラ)
【所属】フリー
【年齢】不詳
【容姿】窮屈な紳士服に身を包んだ、カエルを思わせる中年男性
【正業】資産家
【経歴】
 英国に籍を持つ資産家。資産運用は配下に任せ、探検と称して世界中を旅して回る有閑紳士。
 しかしてその正体は齢数百を数える古種吸血鬼。
 吸血鬼でありながら例外と言えるほど社交的で、人間の政財界の有力者とも太いパイプを築いている。
 

【スキル】
『長雨の悪魔』
 驚くことに、吸血鬼でありながら観測される限り彼は人間に対しての吸血行動を行っていない。
 植物からの吸精によってのみ生命活動を維持しており、
 それによって聖フィロフティアのバンパイアハンターたちとは休戦協定を結んでいる。
 本人曰く、「非力で無害な吸血鬼」とのことだが……。

 同じく古種吸血鬼である『瘧』いわく、「寝言は寝て言え」とのこと。
カテゴリー:設定資料_キャラ名鑑 | タグ:
|コメント(-) |トラックバック(-) | 2019年01月24日 (木)23時43分

人災派遣TRPGリプレイ『愛を買い戻せ!』 06(完結)

●五日目


GM:ではイニシアを!ここからは敵も振るからね!
一同:了解!
チシャ猫:って、なんか一人異常に早いやつがいるんだにゃ!?
紗綾:補正+25!?

 今回は以下の順番となった。

 ????
 轟天雷
 カヤカ
 紗綾
 柳沢
 秀史
 チシャ猫


秀史:『大賢良師』はいないのか……。となるとこいつが噂の三人目だな。


●ファストフェイズ

秀史:では俺から。『高速移動』で横浜港へ。
GM:おお!?狙撃はしない感じ?
秀史:はい。今回イントルーダー使うかもと思いまして。まずは移動、現場の状況を把握します。
カヤカ:まだ敵エージェントも判定も開示されてないしな!
柳沢:悩ましいけどここは先行して状況確認してもらえると助かる。
秀史:そしてAPが7超えたので罰則。[露見]でさらにAP+1点。
紗綾:私も湾岸に『高速移動』。このラウンドまでには横浜に着きたい。
カヤカ:おれも『高速移動』で湾岸に。シタナガさんが横浜に突入してイベントオープンしたら、状況に応じて紗綾さんを横浜に乗せていくか、他の調査をするか決める。
チシャ猫:チシャは安定の待機だにゃ。
紗綾:『紗綾よ!急ぐのじゃ!大将首が待っているぞ!』
GM:紗綾さんチャリンコ大爆走。
カヤカ:サヤクロン号。
柳沢:さすがに電車使ったんじゃないかな(笑)。
秀史:電車の屋根に乗ったんですね(笑)。
紗綾:跨線橋から走っている電車にとーおっ!
秀史:「電線に触れたら黒焦げになるから気を付けろよー」
紗綾:『目立ってこその大将じゃからな』「私は大将と違いますぅぅ」
GM:常磐線で松戸から東京までってところでしょうか。
カヤカ:「いま踏切で待ってたら人が乗った電車が通ったんだけど」
柳沢:ぬぬぬ、車を乗り捨てた状態だが仕方ない、AP2、PP3消費で『高速移動』。横浜へ!うえーん、PPが-20とか初期キャラみたいな数値になっちゃったー。


GM:……では、ファスト終了したのでイベントが発生する。シタナガくん。
秀史:何が出るかな♪
GM:君はバイクを、A国とC国の高官が会談するという港の倉庫に向かって走らせてゆく。建物よりコンテナが目立つようになり、人の気配がなくなったところで……コンテナの上から人影がジャンプし、君に飛び蹴りをかましてくる!……演出なので判定はいいよ。避けても防いでも良い。
秀史:では避けます。カヤカとは違うのだよカヤカとは!
チシャ猫:ひどっ(笑)。
カヤカ:おれは受けるタイプだからいいんだよ!(笑)。
GM:では相手は、君が避けた動作に乗じて、たくみに進路を塞ぐように道路に降り立つ。……その人影の正体は、サイバーコートに身を包んだ、長身の女性だ。
秀史:「……MBSの手の者か」
GM:「はじめまして。CCCの売出し中の若手サン。マンネットブロードサービスが九番差配、『陥陣営』よ。以後よろしく」
秀史:「名を知って貰えているとは光栄だな」
GM:「そして」と女がコンテナに視線を向けると、「ふうん、こないだのジャージの兄ちゃんとは別なんだ。ま、どっちにしても吹っ飛ばすからいいケド」といつぞやの少女、『轟天雷』が現れる。
柳沢:吹き飛ばされそうになったのだいたいおじさんなんだけどね!
GM:「まあね。江湖に生きる者としては達人の名前は嫌でも忘れないものよ。ぜひとも腕を比べてみたいと思っていたわ。………と言いたいところだけど、まずは」というと、彼女は、君に深々と頭を下げる。
紗綾:おや。
GM:「うちのサポート部門の連中が一般人に非礼を働いたことについて、お詫びをさせてもらうわ。もちろん、本人にも、謝罪と、それなりの見舞をさせてもらう」
紗綾:ちゃんとした人ですぅ。
秀史:「……なるほど、仁義は弁えているようだ」
GM:「だいたいの事情はこちらでも把握したわ。この詫びは、不注意とはいえ仁義に反した事についてのケジメよ」
柳沢:さすが、面子が最上のMBSだ。
GM:「……で。謝罪は終わり。そのうえで聞くけど。……まだやる?」
秀史:「ああ」
GM:「そ」
カヤカ:即答!?そして相手も即答!
秀史:「あのMBSがA級を3枚も投入した。普通の仕事でも損切りするのが正しいんだろうな。だが、どうしても諦める気にならなかった」
GM:女は端正な顔をゆがませて、唇を釣り上げる。
秀史:「アンタらがあの用務員さんから礼を尽くして譲り受けたなら、これ以上深追いする気もなかった。だが、今回の仕事を通して少しだけ分かった。粋な心意気ってやつがな。……そいつが俺に、この仕事を投げるなって言ってるんだよ」
GM:「……アハハハハハハ!!いいね!とてもいい!正直、こっちとしてもお利口な落とし所をいくつも考えていたのよ。でもダメね。こういうのがあるから……いいえ、こういうのこそがあるから、この仕事はやめられない!」そう言うと、女はコートから一本の直刀を取り出す。
秀史:「改めて名乗らせてもらおう。CCC所属、『剣擲師』!機密文書は返してもらう」
GM:「シンプルに行きましょう、『剣擲師』。例の書類は、この先の港湾内の館にある。私達を倒して、突破できるか。それだけよ」女は柄についているボタンを操作する。
秀史:刀にボタンだと?
GM:すると、じゃらりと音を立てて、剣が、ワイヤーで繋がれた無数の節にわかれた!
柳沢:ガリ●ンソード!
カヤカ:ボ、ボタン式蛇腹剣……。なんてゲテモノを。
紗綾:『むぅ、からくり仕込みの刀とはなんと邪道な!』
GM:「さて。そこに隠れているおじさんも、出てきたほうがいいわよ」
柳沢:「……おっと、いい雰囲気だったから水を差すのもどうかと思ってね」
GM:「気張ったほうがいいアルよ兄ちゃん」と『轟天雷』。「ぶっちゃけそのヒト、あたしより強いから」
カヤカ:剣で迫撃砲に勝つ人類とか想像したくねえなあ。
秀史:「忠告痛み入る。だが、弱いから押す、強いから引く。そんな仕事ではないと思っている」
紗綾:『かかか、よく言うた坊主!』
秀史:「……そして、遠間で死角から狙い撃つ俺を、近間で視界に収めれば御せると思わない方がいい」
GM:「いいねえ。すごくいい。ツワモノとの戦いはあれど、武に生きるものとの戦いはなかなかないからね」
チシャ猫:「忍者のくせに不意打ちしないんだにゃーん?真面目にゃねー」
カヤカ:「……いいなーカッコいいぜ、ああいうの」
柳沢:「熱いなあシタナガ君。……ま、この勝負、決着は"書類が最後に誰の手にあるか"だからね。強さはカードの一つでしかない。僕らにも勝ち目は十分あるってことさ」
秀史:「俺は忍び。武を誇る気などないが、押し通らせてもらう!」
GM:「いいでしょう。……我が銘は『城を陥す者』、すなわち『陥陣営』。我が剣技、耐えれば汝の技量、城塞一つに匹敵すると謳うがいい!」

●航海日誌を奪還せよ!★Update!:

【条件】
 MBSのエージェント2名を撃退せよ!?

※このミッションは放棄しても良い。その場合、MBSに関する以後のイベントは消失する。報酬額にペナルティはない。


map6.png



●敵のターン

GM:ということで、遭遇戦のイベントは終わり。ここから通常戦闘に入ります!まずは陥陣営がシタナガくんに攻撃。蛇腹剣が宙を奔る!4D6+22で(ころころ)40!
柳沢:イニシアは圧倒的に負けてるから、ここはきっちり防御していこう!
チシャ猫:こちらが先行はファンブルぐらいしかありえないにゃねぇ。
カヤカ:カバー役がまだ移動中なんでな!遠いぜ……。
柳沢:その分はブロック役が頑張るさ。
秀史:『回避』。【隠形術】の覚醒+【壁走り】、5D6+19で(ころころ)37!
カヤカ:どっちも高いから笑えねー!
秀史:LPで振り足し!(ころころ)くっ、1!もう1点で……成功!。『白兵』に『回避』なので普通失敗です。
GM:ワイヤーを使った遠隔攻撃のはずなのに、恐ろしく精密な攻撃が君の急所に奔る。防御は間に合ったが、ダメージは6D6+15で(ころころ)36点!
柳沢:そこはもちろん【魔力の盾】だ!(ころころ)31点止め!
秀史:GPも入れてノーダメージ!
カヤカ:ひゅーっ!
GM:「はっは、いいねえ。初手はここまで。舞を始めよう!」女が手首を返すと、跳ね返った剣が、ほとんど勢いを殺さず円運動と化して、次の攻撃へとつながってゆく。――君は直感する、次の攻撃は、今回の攻撃よりさらに強力になるだろう!
秀史:……これは難儀だな。
GM:次は轟天雷。「マジでいかせてもらうアル。手を抜ける相手じゃないしね」彼女の背後に無数の砲身が出現!
秀史:「……来い!」
柳沢:ここは手数のことも考えて、おじさんの盾と壁で耐える方向で!
GM:シタナガくんと、おじさんに正確に狙いを定める。範囲攻撃、投射、3D6+20で(ころころ)32!
秀史:さっきと同じ組み合わせで回避……49で避け。
カヤカ:うおすっげ!
GM:君は降り注ぐ砲弾をアクロバティックに回避した!
秀史:「斉射と言うが、まだ意識レベルで誤差が生じているな。初弾が当たれば続けて畳みかけられるのだろうが、当たらなければ回避しきることは可能だ」
柳沢:おじさんはフラッシュムーブ+魔力制御で回避に挑戦。……(ころころ)20、中失敗。
GM:では砲撃ダメージ4D6+18で(ころころ)28点。ついで衝撃と失敗ダメージが13点。
柳沢:魔力の盾で26点止め。属性ダメージは受ける。「……やれやれ、やんちゃなお嬢さんだ」
GM:「ちっ!やっぱり人目があると口径が足りないアルよ!良師!早く結界を完成させるアル!」
カヤカ:「紛争地帯に乗り込んでく兵士の気分だぜ」
柳沢:うーむ、これシタナガ君が避けれたからなんとかなったが、かわし損ねると盾の枚数が足りなくなるな。
GM:『そういうな。本来、結界というのは片手間で張れるものではないのだぞ』と声が響くと、周囲に無数の札が集まってくる。……先日カヤカくんを襲撃した際の、隠蔽の結界だね。次のラウンドには完成するだろう。
紗綾:『人目で口径選ぶなんてまだまだなんだぞっ』
カヤカ:CCCにお帰りください。
チシャ猫:一応【セキュリティシステム】と【絶対防御壁】が1回ずつ使えるので覚えておいてにゃー。

●カヤカのターン

GM:カヤカくんのターン!
カヤカ:うい。『通常移動』、湾岸から紗綾さんを乗せて横浜港倉庫に乗り込みます。
GM:君は事情をインカムで察しつつ、ニケツでかけつける!
カヤカ:「重役出勤堪能させてもらいました、っと!」
GM:そこには降り注ぐ艦砲射撃の中戦ってる人たちが。
紗綾:『大将首じゃ!紛れもない大将首じゃ!行くぞ紗綾よ!』
柳沢:「おっと、これでウチとこも全員集合だ。これまでの分、お返しさせてもらわなきゃね!」
GM:「ははっ、見つけたアルね、ジャージの人!」
チシャ猫:『大人気なんだにゃ?カヤカ』
カヤカ:「おーおーこの前はよくもぶっぱなしてくれたなお前!人に向けるもんじゃないからなそれ!」
GM:「砲撃から逃げられたのは屈辱ヨ。だいじょーぶ、肉片になっても、たぶんうちの連中なら反魂法でなんとかするから!」
柳沢:「物騒なこと言わないでおくれ!」
チシャ猫:『よかったにゃー、死んでも大丈夫みたいにゃよー』
カヤカ:「いいこと教えてやるよ、喧嘩で許されんのはグーまでだッ!!」っと言いつつ正直速攻コストが辛いんだよなあ(データ確認)。23点!まじかよ……。
GM:そこに藤村くんから通信が入る。『……カヤカさん!聞こえていますか!?』
カヤカ:「藤村サン?これから喧嘩なんですけど」
GM:「CCCのデータベースから、『陥陣営』の戦闘データをまとめました」
柳沢:おっ。
GM:「彼女の剣技は、初撃の威力がそのまま増幅して二撃目に乗り、そして三撃目には拡散して、あたり一面を薙ぎ払う殺戮の剣に変化します!」
チシャ猫:『なんか物騒なこと言ってるんだにゃ?』
GM:「待っていてはいけません。常に攻撃を加え、彼女の態勢を崩し続けなければいけません!」
カヤカ:「……グーで殴れって。ふぅん」(ぐっぱー)
柳沢:なるほど、放って置くとどんどん攻撃がエグくなるけど。ダメージを与えたらリセットできるってことか。
カヤカ:よし、GMが言うなら仕方ない。副動作で『速攻』!『陥陣営』にグーパンだ!
GM:どんときなさい。
カヤカ:『速攻』【ファントムペイン】【スマッシュ】【浸透剄】【心眼】!SP23点消費、APで3点代替!4D6+7で(ころころ)27の命中!
GM:こちらは『反応』で対応。4D6+17で(ころころ)28!
柳沢:ぐぁ、1差で成功か……! これは惜しい!
カヤカ:固定値高いなあ…!
GM:「はっ!やるな!」女が僅かに手首を返すと、剣が意志を持った蛇のように舞い戻り、持ち主をかばう!
柳沢:とりあえず半減だけどダメージは出しておくのだ。
カヤカ:行くぜ!6D6+7、衝撃2Dと衰弱3D付きだ!!ダメージがッ(ころころ)16。
秀史:……。
カヤカ:……。
一同:……。
カヤカ:うっそでしょう!?6D振って9?(一同爆笑)
柳沢:(生温かい眼差し)
チシャ猫:やっぱカヤカだにゃ!
紗綾:やはり ここのダイスは よくない
カヤカ:くっ、まだ5Dの属性ダメージが(ころころ)ぐぬぬぬ、13!
GM:うーん、防御も成功しているので半減だ。
カヤカ:「や、りづ……らいッ!なんだこの剣!?」
GM:「ははっ。この程度じゃアタシは揺るがないねえ!」剣は更にうなりを増す!残念ながら君の攻撃は彼女の態勢を崩すには至っていない!
柳沢:せつないなあ(笑)。
GM:命中してれば決して悪くないダメージソースになっていたはずなんですけどねえ。
柳沢:あれ、【ファントムペイン】、もう1D振れない?
カヤカ:あっ、ホントだ。
GM:じゃああと1個振り足していいですよ。
カヤカ:やったぜ!(ころころ)1!(一同爆笑)
チシャ猫:そろそろカヤカるって造語が出来そう。

●紗綾のターン

紗綾:『かかか!その首おいてけっ!』
GM:「ほう?。日本のアヤカシか」
紗綾:「紗綾よ、行くぞ」『おおおじいちゃんが体動かすと病院行く羽目になるのでイヤですぅぅぅぅ!』
GM:「次から次へと面白い。構わないわ。妖怪退治は武侠のつとめ!ここで成敗してくれる!」
紗綾:『だーれーがー妖怪じゃ!』【鬼神力】+【心眼】覚醒+【アウターハウル】+【完全憑依】!
柳沢:あ、【完全憑依】は、2ndからファストアクションで1Rになったんだ。
紗綾:ほえ?あー、たしかにそう書いてある!今回は『高速移動』でファスト消費してるから使えません。……しくしく。
柳沢:そうなんだよね……。それ系の能力は1stで強すぎたから調整入れたのです……。
紗綾:では【完全憑依】抜きで(ころころ)『白兵』の24!
GM:『反応』で防ぐ。4D6+17で(ころころ)30で成功!ダメージ半減!
柳沢:出目は悪くないが、敵の反応が高めだからなあ!
GM:敵が手首をわずかに返すだけで、カヤカの攻撃を弾いた剣先が、今度はおじいちゃんの刀身に絡みつき勢いを殺す!
紗綾:『ええい、気持ち悪い』ダメージ行きます。8D+8で(ころころ)29!低い。
柳沢:振るってないなあ!
GM:君たち二人の攻撃を受けてなお、陥陣営の剣は勢いを止めない!大きく旋回し、より威力を増す!
柳沢:一定ダメージ抜けないとリセットされない仕様だったり?
GM:「アタシの剣を止めるには、あと少しばかり威力が足りなかったね!」
紗綾:みたいですねぇ。
カヤカ:わー、二サン頑張ってくれ……。
秀史:任せろ。
紗綾:『ええい、紗綾よ、早くワシに身体を貸すのじゃ!』……罰則二回目。
GM:叱責。HP/SPを合計10点支払う。もしくはPP2点を支払う。
紗綾:電車に飛び乗ったのがばれてしまった。HP10点で受けます。

●柳沢のターン

秀史:(条件を確認)今更ですけど、敵を倒すが勝利条件でいいんですよね?
柳沢:そうそう、それ聞こうと思ってたんだよね。
チシャ猫:マトモにやって押し切れる目は低いし、裏工作したいんだにゃ。
カヤカ:って、なんか判定項目に不審な点が(笑)。
チシャ猫:最後の?マークに期待したい(笑)・
秀史:現状、猫が出来ることが殆ど無いしな。
チシャ猫:まぁのんびりアクション観戦してたらお金もらえる可能性があるので全然OKですにゃよ。たま~に映画見ながらDボタンで支援するタイプの金曜ロードショー感覚でお金をGET!素敵!素晴らしい!
GM:藤村くんから通信だ。「チシャ猫さん、柳沢さん。可能であれば、『轟天雷』の『解析』をお願いします。彼女の戦闘はほとんど、相棒が張った結界の中で行われるので、攻略法が見つかっていないのです」
チシャ猫:残念、ハッカーだと『解析』できないんだにゃ。
柳沢:そうなんだよねえ。そんなわけで『解析』はおじさんがやらねばならない。まずはメインでカヤカを治療。LPも使って(ころころ)SP29点回復。
カヤカ:めっちゃありがてえ!
秀史:私も次のラウンドお願いします。リソースを一気に突っ込むので、多分回避と攻撃でSP足りなくなる。
柳沢:了解だよ。だがまずは『轟天雷』君を『解析』。悩ましいが、ここは【魔力制御】覚醒で+2D、4D+9で(ころころ)回った、41!
GM:では『轟天雷』君の能力はこちらです。

 イニシア:2D6+15
 命中(投射):3D6+20
 防御(回避):3D6+15
 ダメージ:4D6+18 → 8D6+18
 (範囲攻撃。人目が少ないほど強力な火器を使用する=エリア混雑度に応じて変化)
 HP240
 SP95
 GP:15(物理)
 
 ※狙いをつける際は目視で行っているため、一定ダメージを受けると次の攻撃で大幅に命中が減少する。

一同:たかぁい(苦笑)。
チシャ猫:コイツもギミック持ちかー。
紗綾:斬って斬って斬りまくらなければいけないわけですね。
柳沢:……正直、現状、味方の数が多いぶん、範囲持ちの『轟天雷』の方が脅威だなあ。
チシャ猫:ただ『陥陣営』も3撃目は9D6+15の範囲なんだにゃ。
柳沢:……範囲攻撃って『ノイズ』で止めれる?
GM:止められる。
チシャ猫:にゃ、OKにゃ。ならここは『轟天雷』を止める方が先かもだにゃ。
柳沢:『陥陣営』は次のR、速攻しても範囲攻撃はできないはずだしね。
秀史:カヤカ抜ける?
カヤカ:属性ダメージ8Dで抜けないわけがないに決まってんだろ?(前回の出目から目をそらし)
柳沢:2ndでは『解析』に成功すると、命中判定以後+1Dのボーナスが発生するんだけど、加えていいかな?
GM:勿論です。
柳沢:やったね! じゃあもうひとりも『解析』しときたいところだ。

●チシャ猫のターン

チシャ猫:チシャはパスにゃねー。【ノイズ】にしても【セキュリティシステム】にしても相手の出方待ちなんだにゃ。
秀史:デスヨネー。
チシャ猫:あ、でもダメ元で『解析』しとくかにゃ?
GM:さ、君がのんびり?CCC本部で状況を観戦していると、来客があるよ。
チシャ猫&カヤカ:来客ゥ!?
秀史:用務員さんか?
チシャ猫:まぁ本部にいるから、来客なら会議室に通して、アバターのぬいぐるみに対応させますにゃ。ぽふぽふぽふ。
GM:では、現れたのは……。「ふむ。ヤギモト君……ああ、偽名だと思うがね。彼を訪ねてきたのだが。留守かね」
チシャ猫:カメラ画像で確認しますけど、誰ですかにゃ?
カヤカ:用務員さん、もっとラフな言葉づかいだったはずだけど。
GM:「……これはこれは。いろいろな美術品は見てきたが、動くぬいぐるみというのは初めてだ」君は彼の顔を知っている。つい先日、柳沢とカヤカが絵画を買い付けた、画商のユキムラだ。
チシャ猫:『ただの玩具ですにゃ。画商の人にゃね。何かご用ですかにゃ?』
GM:彼はこの業界にもある程度の知識があるのか、君を見てもさほど驚いた様子はない。「なに、大した事ではない。近くに立ち寄ったついでに、一言話をしたかったんだよ」
柳沢:つないでもらえるかい?猫君。
チシャ猫:流石に緊迫感満載の戦闘中に電話つなぐのは。まずは要件聞いてから対応するにゃ。
柳沢:それもそうだね(苦笑)。
チシャ猫:『伝言あるなら、チシャが聞くにゃよ?』
GM:では、それを聞くとユキムラは人の悪そうな笑みを浮かべる。「『ヤギモト君。せっかく見込みのある男だと思っていたのに、なんとも残念な奴だった』とそう伝えてくれ」
柳沢:……なんだって?
チシャ猫:『おや?それはどーゆうことかにゃ?』
秀史:それは聞き捨てならんな。
カヤカ:んんん?なにか見落としがある?
柳沢:えー、でも判定には成功してるからなあ?
チシャ猫:『おじさんあんな見た目だけど、いい加減なことはないはずなんだけどにゃ。美術に関しては』
GM:「若い子にお説教を垂れておきながら、自分ではそれを実践できていない、ということさ」
チシャ猫:『あ、なんかおもしろそうにゃね。詳しくお話聞いても?』急須にお茶を入れてお出ししよう。判定は成功だと思うので、多分何かのヒントだにゃ。
秀史:おじさんが猫に弱みを握られる(笑)。
GM:「なに。大したことじゃない。私が扱った絵画については、彼は金額にとらわれず、見事に絵画そのものを見据え、その価値を推し量ってみせた。だが。ことが芸術や金銭ではなくなると、その目も曇ってしまうようだな」
柳沢:どういうことなんだ……?例の書類が偽物とかそういう?
カヤカ:派遣社員的にはお金に目が曇った方が健全な気がしてくる。
チシャ猫:『芸術や金銭ではなくなる、ですかにゃ』
GM:「『真誠似偽 偽以似真』。コトを見て価値を判断してはいけない。ただ眼の前にあるモノを見て、価値を判断するのだ」
紗綾:古文書そのものが偽物?
カヤカ:流石にA級引っ張り出してきてるから偽物ではないと思うんだけどぉ。
柳沢:都合よくつくられた捏造という可能性はあるしねえ。
GM:「……いや、失敬。長居をした。では私はこれで」それだけ言うと、ユキムラはさっさと立ち去ってしまった。
チシャ猫:「えっと、結局なんの話をしにきたのかにゃ?」と、画面の前の本物がつぶやきましょ。「あれは、本当にただの画商なのかしら?」
柳沢:いや、確かあの書類、おじさん実物見てないんだよね。
GM:「画像データ、もう一度解析してみますか?」と藤村くん。
カヤカ:画像データじゃ真贋鑑定は難しい気もするけど……って判定追加されてら。
一同:どこどこ?

●航海日誌を奪還せよ!★★Update!:

【条件?】
 手紙の真贋を鑑定せよ!

「真誠似偽 偽以似真」
 大提督の航海日誌は本物か?この言葉に込められた意味を暴け!
 推奨:スカラー

チシャ猫:気になるにゃー。ユキムラさんってどこで今回の航海日誌の件知ったのかしら?ソッチのほうが怖くない?
柳沢:用務員さんと故買情報のやり取りとかを通して知ったって感じかなあ?
チシャ猫:まぁ調査しましょうかとりあえず。ハッカーでは専門外のため目標値68。ユキムラのヒントを手に、漠然とでもなにかヒントがないかを探す。覚醒【ダイブイン】で(ころころ)回らず44!2抜け。
柳沢:3抜きまではあと7か。ちょっと厳しいね。
チシャ猫:まぁ残りLP1なので無理。次回に完了を目指します。
GM:……ではレベル1。君は少ない資料を苦労して解像度を補い、博物館などのデータベースとAI判定で照合していく。
チシャ猫:「ハッカーであって美術の知識があるわけじゃないから照合の手間が倍倍!だにゃーん」
GM:現物がないから断言はできないが、少なくとも、紙の劣化具合等から、これが15世紀に作成された文書であることは、間違いないはずだ。
柳沢:本物見てないしなあ。この文言だけで読み取るのは難しい。
GM:そしてレベル2。航海日誌はかの大提督のもののはずだが、筆跡は一致していない。
紗綾:おや。
GM:もっともこれは当然で、当時の高官は文書を右筆に描かせたりすることもよくあったので、決定的な証拠ではない。
柳沢:せやね。
カヤカ:けど怪しくなってきたぞ。
GM:とりあえずはここまでだ!
秀史:怪しいなあ。
柳沢:これが捏造された決定的証拠でもあればいいんだけど。
チシャ猫:まとめた情報を皆に送るにゃよ。画商が来てなぜか日誌について『真誠似偽 偽以似真』って言って帰った。その後ばっと調べて筆跡は違うけど決定的証拠じゃないから調査中ー、って感じ。SP6消費。
柳沢:「あらららら……? これはどうも雲行きが怪しくなってきたな」
紗綾:『あの手の輩は回りくどい言い方をしてかなわん』
柳沢:「……実物を見ていないから、おじさんもそのあたり『本物だったらマズい』で見切り発車だったかもだ」
チシャ猫:『というかボクらは画像と情報で踊らされてるから。まぁコレ本当に偽物なら相手のメンツはただじゃ済まないにゃね?フフフ』
秀史:「悪い笑みだな」
チシャ猫:『ただ美術品は範囲外にゃんよ、メンドクサー』
カヤカ:「もう少し持ちこたえれば何かわかるかもな!よっし」ぱん、と拳を手のひらに打ち付ける。「MBS側は気づいて……なさそうかな?」
秀史:「MBSも別にC国の犬というワケではない。依頼内容が『古文書を取り戻せ』ならば、そこに書いている内容の真贋は関係ないのでは?」
柳沢:「とはいえ、時間も押しているし『本物だったらマズい』のは変わりない。現場は引き続き対抗処置をとりつつ、偽造の証拠を見つけ出さなきゃならないね」
チシャ猫:『ま、笑えそうなんで頑張るにゃから、そっちも死なないようににゃー』
柳沢:「ユキムラ君も義理堅いね。今度上物のワインでも差し入れてやらなきゃ」

●秀史のターン


秀史:『轟天雷』の攻撃って【ノイズ】でキャンセルできないんでしたっけ。
GM:一応扱いとしては【ワープシュート】をベースにした範囲攻撃のオリジナルスキルなので、不可ということで!
カヤカ:厄介な……。ホント厄介な……!
秀史:となると、やはり止めるべきは『轟天雷』だな。右手にアサシンダガー、左手に手裏剣を構える。
GM:「チッ!こっちにきたアルか!」
チシャ猫:【アドヴァイス】飛ばすにゃー。
秀史:助かる。【アサシネート】+【暗器使い】+【スティング】+【隠形術】[1]/覚醒+【壁走り】を乗せて(ころころ)71!
カヤカ:うわ!
GM:回避(ころころ)21、完全失敗!
柳沢:まずは素のダメージが2D6+2で(ころころ)8。
GM:それはGPで防いだ。
秀史:そして本命、出血の追加ダメージが10D6で(ころころ)34!

 『轟天雷』は高速で飛来する手裏剣を感知する。
 急所を狙い高速で飛来する脅威。だが彼女も若年でありながらA級の位に達したエージェント。十分な余裕を持って構え、払い落とす。

 ……瞬間。
 衝撃が肩を突き抜ける。見るまでもなくわかる、刃物による刺突の感触。
 背後か左右から不意打ち?違う。そんな気配はなかった。
 呪術や銃弾による遠距離攻撃?それも違う。
 ……それは、彼女が見据えているはずの正面からの一撃だった。
「真正面からの攻撃なのに、見えなかっただろう?」
 ガードしている腕のすぐ向こうから『剣擲師』の声が響く。
「人間の眼には網膜と視神経接続の構造から生理的盲点が存在する。普段は左右視及び周辺情報で補完しているが、手裏剣での攻撃で視線を誘導し、アンタのガードと重なった瞬間、盲点が発生する」
 姿勢が崩れる。『轟天雷』の視点がわずかにずれると、彼女の盲点に潜り込んでいたシノビの姿が、まるで奇術のように現れた。
「盲点から来る刺突の剣筋、点の攻撃は視界に入らない。木瀬流剣術『翳り月(かげりづき)』だ。堪能しろ」

GM:「……っ、味なマネを……!視界がッ…!」
紗綾:『さすが忍びの末裔じゃ!』
柳沢:「そちらのお国の武侠もなかなかだけど、うちの忍侠もなかなかやるもんでしょ?」
GM:「まったく油断するなと言ったのに。あれさえなければトップも張れるんだがねえ」
カヤカ:「二サンがどんどん人間離れした技を会得していく気がする」
GM:顔をしかめる轟天。一瞬だが、確かに致命的に一度狙いがガタガタになる!
秀史:そして副動作で回復23点。


●ファストアクション

柳沢:紗綾さんに先行して『解析』で命中を増やすためにイニシアを振り足します。ホントは『陥陣営』より先に動ければって感じなんだけど。
カヤカ:流石にアレは追い越せないな。
柳沢:LPと……足りない、APを……ぎゃあ、4Dで炎上!AP3点と罰金!
紗綾:一番無縁そうな人が真っ先に炎上した……。

 次のラウンドのイニシアは

 陥陣営
 轟天雷
 柳沢
 紗綾
 チシャ猫
 カヤカ
 秀史

 となった。


GM:ファストアクション!こちらは特になし。
カヤカ:なーしッ!
紗綾:【完全憑依】!
柳沢:【後退】。

●敵のアクション


GM:まずは『陥陣営』。後退しているおじさんは除外してランダムに目標……(ころころ)カヤカに剣が飛ぶ!
カヤカ:お、カバーの必要がないな!っし、こいやー!
GM:「さあ、どこまで耐えられる?CCC!!」31で命中!
カヤカ:【心眼】乗せて防御。(ころころ)19、低い!LPを、くそ、2点使って28!普通失敗!
GM:上空から剣先が雪崩落ちる。細い蛇腹剣なのに、滝のように重い一撃!(ころころ)49点!
柳沢:【魔力の盾】!35点止め!
カヤカ:【浸透剄】で9点軽減!GPと合わせて耐えた!
秀史:おおー!
柳沢:「柳は細くとも揺れて風を受け流す……! それが"古柳"の所以でね!」
カヤカ:「来いよ!簡単にゃやられねえぞ!」露出ペナルティ、[叱責]。
GM:そして『速攻』で(ころころ)紗綾に34で命中!
紗綾:【完全憑依】、【心眼】、【戦の記憶】で(ころころ)35!成功!
柳沢:これならダメージ受けても半減だからたかが知れてる!
GM:そうかな?ダメージは47点!
柳沢:【魔力の盾】!30点止め!
紗綾:GPと【完全憑依】で弾きました!
秀史:おじさんの盾、さっきから絶好調だなあ。
カヤカ:これはカバー要らなそう……。あれまた活躍の場がないぞ?
GM:「よく耐えた!お前たちには我が剣舞を目にする資格がある!」ギャリギャリと音を立て、剣がさらに妖しい軌道を描く!次のラウンドは今の打撃を範囲攻撃で全員にだ!
紗綾:『ふん、そんなからくりでワシにかなうと思ったか!』「別にーおおじいちゃんは偉くないと思いまひゅッ!」(舌かんだ)
GM:続いて『轟天雷』のターン。君たちの猛攻撃で彼女の命中は2D6+5まで落ちました。
柳沢:助かる!これで十分に防御成功が狙える。
GM:だが。『……やはり支援が必要だな』どこからかそんな声が響き渡る。
カヤカ:うげっ!?『大賢良師』!!
GM:【チアー】、命中判定+2D、【でっちあげ】、露出大幅減!
GM:「……っ、アンタの支援をもらうのは癪に障るけど。今はコイツらを、ぶっ潰す!」少女の背後から、長大な艦載砲が姿を現す!
秀史:【でっち上げ】はまずいな。【ノイズ】の使いどころだろうか?
柳沢:消すなら【チアー】かも? 命中+2Dが怖い。
チシャ猫:では【チアー】を【ノイズ】でキャンセル。かぶせて放送用スピーカーから気の抜ける音楽大音量で流しておくにゃ。
GM:うーむ、命中2D6+5か。だが防御成功されてもゴリゴリ削れば(ころころ)あっ。
カヤカ:……1ゾロ。
秀史:それファンブルって言ってる。
チシャ猫:いぇぃ、命中値0。
カヤカ:(自分より低いもの見つけて若干嬉しそうな顔)
秀史:いい仕事した!
GM:会心を狙ったはずの一撃は、突如鳴り響いた調子はずれの音楽に阻まれ大きく軌道をそれた!
柳沢:でも回避で10出さないと一応ダメージ発生しちゃうんだよね。
GM:みんな一応防御ロール振ってね!
秀史:欠伸しながら避け。
柳沢:ちょっと危なかったけど大丈夫だ。
紗綾:LP使って回避!
カヤカ:(ころころ)8!(爆笑)LP1点(ころころ)1!(一同爆笑)
秀史:カヤカはおいしいなぁ!
柳沢:まあ、これであと1点で確定だから。
カヤカ:も、もういってん……(ころころ)クリティカルで16!
紗綾:おいしすぎる!
カヤカ:(床を殴り始める)
GM:「クソ!クソ!クソ!」明後日の方向に砲撃を乱射する『轟天雷』。ちなみに本来であればダメージは8D6+18でした。
カヤカ:ファンブルさまさまだな……。
チシャ猫:そして罰則。(ころころ)げっ!14!?
柳沢:[懲罰]。HPかSPを合計15消費+生活費が永久に+1!
チシャ猫:そ、それは辛い。最後のLPで振り直すにゃ。(ころころ)っておい11。
柳沢:不運。LPを1失う……。
チシャ猫:不運もいいところなんだニャァァァァァァァァ!
GM:慣れない歴史系のデータベースにアクセスしたために、変なところで痕跡を残してしまい今後の仕事にちょっと支障が出た、とかですかね。

●柳沢のターン

柳沢:まずは紗綾君のSPを治療。【魔力制御】と最後の薬を使って(ころころ)、うわ回った、48点!。
紗綾:完全回復して振り切った。『たぎる!たぎるぞ!よくやった小僧!』
柳沢:続いて、【ビジネストーク】を使って『陥陣営』を解析。猫さん、悪いけどここは【アドヴァイス】もらえるかな?
チシャ猫:SP尽きたので無理なのにゃ……。
秀史:まさか猫がSP切れを起こすとはな。
カヤカ:珍しいものを見た気分。
チシャ猫:【アドヴァイス】にSP5、コストを抑える【偽情報】で3吹き飛ぶので、乱打してると恐ろしい数減るのですにゃ。
GM:今回は本拠地が-3どまりでしたからねえ。
柳沢:仕方ない、ここは『解析』で全員の命中を底上げしたい!(ころころ)23!
GM:ふむ、成功だ!

 イニシア:2D6+25
 命中(白兵):4D6+22
 防御(反応):4D6+17
 ダメージ:6D6+15→9D6+15→9D6+15(範囲)。
 HP320
 SP90
 GP:22(物理)
 
 ※剣を振り回すことで徐々に攻撃力が増加する。一定ダメージを与えるとキャンセル可能。

秀史:エグいデータだ。
柳沢:両方解析完了したので、どっちも殴る時命中+1Dだね。

●紗綾のターン

紗綾:ふるぱわー!次に範囲攻撃が飛んでくる『陥陣営』を殴ります!
秀史:むしろ【ノイズ】もないし、ここで止めないとヤバイ。
紗綾:『かかかッ、そんなからくりに頼らぬ、本物の刀を見せてやるわい!』【鬼神力】+【心眼】+【アウターハウル】+【完全憑依】!『解析』の結果も乗せて(ころころ)51!
柳沢:きたきた!
秀史:ぶっほ!
カヤカ:勝ったな!
紗綾:『ワシの動きについてこれるか!小娘ッ!』
GM:『反応』!(ころころ)45!ちっ!惜しい!
紗綾:『ほほう、良い動きじゃ、だがまだまだ!』ここで完全燃焼します。8D+18で、45点!
GM:君の渾身の一撃に、『陥陣営』は危機を直感する。瞬時に展開されていた刃が引き寄せられ元の剣となり、細身の体からは信じられないほどの膂力で、君の攻撃に対応するが……「っ、やるじゃないか、間合いが崩れてしまった!」
紗綾:『ほほう、良い動きじゃ。獲り甲斐のある大将首じゃ!』
GM:「妖怪退治に忍者との死合たあ腕がなるねえ!」獰猛な笑みを浮かべる。これにて彼女の攻撃力UPは一旦キャンセルだ。
柳沢:ううむ、とはいえ320点を削りきるのは不可能だねこれ。
紗綾:そして罰則(ころころ)あ、低い。HP/SP合計10消費。
秀史:頑張れー!
紗綾:イエス!勿論『速攻』します!【アウターハウル】+【鬼神力】。27!LPも突っ込んで……回って37!
GM:(ころころ)30、普通失敗だ!
紗綾:ここで全部使い切ります。
柳沢:そうだね。もう我々このターン頑張って投了って感じだから。あとは猫くんの頑張り次第(苦笑)。
紗綾:残りLP全ぶっこみの11D+18(ころころ)70!!
柳沢:ひえっ!
カヤカ:わぉ!
紗綾:『今度のは受け止められるか小娘!』
GM:「くっ……!」凄まじい一撃、確かに手応えがあった。だが、幾重にも束ねられたワイヤがたくみに勢いを殺し、致命傷には至っていない!
紗綾:『面白い!面白いぞ小娘!これじゃ!これぞ戦場の空気じゃ!』
GM:「いいね、アンタも!間違いなく本気ではあったが……。ここからはエース相手の本気、とさせてもらおうか!」
紗綾:「からだがーいたいーですーですーですー!」

●チシャ猫のターン

チシャ猫:では、最後の力を振り絞ってノーマル【ダイブイン】。4D6+23ハッカーで(ころころ)39!……全部抜いたにゃよ。
一同:流石!
GM:ではレベル3。調査を続行し、筆跡のみならず、花押、外装も調査していく。だがここで君は一つの事実に気がつく。
チシャ猫:にゃん?
GM:筆跡について、C国の様々な古文書のスキャンデータを漁っていくと、ある古文書のそれと、筆跡が一致した。
柳沢:おやおや……。
GM:それは、C国の当時の内政官の文書だ。
カヤカ:ふむ?
秀史:当時から偽文書作ってたんかい!
チシャ猫:「古文書もデータに残す時代だから助かってるにゃけど、いくらなんでもサーチ範囲が広すぎるにゃよ」栄養ドリンクガブガブガブ。
GM:現代では大提督の航海は歴史に残る偉業ではあるが、当時は決して万民に認められたものではなかった。文官の中には、大航海の費用によって国政が傾くことを憂い、中止や短縮を訴えた者も多く、中には大提督が残した航海の資料を、持ち出し、抹消してしまった者も歴史に知られている。
チシャ猫:異能だから調査出来ているだけで、もうハッキングって言葉じゃ片付けられない調査能力を発揮している感があるにゃ(笑)。
柳沢:まあそこは本部の強みで、そこらへんの専門家がサポートしていたと(笑)。
GM:そしてレベル4……これが結論だ。

 CCCの歴史に造詣の深い部門のサポートを受け、チシャ猫のデータベースには半日前には興味のかけらもなかった15世紀当時のC国王朝の官位制度や軍組織、政治事件、人物名などが整然と列挙されていた。
 そしてそこにピースを当てはめていくと、一つの事実が浮かびあがる。

 この資料の正体は、国税を浪費する大航海をやめさせるために、『大提督が海外の王と密通する謀反人である』と仕立て上げようとした、反対派の文官の作成した偽文書」であった。


一同:……。
柳沢:「……ははは。こいつは参ったね」
カヤカ:「えー、と?当時から偽造されてたってことか?」
GM:つまり、古文書としては間違いなく当時のものなのですが、そもそも、当時から他人を陥れるための偽文書として作られたものだったということです。
柳沢:「いや、まんまと踊らされたよ」
チシャ猫:「で、藤村ちゃーん、この事実どこに送ったら解決する?直接C国送っちゃう?」
GM:「……。いえ、チシャ猫さん。これは、『当時の政争で使われた偽文書が発見されました』という体裁で一般公開してしまうのがよいでしょう」
チシャ猫:「ふんふんふん、今回はOKにゃんだにゃ?」
GM:「仮に、いったん外交の場であの文書が出されてしまっては、C国はメンツにかけても「それが真実だ」というシナリオをゴリ押ししなければならなくなる。しかし事前に偽文書だということが周知されていれば、それこそ面目丸つぶれです。C国はテーブルの下にこっそり書類をしまいこむだけでしょう」
チシャ猫:「じゃ、世界中のネットニュースのTOP変えてくるにゃーん」
カヤカ:「……嘘の中に真実を混ぜるといいって聞くが、こんなとこで実感したくなかったぜ」
柳沢:「『真誠似偽、真偽似誠』……やれやれ、これはユキムラ君に極上ワインを持って行かないといけないな」

●終戦

秀史:「……」ダガーを仕舞う。
柳沢:「……と、言うわけで、轟天君、陥君。ウチらのお仕事は完了しちゃったみたいだ。これ以上君達とやり合う理由も価値も僕らにはなくなっちゃったよ」
紗綾:「お、おおおじいちゃん、お仕事は、おしまいですよぅぅ」(よろよろ)
カヤカ:「今回損ばっかりじゃんかよー」と拳を収める。
紗綾:『ふん、戦場の空気が晴れてもうた。つまらん、もうしまいか』
GM:「………あーあ、もうちょっと楽しみたかったんだけどねえ」女は蛇腹剣を収める。
秀史:「残念ながら偽物のために踊るつもりはない」
GM:「ま、これであたしらの目論見も達成ってことかね。ほらアンタも、ぶーたれてないで砲をおさめなさい」「ちぇー」
カヤカ:「あん?目論見?」
柳沢:「……おっと、ここまでが目的だったのかい? まったく人が悪いねえ」
GM:「指定された古文書を手に入れる。それがアタシたちの仕事さ。間違いなく15世紀に書かれた古文書なんだ。その文書そもそもが当時の偽造だったかどうかは、ウチらの知ったことじゃない」
カヤカ:「……あ!そっちも疑ってたのか!」
柳沢:「ははぁ。理解したよ。君たちは最重要顧客であるC国の依頼は果たさなきゃならなかった。でも、C国と日本の外交が悪化するような事態は望んでいないってことだね?だから、君たちが依頼を果たしつつ、C国が自分から手を引く方法を探した」
GM:「半信半疑だったのは事実。正直、本物だったらどうしようもなかったってところよ。あのままだったら書類は外交のテーブルに出されてしまう。出した以上はそれを本物と主張しなければならなくなる。なんとかの賢者の議定書、って例もあるしね。国家1000年の恥を晒すのは流石にごめんだわ」
柳沢:そういえば、元々MBSは大陸の混乱を避けて日本に渡ってきた人たちだからねえ。今のC国に忠誠心があるかというと疑問だね。
チシャ猫:「で、こっちはその証明をさせられたっていう。……ま、あの画商のタイミングよすぎだしにゃぁ」
GM:「そうね、ウチの『大賢良師』は美術品にも造詣が深い、と言っておこうかしら」
チシャ猫:「薄々思いながら探る作業の哀しいことにゃよ」
カヤカ:「ぜんッぜん……ぜんッぜん疑いもしなかった……」
秀史:「国家の尻ぬぐいも大変だな」
GM:「だからイヤアルよ!C国担当なんて!なんで日本にいて、C国の利益のために働かなきゃならないか!」
紗綾:アルアル言っていてもC国は好きではないと。
GM:「C国はともかく、問題はC国の党員アルな」
カヤカ:「ちなみに、最初ぶっぱなした時におれがぶっ飛んだりしてたらどうすんだよ」
GM:「最初はてっきり国家の息がかかったS級クラスと思ってたから、粉々にするつもりでちょうどいいくらいと思っていアル。悪かったナ」
カヤカ:「素直に謝られると……いや無事だったからいいけどよ……」
秀史:「カヤカが貧乏くじ引くのはいつものことだから気にしなくていいぞ」
カヤカ:「次!次は貧乏くじ引いたりしないからな!」
柳沢:「ま、ともあれお互いwin-winの仕事ができたと言うことかな」
チシャ猫:「今回高笑いできないじゃにゃいかぁぁぁ!おじさんお金請求して請求!結構人動いてるよ調査!!」
柳沢:うーん、追加報酬は話がついてるからねえ。
GM:「そんじゃまあ、いい死合ができてたのしかったよ」と『陥陣営』。
紗綾:『かかか、良い戦場じゃった。次を楽しみにしているぞ。それまでにワシを使いこなせるよう鍛えておかんとな』
GM:「そうね、約束通りアンタ達には『城塞』の称号を上げるわ。『陥陣営』の剣に耐えた証。一対一じゃなかったから、全員での称号ってことになるわね」
柳沢:「……やれやれ。まあ、正直言うとAクラスにしては殺気がないと思ったんだよね」
GM:「失礼ね、本気よ。設定された条件の中ではね」
柳沢:「おっとこれは失言だったかな。……まあ、あのままやりあっていれば最終的にこちらが先に音を上げていたのは間違いないからね。さすがはAランク級エージェント。あらためて敬意を表するよ」


●精算、エピローグ


GM:……皆さん、精算無事終了ですね?
柳沢:いやもう、今回は盛大に使い切った(苦笑)。
チシャ猫:お当番回の面目躍如だにゃ。そして2ndになってリソース管理が厳しくなった猫。SPとLP完全に使い切ったにゃーん。
カヤカ:今回は本拠地がCCC本部じゃなかったってのもあるからなあ。
秀史:SPはゴリゴリ減ったが、リソースは意外と残った。
紗綾:生き残りました(笑)。
柳沢:毎回ギリギリで生命拾っている感がある(笑)。
GM:君たちは、偶然に発生した国家レベルの問題を、なんとか未発に防ぐことに成功した。0を100にしたわけではなく、-100を0にとどめた君たちの仕事は世に知られることはなかったが、やがてそれは、地下水脈のように、静かに世界の政治や経済に影響を与えていくのである……。
秀史:「思えば大ごとになったものだ」
紗綾:「私はもう敵対したくないですぅ。体中が痛いですぅぅ」
柳沢:「おじさんはユキムラ氏と用務員のセンセイにあいさつ回りしとかないとな」
チシャ猫:「もうチシャは寝るにゃ……。デュラハン時より精神的に疲れたにゃ」
GM:MBSの面々も去り、君たちの手元には、使い道のなくなった最後の一欠片、茶碗の包み紙が一枚、戻ってくることとなる。
カヤカ:「いつか、あれくらい強くなれたらなー」
秀史:「……どっか飯食いに行かないか?」
カヤカ:「ラーメンに一票。仕事のあとは腹減るんだよ」ケラケラ。
紗綾:「奢ってくれるのならどこでも行きますぅ」
秀史:「中華街も近いしな」
GM:茶碗に包み紙を加え、99.9%達成の依頼は、100%となる。
紗綾:無事全部回収できたー。
GM:いやほんと、今回は完全達成は無理というバランスで作りましたがお見事です。これにて、ミッション『愛を買い戻せ』、これにて完全達成!お疲れ様でした!!!
一同:お疲れ様でしたー!
カテゴリー:リプレイ3-4話 | タグ:
|コメント(-) |トラックバック(-) | 2019年01月04日 (金)18時21分